カテゴリ:食品飲料・酒の話
「今川焼き」や「どら焼き」「たい焼き」を想像していたら思わぬ食品が頭に浮かびました。それは「ホットケーキ」でした。 あのホットケーキとたい焼きなどの餡子の入っていない部分の食感が何となく似ているのです。 日本で最初にホットケーキが提供されたのは、1923(大正12)年のことだそうです。 東京のデパートの食堂に「ハットケーキ」というメニューが登場し、人々の注目を集めた記事は多く見られますが、どこのデパートかは不明でした。一斉に販売したのだろうか? 温かいケーキだから「ホットケーキ」と命名したかったのですが、発音がしにくかったので良く似た発音の「ハットケーキ」としたようです。 西洋文化への憧れが強かったこの時代、街の食堂は座敷からテーブル・椅子席に変わりつつあり、メニューには洋食が目立つようになっていました。 ハヤシライスやスパゲティがそうだったように、ハイカラなホットケーキも庶民の間で大きな話題になりました。 その後、1930年代にいくつかのメーカーから無糖のホットケーキミックスが発売されたが、どれもほとんど普及しませんでした。 状況が一変したのは1957(昭和32)年前後に、製粉メーカーを中心に複数の会社が加糖タイプのホットケーキミックスを発売し、需要は一気に拡大しました。 市場には製粉メーカーだけでなく、製菓メーカーも参入し、1962(昭和37)年には、主だったところだけでも17社がホットケーキミックスを発売していたようです。 中でも人気だったのが、森永製菓が1957(昭和32)年に発売した「森永ホットケーキの素」です。中年世代にホットケーキの思い出を尋ねると、森永の名を挙げる人が非常に多いと思います。 クリスマスケーキも手軽にホットケーキとしてみようかな? 【森永ホットケーキミックス150g】※5250円以上送料無料※キャンセル・変更・返品交換不可※訳あり限定セール開催 美の達人 価格 テレビショッピング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/12/24 02:02:59 PM
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