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2010/02/07
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カテゴリ:植物・園芸
ポマト



ポテトとトマトを合体させた植物で、地下にはジャガイモ、地上にはトマトができます。
1978年に西ドイツ(当時)のマックス・プランク研究所(分子細胞生物学・遺伝学研究所)のメルヒャーズ(Melchers)が初めて作出したと言われています。

一石二鳥の夢のような植物だということで、もてはやされた時期もありました。

ポマトは「細胞融合」という手法を用いて開発されました。
細胞融合とは、異なる生物の細胞同士を人為的に合体させて、両方の染色体を持つ新しい細胞を作ることだそうです。 
この方法を使えば全く種類が違う細胞同士の交配も可能になります。 

トマトとジャガイモはナス科の植物で近縁種なので比較的簡単に融合が成功しました。
いいことずくめに思えるポマトですが、園芸センターなどで売られていることはまず無いと思います。

実際、ポマトはほとんど絶滅しているようです。
なぜこんな便利な植物が広まらなかったのでしょうか?

ジャガイモは、太陽のエメルギーを光合成によって、地下の茎にでん粉として蓄えるものですが、一本のポマトが、たとえたくさんの葉を着けても、光合成でつくる養分の量が限られていますので、一本で両方を収穫するのはチョット虫がよすぎます。

ポマトから取れるトマトはミニトマトより小さいし、ジャガイモも食用にはとてもなりません。
一本の苗でトマトの実とジャガイモを作ろうとしたら、養分が足りなくなってしまうのは目に見えていますね。

しかし、家庭でも実験的に作ることは可能です。
ジャガイモの茎を根に近い所からV字型に切り、それに合うように切ったトマトの茎を接ぎます。接いだ部分をテープや布などで固定します。 

温度と湿度が高く、薄暗い所に植えると2週間ほどでつながります。
サツマイモと朝顔でも同じような事ができますのでチャレンジして見て下さい。
繋がった頃に観賞用として明るいところに出して育ててみてください。






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最終更新日  2010/02/07 12:16:26 AM


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