2010/02/18(木)00:28
合格祈願に欠かせないもの、その代表が絵馬。
入学試験、就職試験、婚活などで願いを一度は書いた事ありませんか?
絵馬は絵が描かれた五角形の木の板のことです。普通は表面に馬などの絵が描かれていて、裏に祈願の内容や氏名などを書くようになっています。
五角と合格を掛けて絵馬に祈願を書くケースが増加しました。
昔は、本当の馬を奉納していました。
降雨祈願には黒毛馬、大雨を沈める祈願には白毛馬を神馬として奉納したという記録が残されています。
考えただけでも大変ですよね。費用もかかるし世話をしなきゃいけないんですから。
それまでの雨乞いといった共同体の祈願から、絵馬という手軽な方法を用いて、「私のお願いを聞いて欲しい」という「個人の祈願」へと、その中身が移り変わっていったのです。
代替として木や紙や土で作った馬の像が使われるようになったのです。
平安時代には板に描いた馬の絵が、室町時代には、馬以外の様々な絵が描かれるようになりました。
江戸時代には家内安全など生活に密着した祈願が広まり、現在のような形のものを奉納するようになりました。
古くから続く伝統ですが昨今は個人情報保護がうるさくなった関係でステッカーで隠すものも出ています。
神様も個人情報が見えないから願いは叶えられそうもない、何てことになってるかな!
個人情報を隠して願い事、ご利益あるのかな?
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