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2011/09/15
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カテゴリ:由来や歴史
徒然草の言葉遊び・暗号
徒然草の第62段に延政門院の幼い頃に父親の嵯峨天皇あてに詠んだ歌として「ふたつ文字 牛の角文字 直ぐな文字 ゆがみ文字とぞ君は覚ゆる」というのがあります。






「二つ文字」は「こ」、「牛の角文字」は「い」、「直ぐな文字」は「し」、「ゆがみ文字」は「く」です。
したがって、この歌は「こいしくとぞ君はおぼゆる」となり、君(=父親)のことを恋しく慕っております、という意味になります。

私は卜部(うらべ)の兼好(かねよし)さんの作ではないかと疑っています。
卜部家は吉田神社の神官であり、通称を吉田兼好・よしだけんこう(1283頃~1350頃)江戸時代に入り兼好法師と呼ばれました。


彼と共に当時の和歌の四天王とうたわれた頓阿(とんあ・とんな)(1287~1372)と、次のような歌のやり取りをしているからです。

もすず ざめのかり まくら そでも秋 だて無きか(兼好)

るもう たくわがせ ては来 ほざりにだ ばしとひま(頓阿)

上記の兼好の歌には、「米(よね)たまヘ、銭(ぜに)も欲(ほ)し」という無心の暗号が組み込まれています。
そして、それに答えた頓阿の返歌には、「米はなし、銭すこし」という暗号が組み込まれているのです。


兼好法師は、下級貴族として後二条天皇(大覚寺統)に仕えましたが天皇の死を契機に出家し隠遁生活に入りました。
その中で随筆「徒然草」を書き、歌会に参加したりの恋文代筆をしたりなどしていた事は知られています。


そうした歌人活動による臨時収入や所領からの年貢によって生計を立てていました。
しかし、徐々に下克上の世の中に入りつつ有り所領からの年貢も滞り、物々交換(米・絹)から貨幣経済への移り変わりが感じられます。
物でもお金でも良いから助けてほしいと言う切実な声も歌の中の暗号に託して送付しています。
家計の財布の中身をあまり人に知られたくなかったのでしょう。
セキュリティは大事ですね。





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最終更新日  2011/09/15 05:15:20 PM
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