牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

2009/08/27(木)05:28

シネマの細道 『グッド・バッド・ウィアード』

映画(909)

※FMとやま『シネマの細道』 2009/8/26放送分紹介作品 『グッド・バッド・ウィアード』 (8/29~:TOHOシネマズファボーレ富山) 公式サイト:http://www.gbw.jp/ 1930年代の満州が舞台。 懸賞金ハンターのパク・ドウォン(チョン・ウソン)が「Good」 非情な馬賊の首領パク・チャンイ(イ・ビョンホン)が「Bad」 ちょっと間抜けな盗人ユン・テグ(ソン・ガンホ)が「Weird」 と、資料には書かれていましたが…。 結局のところ、みんな「Bad」で「Weird」じゃないのかな? にしても、役名なんだから、パクを2人も出すなよ~ で、この主要キャスト3人が、 宝の地図をきっかけに、それぞれの思惑のなかで行動していきます。 地図にありかが書かれていた宝に一番執着していたのはユン・テグ。 パク・ドウォンは懸賞金(パク・チャンイの首)に執着しています。 そして、パク・チャンイは宝以外に、なぜかユン・テグに執着していました。 ただのこそ泥ではなさそうなユン・テグは確かに「Weird」だったかも。 ちなみに、彼の武器はワルサーP38。ルパン三世と同じですな。 しかも、それを二丁拳銃で扱っていました ラストで「ある真実」が分かったところで脚本の上手さも感じました が、基本的には「韓国映画の3大スターの競演を楽しんで下さい」と、 「ハチャメチャな展開とアクションを楽しんで下さい」で宣伝は済みます。 製作サイドもそれを狙っているようです。「それでいいのだ」と。 そういう映画は必要だと思うし、そのこと自体は構わないのです。 実際、CGを使わない生身のアクションは迫力があります。 ただ、僕としてはどうしても手放しで楽しめない部分がありまして…。 『パール・ハーバー』の時と似たような気持ちです。 あれは映画そのものとしても面白さを感じなかったので、 そういう意味では『グッド・バッド・ウィアード』とは違うんですけど、 何ていうか、そのシーンを「痛快なアクション」として楽しむのは無理でした

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