カテゴリ:映画
番組では内容について1秒も紹介しませんでしたが、
公開は明日だし、今書いておかないと、書けなくなってしまいそうなので…。 『ゼロの焦点』 (11/14~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡) 公式サイト:http://www.zero-focus.jp/index.html 昭和32年。結婚して7日。 仕事の引継ぎのため、前の勤務地・金沢に戻った夫・鵜原憲一は、 約束の日になっても帰ってこなかった。 お見合い結婚だったため夫のことを何も知らない妻・禎子は、 手がかりを求めて金沢に向かうのだが…。 松本清張さんの原作は、僕にしては珍しく、 中学生の頃に図書室にこもって読んだ記憶があります。 それが犬童一心監督の手によって映画化されました。 正直、細かいところまでは覚えてなくて、 こんな話だったかな…と思う部分もあったのですが、 志村教授の話によると、映画用に手を加えたところはあるそうです。 それは映画だから構わないというのが僕の基本的スタンスですが、 「松本清張生誕100年記念」として撮られた映画ならば、 特にラストのシーン ![]() ですが、清張サスペンスとしての面白さは充分に堪能できました。 今でこそ珍しくありませんが、女性が事件の謎を解いていく展開、 地方が舞台、そして、重要なポイントで崖が出てくる ![]() 今の2時間サスペンスの原型がここにあるといっても過言ではありません。 加えて、広末涼子さん、中谷美紀さん、木村多江さんの共演も見どころ。 犬童監督は過去の作品でも、女性を気持ちも含めて撮るのが上手いですね。 今回も、広末さんの素のかわいさ、木村さんの説明の難しい悲しさ、 中谷さんの演技力の強さを生かしていたと思います。 特に中谷美紀さんのインパクトは絶大 ![]() 汚れても良し、お高く留まっても良し、ギャグも良しの中谷さん。 今回の社長夫人・佐知子役は怖かった。とにかく怖かった ![]() 当時の金沢の風情は知りませんが、天気のどんより感はリアルでした。 しかも、雪が降っているシーンが多い。美術さんの仕事はたいへんですね。 ついでに言えば、金沢事務所の所長の雰囲気もリアルでした。 金沢ってあんな感じの人いる…ような気がします。 音楽に関しては少し気になるところが幾つか…。 入るタイミングに違和感があったり、意図不明の選曲があったり、 そこで歌詞の説明はいらんやろ~というところがあったり ![]() とはいうものの、全体的に見どころが多く、楽しんで観ました。 短いけど、広末さんの温泉入浴シーン ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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