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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2010年01月27日
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カテゴリ:映画
『ゴールデンスランバー』
(1/30~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡)
公式サイト:http://www.golden-slumber.jp/

仙台で総理大臣が凱旋パレード中に暗殺された。
犯人に仕立てられたのは、宅配便ドライバーの青柳雅春。
警視庁は青柳を逮捕するためには手段を選ばす、
学生時代の友人たちが次々と巻き込まれていく。

仙台を舞台にした逃亡劇。果たして、青柳は逃げ切れるのか、それとも…。

物語の展開としては面白いです。

『ゴールデンスランバー』というビートルズの歌の歌詞や、
キャラクターの設定などが、何気なく上手い仕込みになっています。
また、学生時代の彼女だった樋口晴子との回想も上手くオチに繋がっています。

が、この話は何だったのか?…と考えると、イマイチ僕にはよく分かりませんでした。

どのような逆境の下にあっても、「とにかく生きることの大事さ」というのは分かります。
あと、「人への信頼」が人間の武器であるということも。

でも、そういうことよりも、やっぱり展開を楽しむ映画だと思うんです。
だから、メチャメチャ感動もしないけど、かなり楽しんで観られたのは確かです。
ツッコミどころもありますが、気にしなくても良いんじゃないかな…とOK
さすがに、そのカローラは無理やろ!!って思いますけど。

警察庁が青柳を犯人にしたがる本当の意図みたいなものは不明瞭で、
いきなり銃を撃つのも不自然ですが、警察が犯人を作り上げる点などは微妙にリアルです。
国家権力が放送局に介入してくることは、許されないことではありますが…。

その警察の狂気に関しては、香川照之さんはあいかわらず良いけれど、
それよりも、台詞が一つもない永島敏行さんが本当に狂気に満ちていて、
あんな刑事はいる訳ないと分かっていても、怖くもあり面白くもありで印象的でした。

そんな恐ろしい国家権力に、ちゃんと立ち向かってくれる民間人がいました。
正直言って、格好良いのは青柳よりも、彼を支えてくれた人たちです。
伊東四朗さん演じる青柳の父親がマスコミに向かって言う台詞は気持ち良いです。

キャスティングも豪華きらきら
この人がこんな役で良いのかショックという驚きと喜びを楽しめます。
濱田岳君は『今度は愛妻家』とは違いますが、癖のある、やっぱり「好青年」だったりします。

仙台は何度か行っているので、馴染みがある街に思えてきました。
あ~、そこ歩いたことある…みたいな。今のところ、住みたい都市No.2です。
地方都市なんだけど人は多いし、こういう物語を作るのにはいい街かも。

伊坂幸太郎さんの活躍が続く限り、
これからも仙台が舞台になった映画はたくさん撮られるのではないでしょうか。
本人は自分の作品があまりにも映画化されることを、必ずしも喜んではいないようですが、
これなんか、映画にするために書かれたような小説ですよねうっしっし

ちなみに、番組宛に質問があったので、ここにも書いておきますが、
原作は読んでなくても話は分かります。ていうか、映画ってそういうもんですよ。





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最終更新日  2010年01月27日 20時08分57秒
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