牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

2011/01/09(日)04:27

映画 『アンストッパブル』

映画(909)

『アンストッパブル』 (1/7~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡、シアター大都会) 公式サイト:http://movies.foxjapan.com/unstoppable/ ペンシルバニア州の操車場でアクシデントが起き、39両編成の貨物列車777号が無人で暴走。 777号とすれ違った1206号のベテラン機関士フランクは新人車掌のウィルを従え、 777号の暴走を止めようと、その後を追うのだが、絶対確実な方法がある訳ではなく…。 2001年に実際にアメリカで起きた列車事故をモデルにした物語です。 映画的な脚色なのか事実なのか、フランクやウィルの人生も見せていますが、 作品の見どころは暴走する列車を止めることが出来るのかというスリルに尽きます。 そして、そのスリルは満点でした 資料によると、あまりCGを使っていないそうです。 確かにあの迫力はスタントアクションだからこそ生まれているのかもしれません。 暴走列車の何両かに毒性と発火性の強い化学物質とディーゼル燃料が積まれている。 住宅密集地(市街地)のカーブは今のままのスピードでは曲がりきれず、 そこで脱線転覆したら大惨事になる…などの恐怖の植え付けもなされています。 その上で素晴らしいなと思う演出になっているのですが、 それはここに書いてしまうと面白さがなくなるので書かずにおきます。 でも、演出として一番重要な部分はそこだと思っています。 とにかく、もう最初から最後まで興奮しっぱなし 人に対して「頑張れ」と応援するのが好きではないこの僕でさえ、 思わずスクリーンに向かって「頑張れ~!」と応援したくなる…というか、していました。 実際にこういう事故が起きたということは恐怖だし、これからも起きないとは限らない。 事故を起こした機関士や車掌、会社の判断や姿勢などに憤りを感じたり、 人の命を守るとはどういうことか…など、社会的な問題を考えたりも出来るのですが、 そういうことは抜きにして、スリルと興奮を味わうだけでも充分に見応えのある作品です。 ただし、(本当はどの作品もそうなのですが…)映画館で観なければ意味が無いですよ。 普段のお気に入りの席が真ん中より後ろの人は、最低でも2列前の席をお勧めします。 デンゼル・ワシントンの演技がいい意味で枯れてきました。 枯れてきたんですけど、列車の上を走り抜けるアクションには恐れ入りました。

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