牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

2011/03/25(金)23:50

映画 『プチ・ニコラ』

映画(909)

『プチ・ニコラ』 (3/19~4/1:フォルツァ総曲輪) 公式サイト:http://www.petitnicolas.jp/index_pn.html ニコラはパリの小学生(3年生ぐらいかな?)。 面白いお父さんと優しいお母さん、特徴的だけど気の良い友達にも恵まれて、 毎日を明るく楽しく幸せに過ごしていた。 そんなある日、ニコラは両親の会話から自分に弟ができることを確信する。 友達から「弟ができると、兄は大事にされなくなる…」と聞いていた彼は、 あの手この手で何とか自分に両親の目を向けさせようとするが、なかなか上手くいかない。 とうとう究極の作戦を思いついたニコラは、仲間たちとその作戦を決行するのだが…。 1960年代のパリを舞台に繰り広げられるファミリーコメディー映画です。 子供たちがとってもかわいい。なんたって、浅知恵のオンパレードですから。 でも、そこから僕たちが学ぶものも少なくありません。 それに、かわいいだけじゃなくて、シュールなギャグも組み込まれていました。 原作はフランスの国民的人気絵本です。 日本で言えば(漫画ですが)『サザエさん』をベースにして、 『ちびまるこちゃん』と『クレヨンしんちゃん』のペーストを加えたような感じ。 全体的な構成も4コマ漫画を積み重ねたようになっています。 ニコラもそうですが、それよりも他のキャラクターが生きています。 大食いのアルセスト、お金持ちのジョフロア、ちょっとお馬鹿なクロテールなどなど…。 健康診断のシーンなどは王道ギャグなんだけど、やっぱりおかしくて素直に笑っちゃいます。 お父さんお母さんも、それぞれの世界があって面白い。 ニコラのクラスでは「将来なりたいもの」という題で作文を書くことになります。 なかなか書くことが出来ないニコラでしたが、最後に「ある答」にたどり着きます。 それは、ニコラの夢でもあり、作品自体の夢でもあるのかもしれません。 ところで、僕に弟ができたのは、僕が4歳の時でした。ニコラよりもちっちゃかった。 あの時はどんな気持ちだったかな…とか、そんなことも思い出しながら観ていました。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る