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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2013年01月25日
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カテゴリ:映画
『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』
(1/26~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡)
公式サイト:http://tsuya-yoru.jp/

艶(つや)という女と大島に駆け落ちしてきた松生春二は、
奔放な妻の不貞に悩まされ続けてきた。そんな艶が病に冒され、昏睡状態に。
松生は何度裏切られても献身的に愛してきたが、彼女を失うことに耐えられない。
その時、過去に艶が関係を持った男たちに連絡し始めた・・・。

************************************************************************

実際に観たのは去年の暮れです。
もっと早くブログに書けば良かった。気がつけば、明日公開じゃん!
感想の結論から書くと、今年ブログにUPした作品の中では、僕はこれが一番好きです。
といっても、まだ7本ですけど・・・。

松生が艶の過去の男に連絡していたのには目的があって、
それは最後にはっきりします。結構な狂気です。僕はそう感じました。
で、この松生を演じている阿部寛さんがげっそり痩せてまして、
もともと好きな俳優さんですが、その役者魂が格好いいですね。

登場人物の多い作品です。出てくる男たちは、皆、だらしないです。
でも、そこを卑下してないところは、僕は観ていて羨ましくもありました。
松生の手によって艶との過去をほじくり返される人たちやその関係者が出てきますが、
艶が登場する回想シーンはありません。その描き方にも意味があるような気がします。

さて、豪華(ですよ、実際)・・・というより、魅力的と言いたい女優陣。
キョンキョンと荻野目慶子さんのバトルは「ツカミはOK」になってます。
風吹ジュンさんは「奇跡の還暦」と言いたくなる魅力があるし、
美容師なのにボサボサ髪の真木よう子さんは、普段より可愛い感じがします。

僕が一番惹かれたのは、艶の前の夫・太田の愛人・湊。野波麻帆さんが演じてます。
「最初のセックスの時にこれからどんな人生が待っているのかワクワクするが、
結局、関係は下降線をたどってしまう・・・」みたいなことを湊が言っていて、
セックス云々は別にして、この物語はそういう話なのではないかと感じました。

彼女と岸谷五朗さん演じる太田が肉体関係を結ぶ寝床の影が印象的でして、
最初は光と影のバランスを考えていたのですが、
そのうちに、光は物を照らすのではなく、影を作るためにあるのかもしれないと・・・。
バーの照明や台所の電灯、病院の廊下と病室など、そこを気にして観ていました。

大竹しのぶさんと忽那汐里さんは親子で、松生の前妻と娘です。
この親子の登場で「そうなのか!」と分かることもあります。
そして、この映画のキーワードは「影とリセット」なのかな・・・と。

キャストが豪華な割には全体的な派手さのない映画でして、
興行成績はどうなるか分かりませんが、是非とも映画館で感じてほしい作品です。

にしても、大学教授役の奥田瑛二さんの色気は確かに半端ナイですなぁ。
そうそう、僕が自分の落語に「色気がない」とお客さんに言われた夜に観たんですよ。





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最終更新日  2013年01月26日 00時10分03秒
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