午前十時の映画祭 『アメリカン・グラフティ』
『アメリカン・グラフティ』(1974年/米)(午前十時の映画祭 7/16~22:TOHOシネマズファボーレ富山)本当はもっと早くに観ていたんですが、書くのが遅くなってしまいました。いろいろ感じることはあったのですが、ここは簡単にまとめておきます。カリフォルニアの小さな町。若者4人がいつもの溜まり場に集っている。高校を卒業して東部の大学へ進学が決まっているが、それぞれに思いの違うカートとスティーヴ。あいかわらず、車のスピード勝負を挑まれる少し先輩のルミナー。16才のテリーはスティーヴに借りた車で背伸びしてナンパを試みるが…。4人それぞれの夜が語られていく、一夜の物語です。こういうスタイルの映画は今でこそ珍しくありませんが、その先駆けとなった作品…だそうです。すいません、そういう知識は詳しくなくて…汗。こういうアメリカの若者って、日本人にはない感覚で生きてますね。同じことを日本人がしたら、「ヤンキー」とかって言われちゃうタイプのキャラもいます。まぁ、そこに憧れた日本の若者も、当時は多かったのかもしれませんが…。いや、確かにこんな風に青春を謳歌できたら羨ましいかも…というのは少しあります。でも、高校生が車を持ってるという時点で、やっぱり別の国なんだな…と。映画としては、1962年を舞台にした映画を1973年に撮ったことに、いろいろと深い意味があったんだろうなという気はしますにしても、リチャード・ドレイファスやハリソン・フォードなど、みんな若い若い昔の映画を観る楽しみは、そういうところにもありますね。音楽は当時のヒットメドレーとでもいいましょうか、いわゆる「オールディーズ」がジャンジャンかかっています。某ドーナツ屋さんみたいです。サントラ1枚持ってたらご機嫌でしょうね