離婚・相続・遺言 蒔山かおる(まきやま)行政書士事務所

2007/07/05(木)18:09

離婚に伴う契約の公正証書 

業務日誌(16)

相談者から二人の子供の養育費についての公正証書を見せてもらいました。 小学校までは1人25000円、入学準備金15万円、その後成人まで1人5万円、中学入学時に30万円、大学入学時に50万円。結構きつそうですが、そこまでは収入次第ではありうるかもしれません。(払えなくて借金しているのですが) そのあと、現在の住居の家賃12万円、6ヵ月後の更新料12万円、その後転居する場合に60万円。 そして極めつけ、ご両親二人を連帯保証人につけ、強制執行の認諾条項まで加えてあります。 確かに母子は保護されるべきですが、夫にその資力が無いのは明らかで、それを承知で、はじめからご両親からの回収を念頭に入れている内容がすごいです。素人の仕事じゃないです。 毎月17万円も支払わなければならないって酷ですよね。男性の肩を持つわけじゃないけどそのご両親が気の毒です。 ご両親は息子のふがいなさをわびて連帯保証人になることに同意したのでしょうが、ご両親に相談する者がいたら決して連帯保証人にはならなかったでしょう。 まだまだその後もありますが、なかなか表現が難しくって・・。 結論 公正証書は良くも悪くも強い!連れられて、ぼんやり承諾してはいけない。 記載されている意味を公証人に確認しましょう。

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