HAPPY LIFE

先週土曜日、1日看護体験の担当となった。

今、まさに進路を決定しようとしている、というかほぼ受験確定の高校3年生の子達。

初めて白衣を着て、ナースキャップをつけ病棟ナースを体験。

看護師になりたい！強い思いがあっても、看護については何一つ知らない子達。

さて、2時間で何をしようか・・・。

患者様の協力を得て、看護のほんの一部を体験。

血圧を測らせていただき、足浴（そくよく：足をあらわせて貰う）をさせていただく。

患者様に直接触れ、夢に一歩近づけてあげるることがこの日の主旨。

患者様に「ありがとうね。」といわれ、涙ぐむ学生さん。

なんとも、ほほえましい。

私が高校生のころは、こんな体験企画あったのかなぁ？

実のところ、自主的に看護師を希望し学校に進んだのではないので

全く記憶にない。。。

担当した高校生2人に感想や何か質問がないか聞いてみた。

すると

「まっきゃん。さんは、本当に白衣の天使ですね」

って。

「楽しそうで、優しくて。笑顔でいれる秘訣はなんですか？私もなれますか？」

嬉しい言葉ですね。

高校生は見るもの全てが新鮮なんですよね。

ナースステーションの椅子に座っているだけでも、わくわくしてくれるし

一つ一つに感動してくれる。

学生さんの質問は難しいですね。

本当に素直に受け止めてくれるだけに、本来なら照れて話が出来ない内容。

でも、ここは職業人。

「病気で入院している患者さんが、少しでも元気になってココロが安まる様に

　看護師の私が出来ることって、近くにいて添うことだと思うの。

　素直な思いで向き合ってるだけだよ。みんなも出来るよ。」

私は看護学生になり実習に出てから、看護師のイメージが出来た。

実際の現場はめちゃくちゃ厳しかった。。。

学生の頃はナースステーションに入り実習が始まるなんて

ほんと逃げ出したいと思う日もあったくらい、緊張の毎日だった。

でも、今は思う。

学生時代、勉強し実習したからこそ、今ここにいるのだと。

嫌いな看護師もいた。あぁはなるまい、そう思った。

頭が良くて、優しくて、的確なアドバイスをくれる憧れの看護師も見つかった。

今は現場で学生を指導する立場にいて、教育とは、と悩んだりもする。

学生の性質が毎年変わり、常識がなく話が伝わらない“宇宙人”と

既に私が学生の頃から言われている。

向き合うのは“世代”という時間の流れはあるけど、真の部分は一緒だとおもう。

看護師になり11年。

私と共に働いたことのあるスタッフが見たら

「熱いなぁ～!!」　そういうだろう。

でも、私のプライドかもしれない。

「まっきゃん。さんと一緒に働きたい！」

そういってくれる看護学生さんたちもいてくれる。

彼らの憧れでい続けられるように　ますます努力しなくては、

と、高校生を担当して思った。

私にとっても、いい経験だったな。

1日看護体験入学。