てろてろてろ

色即ぜねれいしょんを読みました。

「色即是空　空即是色」とは、
一言で言えば「形あるもの＝形のないもの」という、
数式に成り得ない仏教の教えのこと。

ところで本書は、
クリック先のとおり、青春ジュブナイル小説である。
優等生でもない不良でもない彼女無し高校生が、
一夏の経験のもと、少しだけ成長するという
非常にオーソドックス～～～～～～～～～～～な内容。

しかし
オーソドックス＝凡作、ではない。
読み終わったあと、あのシーンをもう一度、このシーンも読みたい、と
ページを捲りまくれる作品が、凡作であるはずがない。
そして読後感は爽やか。うーん、これこそジュブナイル。

まだまだ暑いです。夏の気分が残っているうちに、一読どうですか？？

ちなみに、冒頭の「色即是空」がどう内容と関係あるのかは、読んでのお楽しみということで。