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カテゴリ:育児
「負うた子に」と打とうと思ったら、「追うタコに」と変換しやがった。
追うタコに教えられる。どんなシチュエーションなんでしょうか。 さて本題。 最近、ようやく喋りが多くなってきました、わが娘。 (といっても、家庭内だけで、外へ行くと置物みたいに押し黙ってるんですが) 道を歩くと、目に映る森羅万象について、一行実況をやらかします。 ある日のこと。 「あ、犬、いっぱい」。見る。二匹しかいないんですけど…?? 「いっぱいじゃないよー、少しだよ」と訂正しようかと思うものの、ちょっと考える。 犬は、数頭同時に飼う人もいるが、 散歩させている人の割合をカウントすれば、 一匹連れている人の数が最も多いだろう。 とよこの頭の中に、「犬の散歩」=「人が犬一頭を連れて歩いている」図式があるとするなら、 犬を二匹も連れていれば、「いっぱい」の範疇に入るのかもしれない。 なんてったって、基本図式の2倍なんだから。 …とか何とか考え始めると、既に子どもは違うものについて喋っていて、 訂正するタイミングを失ってしまうのだった……… はあ、日本語って難しいなあ。 難しいといえば、子の発達をみて、初めて日本語修得の難しさに気が付くことがある。 犬の数え方にしても、「いっぴき」「にひき」「さんびき」 三頭目にして、「匹」の読み方がそれぞれ全部違うのである。 数だってそうだ。お風呂で10まで数える時は、「いち、に…」なのに 「匹」や「本」がついた途端に「いち」が「いっ」に変化する。 「じゅう」は「じっ」だったりする。 なんじゃ、この複雑さ。 音便もそうだ。 「とよちゃん、今日保育園でプールしたと?」と方言で聞くと 「今日、プーう、しておらん」と言う。 とよこの頭の中を想像すると、 「する」の連用形「して」+「いない」の否定形の方言「おらん」、だから「しておらん」。 そりゃそうだな。 むしろ大人が「しとらん」と使うほうが答えとしてはひねくれている。 人間はいつの間に、こうした細かい決まりについて、会話時にとっさに取捨選択することができるようになっているのか。あったまいー。すっげー。 ネイティブの会話を小さいうちに聞いて覚えることが、どれだけ重要かということだな。 今のお母さんが躍起になって、英語習得のためにあれこれするのも判る気がする。 私は面倒くさいからしないけど。日本語だけでも大変だっつーの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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