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カテゴリ:育児
LDやADHDの子供の気持ちを疑似体験するセミナーに行ってきました。
(LD(学習障害)とは、知的発達の遅れは見られないが、特定の能力に著しい困難を示すものです。また、ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、発達段階に不釣り合いな注意力や衝動性、多動性を特徴とする行動の障害です。両者ともに脳などの中枢神経系に何らかの機能障害があると推定され、発達障害に分類されます。)←文科省のHPより引用。 うちは子供が二人とも発育が遅く、障害か??と悩んだ時期があったので、 この手の本は気をつけて読むようにしていました。そこで参加してみた次第。 参加者は40人ほど。発達障害を取り上げた講演やセミナーに参加したことは何度かありますが、 いつも思うのは、参加者の人たちはみんな知り合いみたいだなー、ということ。 たぶん、実際に障害をお持ちの保護者の方で、 それで結びつきが強いのかなと勝手に想像しています。 セミナーは講師の先生が、疑似体験のためのスライドなどを披露して、 それをみんなで体験していくという形で進められました。 具体的には、例えばこんなのがありました。 ある授業の一こまの録音が流されます。 それを聞いて、これは何の授業か?その中で先生が指示しているのは何か?などの問いに答えなくてはなりません。 ところがその音が、ざわざわとしたしゃべり声と同じボリュームで流されるので、 求める先生の指示は切れ切れにしか聞こえず、フラストレーションが溜まります。 つまり、これがADHDの子供の感じる授業風景と同じ、というわけです。 普段私たちは、「あ、今先生がしゃべっているから聞かなくちゃ」と耳から聞こえる情報も自然に取捨選択できます。 それができないADHDの子は、先生の声も生徒同士のおしゃべりも同じ様な大きさで聞こえてしまうのです。 こんなイライラする状況の中で勉強しているのか、と愕然としました。 出席者は数人ずつの班にわけられ、問題のあとに皆で感想や次善策を話し合います。 この話し合いもなかなかできない経験で、面白かったです。 こういうセミナーの機会をもっと一般的に知られるようにできたらいいのになー。 心ない言葉に傷ついたり悩んでる人、いっぱいいると思うんですよ。 こういう障害なのだと理解されれば、少しはその悲しみも減るのではないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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