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カテゴリ:本
ドラマや映画ですっかりおなじみ山田奈緒子(仲間由紀恵)・上田次郎(阿部寛)の名コンビが今度は小説で。 それも山田が中学時代が舞台の作品。 いったいどうやってまとめるのだろうと思っていたが、最初から最後までテンポよく読ませるし笑わせる。 はやみねかおるさんの作品は初めて読んだのだが、trickへの愛がはしばしに感じられて読み手をにやりとさせる。 何でもジュブナイルの名手らしい。 なるほど、trick青春版を書かせるならこのかたを置いて他にないのかも。 少しばかりケチをつけるとすれば、trickを知らない人には敷居が高い気がする。 知ってる人がにやりとする分、知らない人は引く可能性が高い。 それと、ジュブナイルは読後感が良いことが必須で、 それは十分満たしているのだけど、 trick世界に特有の「魅力的な後味の悪さ」とは相反するもので その辺がちょっと足りなかったかなと。 でも、夏休みの空き時間に読むにはぴったりの本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月17日 12時13分24秒
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