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カテゴリ:日々の暮らし
紹介してもらった福岡のC病院の住所は、何度も行ったことのあるコンサート会場の側だった。
知らない街で病院にかかる不安の中、そこが見知っている場所であったのは不幸中のラッキーである。 行ってみるとそこはテナントビルの中の病院だった。 え~、ここが名医さんのいる病院なの??不安。 「人を見た目で判断してはいけません」と小さい頃言われたけど、病院を見た目で判断するのは自然だよね。 小さな待合室には椅子に収まりきれないくらいの患者さんがいた。 初回は検査があったこともあり、予約時間に行き、予約通りに呼ばれたにもかかわらず、2時間かかった。 MRIの機械は今までの病院の中で一番性能良さそうだった。 外からみたら普通のテナントビルなのに、こんなにたくさん機材がうまいこと収まるもんなんだな、と 変なところに感心した。 検査結果は前と同じだった。 他の場所に転移している可能性もあるという。 先生に妹のことを言うと、※※※を全部摘出して隣の臓器も部分摘出しましょう、 とC先生は早口に一気に喋った。 ここにきて理解した。 やっぱりこの病気は体質の遺伝の要素が大きいのだ。 少し残していても再発する可能性が大きい。 そうなれば他への転移も考えられる。 その前に切り取ったほうが影響は少ないということなんだろう。 C先生は愛想がいいとは言えないが、腕に自信はありそうに見えた。 自信家という人種は、我が国では得てして嫌われがちだが、 こういう職業では、態度で患者の信用を得る必要があるのだなと知った。 このテナントビルのどこで手術するのかと思ったら、 近くのD総合病院(開放型病院というそうだ)を借りてするという。 器具や入院の間の看護は、そのD総合病院でするんだそうだ。 人口が減ってくこれからは、やみくもにでかい病院作るより、 借りあって賢く運営しようってことかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月01日 23時53分46秒
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