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2009年02月19日
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カテゴリ:社会
 また、信じられない判決が出された。

「無期懲役」うつろな星島被告、遺族は失望あらわ          (2009年2月18日15時01分 読売新聞)

 「犯行は極めて卑劣で、戦慄(せんりつ)すら覚える」――。同じマンションに住む東城瑠理香さん(当時23歳)を拉致し、殺害後は遺体を細かく切断して捨てた元派遣社員・星島貴徳被告(34)。東京地裁で18日に開かれた判決公判で、平出喜一裁判長は、東城さんを自分の思い通りにできる「奴隷」にしようとしたという独善的な犯行を厳しく非難しながら、死刑は選択しなかった。

 「無期懲役」の宣告に星島被告はうつろなままで、死刑を訴えていた母親は、失望をあらわにして思わず顔を背けた。
     
            (後略)

 果たして、担当した裁判官や被告側の弁護士の愛する妻や子供が被害者瑠理香さんだったとしたら他の裁判官に同じ判決を受けたとしても、納得し妥当だと思えるのであろうか。あの裁判官にとって所詮他人事で、遺族に対しての感情を慮る事無く、「計画性がない場当たりの犯行で、殺害したのは一人である」という判例に(事勿れ主義的に)従ったのみなのだ。加害者の弁護士に至っても不条理などとは無関係に依頼人の減刑を主張するのみだ。

 現在の日本は法治国家であり、昔のように個人的な恨みを敵討ちではらすという事が許されていない。その意味でも、被害者の遺族は国家が個人に代わって司法として遺族の恨みを裁判の上、加害者に刑を与えて代行してくれる望みを持つ。しかし、今の日本の司法はこの事件のような身勝手で残虐極まる凶悪犯に対してでも、昨今のエスカレートする凶悪さに全く相応していない判決を下している現状だと断言せざるを得ない。わたしの家族がもしこんな不埒で残虐な被害にあって司法が不甲斐ない判決を下したのなら、死刑を免れて(模範囚になった後)出所する加害者を暗殺者を雇って抹殺してやりたいと思うに相違ない。遺族の気持ちを思うとこの判決に強い憤りを覚える。

 間もなく始まる裁判員制度だが、そういう今の司法に携わる人の指導の下で正しい判断が果たして下されるのかさえ不安になってくる。





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最終更新日  2009年02月19日 18時44分14秒
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