マコの回想録
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・・どこまで優柔不断、どこまで危機管理意識の欠如なのだろうか。これがわが国の鳩山総理大臣なのだ・・。 日本でも知名度の高い若手アメリカ人日本研究者(ジョージ・W・ブッシュ政権ではアメリカ国家安全保障会議(NSC)のスタッフとして日本・朝鮮担当部長(2001年4月-2004年1月)、アジア上級部長(2004年1月-2005年12月)を歴任し、アーミテージ国務副長官、ジェイムズ・ケリー東アジア・太平洋担当国務次官補とならぶ「知日派(ジャパン・ハンズ)」と称された。「ウィキペディアより」)マイケル・グリーン氏は 「日米が2006年に合意した沖縄県名護市への移設計画を日本政府が進めない場合、普天間返還を含む米軍再編計画全体が頓挫する恐れがある。 (中略) 来夏の参院選後まで結論を先延ばしした場合、時間の浪費と沖縄県民の苦痛をどう償うのか。米国もいつまでも待ってはいない。今の衆院議員の任期いっぱいまで民主党政権が続き、4年間物事が動かないなら、米国はサジを投げるだろう。重要政策は中国と相談する、という事態も予想される。オバマ政権にとって今、日本問題はアジア政策の重大懸念事項だ。そうであるうちに、鳩山政権はきちんとした政権担当能力を示すべきだ。」 (2009年12月6日11時44分 読売新聞) ・・・と読売新聞のインタビューで危機感を述べているし、 同じく読売新聞の12月5日付「編集手帳」では、 「◆自民党の元副総裁、金丸信氏の言葉も忘れがたい。「タイムリミット」(制限時間)を間違えて〈タイムメリット〉と言ったことがある。無理に訳せば、時間がもたらす利益、だろう◆「普天間」の年内決着を断念するという鳩山首相は、金丸造語にならえば〈タイム“デ”メリット〉(時間がもたらす不利益)を覚悟しなくてはならない。日米首脳会談では「私を信じて」とオバマ大統領に気を持たせ、沖縄県民には県外移設もあるかのように気を持たせてきた◆米政府が手にした期待の石と、沖縄の人々が手にした期待の石は、時がたつにつれて大きくなる。裏切られたときに飛んでくる二石に身がすくんだか、優柔不断をきめこむ一鳥――鳩の了見が分からない。」(2009年12月5日01時38分 読売新聞) の記事があった。その上、民主党岡田外相は・・・ 5日夜、那覇市内で記者会見し、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「日米合意が実現出来ずに一方的に白紙に戻せば、信頼関係がなくなる。今の日米同盟の現状に非常に強い危機感を持っている」と述べた。 (2009年12月5日22時05分 読売新聞) と、さすがの岡田外相も二転三転し、まだ結論を出せないでいる鳩山総理に内心、呆れ業を煮やしているのではないだろうか? これだけ米国が日本政府に不信感・・という情報がどんどん出て来ているのにもかかわらず、日本のメディアが案外鳩山叩きをしないのは、仕分け作業のパフォーマンスが功を奏してか、依然国民の支持率が、急降下していないせいであるとも一部言われている。しかし今後は鳩山総理の偽装献金問題の捜査の行方次第では政局が、大きく転換する可能性もあるかも・・。
2009年12月06日
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疚しいことがないと胸を張って言えるのなら、正々堂々と党首討論を実施することを何故民主党は、鳩山総理は受けないのか。それでは痛い腹を探られたくない、暴かれたくないのだろうと憶測されても否定できない。 昨日の自民党石破政調会長のブログの、特に共鳴、同感するところを抜粋してみた。 『与党側より、国会の延長は12月4日までという提案がなされ、我が自民党はこれを拒否し、一切の審議に応じない方針を決定いたしました。 (中略) しかし、今回は今までとは事情が全く異なります。 総選挙が終わってから40日間も国会を開かなかったのも、重要法案が多くあるのに僅か36日という極端に短い会期を設定したのも、すべて与党側です。これに加えて、極めて異例のことではありますが、野党側から会期の大幅延長を主張したにもかかわらず、「丁寧な審議は不要だ」との断を下したのも与党側なのです。 今までであれば与党側から充分な審議を経て法案を成立させるために会期の延長を申し出、野党が法案成立阻止のためにこれを拒否するとの構図でしたが、これが全く逆転している 我々は何も理不尽な要求をしたわけではありません。政権交代後初の国会であれば、党首討論を行うのは当然です。 連日報道される鳩山氏や小沢氏の政治資金問題、デフレや円高に対する対応策、普天間基地移設を巡って極めて不安定な状態になりつつある日米関係などについて集中審議を行うのも、決算を重視する参議院で決算委員会の総括質疑も行うのも、国会が国民に対して果たすべき責務です。 「予算編成が何よりも優先するので国会を閉じる」というのが与党側の主張ですが、それは明らかにおかしい。 (中略) 与党側が大幅延長を拒否する理由は極めて明白です。 鳩山、小沢問題にはきちんと答えられない。5年間で9億円などという途方もないお金を母親から受け取りながら、「私の知らないところで一体何が行われているのか。ただ驚いている」などといういい加減なことが通用するはずがない (中略) デフレが深刻化し、円高で企業が死活問題に直面しているのに、「当面静観する」では通らない。普天間基地移設は緊急の課題であるにもかかわらず、「県外移設を模索する」「国外、最低でも県外への移設に向けて行動を起こす」などと実現のあてもない公約をしてしまった結果、沖縄に期待を抱かせ、米国の不信を増大させている。閣僚の発言は悉く食い違い、総理の発言も日によって変わる。これらを追及されたら政権は持たない、との判断に違いありません。 「事業仕分け」も国民に好感を持って受け止められていますが、そもそも95兆円という途方もない概算要求を出してきたのは民主党政府なのであって、それを自分達で削ってみせて、「あれも無駄、これも無駄」などといっているのは自作自演以外の何物でもなく、実に滑稽な姿ではないのでしょうか。 「仕分け」をするのは本来納税者から行政官庁をお預かりしている大臣がすべきことであって、全事業のたった15パーセントの仕分け対象はいかにして選ばれたのか、仕分け人の選定基準は何であったのか、無駄の定義は何なのかも不明のまま、「予算編成が透明化された」とただ礼賛するのは何処かが明らかにおかしいと思えてなりません。 (中略) 「『事業仕分け』さえ見せておけば、国民の支持は集まる。鳩山政権への批判もかわせる。国会など早く閉じればよい。予算の陳情を民主党幹事長室に一本化すれば地方もやがて民主党一色になる」、それが民主党の考えなのでしょう。 華やかな事業仕分けに隠されたこの恐ろしさを、国民に早く気付いていただくべく、我々は一時の批判に耐え、迎合的独裁政治に対して断固とした戦いを続けていかねばならないのです。 (後略) 』 (- 石破茂(いしばしげる)ブログhttp://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/ より)
2009年12月03日
実に面白い読売新聞、昨日の朝刊の「編集手帳」の記述。11月30日付 編集手帳 ささやかながら、貴重な経験だった。某大学の学生のリポートを読んでいたら、驚かされる一節に出くわした。「60年安保を大学時代に経験したので……」◆どう考えても、筆者の年齢が半世紀ほど合わない。世に言う「コピー・アンド・ペースト」、略して「コピペ」である。インターネットで関連用語を検索し、使えそうな部分を複写して、そのまま貼(は)り付けたのだろう◆大学で流行(はや)っていると聞いていたが、ここまで稚拙とは。もっとも、対米外交をめぐる鳩山首相の発言を聞くと、学生だけを責めるわけにはいかない◆「日米同盟が日本外交の基軸です」「日米同盟を深化させる」――確かに歴代首相も同様の物言いを繰り返した。しかし、普天間飛行場の移設問題の解決を急ぐと語る一方で「期限はない」と繰り返す。オバマ米大統領に「私を信頼して」と言いながら、具体的な調整作業を進めない。そんな例は記憶にない◆日米関係はしばしば、夫婦関係に喩(たと)えられる。挨拶(あいさつ)代わりに「アイラブユー」と口に出すことも大切だが、借り物の言葉は馬脚を現す。肝心なのは行動だ。コピペでは済まされない。(2009年11月30日01時06分 読売新聞) さすがにこの期に及んでは、岡田外相も北澤防衛相も鳩山総理の頭の中が理解出来ないで悩んでいるのではないだろうか?参議院質疑の鳩山総理の答弁でも何か誰に語っているのか、絵空事のような雰囲気の弁。毎回ながら具体的な内容がまるで無い。 週刊誌などでは、小沢氏鳩山おろし・・などと、記事の見出しが躍っている。鳩山総理の偽装献金問題の検察の捜査の結果云々で判断・・などと他人には厳しく自身には甘いということなのか・・。もはや水面下で次期総理の検討も、何処かで為されているかもしれないなぁ・・。適任者の人材が難しそう・・。
2009年12月01日
今朝の「報道2001」民主党の野田議員、古川議員、自民党の鴨下議員、そして中継ゲストで橋下知事が出演していた。橋下知事が、知事に当選してからのこれまでの知事としてのこれまでの活躍が紹介され、民主党に対して物申す・・という展開だった。 しかし、その知事の大胆な経済対策、経費の削減の手法は賛否両論あったものの、結果これまで出されなかった成果を短期間であげるに至り、府民には相当な支持が得られている。結果的に府職員を画期的に動かすリーダーの位置を揺ぎ無くしている。 そんな橋下知事は、一例として国、政府で考えられた「子供手当て」にしてなど、地方に財源を求めることなく、赤字国債に委ねることなく国の裁量で実施して欲しい・・という要望だった。 それに対し、民主党古川氏などはリアクションが具体性には欠けるし、まるで官僚の事勿れ主義的返答のごとくであり、知事の鋭い突っ込みにもタジタジだった。 これが現実の民主党議員の姿なのだ。
2009年11月29日
今朝のバラエティ番組の報道で、小泉元首相の次男小泉進次郎氏の国会質問を見た。与野党、マスコミ共に受けが良かったようだ。なるほど、イケ面だし言葉の歯切れもよく、質問の内容もよく整理されていて、わかり易いし、与党に突っ込むところは突っ込んで確かに好印象だと思う。菅直人副総理兼国家戦略担当相(長い肩書きだ・・。)や福島瑞穂少子化担当相とも論戦を交わし、両氏から好印象だったと評価を受ける。質問で攻める立場としては好印象なのは果たして成果を挙げたといえるか疑問だが、率直で真摯な政治家のイメージは大事にして、今後国会議員として勉強して有能な政治家になることを期待したい。小泉元総理のDNAを受け継いでいるせいなのか、政治家としてオーラを感じる。 一時的に話題にして持ち上げて、後で難癖をつけるマスコミにはくれぐれも振り回されないようにしてほしい。
2009年11月19日
普天間先送り発言、米の鳩山首相不信に拍車も 【シンガポール=川嶋三恵子】鳩山首相は14日、訪問先のシンガポールでの同行記者団との懇談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「迅速な結論」で合意した13日の日米首脳会談から、一転して結論先送りの可能性に触れた。 米側は「首脳レベルでの公約は極めて重い」とみなしており、鳩山政権に対する不信感に拍車がかかるのは必至の情勢だ。 首相は、現行移設先の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市長選(来年1月)の結果を見極めることも、改めて選択肢の一つだと述べた。選挙の結果、移設反対派が当選すれば、現行計画が暗礁に乗り上げる恐れが出てくることを「織り込み済み」と受け取られかねないものだ。 さらに、この問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会での協議について、オバマ大統領は首脳会談後の共同記者会見と14日の演説で「日米合意の履行」が前提だと繰り返したが、首相は14日、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」と述べ、作業部会の位置づけについても共通見解がないことが明らかになった。 米側は「首相が『できるだけ早く結論を出す』ことで同意した以上、日米合意に基づいて移設を履行する」と受け止めていただけに、今週中にも開かれる予定の作業部会での協議は冒頭から難航が予想される。(2009年11月15日06時18分 読売新聞) オバマ大統領訪日の際の鳩山首相との日米会談では、沖縄普天間基地移転問題について、双方とも迅速に進めることを合意を強調していた筈だ。それが、アジアでの外交演説を日本を選んで行ったアメリカ大統領を残したまま、鳩山首相は、APEC開催のシンガポールへ行き礼儀を失したばかりか、あろうことか、「迅速な結論」の合意を覆すと取られかねない発言をしている。 これは日米安保に於いても、同盟国の立場に於いてもあるまじき背信発言ではないだろうか。鳩山政権は、アジアの主導権、リーダーシップを誇示したいばかりに勇み足であり、日米安保の上でアメリカを軽視してると言われかねないし、アメリカを余りに甘く見過ぎている。これは日米関係に暗雲が立ち込める重大な危惧だ。 そもそも、鳩山政権が日本の安全保障をどのように考えているのか全くそのビジョンは見えてこない。
2009年11月15日
政府の行政刷新会議の「事業仕分け」作業の様子がTVのニュースなどの報道で映し出されている。あれを見た国民の中には、埋蔵金を発掘する為にもっとやれやれ~と言う意見もあるかもしれない。民主党議員に、官僚や関係団体は全て敵・・のようなダーティなイメージを与えられているが、しかし長年国の為、国民の為、各市町村民の為・・と専門分野であれやこれやと検討、努力して仕事に励んできた人達には違いないと思う。その人達に対し、高だが1時間の論議と判断の枠で、大上段、高飛車に構えてバッサリ「廃止します!」と裁判長宜しく切り捨てる民主党議員。一体あなた方は何様のつもりなのだろう・・。下記は、今朝の読売新聞の記事。11月13日付 編集手帳 無意識に、人は演技をする。ドラマなどで見た誰かの役を演じてしまう。カメラの前では、なおさらだろう。〈悲しみの際はケネディ家の例から学んだしきたりに従い、勝利の表現にはテレビで見た運動選手のゼスチャーをまねる〉◆スコット・トゥロー「推定無罪」(文春文庫)の一節だが、「仕分け人」なる人たちはどうだろう。つい、犯人の嘘(うそ)を突き崩す取り調べの刑事役を演じてしまった人もいるかも知れない◆国会議員や民間人などからなる「仕分け人」が各府省の担当者と公開の場で議論し、事業の要不要をその場で決めていく。政府の行政刷新会議による無駄の洗い出し作業「事業仕分け」が佳境に入った◆問答無用とばかりに仕分け人が発言を遮ったり、耳を傾けていい意見に取り合わなかったり、「いじめを見ているようで、つらい」という識者の声も聞かれる。斬新で有意義な作業なのに、相手を嘘つきの悪玉と決めてかかり、“やりこめてナンボ”の正義の味方役を演じてしまえば、仕分けの目が曇るだろう◆本来、ドラマには不向きな、地味で複雑で専門的な作業である。芸達者は要らない。(2009年11月13日01時16分 読売新聞)
2009年11月13日
先日の予算委員会での柴山氏の質疑が良かったとここで書いた。もう一人斉藤氏も良かった。先ず、質問の内容が判りやすく、余計なパフォーマンスや無駄がない。1年生議員というのに、多勢の民主党議員の品のない野次や、的の外れた大臣たちの答弁への意味の無い拍手などに臆することもない沈着冷静な対応に感心した。後で検索してみると、やはり埼玉副大臣も経験、元通産省の出身でもあった。柴山氏に負けない優秀な人だ。単に肩書きが良いということではなく、相応しい説得力ある質疑だったのでなるほど・・と思った。 自民党は先の衆議院選挙で、長く続いた自民党、ある意味マンネリ化された政権にお灸をすえようとした多数の国民によって民主党に大敗し、政権を移譲することになってしまった。 しかし、国民は民主党に過半数の議席を与え、お灸をすえること以上の結果にしてしまった。結果、民主党が例え国の舵取り(国家の根幹に係わること)を誤ってしまっても、(最低次の衆議院選挙までの4年過ぎなければ)直ぐには軌道修正さえ出来ない状態にしてしまったのだ。それは由々しき現状なのだけれど、どれだけの国民が今このときを持っても危機的状況に気づいているのだろうか。 そんな中で、皮肉なことに野党になったタイミングで、国会論戦で自民党は中堅、若手の優れた将来有望な議員が居ることを知らしめてくれた。例え数で負けていても、民主党政権の誤った方向を、正々堂々、正攻法で国民の前で正す勇気を持って諦めないで欲しいと願いたい。
2009年11月07日
昨日4日の予算委員会。2日の予算委員会では、加藤氏の質疑の展開に意表をつかれて感動したが、昨日のは若手の柴山昌彦氏の質疑の威勢の良さ、見事な答弁への誘導にサプライズだった。 手元の資料を棒読みすることなどなく、完全に質疑の攻略が頭に叩き込まれていて、論拠もぶれることなくスピーディかつ核心に迫る勢いだった。 こんな論理の展開、切り替えしが出来るのは一体どういう人なのだろう・・と調べてみたら、なるほど弁護士で、福田内閣、麻生内閣の二代内閣に渡って外務大臣政務官を勤めた精鋭の政治家だったのだ・・。 鋭い括弧とした追求に民主党の閣僚たちは、若手議員の質疑でありながら侮れないどころか、答弁がしどろもどろであったような感さえあった。 今回の質疑で、柴山氏は鳩山総理から、鳩山総理自身の架空名義献金疑惑の問題で有力な供述を引き出した。今後大いに期待できる若手有力議員だ。
2009年11月05日
政権担当になってからの民主党、与党から野に下ってからの自民党・・それぞれの予算委員会での審議、質疑応答の口述戦はいかがなものになるかと、興味津々で国会中継の録画しておいたものを改めて見た。 率直な感想は・・民主党の鳩山総理を初め、各大臣が的確で説得力のある答弁をするとは、そもそも期待していなかったし、ある程度は予想はしていたものの・・あれ程惨憺たるものだとは思わなかった。あの程度の知識、あの程度の理念、あの程度の認識で自民党に政権交代を迫り、政権の座に着いたのか・・と思うと改めて愕然とする。 今回、自民党が質疑した内容は、今まで自民党が与党だった時に、野党だった民主党、社民党、国民新党が質疑してきた重箱の底を突く的質問ではなく、国家の根幹に値する国防の指針そのものについてなのだ。 それでも「そんなに簡単に答えられない」・・と言う。そう言いながら大臣級ではそれぞれの意見をバラバラに語っている。省のトップの大臣でありながら、「これは個人的な見解であり、内閣の考えや党の考えではない」・・等と訳の判らない逃げを言ってみたり・・。 選挙の前は国民の前にマニフェストで掲げ、訴えておいて今になって党内でまとまらないということなのか。 自民党大島氏と後藤田氏の質疑は内容的には正論であるものの、まだまだ与党ボケが抜けていなくて、突っ込みが弱く上品過ぎると感じた。 町村氏は単刀直入でありながらも、民主党の矛盾や大きな問題点を鋭く抉ってさすがだと感じた。やはり外務大臣、防衛大臣を歴任しているだけに外交についても国防についても、お粗末な民主党の知識、能力とはレベルが違い過ぎて論議にもならない感じがした。 加藤氏の質疑には意表をつかれた。実はわたしはリベラルな加藤氏には、これまで良い印象を持っていなかった。しかし、今回の質疑で人を惹きつける論議が出来る人だと実感した。 舌先三寸の論ではなく、自身の実体験、経験に基づいている話だけに説得力もある。論議の最中、いきなり民主党大臣を名指しして「○○大臣それについてどう思われますか?」などと振る。あのときの国会の空間はまさに、講義を行う教授と学生の如くであった。 今の民主党では・・(外交の実績と知識という面だけで言えば)町村氏、加藤氏の両氏に敵う知識がある政治家はある意味で小沢幹事長くらいしか居ないかもしれない・・。 なので、民主党議員は大臣と言えど、当然教えを請う立場となっても当然なのかもしれない。 少なくても町村氏、加藤氏の質疑の展開を聞いている内に、自民党は政治家として政権を取り戻すそのチャンスを得るよりも、先ず今の民主党政権がとんでもない方向へ針路を切るのを防がなくては・・と言う危機回避が先だと言う両氏の意図が感じられた。 大変関心深い予算委員会であった。と同時にこんな政権の舵取りで、この先日本はどうなるのだろう・・と言う危機感をさらに覚えずには居られない気分になってしまった。 関心のある人は是非国会中継の予算委員会を視聴して欲しいと思う。(同じ政府と同じ政党同士の論議は手前味噌、自画自賛なのでお勧め出来ないが。) 下記のHPのカレンダーのアンダーラインがある日にちが開催される日。そこをクリックすると質問者別に視聴することも出来る。http://www.shugiintv.go.jp/jp/home.php
2009年11月03日
所信表明に続いての、代表質問。この場でも、野党自民党の谷垣総裁や西村政調副会長の質問に対して、民主党鳩山総理の応答は、理念ばかりで何の具体性も示されなかった。「あなたがたに言われたくない」・・等と言ってみたり、質問者の言葉の揚げ足を取った言い回しをしてみたり・・与党だった自民党を逆襲して得意満面だったかも知れないが、それって与党のてい(態)を為してない低レベルの表現だ。 そもそも、官僚の下書きを読まないで、自分の言葉で・・というような話だが、官僚だともっと高次元の内容にはなっていただろう。(笑) 自民党の谷垣総裁の質問は、全体的には良くまとまっていたし核心も突いていたとは思うけれど、ただ上品過ぎて丁寧過ぎてインパクトに欠ける。西村政調副会長は言葉の言い回しとか荒いし、場慣れしていない感はあったものの、パワーがあったし内容的にも突っ込めていたと思う。努力は垣間見えるのだが・・如何せん本会議場でのパフォーマンスとしては、民主党の野次の声の大きさとか、多勢に無勢をもろに感じてしまうハンディがあるようだ。http://blog.with2.net/link.php?378722
2009年10月29日
いよいよ来週から始まる国会質疑。誰が質問に立つのか今から興味津々である。そこで、昨日の自民党、石破政調会長のブログ・・ 国会開会に向けて (前略) 今までは所謂ベテラン達が各部会をとりしきり、若手が発言しにくかったり、意見が取り入れられないことも多々あったのですが、最近若い人たちが活き活きと仕事をしているのを見るととても嬉しくなります。一人一人の質では民主党の××ボーイズ、××ガールズに絶対に勝るとの自負を持っており、大臣相手であっても堂々の論戦が期待できます。国会における論戦に、乞うご期待。 それにしても、郵政会社の西川社長の後任に元大蔵事務次官の斎藤次郎氏が決まったとの報道には驚かされました。 私は官僚の「天下り」を全面的に否定するものではありませんし、民間人であれ官僚OBであれ、いい仕事をしてくれさえすればよいと思い、そう答弁もしてきたのですが、民主党の諸君が野党時代に、官僚の天下りは「絶対に」許さない、とあれほど言っていたのは一体何だったのでしょう。多数の驕りがそろそろ出てきたのかと思わずにはいられません。 (http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/ より) (^-^)//"" パチパチ それに民主党の外交のセンスはどうなっているのでしょうか。日米地位協定、普天間基地移転の問題。とてもとても日米安保の日本の立場、日本が同盟国として為せることの限度、制約を考えてアメリカに発信しているとは到底思えない。
2009年10月23日
昨日の朝刊の「編集手帳」の記述が面白かった。 10月17日付 編集手帳 クリスマス前の要求攻勢に手を焼いた経験のあるお父さんはうなずくだろう。〈子供たちよ。サンタは大富豪じゃないんだぞ〉◆「秀作ネーミング事典」(日本実業出版社刊)によれば、ある銀行が雑誌広告に掲載したコピーという。子供たちを諭し、たしなめるこういうお父さんのいる家庭は堅実なやりくりが出来るに違いない。いささか心配なのは“鳩山お父さん”である◆あれが欲しい、これも欲しいと、子供たち(各府省)が競って大きな「靴下」を並べた結果、来年度予算の概算要求(一般会計の歳出総額)は95兆円台と過去最大の規模に膨らんだ◆子供手当といい、高校授業料の実質無償化といい、高速道路の一部無料化といい、靴下に入れる高価なプレゼントは鳩山お父さんが約束した品々である。約束の履行というメンツにこだわって火の車にまたがるか、メンツを捨てて「子供たちよ。今年はサンタは来ない」と告げるか、お父さんの器量が試される◆〈クリスマス愚者の楽園地下にあり 福田蓼汀〉。傷んだ家計簿から目をそむけ、プレゼントの山に酔いしれる「愚者の楽園」は願い下げである。(2009年10月17日01時18分 読売新聞) 野党時代に非難一点張りで、与党だった自民党の政策を殆ど否定するマニフェストを掲げ、いざ政権とって果たしての現実の真っ只中で出された、来年度予算の概算要求額。錦の御旗のマニフェストを取り下げ、非を認め、あれだけ非難していた多大な赤字国債発行を決断するか否か・・。民主党は予算だけに限らず、あらゆる分野でこれから現実を目の前に右往左往すること必至なのだ。 自分たちの政策に現実的に自信があるのなら、早々に国会を開催して現実の数字を熟知している野党自民党の質疑を堂々と受けて立つべきだ。7月に選挙があって早もう10月も後半になろうと言うのに、臨時国会が未だに開かれて居ない。
2009年10月18日
石破政調会長への山本一太氏のブログからのエール♪ 石破茂自民党政調会長」には(可能な限り)「あらゆるメディア」(堅いのも柔らかいのも)に出演し、「自民党の政策」を発信してもらいたい! ペルシャ湾の給油問題や防衛省の不祥事等であれほど野党から攻撃を受けながらも、石破防衛大臣がなぜ「国民の高い支持率」を維持出来たのか? それは、石破大臣が(激務の合間を縫って)幅広いジャンルのテレビ番組で「説明責任」を果たしたからだ。 石破政調会長が頻繁にメディアに登場することが、「マスコミから益々注目されなくなる野党自民党」を助けることにもなる!! (山本一太氏「山本一太の「気分はいつも直滑降」」2009年10月6日のブログより) 全く同感~~!民主党の長島氏も民主党の箍の中で精一杯主張している。社民党の軋轢に負けないで!
2009年10月06日
自民党の石破政調会長は、谷垣総裁に同行して群馬県・八ツ場(やんば)ダムを視察したと言う。石破政調会長は、氏のブログで、 『 地元住民の皆さんや知事、県議、町議の方々の切実なお話を聞いてまいりました。 費用対効果については、専門家の間でも諸説あって、これが唯一の正解である、と断言することは出来ません。費用は計算できますが、効果を数値化するのは極めて困難です。 今後の国会論戦に備えて私たちも可能な限り研究するのは当然ですが、むしろ問題は中止に至る手法にあると思っています。 前原氏は「民主党のマニフェストに『八ツ場ダムは中止』と書いてあり、これが支持されて政権を握ったのだから、建設中止は当然」の一点張りだったそうですが、これは本当に正しいのでしょうか。詳細はまた論じますが、マニフェスト絶対主義ともいうべきこのような手法は代議制民主政治の根幹を揺るがす極めて危険なものと断ぜざるを得ません。 はっきり言えば、マニフェストの詳細までどれだけの人が読んでいたのか、甚だ疑問です。 (中略) マニフェストが絶対なら、基本的に議会なんか要らない。論戦の過程でいかにその非が明らかになろうと、政府が四年間解散しなければそのまま行ってしまうことになりましょう。 日々の暮らしに忙しい国民一人一人に専門的に知識があるわけではなく、それを知悉する暇も無いし、その必要もない。だから代議制民主主義が採用されているのではないか。 政治のシステムに完全なものはありませんが、代議制民主主義はまだベターなものではないかと思っているのです。 』 と述べている。 (「http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/」 より抜粋) そして、この間自民党総裁選で河野太郎議員立候補を推薦していた、山本一太氏は氏のブログの中で、『 (前略)民主党にひとつ言いたいのは、今回の衆議院選挙で「なぜ、ハッ場ダムの地元である群馬5区に民主党の候補者を立てなかったのか?」ということだ。 ダムの推進の立場である現職の「小渕優子衆院議員」とダム反対を掲げた「民主党候補」の争いになっていたら、「住民の意思」はハッキリ示されたに違いない! (中略)「八ッ場ダムの建設」を中止するなら、次の選挙では群馬5区に「ダム建設中止の正当性を主張する民主党の候補者」を必ず出馬させてもらいたい! 「この地域のダムは止めます!でも選挙では候補者を立てません!」というのは(いくら何でも)無責任だ!!』と言っている。 (「 http://ichita.blog.so-net.ne.jp/ 」より抜粋) それでなくても民主党は政権を得たことにより、同党の掲げたマニフェストの全てがまるで国民に了承されたと勘違いしているような、マニフェスト至上主義みたいなことをうやっている。まるで何か取りつかれているかの如く・・。 今後、国会が開催され、両氏の地域や国益や法治国家としての有り方など、民主党への矛盾点の追求が期待されるところだ。
2009年10月05日
【産経抄】10月3日 2009.10.3 03:07 (前略) ▼60年後の一昨日、胡錦濤国家主席は同じ天安門楼閣から国民に団結を呼びかけた。30万の人々に代わって広場を埋めたのは、近代兵器や兵士たちのパレードだった。相変わらず一党独裁ならではの見事な演出で、その自己顕示の強さには少々、辟易(へきえき)させられる。 ▼そんな中国の自己顕示に気圧(けお)されたのか、日本の鳩山政権が「東アジア共同体構想」なるものを打ち出した。日本、中国、韓国などが連携を強めていこうという構想だ。鳩山首相が国連演説で突然言い出したと思ったら、岡田外相も初の訪中で中国側に持ちかけたようだ。 ▼これに対し米国がさっそく、異議を伝えてきたという。それはそうだろう。何しろ構想は、アジアでの米国の力をそぐために、中国が何年も前から主導してきたものだ。それを米国の同盟国である日本が積極的に持ち出してきたとあっては「何だ」ということになる。 ▼中国は今や世界3位の経済大国、軍事大国でもある。あの手、この手の外交手段でつき合わねばならない。だが鳩山外交のように、初めから手の内をさらけ出すようでは先が思いやられる。大事なのは、大国の演出に惑わされないことだ。 非核三原則を元に、同盟国アメリカが、過去に日本に核を持ち込んでいたとことの密約が日本政府(与党だった自民党)との間に、あったかどうかを明らかにするという鳩山政権。どこの国が国防の中身まで晒しているだろうか。ましてやテポドンが日本海へ飛んできたりの状態の対北朝鮮との危機感もある中、日本国の危機管理より、非核三原則というような絵に描いた餅的原則論を優先するようだ。やはり日本の安全保障の手の内さえも晒すと言うことに他ならない。 鳩山政権は、世界には(某国のような)ならずもの国家などは存在せず、性善説に立った「友愛」で解決され、危機管理意識など必要ないということなのか・・。
2009年10月03日
10月2日付 編集手帳 ロシアのピョートル1世は好奇心が旺盛で、造船や印刷などの技術を習得し、“職人皇帝”と呼ばれた。歯科医療にも関心が高く、廷臣の歯を麻酔なしで抜くのを趣味にしたとも伝えられる◆「おれが治してみせる」という善意と意欲の表れとはいえ、ありがた迷惑だった人も多かろう。亀井静香金融相の唱える返済猶予制度(モラトリアム)構想に、金融界はおろか、ほかの閣僚までもが困惑している様子と、ちょっと似たところがある◆「貸し渋り」に泣く中小企業や、住宅ローンに苦しむ個人に、借金の返済を3年ほど猶予する方向という◆意図は分からぬでもないが、民間同士の契約に国があとから口を挟み、契約の内容が変更されるとすれば、金融機関は新たな貸し出しに用心深くなる。かえって貸し渋りを助長することにもなろう。ひとつ間違えば、経済の全身を循環する血液(資金)の流れをせき止めかねず、治療が命取りになる恐れもある◆蘭方(らんぽう)医の杉田玄白が残した七か条の養生訓に〈事なき時、薬を服すべからず〉とある。毒物すれすれの劇薬を処方すべき時かどうか、判断は慎重であっていい。(2009年10月2日01時10分 読売新聞) 民主党は亀井大臣の提案をそのまま法案として国会に出すつもりなのだろうか。この金融危機の時期には危機に立たされている人々が沢山居る。しかし、経済のルールを無視したカンフル剤は、経済を混乱に招く危険性を伴うことになってしまう。民主党が藤井大臣を元大蔵省出身でプロだと自負するのであれば、プロとしての見解を国民に明らかにして欲しい。
2009年10月02日
(*´∇`*;△ フ~ッ今日はまた、日中最高気温大阪32度の夏日に戻るとか・・。熱中症に要注意と、予報では注意を呼びかけていた・・。 スポーツジムのエアロではより一層の汗を掻きそうだな・・。 さて、今日は政権交代後初めての 朝まで生テレビ 未だに出演者リストが未定となっている。政権交代したばかりの民主党は、眼前の山積のマニュフェスト実行に右往左往してて出演どころじゃなく、自民党は惨敗の弁を多く語りたくない・・というところだろうか。責任のない評論家ばかり雁首揃えてのパネリストっていうのは極力避けて貰いたいものだ。
2009年09月25日
麻生さんを初めとする麻生内閣、自民党、公明党の前与党の方々、大変お疲れさまでした。いろいろありましたが、結果的に日本国民がなんとか平和にそこそこ豊かにやって来られたのも、何だかんだ言ってもあなた方の努力のお陰だと思います。 野に下った後も、民主党を中心とした与党には厳しく正しく追求しつつ、(かつての野党のようでなく、)建設的な正論を貫く野党となってください。さらに自らを律して改良に改良を重ねた与党としての起死回生,期待しております。
2009年09月17日
何だか今の政局って分り難そうに見えて、とっても見え透いてる感じ。民主党は、衆議院選挙の結果、300議席を超えた大勝で本音では、連立など組みたいわけではなく、単独与党で居たいに決まっている。しかし、選挙前協力の時の経緯で社民党、国民新党との約束をさすがに反故は出来ないというだけ。実は根本的に違う政治運営、指針についても、おそらく表向きの建て前では欺瞞や詭弁を駆使しながら協調路線をしばらくは取っていくだろう。遅くてもその状態では来年の参議院選挙までしか持たないのでは・・。そこに民主党のお得意の政争の手段というものを感じる。民主党としたら結果はこれから練っていけばいい事で、それより連立政権成立の前に国民の前で政策とかでゴタゴタもめて印象を悪くしてしまうほうに懸念を感じたというところだろうか。 わたしとしては、民主党政権の継続に足を引っ張る素因となり、民主党の脆さの本質が露呈することにもなると思っている。 一方現在自民党は、両議員総会で連日いろんな意見が飛び交って大もめしているような様子がマスコミの報道で映し出されていた。あれだけ議員数を減らして大敗したのだから、立て直そうという時には活発な論議が為されて当然だし、むしろ意見が少ないほうが不健康だ。 この機会に徹底論戦して決めて新たに復活するほうが望ましいと思う。あれこれ勝手な評価するマスコミなど具体的な結論出るまでは、シャットアウトしたって構わないと思う。 ただ、現実に議員数が民主党より遥かに減ったのだから、国会の待合室や議員の部屋などはそんなところで小さなプライドや下らない意地など張らないで交代すれば良いと思う。
2009年09月10日
今回の衆議院選挙の勝負はついた。しかし時は刻々と流れて行っている。惨敗にぼう然としている場合ではないし、一刻の猶予も無い。おそらく党内で今までの負の部分の反省、総括、そして今後の運営、在り方、激しく且つ冷静に論戦をし整理をして総裁を決定してくれるものとは思っている。そして今は激減したとは言え、国会ででも最強の現実的な野党になって政権を奪った民主党の牽制をしつつ、正論を説いて欲しい。その姿勢によって今後の自民党が起死回生となれるかどうかだと思う。自民党にお灸をすえるだけのつもりが、予想以上に議席数を増やした民主党に不安を感じている国民にも近い将来支持を得る日も必ず来るはずだ。 根性や信念までも負けずにo( ̄O ̄)ノ゚立ち上がれ!自民党!
2009年09月08日
今回の選挙で、鳥取県で石破大臣は無事当選した。石破さんが当選しなければ、もう自民党には未来がない・・ぐらいに私は思ってたし、当選で当然だとも。でも当確の報道にホッとしたのも束の間。予想はしていたものの、ここまでの自民党、公明党の惨敗に唖然とするものがあった。わたしの立場でそうなのだから、与党だった自民党、公明党の人達のショックはいかばかりだろうかと想像に耐えない。 たとえ敗因の責任はあるとは言っても、国民のために一生懸命身を呈して頑張って来た与党の優秀な方々が落選された事にはホントにお気の毒だと思う。 敗因は民主党が素晴らしい党であるからなどと言う事では決してなく、自民党の当時の何人もの大臣のゴタゴタや総理大臣の不甲斐なさなど、かなり前から蓄積してきたものに違いない。 小泉元総理の「郵政民営化」テーマで目先、目線を交わし小泉旋風で上手く民意を得た時代があっても、ブームが過ぎるとその負の部分が、より一層クローズアップされて選挙の逆風となってしまったような気がする。 しかし、わたしたち有権者は国家の存亡、国家の大事を考えた時、果たして目先の利害、損得だけで判断していいのかと深い疑問さえ感じるのだ。 自民党が全て良かった等とは思ってはいない。後期高齢者医療制度制定とか、いつまでも消費税アップに財源を求めないこととか、憲法改正に優柔不断だとか、不満も多々あることは確か。が、国の安全亡くしては経済も生活も成り立たない。これまでのように米国との良好な安全保障を保てこそ我が国は平和で居られる第一条件ではないだろうか。 ところが、あの米国の新聞にすっぱ抜かれた鳩山代表の論文は、その米国のプライドをズタズタにし、日本との安保さえ揺るいでしまうか、一つ間違えると破棄され兼ねないのでは・・という懸念さえ抱いてしまう。米国に米軍との地位協定について再検討を申し入れるなどと、(社民党の連立により、いっそう)日本が国として果たすべき国際協力(有効な貨物検査も出来ない、インド洋の給油活動も出来ない)もお座なりになりそうなそんな状態で、軍備増強し続けている中国や、いつ暴発するとも知れない北朝鮮からの脅威に民主党はどう対処するつもりなのだろうか。わたしはとてつもなく不安を覚える。 ましてや社民党は、4年間は憲法調査会までも凍結させるとんでもない要望を民主党に出す始末。 今回の自民、公明惨敗で国会議員の3分の2以上の与党、民主党だけでとんでもない法案でも通ってしまう可能性だって否定出来ない。(かつて3分の2を占めていた与党であった自民党は今まで国民を不幸の奈落へ落としてしまうような法案を提出するようなことは無かった筈だから。) しかし、これも日本の大多数の有権者が選んだ道なのだから、何があっても有権者の自己責任と言う他ないだろう・・。 マスコミ他の「政権交代」の大合唱や暗示に安易に乗らなかった有権者はおそらくわたしと同じ思いではないか・・。民主党議員の中にも、決定的に安全保障の考え方の違う社民党と安寧に連立を組んで安直に迎合することに、危惧を抱き危機感を持っている人も何人も居るには違いない。自民党は、そういう人達と政界再編成をすることも視野に入れて、何卒気を取り直して、取り返しがつかなくなる前に、何とか自民党を立て直して復活させて欲しい。
2009年09月02日
やはり予測通り、今回の衆議院選挙で自民は歴史的大敗、民主は絶対的安定多数300を超え、圧勝した。 あれだけ与党の政治を徹底的に非難し続け、大いに国民受けするマニュフフェストを掲げて大勝した民主党なのだから、いかに実現してくれるのか国民はo(*^^*)oわくわく状態な人が多いのかな・・?それにしても圧倒1年生議員や経験の少ない素人政治家が多い中で、政治家としての研修でもして貰いながら政務に当たるという事か・・。
2009年08月31日
UAE、北朝鮮製の武器積んだ船を拿捕 8月29日9時23分配信 産経新聞 【ニューヨーク=松尾理也】国連外交筋によると、アラブ首長国連邦(UAE)当局が、北朝鮮からイランに向けて武器を運んでいたバハマ船籍の船を摘発していたことが28日、明らかになった。 折りしも、先だって日本では、北朝鮮への貨物船検査の法案で物議を醸していたが、自民党の海自が職務に当たるべきというのに対し民主党は、海上保安庁がやるべしと主張する。海上保安庁なんかは、威嚇射撃さえも出来ず、何の拘束力もない。武器を積んだ百戦錬磨の胡散臭い北朝鮮の船が、海上保安庁など相手にもしないだろうに。 国連で北朝鮮貨物船に対しての検査を主張した日本は果たして他国にどのような顔向けをするのだろうか。
2009年08月29日
日曜日の選挙まで、後二日となった。新聞など報道で、調査では「民主圧勝の勢い」とされている。おそらく与党の不利な形勢は変わらないだろう。 何よりも心配なのは、国家の安全と教育の問題。今度の選挙では、民衆にはより関心のない、人気のない問題でもある。国家の根幹に関わることなのにこんなことでいいのだろうかと日本の未来も危ぶまれる思いだ。 全国実力テストも民主党は廃止にすると言っている。中高生の学力のレベルが国内ではどうなのかと言うことが、学習の励みになるのではないだろうか。以前、橋下大阪府知事が、学力テストの結果が公表されないことについてNGを出していたけれど、そもそもそのテストが行われなくなるのでは話にもならない。それを勢いに日教組とかの言いなりになって、また「ゆとり教育」が復活され、日本の国の学力はさらに下降の一途を辿るのではないかと、空恐ろしい危機感さえ沸き起こる。教育にしても国家安全保障にしても、壊されることは簡単だが、一度落ちたものを再び、回復させることは至難の業であり、多くの予算と年数が掛かることは言うまでもない。
2009年08月28日
最近、どのTV、新聞、そして週刊誌などの見出しを見ても、政治ネタは主に民主党ついてのものが多い。もう、次の衆議院選挙で民主党が政権を取るという前提のもとでのテーマだ。 そして今朝の読売新聞。 民主党政権公約 現実路線化がまだ不十分だ(7月28日付・読売社説) 民主党が衆院選の政権公約を発表した。政権交代を意識し、内政、外交両面で現実路線に踏み出したことは歓迎するが、十分とは言えない。 政権公約は内政面で、子ども手当、高校の無償化、ガソリンの暫定税率の廃止など、国民生活に深くかかわる直接給付型の政策を、ずらりと並べている。 ただ、どんな魅力的な政策も、必要な費用や具体的な財源措置を一体のものとして検討しなければ、その是非は判断できない。 (中略) 外交・安全保障政策では、反対していたインド洋での海上自衛隊の給油活動に言及しなかった。当面は継続する方針という。日米地位協定の改定や在日米軍駐留経費の見直しも表現を緩めた。 外交の継続性や日米関係を重視する姿勢は間違っていないが、その路線転換は唐突すぎる。 政策変更の象徴である給油活動について、小沢一郎・前代表は「憲法違反」と決めつけ、政府・与党と全面対決の末、4か月近くも中断に追い込んだ。それを思い起こせば、今回の対応がご都合主義と言われても仕方がない。 民主党は、給油活動に反対なのか、条件付き容認なのか、その立場を明確にし、きちんと国民に説明すべきだ。外交の基本部分で、あいまいな態度は許されない。(2009年7月28日01時19分 読売新聞) よく、民主党がブレているのでは?と最近マスメディアで問いかけられている。、言葉の言い回しがブレたと言われてた麻生総理の場合と、国家の根源である外交問題のブレとではレベルが違う。比較の沙汰ではない。 民主党が嘗て、自公が提出した給油法案で長く、国会審議を止める程反対したことは一体なんだったのだ、あの党の政治信念や節操はどうなっているのか、結局のところ重要な外交も国際協力も、政争の具であったに過ぎないと非難されても弁解の余地は無いのだと思う。 一度やらせてみては・・という安易で安直な考えで民主党に政権を取らせる事になり、国民自身が大きなつけを払うことになりそうだ。
2009年07月28日
民主党の路線修正批判=外交・安保の対応に怒り-農水相 石破茂農水相は24日の閣議後会見で、民主党が2009年版政策集で外交・安保分野に関し現実路線に修正したことについて「今まで言ってきたことは何だったのか。政権を取れそうになったから(態度を)変えるというのは、選挙の意義を愚弄(ぐろう)するものだ」と厳しく批判した。 石破農水相は、インド洋での海上自衛隊による給油活動が一時中断した07年11月当時の防衛相としての立場から、「国民の負託を受けた国会議員で構成する政党の在り方として、相当な怒りを覚える」と強調した。 (2009/07/24-12:37 時事通信) (^-^)//""パチパチさすが石破大臣です。防衛大臣時に民主党の反対にあって、ご心労でしたものね~節操というものが彼らはないのだろうか。政権交代を意識し、オバマ大統領との会見を念頭に置いての画策?
2009年07月24日
昨日の自民党内の衆参両議院懇談会での麻生総理の挨拶。わたし的にはそれなりによかったと思う。何が良いか?決して饒舌でもなく技巧的な話し方でもない。多くの国民からの評価を受け止め、反省すると共に自民党としての目標を掲げ、一致団結して選挙に臨みたい・・と言う淡々とした短い演説だったと思う。こういう時は焦点が呆けるので多くを語らない方がいい。 多弁なエネルギーは選挙の時に取っておくのが良いだろう。 同じ党とは言え、外交や経済の基本政策は別として、民主主義なのだから、いろんな考え方やり方があって当然なのだ。 しかしマスコミに反麻生派と位置づけられた面々の政治家たちも一部を除いて中川秀直氏始め殆どが、目の前の選挙に全力投球することを誓ったようである。 懇談会の麻生総理の挨拶は、リーダーとしてのスローガン的意味であり決断式のようなものだったと私は理解する。 意見が分かれて自民党内で右往左往していた時はしていた時で批判し、一致団結を表明すればしたで、本音を隠しているなどと揶揄するマスコミ・・。何にしても批判することしかないのだ。いろんな政治的思考が反映されないで、抹消、弾圧される中国や北朝鮮などの共産主義が良いというのだろうか。
2009年07月22日
コメント(2)
今朝、TBS朝ズバの番組をつけた瞬間、大きな石破農水大臣の顔が映って居た・・。そこから、朝の忙しい家事をそっちのけで見入ってしまった(笑) 司会のみのもんた氏や与良解説委員の、大臣に対して礼を為してないような、不躾な質問、リアクション・・聞いていてわたしは怒り心頭となる思いだった。 配慮のない失敬な質問に、言われた本人の石破大臣は怒っても当然なのだが、感情的にならず、一つ一つの質問に対して真っ向から答えていた。それでも彼らマスコミは、しつこく食い下がり、どうでも麻生下しのグループが、麻生下しの意図で両議院総会を開こうとしており、石破大臣がその開催賛成の署名をした事がもはやその意図を賛同したことであると決定付けたいような印象だった。 石破大臣は、結果的に自民党が選んだ麻生総理を支え、選挙ではあくまでも麻生総理の元で戦う・・と言っていることは石破大臣のブログでも以前からハッキリ語っている。彼らの誘導的な質問に乗せられることなく、自らの信念と仁義を貫き、さらに説得力のある説明が出来る大臣・・恐るべし!マスコミのミスリードなんかに負けないで!!
2009年07月17日
わたしのブログの表紙は、季節ごとにしょっちゅう模様替えしています。気分転換や季節感を楽しむ為に・・。しかし政権政党の顔、代表の顔、表紙はそうころころ変えて貰ってはこまります・・・。
2009年07月14日
イタリアでのサミットが終了し、麻生総理大臣も帰国した。今回、アフリカ系のアメリカ人として初めて大統領になったオバマ大統領の注目度や人気は、相当なものであるらしい。オバマ米大統領と、嘗てブッシュ大統領時代に確執があったリビアの最高指導者、カダフィ大佐が、記念撮影のため整列する際に握手を交わしている映像が流された。 混迷する世界経済における大国アメリカの影響は計り知れないものがあるだろうし、そんな国のオバマ大統領と日本の麻生総理大臣とを比較すること自体そもそも、無理がある。 しかし、サミットの後の各国記者が集まる麻生総理との会見をニュースで見ていて、わたしは呆れるばかりだった。と言うのは、日本の記者の質問内容・・。 日本帰国後ならまだ許せるが、 わざわざサミット開催国のイタリアまで出向いて行って、「解散は・・?」「前倒しは?」など世界の記者が控える中で聞くことだろうか。 その後、他国の記者が世界経済の現状に関する質問を麻生総理に投げ掛けた。麻生総理は、「とってもいい質問です・・」とその記者に評価しながら質問に答えていた。おそらく、総理は自国の記者の次元の違う質問の情けなさを痛感していたに違いない。 国内において政局がどうあれ、世界のサミットに出向いて行ってる自国の顔、代表の総理大臣を国民として応援するのは至極当たり前のことではないだろうか。今の日本のマスコミは、野党と共に麻生総理が各国からサミットで低い評価を受けていると、殊更煽って国民にアピールし、それを自虐的にほくそ笑んでいるようにも感じる。 ネットのあるサイトで、『麻生 サミットで独りぼっち』と題している記事に対して、そんな煽るマスコミに乗せられて麻生総理に批判的なコメントが寄せられていたが、そんな中で 「いくら批判で商売をしている、ジャーナリズムでも、そういう書き方が、日本を貶める結果につながっている。民主主義国家である自国の首相が相手にされないのは、それを選んだ国民を見透かして相手にされていないことに。気づきなさい!タダでさえ政権末期、更に3代もころころ変わればそうなるでしょう。自民党をずっと選んだのは国民だよ。そして次はブームのような政権交代ですか? 」・・のような意見があった。マスコミの扇動に乗せられず、健全な冷静な思考を持っている人だと拍手したい。この人は、反与党であるかもしれない。しかし、今のマスコミの風潮に対しての意見は正しいと思う。 一体日本人のプライドは何処へ行ったのだろうか。
2009年07月12日
国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長の後任を選出する特別理事会が2日、ウィーンの本部で行われ、在ウィーン日本政府代表部の天野之弥(ゆきや)大使(62)が当選した。 (読売新聞 2009年7月3日01時08分 より) 折りしも昨日、北朝鮮は日本に向かって(日本国土には届かない距離の)短距離ミサイルを発射していた事が、韓国によって明らかにされた。日本国土全て射程内に入っているミサイルがあるとか。 こんな緊迫した事態の中で、一体日本の国は与党も野党もなんと悠長な事をやっているのだろうか。独立国家ならば、一致団結してならず者国家に対応して然るべき時ではないのだろうか・・。
2009年07月03日
最近の自民党の多くの動きには目に余るものがある。もう任期まで後わずかしかないのに、ここに至って踏ん張らなければいけない若手や中堅の議員が集まりだなんだって右往左往している気がする。マスコミに話題提供の一方だ。そのマスコミからさえも、「いい加減うんざりですね・・」とか言われる始末。 そんな時であっても、動じないで最後まで麻生政権でサポートして選挙を戦っていこうとする閣僚や議員達はエライ。それが普通かも知れないが・・。ゴタゴタしている自民党なんてますます国民から遠ざかられてしまうことが判らないのだろうか。ここに来て総理大臣の顔、看板を挿げ替えても何の効果も無い。 それより重要な法案を通す事や、自民党としての確りとしたマニフェストを掲げる方が先決だ。 民主党鳩山代表の例の献金の虚偽記載問題はそういう自民党のゴタゴタに紛れこんでるようで本人は少々ホッとしているのではとさえ思ってしまう。
2009年07月02日
宮崎県知事としてはわたしは評価していたのに・・今回の発言で東国原知事を見損なってしまった。 次の衆議院選挙に出馬して欲しいという要請の為に、自民党の古賀選対委員長はワザワザ宮崎県まで逢いに行った。 そして、有ろうことか東国原知事は知事として出したマニュフェストの実行の要求と自分を自民党総裁候補にさせる要求を古賀選対委員長に突きつけた。断るのなら率直に宮崎県知事としての職務を真っ当したいからと断ればいいのに、何を血迷ってああいう発言をしたのかニュースで聞いた時は耳を疑い、真意を図りかねた。 衆議院選挙の候補者としてラブコールを受けるのは何も自民党ばかりじゃないという自負もあり、自分をより高く売りたいというアピールなのか。 今回東国原知事には『自民党は今相当な危機状態で、それを把握してない。新しい風を入れて変わろうとするべきだ』的な発言もあった。自分が新しい風を送り込み、自民党政権を変えれるという驕りの現われだとしたら、思い上がりも甚だしい。 橋下大阪府知事は、「断る理由として言ったとしか考えられない。公認をもらうのも大変なのに、いきなり総裁選とは」と語り、笑い飛ばしたと言う。 お笑いタレント的ジョークだとしたら、知事の立場を離れたお笑いの番組などで明らかにジョークと判る場合ならまだ笑って済まされるかもしれないが・・。宮崎県までわざわざ足を運んで、選挙候補の要請で『真剣勝負です』と前置きした自民党選対委員長の前で言えるジョークでは明らかに無い。 それに自民党も自民党だ。いかに人気があり多くの人に支持を得ているとは言え、現職の知事に、県政を投げさせ国政に引張り安直に候補に誘うなどするから足元を見られる。 自民党山本一太議員もブログで以下のように述べている。選挙における自民党のあるべき姿の面でわたしは賛同するところも多い。 http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2009-06-24 宮崎県のような1地方の知事と国政を携わるトップの総裁と同レベルに本気で語っているのだとしたら、どうしようもない勘違いだ。 そういう東国原知事の発言を受けてマスコミは話題提供に大喜びしているようだ。 国民はそう言う軽率なパフォーマンスに一喜一憂していいのだろうか。日本の国が、そんな軽い風潮で国政を携わる人選が行われて真に国家、国民の為になると思っている人ばかりだとは信じたくない。
2009年06月24日
鳩山元総務相辞任劇の一件から、さらに野党、マスコミの中でより一層の麻生下しを揶揄する声が高まる中・・今朝のフジテレビ出演の安倍晋三元首相から清涼剤のような言葉を聞いた気がした。 総裁選前倒し「姑息だ」=自民・安倍氏 - 時事通信 自民党の安倍晋三元首相は21日午前、フジテレビの番組に出演し、9月に予定される党総裁選を次期衆院選の前に実施するよう求める声が党内から出ていることについて「国民に姑息(こそく)な手段と見られる」と批判した。 その上で、安倍氏は「(衆院選は)麻生首相の下で結束して、いかに魅力的な政策を打ち出すことができるかに勝負が懸かっている」と強調した。(以下省略) [ 2009年6月21日12時13分 ] 大体、自民党1年生議員の立場でありながら当選時、党の恩恵に与り当選して置きながら、この大事な時期に、国家として政府与党としてコンプライアンスを尊守しようとしている自分達のトップのリーダーに対して、大政奉還だとか維新だとか甚だしくおこがましい事を声を大にして言い、総裁の足を引張る勘違いの自民党議員がいる。何だか稚拙で笑えそうにもなる。 西郷隆盛の言葉を引用した鳩山元総務相の二番煎じなのだろうか。 それに対し、今朝の上記の安倍晋三首相はTVで、総理大臣経験者という驕りがあるわけでもなく、軽率で攻撃的だけのあの番組のキャスターの質問に対しても冷静沈着で政権を預かる与党として、また政治家としてあるべき正論を粛々と述べていた。 総理辞任時は青天の霹靂のような辞任でわたしは大変ショックだったけれど、後で病気だったと判り、大変残念に思った。しかし、わたしが言うのも僭越で恐縮だけれど、安倍元首相は総理大臣としてやはり何人か大臣の思わぬ辞任劇、自身の病気など窮地に追い込まれた経験を経ているからか、以前より風格というか、人が大きく感じられる。 (とは言え、再び総理大臣の道・・と言うのはとても難しいことかもしれないが・・。) その時と共通する窮地に立たされている麻生総理を支えようとし、健全な政治家としての魂を呼び戻そうとしている安倍元首相に拍手を送りたいと感じた。 そして、石破農水大臣はご自身のブログで・・ 『一期生や二期生をはじめとする、いまだ基盤の固まっていない議員達が大逆風の中で日々支持拡大に必死になっているのに、それらを全て帳消しにするようなことをしていいわけがありません。麻生総理から西川社長の後任のリストを渡された(?)ことの真偽はわかりませんが、国家機密ではないにせよ、閣僚として知り得たことを退任したからといって喋っていいものでもないでしょう。 総務大臣に殉じて(?)辞任したり、「大政奉還」論を代議士会で展開した政務官もいたようですが、今この時点で我々は政権をお預かりしているのであり、国民生活のために全力を注ぐべきなのです。ましてや政府の一員たる政務官であれば尚更でしょう。』 ・・と。全くその通りだと思う。
2009年06月21日
何かと言うとマスコミは、麻生総理の指導力欠如とか判断が遅いと非難するけれど、総理は鳩山総務相の大臣としての立場も考え、大人としての冷静な判断を逆に信じて見守って居たのではないだろうか。 今のTVや新聞などの論調で行くと、いかにも麻生総理のリーダーシップが無いなどと自民党内での麻生下し活発化だとか、支持率低下だとかどうもマスコミはそこへ持って行きたがっているようにしか思えない。結果政権交代があったほうが、マスコミとしてはオイシイことだから。そこにきて、鳩山総務相の辞任時の、「総理は間違っている、いずれ歴史がそれを証明する」などと豪語。なんか思いあがりを感じてしまうのはわたしだけだろうか。それとも負け惜しみ? 鳩山氏にも、日本郵政のかんぽの宿売却問題を厳しく指摘したことなどは利があるけれど、日本郵政の民間としての独立性を慮るなら、西川社長の責任問題は株主総会などの判断を見守ってもいいのではないか。 それと余りにも鳩山氏は、独創的な持論を誇示し意地を貫こうとするが為に独断が過ぎる感がある。東京中央郵便局の例の建物も、(周囲で特に盛り上がっても居ないのに)保存建造物で維持しないといけないと持論を展開し曲げなかった。今回鳩山氏が日本郵政社長西川氏の辞任を主張したことについてもそうだ。 郵政民営化が決定された際、当時日本郵政会社のトップとして、要望を受け最初辞退していた西川氏を自民党が説得して引き受けて貰ったという経緯がある。その後その西川氏は困難だと言われていた郵政民営化スケジュールをこなし、予想以上の利益を獲得し、重荷だった数々のファミリー企業を整理していった功績もあるのだ。 その後のかんぽの宿の売却の問題点、障害者向けの郵便物の不正利用の問題など、重要なマイナス面も浮上してきたことは事実だが、功績は評価し、問題点は指導して改善させていけばいいのだ。 日本は問題が起こるたびにいちいち責任者を辞任させることで解決しようとする悪い体質がある。問題点を精さしもっと知恵を絞り改善していく事の方が大事ではないだろうか。責任の取り方、取らせ方に問題があると思う。 今回の鳩山氏の辞任は、自身の独断的な持論を野党や一部マスコミの後押しや煽りもあって、収拾がつかなくなった為の結果だとわたしは判断している。鳩山氏の辞任の際のパフォーマンスに国民は賛同するのであろうか? もしそうだとしたら、冷静さを欠く場合の民主主義社会の欠陥現象だと憂いを感じる。
2009年06月13日
麻生総理と民主党鳩山代表の党首討論を視聴している。やはり予想を外さず、「政権交代政権交代」とお題目のように繰り返し、訴える内容はごりっぱな理想論ばかりでしかも、何ら具体的な政策ではなく、抽象論ばかりで机上の論であるのはまるで評論家顔負けだ。 麻生総理に対して、上から目線とか官僚目線だとかのお決まり文句。西松建設での小沢代行の秘書問題説明責任を麻生総理に突かれると、自民党側にも沢山居る・・と言い逃れ。 仮に民主党が政権交代したとしたら、全ての官僚を敵にした民主党はさぞかし優れたリーダーシップを発揮出来ることだろう。民主党は官僚を生け贄にし、免罪符にしているのだ・・とある人が言っていた。わたしも全くそうだと思う。 政権担当していないから、言えないのか言わないのか・・昨今どんどん北朝鮮ミサイル問題が浮上しているこのご時勢に、もっと日本国の政治家として安全保障問題とか盛り上がっても不思議じゃないのに・・日本の国ってやはり平和ボケなのだろうか・・。 党首討論を聴いた結果、所詮鳩山代表は麻生総理の相手にはならないようだ。負け犬の遠吠えみたいで聞き苦しい事この上ない。今の与党が全て良しとは言えないけれど、こんな民主党には絶対国を任せられない。
2009年05月27日
次回に引き続き、北朝鮮は再度ミサイルを発射した。国連においても北朝鮮に対して厳しい議決が求められる情勢の中で、まだ中国が揺れているようだ。 【北核実験】参院でも北朝鮮非難決議を採択 2009.5.27 10:25(産経ニュース) 参院は27日午前の本会議で、北朝鮮の核実験に抗議する決議を全会一致で採択した。26日の衆院決議と同様に、2度の核実験を「暴挙」と非難し、「核不拡散体制に対する重大な挑戦であり、決して容認できない」と強調している。さらに政府に対して、北朝鮮への制裁強化などの「断固たる措置」を求めた。 参院の決議では、衆院決議も明記した「拉致問題、核、ミサイル等、北朝鮮との諸懸案を解決すべく、積極的な外交を推進すべきだ」との記述の前に、「国家主権ならびに基本的人権・人道にもかかわる」との表現を追加した。 今年4月に北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた抗議決議を行ったときは、共産党が反対し、社民党は棄権したが、今回は全党の足並みがそろった格好だ。 平成18年10月の北朝鮮の1回目の核実験の際には、衆参両院は全会一致で非難決議を採択している。 今回は社民党も共産党も議決案に賛成した。共産党は米オバマ大統領に、オバマ大統領が先般核廃絶に対して積極的姿勢を示す演説をしたのに際し、高く評価するという文書を送り、オバマ大統領もその文書に感謝するという返事を送ったりのやり取りがあった経緯もあるので、今回の北朝鮮の(核実験の一連行為でもある)ミサイル発射の行為に対する非難決議から外れるワケにはいかなかったのだろう。そこで反対すれば、核廃絶思考から矛盾し、国民からの非難を浴びかねない懸念があった。そういう経緯を踏まえたとしても、共産党も昔に比べると少しは現実的になったのかなぁと思った。 今後、議決には消極的な中国へのアメリカによる説得が注目されると同時に、北朝鮮ミサイル発射感知時の日本からの敵地発射ミサイル攻撃能力&法制化について論議されることになると思う。
やはり出来レースだったのか、特にオーラの無い岡田氏を押す人が少なかったのか・・。どちらにしても二人の出演のTV番組では、去年の自民党総裁選のときに比べると、具体的な政策論が全く出て来なかった。政権担当で無いという虚しさであろうか。 代表に選出された鳩山氏の問題点の一つは、消費税については論争さえ必要としないと述べている事。無駄遣いを無くして財源を確保するとか、未確認、未確定の財源論を並べる民主党。景気を抜本的に変えていくのには目先の国民に媚びることばかり並べていては前へ進まない。 この不景気な時だからこそ、所得は下げて消費税を10%以上に上げて消費税を国民の為の医療や福祉限定の目的税として確保すべきだ・・とわたしは個人的に思っている。そういう目的の為に、公平に広く税を国民で負担することは前向きな政策だと思うのだが・・。消費税アップが必要不可欠だと思っている政治家は多い筈なのに、国民に対して(選挙対策とかで)勇気がある政治家は少ない。
2009年05月17日
政権交代の実現を目指す為に身を呈して代表を辞任する・・とご大層な大義名分で代表を辞任した小沢氏。今マスコミも民主党も次の代表問題で奔走している。今日の朝刊によると、岡田氏と鳩山氏の出馬で一騎打ちだとか。鳩山氏だと代表だった小沢氏をバックアップしていた立場だったし、小沢色が払拭出来ない、岡田氏はクリーンで真面目なイメージが強いので、小沢体制の状態より与党、自民党は怖がっているのだとか。 果たして自民党は岡田氏を恐れているのだろうか。わたしは自民党の小泉政権だったときの国会での元小泉総理と民主党岡田代表のやり取りを今も忘れては居ない。 真面目でクリーンなイメージだけで政治家としての手腕が問われなくていいのだろうか?(個人的には岡田氏は護憲論者なのでわたしは民主党の中でも指示できない人だ。) 政治家として国民を納得させ得るだけの力量が無くては・・。さりとて、期待の前原氏なんかは、自身の発言を聞いていると現時点では出馬の期や空気ではないと諦めているように感じるし・・。リーダーシップを取れる、上に立つ政治家としてのオーラを持っている人って必ず居ると思う。
2009年05月13日
民主党議員の予算委員会での質問は・・その質問の内容のレベルは議員によってばらつきがあるが、総じて底が浅い・・。おそらく万が一政権交代して今の与党が質問する側になったらその攻撃のレベルは段違いであろうと思う。 与謝野大臣が民主党の予算案について『少々幼い』という表現を遣っていたが、まさになんだか稚拙。小沢代表の問題もまだ片付いていない現時点で、細野議員もよく麻生総理にああいう、合法的な企業献金の事についてつっ込めたものだと思う。その厚顔さが理解出来ない。 特に、石破農水大臣、与謝野経済産業省大臣、答弁は理に叶っていました。(^-^)//""パチパチ拍手。
2009年05月08日
真に日本の国の安全を考えているとは思えない判断だ。社民党、共産党。 不可解な対応 北朝鮮のミサイル発射を非難する国会決議は、7日の衆院本会議で共産、社民両党が同調せず、全会一致とはならなかった。国民の安全を最優先に考えるべき時、両党の対応は不可解と言わざるを得ない。 日本は米国と共に国連安全保障理事会の場で、北朝鮮への非難を強める新決議案の採択を各国に呼び掛けている。それにもかかわらず、国内で足並みが乱れては、国際社会の分断を狙う北朝鮮に誤ったメッセージを送りかねない。 両党とも、北朝鮮に対し、抗議や遺憾の意を示してはいる。しかし、国連安保理決議違反と断定できるかどうかに加え、日本独自の制裁強化についても「外交的な解決の障害になる」(共産党)などと主張し、与党や民主党と折り合わなかった。 中国やロシアなどにはこうした考え方もあるだろう。しかし、北朝鮮の脅威に直面する日本は、国民の安全を守るため、国際社会を説得する立場のはずだ。 とりわけ、民主党とともに政権交代を目指す社民党が棄権したのは理解できない。国家の基本をなす安全保障を巡って今回のような対応しか出来ないのでは、国民の信頼感は得られない。 (2009年4月8日 読売新聞朝刊 穴井雄治氏) 全く同感だが、そもそも民主党と社民党が安全保障の面で協力し合える考え方かどうかは甚だ疑問であったし・・。 あの民主党や国民新党でさえも、北朝鮮のミサイル発射を非難する国会決議に賛成したのに、社民党は棄権、共産党は反対した。今の北朝鮮の国の現状で、莫大な予算を費やす人工衛星を打ち上げるなど何のメリットも無いのだから現実的に有り得ないことは明白だ。 ただ国連安保理決議違反から免れる為の詭弁なのは、北朝鮮の常套手段であることは社民党、共産党も心中はわかっているのではないか。 仮にこれが北朝鮮やロシアや中国でなく、アメリカが他所の国を飛び越えてミサイルを何処かの海に飛ばしたりすると、おそらく両党は猛批判することだろう。やはり社会主義、共産主義国へのサポートをする党ということが今回で一層露呈したのではないだろうか。 一方、麻生総理は、言葉がぶれてるとか、指導力に欠けるとか言われて、支持率は最悪と散々マスコミにこけ下ろされて居たけれど、今回の北朝鮮ミサイル発射までの対応は外交面でも防衛面でもPAC3配備など迅速で適切であったのではないかとわたしは思う。 少なくても今までの総理大臣より・・。
2009年04月08日
今日5日午前11時33分、北朝鮮はテポドン2号と言われる中距離弾道ミサイルを発射させた。それに対して我が国が迎撃することは無かった。落下物が日本の東、約1270キロの太平洋上に落下したと見られる為、追撃もなかったようだ。 ヤレヤレ何も日本にこれと言って被害がなかったから、これでメデタシメデタシという事では決してん無い。「日米韓の3カ国は、北朝鮮がミサイルを発射した場合は「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動」の停止を求めた国連安保理決議1718に違反するとの方針を既に確認している。」(4月5日12時2分配信 毎日新聞)という事だし、「今後、日本政府は米韓両国政府と連携しながら、決議1718の実施徹底を求める新たな決議採択を安保理に求める方針だ。また安保理の論議とは別に、日本は独自に北朝鮮への輸出の全面禁止を柱とする追加制裁の検討に入る。」(4月5日12時2分配信 毎日新聞)と記事は伝えている。日本政府としては当然の行為だ。 今回、昨日の防衛省の北朝鮮ミサイルが発射されたという誤報が何かと物議が醸もされている。確かに大事な情報収集は迅速且つ正確に把握されなければいけないし、それは防衛省で今後しっかりと問題点を追及して解決していくべきだと思う。 しかしそこばかり問題を拡大追及していては、日本にとってもっと大事な対応が見失われてしまう。 橋下知事は寛容…「誤報になるぐらい敏感な方が大事」 (スポーツ報知) 原因は勘違い-。北朝鮮ミサイル発射の誤報が日本全国を駆けめぐった。4日昼、政府は北朝鮮が「飛翔体」を発射と発表したが、その5分後に「誤探知」だったとして取り消し。防衛省によると、航空自衛隊のレーダーが不審な航跡を探知したことに加え、担当者が「米軍の早期警戒衛星も発射を探知」と勘違いしたまま情報を伝達してしまったことが原因だという。 大阪府の橋下徹知事(39)はこの日、北朝鮮ミサイル問題について「ほんと人騒がせですね、北朝鮮。勘弁してほしいなって感じですね」と報道陣に感想を述べ、誤探知には「仕方ないこと。発射されても情報が全然流れないよりいいんじゃないですか。誤探知になるぐらい敏感に情報収集する方が大事」と危機管理体制として問題ないと指摘した。 [ 2009年4月5日8時00分 ] これはこの橋下知事の言う通りだと思う。ミスはミスとして原因を関係所管は追究するべきだが、危機管理の逼迫感があっての今回のフライングだったと思うから。
2009年04月05日
4月初旬、発射される北朝鮮の長距離弾道ミサイルの迎撃で「政府筋」がオフレコ記者懇談で「当たるわけがない」と発言したこと。あの発言はK政治家だったという。 あの人は議員宿舎に女性を云々で取り沙汰されたり・・多くの政治家も私生活ではいろいろあると思うしプライベートでもあると思うけれど、あれも議員宿舎は確かにヒンシュクものだったとは思う。今回の発言で、某N週刊誌は、「本当のことを発言しても撤回を求められる変な国だ」と述べているけど、本当のことだったら何でも言って良い訳じゃないでしょうに。ましてや政治家の地位ある立場の人ならなお更いろんな方面でも影響力があるし。短絡的な思考の週刊誌だと言いたい。 K政治家の言葉を借りて言えば、当たるわけが無い・・のが百歩譲って大きい可能性があったとしても、何もしないでミサイル飛んでくることを指をくわえて待機している独立国であっていい訳ではないと思うから・・出来うる限りの対応はとって然るべきでしょう。
2009年03月28日
今日の石破農水大臣の小沢一郎民主党代表の、西松建設からの「企業献金」問題についてブログのコメント・・ (前略)「どこからいくらもらったか、そこまで私はいちいち知らない」との発言や、鳩山幹事長も述べている一連の検察批判には、相当の違和感を覚えます。 その中で、渡部恒三元副議長が「長年の友人である小沢氏を信じる」と述べていたのは誠に印象的でした。 これだけでいいのではないでしょうか。 かつて田中角栄氏の疑惑が報じられたとき、亡父が「田中は金など貰っていない。田中がそう言うからにはそうなのだ。いいか、人を信じるとはそういうことだ」といっていたのを思い出しました。 (後略) 昨日の参議院の国会においても、石破大臣は野党からの質疑に対して他の大臣に比べてより具体的で、しかも聴く人全てに理解しやすい明快な答弁だった。 そんな卒のない大臣だが、上記の同大臣のコメントでは又人間として人と人の信頼関係をも裏切らない・・という暖かさを感じる。 政治は何もかもオープンで明らかで綺麗に物事が行くというそんな単純な世界ではあり得ないと思う。人と人、人と金・・人、物、金を政治という場で円滑に動かすノウハウは、素人から見ても紆余曲折なものだと想像出来る。但し、法治国家として民主主義社会として成り立たせるには一定の秩序が無ければ無茶苦茶になってしまうので、そこはルールを設け、守って政治的モラルも同時に守っていかねばならないだろう。私企業においてでもコンプライアンス(法令遵守)が存在するのだから。政治の場ではその一つが政治資金規正法なのだろう。それを犯しては罰せられることもある。しかし、人をいたずらに殺めたりする犯罪なんかは他人の命を奪ってしまうワケだから、取り返しのつかない犯罪だが、政治的な法律違反は、直接その人の人間性にかかわるとは限らない。(中には悪質な確信犯も無いではないが・・。) だから今回の企業献金問題で親しい友がそういう政治的な犯罪に問われた場合(決して小沢氏を擁護するつもりはサラサラないけれど・・)掌を翻したように聖人ぶって批判するのも義理人情に欠けそうな気がするし、さりとて民主党幹部のように(確証を得ないと逮捕にまで至る筈が無いだろう)検察を批判するのも本末転倒だ。
2009年03月07日
「小沢一郎民主党代表の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)が準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)のダミーとされる政治団体からの献金をめぐり、政治資金規正法違反容疑で逮捕された」(2009年3月4日14時35分 時事通信) 「小沢代表は捜査について何度も「不公正」「異常な手法」などと顔を赤くしながら強い口調で繰り返した。時折、疲れた表情を見せながらも、「この種の問題で逮捕・強制捜査というやり方は民主主義を危うくすると考えている」「こじつけたような理由で検察権力の発動は非常に公正を欠くと思う」と語り、検察当局と真っ向から対決する姿勢を前面に出した。 」読売新聞(2009年3月4日16時31分) と、この件に民主党幹部の鳩山代表や山岡国対委員長、当の小沢代表も国策捜査だとか、政権の陰謀だと検察を批判している。それならば、嘗て政権真っ只中の現職の総理大臣だった田中角栄氏がロッキード事件で逮捕されたり、 日本歯科医師会側から1億円の小切手を. 提供された問題で橋本龍太郎元総理が自民党の最大派閥・平成研究会(橋本派)の. 会長を辞任することになったりしたことも検察の捜査によるものだった筈。都合の悪い時だけ国策だと批判するのはまさに言い逃れで、往生際が悪いとしか言いようが無い。しかも、検察に対する冒涜でもあると思う。 もしかして、今回民主党に限らず、他党の国会議員も取り沙汰される可能性もあるかも知れない。
2009年03月04日
小沢安保発言 民主党は包括的な見解を示せ(2月28日付・読売社説) 日本の防衛と日米同盟の根幹を否定しかねない発言である。民主党は、在日米軍のあり方に関する包括的な見解を明確に示すべきだ。 小沢民主党代表の在日米軍に関する発言が波紋を広げている。 小沢代表は「日本が世界戦略を持ち、もっと役割を分担すれば、米国の役割は減る」と説く。 さらに、「アジアには米国のプレゼンス(存在)は必要だが、第7艦隊で十分ではないか」としたうえ、「米軍が引くことで、日本が日本の安全保障の責任を果たしていけばいい」と語った。 自衛隊が日本防衛でより大きな役割を担えば、在日米軍の海軍以外の陸空軍、海兵隊は撤退できる。そういう趣旨だろう。 しかし、この「小沢理論」には多くの重大な欠陥がある。 そもそも在日米軍の駐留目的は、日本防衛だけでなく、極東の平和と安全の確保にもある。 アジアには、北朝鮮の核やミサイル、中国の軍備増強など不安定要因が多い。在日米軍は、朝鮮半島や台湾など日本周辺有事に対する強力な抑止力となっている。 仮に米空軍と海兵隊がいなくなれば、その軍事力の空白をどう埋めるのか。部隊はグアムでなく、沖縄に駐留してこそ、有事の即応力が維持される。米陸軍も周辺有事で後方司令部の役割を担う。 「極東の安全保障環境は甘くない。空軍、海兵隊、陸軍の役割を分かってない」。ケビン・メア駐沖縄米総領事が小沢発言を強く批判したのも、当然だろう。 日本防衛でも、米軍の攻撃・報復力を前提に、自衛隊は専守防衛に徹している。在日米軍に見合う攻撃力を保有する場合、日本の防衛政策の抜本的な見直しに加え、膨大な予算と時間を要する。 軍事面だけではない。政治的にも、在日米軍の大幅削減は、オバマ政権も支持する日米同盟の強化路線と矛盾する。民主党が政権をとり、この方針を追求したら、米国は強い不信を抱くだろう。日本外交の損失は計り知れない。 「同盟関係は一方が一方に従属するのでなく、対等であるべきだ」が小沢代表の持論だ。対等か従属かの二元論に陥り、「対等な同盟」に過度な思い入れを持つ結果が、今回の発言なのだろう。 民主党が政権獲得を目指すのなら、小沢発言を看過せず、説得力のある外交・安全保障政策をまとめる責任がある。それが、「外交・安保が民主党の最大の弱点」といった自民党の批判に対抗するための正攻法であろう。(2009年2月28日01時41分 読売新聞) 民主党の小沢代表の持論って何かと矛盾点がないだろうか?民主党小沢代表は国連重視ということを掲げているけれど、そもそも国連というものの実体は多国の寄せ集めであり、各国は当然ながら、内心自国の国益などの思惑を持って臨んでいる集団でもある。法的強制力・拘束力を持つ、常任理事国の中国が拒否権を発動すれば国連軍として活動を行使出来ないような機構なのに・・そういう機構に自国の軍事行動をすべて委ねることは理解し難い。 さらに専守防衛に徹している自衛隊を在日米軍に見合う軍事力を備えるには、国民の理解、民意を得た上で法律改正はもちろん、膨大な予算と時間が掛ってしまう。 政策で重要な事項は沢山あると思いますが、中でも安全保障の問題は国民の生命にかかわる最も大事なポイントだと思う。 民主党が常日頃訴えている事とも矛盾しそうだ。そんな無責任な党に政権を任せたくはない・・。
2009年02月28日
確かに、度重なる麻生総理の発言のブレや郵政民営化に小泉政権のなかで最初は反対だった・・とか国会で言ってみたりの誤解や混乱を招く発言は問題が無いとは言えないが、決定的な政策の失策があったというわけではない。 マスコミは国民全体がまるで自民党の下野を期待したり、直ぐにでもの解散総選挙を願っているかのように連日TVで吹聴している。しかし、麻生総理初め閣僚の大臣先頭に、政権の中で一所懸命景気対策に効果的な具体的な策を講じようと頑張って居る事を信じたいと思いもある。国民の中にもそう感じている人は少なからずあるんではないだろうか。 非難されてばかりの麻生総理に対してさらに非難することは共鳴をも得易いし、楽ではあるだろう。しかし、麻生政権が波乱の中でも投げ出したりせず、あれこれ苦しんで頑張ろうとしている中で、無責任なマスコミや評論家や野党ならいざ知らず、同志であるはずの自民党員までバックアップせず、追い討ちを掛け、万が一反旗を翻すなんてことをするとしたら、余りに仁義に反していて、薄情過ぎるのではないだろうか。選挙至上主義ゆえの理論なのか。 今日の石破農水大臣のブログより・・。 『閣僚、そして自民党国会議員の責任 石破 茂 です。 ポスト麻生、などということを本当に誰か自民党内で真剣に議論しているのでしょうか。 たった五ヶ月前に圧倒的多数で麻生総裁を選んだ責任を一体どう考えているのか、理解に苦しみます。 内閣支持率が低いのを総理の所為だけにするのは卑怯です。支持率が低いのは内閣全体、閣僚全員の責任ですし、自民党全体の責任でもあります。 いやしくも与党たる自民党国会議員であるからには、国民に対して「この人こそ総理に相応しい」と自分達が選んだことにもっと責任を持つべきであり、批判する暇があったら、国民のためになる政策の立案や党改革に努力して貰いたい。自分達の選挙が危ないから総裁を代えようなどという動機が、見栄えがよくて人気のある総理総裁の下でラクして選挙を戦いたいという心理の裏返しであるとすれば、決して国民の支持は得られないと知るべきです。 船が沈みそうなときは、乗組員全員が全力で水をかい出し、穴を塞ぐことに集中しなくてはなりません。そして努力の甲斐なく沈むときは、船と運命を共にする覚悟がなくして、幹部船員の資格はありません。 当然のことながら、自民党丸は、常に己のためではなく、国民のためにあらねばならないのです。その目的を失ったとすれば、沈んでもやむを得ませんが、私はそうは決して思いたくないのです。』 p(^^)qガンバ!石破大臣、最後まで支えてあげて下さい~
2009年02月24日
今日閲覧した石破農水大臣のブログから・・・。 『・・・(前略)人間ですから、風邪もひけば、腰痛に悩まされることも、酒を飲みたくなることもあります。早く治さなければ、と薬を多めに飲むことだってあることです。 土曜も日曜も祝日も無い閣僚、わけてもこの経済危機に対応しなくてはならない財務・金融大臣にかかる精神的・肉体的負担は想像に余りあるものがあるのでしょうが、国家・国民を背負っている責任の重さを考えれば「負担に耐えられないのならその任に就くべからず」ということになるのでしょう。 私も、政治の世界は言い訳・弁解無用、全ては結果責任であるということをよく肝に銘じ、自重自戒しなくてはなりませんし、同じ内閣の一員として、今回の問題を深くお詫び申し上げます。・・・(攻略)』 優しさで中川氏に対する労いの言葉も加えて自戒されるというところが、石破さんらしい。混迷する政局の中にあって、内閣の大臣、担当者の人はそれぞれの思いがあるだろうと思うけれど、危機感を持って国家国民の為に粛々と・・でも危機感も持って職務遂行に勤しんで頂きたい。
2009年02月18日
幾らアルコールや薬のせいだと言っても、自らの判断で飲んだ上の行状なのだから言い逃れは出来ない、中川財務・金融大臣。辞任は止むを得ないかも。予算審議を通したいがために、衆議院予算通過後に・・ということなのだろう。野党が問責決議案だのなんだのって鬼の首取ったようになることは常なので予想はついてたことだけど、中川大臣の辞任のタイミングで審議拒否とは、やはり理由はなんであれ最初に反対有りきなのだ。 何か大事な事の焦点からどんどん遠ざかって行ってる気がする今の政局。クリントン国務長官の対談での本音を聞いてみたい。
2009年02月17日