N
年明け間もなく
スキー仲間のNが旅立った
あまりにも突然のことで
今もまだ一緒に活動している気がしてならない
一報が入った日
どうにも信じられず会社帰り Nが住んでいたアパートに立ち寄ってしまった
部屋の前まで行くと 何も変わらない風景
車を見れば ちゃんとスタッドレスに履き替えてある
何で?何で? 何があった?
最期に会ったのは昨年の12月 スキークラブの理事会
いつもなら理事会後に少し言葉を交わしてから お疲れ〜 となるのだけど
その日はそれもないままだった
年賀状には 今年もよろしく って書いてあるのに
何でダヨ!
お別れも出来ず
気持ちの整理がつかないまま
突然の知らせから ひと月ほど経ったある日 夢に出てきた
何か吹っ切れたような 穏やかな顔して 笑ってた
先月初め ようやくお墓参りが出来た
例年のように総会の準備をしている時もNがそこにいないことが不思議で
それでいて気配を感じる気もして
通勤電車の中から 今も時々 Nが住んでいた部屋に目を向けてしまう
もう そこにはいないのに
気づいてあげられなくてごめん