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テーマ:読書(9085)
カテゴリ:読書
こんばんは。
ブヒヨンです。 今日は、図書館からお借りしてきた、白井聡×内田樹著「属国民主主義論」を読んでいます ![]() ![]() 属国民主主義論 この支配からいつ卒業できるのか/内田樹/白井聡【合計3000円以上で送料無料】 日本が米国の属国である、ということは他のご本でも読んだことがありますが、その歴史的背景等をお二人の対談形式でまとめてあります。 第1章 さらに属国化する日本の民主主義 第2章 帝国化する国民国家と霊性 第3章 コスパ化する民主主義と消費社会 第4章 進行する日本社会の幼稚化 第5章 劣化する日本への処方箋 という構成です。 2017年7月発行の本なので、トランプ大統領誕生直前ということになるので、少し国際情勢は異なりますが、日本が属国であることには何の変わりもありません。 中国国民の上に中共があるのと同じで、日本の上に米国があるということは、当たり前すぎてもはや疑問にすら思わない、ということなのでしょうね。 おまけにある意味、とても社会主義的であるという、本当に日本は不思議な国です。 主題とは少しずれるかもしれませんが、ブヒヨンが一番興味をそそられたのは、「貨幣と身体性」という項目に書かれていた、イスラーム法学者の中田考先生の「財産は金貨か近海で持ちなさい」というお言葉です。 何かあって、家財を抱えて逃げ出そうというとき、鞄に詰め込んで担げるのは金だとせいぜいインゴット(延べ棒?)一本ぐらい。それでだいたい4千万円ということです(←今はもっと値上がりしているでしょうが・・・)。 欲を出して、それ以上担ごうとしても、砂漠を走って逃げているうちに、だんだん腰が痛くなってきて歩けなくなってしまう。 それ以上は持っている意味はないから、喜捨するしかない、という遊牧民の知恵のことを聞いて、やはり最後の最後はバーチャルな貨幣とかではなくて、現物資産がものをいうんだなぁ、と思いました。 明日は久しぶりに会社に行くので、早くお風呂にはいって睡眠を取ろうと思っているブヒヨンなのでした ![]() (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.19 21:22:31
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