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日本の歯科技工所の90%程度はワンマン技工所で何件かの先生と昔かたぎに入れ歯を作っている。
それ以外に工場さながら流れ作業で、右から左にどんどん作る場合もある。そのよい悪いは今回別にしていろんな事業形態がある。 また、数人スタッフを抱えているところは、大抵は専属の営業マンがいる。それもまた二通りに分けるとすると、営業に力を入れ営業のスタッフのほうが多く自社で製造のキャパを超える分は他社に製造を依頼する。また、営業マンを全くおかずに製造に力をいれて、営業は外部に委託するところもある。 歯科医院と技工所とは、一般的な契約書が全く取り交わされることなく、取り引きが行われ、水面下で過酷で熾烈な競争がおこなわれている。技術競争ならば患者さんにとって何もわからずとも恩恵を受ける結果になるのだが、技術競争よりも価格競争のほうが目立ち、幾ら技術料が安くなろうとも、まず患者さんに反映されることはない、ほとんど、全く。 この過酷な競争の中、付き合いのある技工所の一人の営業マンが長い間力を振るっていた会社を辞めて独立する。患者さんのことをよく考え純粋で優秀な営業マンで、どのような展開をしていくのか聞いてはいないが、彼ならきっと生き抜き信頼される営業をしていくものと確信している。 やめていくにあたって今までいた、自分が技工所の営業マンとして育った会社に感謝しているといっていた。素晴らしいと思う。 ただ、いったん辞めて外に出ると一つの競合相手として、もと居た会社に食いつぶされることもありうる。 野生の動物がわが身を犠牲にして育てておきながら、いったん巣立ってしまうと餌や、テリトリーの奪い合いで血を分けた親子で殺しあう。 何があってもたくましく純粋な営業マンであり続けてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2004 01:07:41 AM
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