131123 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
August 5, 2008
XML
テーマ:海外生活(7795)
昨日、お昼の支度をしようとしたところ、
電気が使えなくなっていましたひらめきNG

また、いつもの停電かと思い、しばらく待機。

隣村に住む、飲み友達Misheckに携帯メールを送ったところ、
「なんで電気、使えないの?」
との返事。 計画停電の場合、隣村も同時に停電になります。

慌てて、メーターボックスをチェックしたところ、
ディスコネクト。 電気が切られていましたNGひらめきNG


『マラウィを知るための45章』(栗田和明、明石書店、2004年)によれば、
給電されているのはマラウイ全世帯の4%、都市部で30%、それ以外で1%。

電気が使えない家に住んでいる隊員には、
ソーラーパネル等、貸与されていますし、
パラフィンコンロを使っている隊員もいます。

が、我が家は電気が使える前提なので、使えなくなると、とっても不便わからん

そのため、電気が切られることのないよう、
請求書が届かなくても、月々、多めの金額を支払っています。
 電気代の月々の請求書は、大抵遅れてきます。
 6月には、3~5月の請求書3か月分が、一度に届きました。


6月には、新聞広告に
請求書が届いてなかろうと
 電気代を払っていない家庭は、電気を切る」

と載せられていました。

慌てて、払いに行きましたが、窓口の人曰く、

「あなたは、請求額がマイナス、つまり
 すでにたくさん払っているから、払う必要ない」

と、言われました。が、

「来月末、払いに来られないかもしれないから」

と、無理やり多めに払ったので、今も請求額がマイナスのはずでした。


学校の事務長に相談したところ、
近くの町Zombaにある電気会社の事務所に行くため、
大学の車を出してもらえるよう、お願いする。
13:30に学校を出発するとのこと。

・・・案の定、いつまで経っても出発しません。

16時には窓口が閉まりますし、
ここからZombaまで、車で15~20分かかりますから、
15時過ぎにしびれをきらし、催促。

結局、校長が、自分の車で、電気会社まで連れて行ってくれました。

       車       車       車

電気会社の人曰く、これまで私は、メーターやライン等のレンタル料、
すなわち、月々、最低限かかる金額しか支払っておらず、
これまでの電気使用量、しめて約MK 33,000が未納のため、
電気を切った
とのこと。

 !? びっくり !?

私は月々、提示された金額を支払ってきたのであり、
MK 33,000の請求書は届いておらず、ここで初めて見ました。
(1マラウイクワチャ=約1.3円、2008年7月現在)

あり得ないです。 日本なら、せめて
「かくかくこういう事情で、これまでの電気代の請求漏れがありました。
 つきましては、いつまでにお支払いいただきたく・・・」
と文書が送られてくるでしょうし、こんな不手際、新聞沙汰でしょう。

が、マラウイでは、説明はいっさいなく、いきなり切られましたショック
こちらから電気会社に出向き、初めて知らされた
「未納」金額、MK 33,000ってしょんぼり

現在、大卒の高校教員の手取り月収がMK 28,000
 経験年数によって昇給するわけではなく、
 持っている資格や職位により、給料が決まります。


マラウイアンの平均収は17,850円とのことですし、
(総務省統計局「世界の統計2005」)
マラウイアンが雇っているハウスキーパーの月収は、たったMK 1,000。

したがって一概にくらべづらいのですが、
およそ、日本の1/10と、私は捉えています。

つまりMK 33,000とは、日本で言えば、
40万円あまりの電気代の請求が、一度に来た感覚。

校長も「huge money」だと驚いていました。
(bigではなく、huge


今日、知ったのですが、近くに住む村人も、
同じ理由で、昨日、電気を切られたとのこと。

私は外国人なので、MK 33,000も頑張れば、払えますが、
一般のマラウイアンにとっては、かなり困難な金額でしょう。

前掲書によれば、不法給電・給水や、
電気・水道代の料金の未納が、大きな問題になっているとのこと。

料金を踏み倒すつもりなど毛頭なく、
毎月、提示された金額を払い続けてきたのに、

ある日、突然のディスコネクト=料金が「未納」であることの告知・・・

前に住んでいた人の高額未納分のため、
水道局が水道を使わせてくれないと、何度か耳にしましたが、
これと似たようなトラブルが、発端だったのかもしれません。


銀行から振り込んだ水道代しかり、未だ盗まれたままの電話線しかり。
マラウイ生活における困難の1割は、インフラに関することでした。

今回のことも、1年前の私なら、理解不能。怒り狂っていたと思います。

けど、だいぶ慣れましたね。こういう「人災」にも。

怒ったり、イライラしたところで、
状況が改善されるわけではない
ことを学んだのでしょう。

こんなトラブル以上に、もっとひどい経験をしたから、
あれにくらべれば、マシと思えるようにもなりました。

今回は、電気会社に同行してくれた校長をはじめ、
周りの人に感謝することも出来たし、
Malawiだなぁと、笑える余裕もありました。

マラウイアンに、人間性を鍛えてもらっています。

 マラウィを知るための45章


That's Malawi。

今日もぽちっ↓ぽちっ↓とありがとうございますピンクハート

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ バナー





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 6, 2008 01:03:31 AM
[マラウイのインフラ] カテゴリの最新記事


PR

Profile

シマチキン

シマチキン

Category

Favorite Blog

お金をかけずに楽し… しおん4621さん
マイルドライフ シマッタカさん
アジア流浪の民 + … nyankichikichiさん
イナエ羊のブログ イナエ羊さん
Registros de la vid… allinllachuさん
光透波(ことは)の泉… ことは(^_-)☆さん
♪ ツイてる ありが… ヒックル(^_^)vさん
武辺夜話 日誌  … KenKIRYOKUさん
空飛ぶ花屋「タンポ… タンポポ2号さん
★☆★ とろ~*LIN… Hareriさん

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X