テーマ:海外生活(7798)
カテゴリ:マラウイの生活
これまでオリンピックにはさほど興味がなく、
前回のシドニーオリンピックの会期中も、ペルーを旅行中でした。 他の日本人旅行者から、女子マラソンの野口みずきが 金メダルをとったことを教えてもらいました ![]() 北京オリンピック開会式のTV中継を観ていた飲み友達、Misheckから、 「すごいよ、観においでよ」 とのお誘いを受けました。 その時は残念ながら、職員会議の真っ最中でしたが、 後日、ダイジェスト版を観ることができました。 Misheckの生家にはテレビがなく ![]() ![]() 彼がオリンピックを見るのは、人生でこれが初めてだそうなので、 びっくりしてるんだろうなと思っていました。 が、私もびっくりしましたね~ ![]() 私が今まで観た、どの開会式よりも一番、圧倒されたし、 長野やソルトレイクオリンピックの開会式よりも、素敵でした ![]() DVDが発売されたら、欲しいです。 マラウイ生活で、文化や娯楽に飢えているためかもしれません。 21世紀は中国の時代であることを、痛感させられました。 マラウイやタンザニア、ザンビアを歩いていると、 「チャイナ!」「チナ!」「チャンチュン!」 などと、叫ばれることがままあります。 それは決して好意的な言い方ではなく、侮蔑的であり、 自分に余裕がない時など、何度腹立たしかったことか。 彼らが「チャイナ」=東洋人を侮蔑する理由として、 これまで以下の理由を耳にしました。 ・中国製海賊版DVDが出回っており、 カンフー映画の影響で、東洋人は好戦的だと思われているから 海賊版DVDにはアクションものハリウッド映画も多くありますが、 ホワイト=好戦的というイメージはないようです。 ・中国人は人肉を食べると思っているから 「日本人も人肉を食べるの?」と、何度か聞かれました。 ・アフリカで商売やビジネスをしている中国人、台湾人も多く、 彼らに対するやっかみ マラウイは、去年の年末だったか、今年の初旬だったか、 中国と国交を結ぶまで、台湾と国交がありました。 ・英語がうまくしゃべれないから ある先輩隊員が 「映画の字幕に『China』と書かれていると、差別用語じゃないかと感じる」 とおっしゃっていたほど、「チャイナ!」と叫ばれることは不快です。 この開会式を観たアフリカンたちの、 チャイナに対する印象が、好意的に変わってくれたらいいのですが。 ところで、南アフリカ共和国の放送局が作った ダイジェスト版では、各国の入場もかなりダイジェスト。 日本のダイジェスト版なら、逆に切られるであろう、 アフリカ各国の入場を見られ、興味深かったです。 が、日本の入場が見られなかっただけでなく、 マラウイの入場もカットされてました ![]() ![]() リアルタイムで観ていたMisheckによれば、 「ナレーターが、ブルキナファソのことを“very poor country”と紹介してたけど、 ブルキナファソの方が、マラウイより上。 マラウイのことは“アフリカの小さな国”としか言ってなかった」 とのこと。 確かに、外務省のHPによれば、一人当たりGNI、 ブルキナファソが440米ドルであるのに対し、 マラウイは170米ドルとのこと(2006年、世界銀行)。 嗚呼、マラウイ・・・ The poorest country? 今日もぽちっ↓ぽちっ↓とありがとうございます ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 10, 2008 09:34:29 PM
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