2005/09/24(土)02:24
キューポラのある街(1962)
今は今月2回目の3連休で色々と盛り上がっている方も
いらっしゃるでしょうが、私の方は仕事でかなりマズイ案件を
抱えているせいで、前回の3連休も今回の3連休も次の3連休も
仕事で瞑れる予定です。
とは言いつつも今日は比較的楽な日でしたので、
約40年前の古い日本映画の
「キューポラのある街」
のDVDを借りて観ておりました。
この映画は埼玉県川口市が舞台となっている映画でございますが、
今はこの映画とは全く違うイメージの街になっています。
たった40年かそこらで変われば変わるもんだなと思って
観ていました。
街の事を書いてもしょうがないので、映画について書きますが、
やっぱり吉永小百合さんは綺麗ですね。綺麗過ぎて、
映画の中の川口の街から浮きまくっています(笑)
吉永小百合さんには責任は無いですが、これはキャスティングを
誤っているかな~と思って観ていました。
この映画は飲んだくれの黄門さまも見所ですね。
黄門さまとは「東野英治郎」さんの事ですが、
主人公の父親としてロクでもない飲んだくれのオヤジぶりを
観せてくれています。
殴り倒したくなるような見事なロクでなしぶりです。
他にも吉行和子さんもさり気なく出演されたりもしていましたね。
現代の映画に毒されている私にとってストーリーはなかなか
新鮮で面白く、時代背景も興味深く色々と興味を持って
観る事が出来ました。
ちょっとある種の思想の匂いが気にはなるのですが、
時代が時代なのでその点は仕方がないのかなと思っています。
でも、在日朝鮮人一家の北朝鮮への帰国に関する一連の話は
「気の毒に・・・」
と思って観てしまいました。
それもその一家の小学生の子供のセリフには参りました。
「(北朝鮮に行っても)これ以上貧乏になる事は無いから!」
これ以上の貧乏が待っているとはこの時には誰も
気づかなかったんですね・・・
ウチの家人はこの映画を観ながら、
「その列車に乗っちゃ駄目!」
とか言っていました。
まあ、この北朝鮮への帰国事業絡みの話が一番この映画では
印象に残りましたね。
キューポラのある街