ローズマリーのボス

7年前に、たまたま通りかかった恵比寿の花屋で小さなローズマリーの苗を求めた。草丈10センチそこそこの可愛いチビ株だったので、テーブルグリーンにと、我が家に迎えたのだったが、ある日、花壇の空きスペースにちょこんと植えてみた。株はみるみる成長し、回りの植物を圧迫し、我が物顔でのさばり放題。成長というよりは、増長しているという感じ。定期的に手入れにきてくれる庭師さんは、毎回豪快にバシッ、バシッと枝を切って、さっぱりさせてくれるが、負けるもんかとばかりに一年経つと元通り。まるで庭に小さな森があるようだ。この他に5株ほどローズマリーがあるけれど、利用は殆どこのローズマリーの枝。たくさん使えるので嬉しい事は嬉しい。でも、悩みの種は、この子いまだに花を咲かせたことが無い。海のしずくと言う語源を持つローズマリーの花。いつかこの子の花を見てみたい。手前の押しつぶされそうになっているのは、レモンマリーゴールド。こちらは秋に輝くような黄色い花を無数につけてくれる。風が吹くと葉からレモンの香りがふわっと立ち上る。 ハーブの苗　「レモンマリーゴールド　9cmポット」ちなみに後ろにちょろっと見えている赤い花はチェリーセージ。花期が長くて丈夫なハーブ。 ハーブの苗　「チェリーセージ（レッド）　9cmポット」