2008/06/03(火)12:13
無農薬ガーデニングTips アブラムシ退治編 後編
アブラムシ退治編の後編。
前半はこちら。ひとつ、お断りしておくと、このページに書く内容は、
私がずっと愛読している山田園子さんの著書、
「誰も教えてくれない 環境にやさしい虫退治」から
引用した部分を含んでいる。事前に了解を得たいと思い、連絡してみたが、
連絡先が変わっていて、了解を得る事ができなかった。なので、出典は上記の著書からであり、さらに原文をそのまま
引用したものではない事をお断りしておく。 さて、アブラムシ退治の方法の続き。
前編では、私が実際に試した事のある方法をご紹介したが、
ここからは、実践していないものが多いので、
効果の程はわからない。ただ、こんな方法もあるのか、という事を知るだけでも
価値はあると思うので書いておこうと思った。草木灰を撒く
落ち葉や乾燥した雑草などを燃やし、灰にする。
それをアブラムシの上から撒く。
オイルスプレー
100グラムの石鹸を800ccの食用油に溶かして入れ、沸騰させて完全に溶かす。
これを20倍の水に希釈してスプレーする。作り置きできないので、使用する都度希釈する事。
作る際に油を沸騰させるので気をつけて作業する事。
花や果実にかけない事。石鹸スプレー
10グラムの石鹸を1リットルの水に溶かす。
これをスプレーし、しばらくしてからシャワーで洗い流す。
アブラムシほか、カイガラムシ、蝶や蛾の小さな幼虫に効果あり。玉ねぎスプレー
200グラムの皮付き玉ねぎを乱切りにし、100ccの沸騰した熱湯をかけ、冷めるまで置く。
これを4リットルの水で希釈して10日に一度スプレーする。マリーゴールドスプレー
鍋に石鹸水を入れ、沸騰したら水面を覆う量のマリーゴールドの花を入れて
再度沸騰させてから一晩置いて濾して使う。
アブラムシのほか、オンシツコナジラミにも効果あり。重曹を使ったアブラムシ退治方は、無農薬ガーデニングTips重曹編にひとつ書いてありますので、ご参考に。以上でアブラムシ退治編は完結。
色々試して、自分はこの方法、というのを模索してみては如何でしょうか。 私が徹底して薬剤を使わないのには、体に悪いから、という理由のほかにもうひとつ、重大な理由がある。それは、薬剤を使うと天敵も殺してしまうからだ。
天敵がいなくなった庭には、しばらくして害虫があふれ出す。
そして、薬剤への耐性を身につけた害虫を退治するために、
もっと強い薬剤を使わなければならなくなる。
考えるだけで身震いする。庭や植木鉢にカマキリや蜘蛛、カナヘビ、カエル等を見かけたら追い出さず、害虫を食べてもらおう。 最後に、「誰も教えてくれない 環境にやさしい虫退治」は
山田園子さんが自費出版で刊行された読本で、
後にナツメ社から「人と環境にやさしい虫退治」というタイトルで
正式に出版された。
現在は絶版になっているが、ユーズド本なら手に入るかもしれない。
無農薬ガーデニングを目指す人には是非とも読んで欲しい一冊なので、絶版になったのは、本当に残念である。ご訪問ありがとうございました!お帰りの前にポチっと応援してくださると嬉しいです(*^_^*)