207505 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

MAL-ET fractal  肉とコーヒーとヘヴィメタル

MAL-ET fractal  肉とコーヒーとヘヴィメタル

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

MAL-ET fractal

MAL-ET fractal

カテゴリ

日記/記事の投稿

カレンダー

バックナンバー

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.01.07
XML


​​​桃象(momozou)​​

〒500-8837 岐阜県岐阜市玉森町12

18:00~23:00

月曜定休




久々に某smz氏との飲み会というか、小生下戸なので完全に食べ歩き会というべきか。
どうしても茜部の店ばかりで行き尽くしていてマンネリ化しつつあったので、珍しく玉宮か柳ヶ瀬にでも出ていこうかという話に。
コロナ後の玉宮はどんなものかと思いきや、見事に客足は復活していてどこも激混み。こりゃ参ったなと思いつつ、適当にブラブラと歩いて店を探していて見つけたこの店。



玉宮の中ではけっこう外れの方にあるよね。徹明町の方までいってしまうんやけど、あの通りの中では比較的静かなところにこの店があった。ネーミングセンスが今どきな感じで、入り口がおしゃれ過ぎて小生のようなおっさんには少々入りにくい雰囲気。高そう。

見た目が今どきな意匠な割にはインスタの公式アカウントすら無いという、今どき珍しく硬派なのか何なのかよくわからんこちらのお店。
そして時間帯が早いからかわからんが、客は人っ子1人いない。大丈夫かこの店・・・
前からあるのは知ってたんだが、もしかして全然人気無いんだろうか。以前に通った時もゴールデンタイムなのに客ゼロだった。

とはいえ、食ってみねばわからんしと思い入店。もしかしたら、この後の予約でいっぱいだから誰も客がいないのかとも思ったが、席は普通にあいてたね。ただ半分ぐらいは予約で埋まってた。
そりゃそうだわな、この忘年会シーズンに暇なわけないわな(脂汗)

というわけで安心して入店。



席に座ってメニューをぱっと見た感じでは、和食海鮮を中心としながらもジャンルレスな感じというか、ちょっといい普通の居酒屋的なラインナップ。1軒目にはちょうど良いかもな。

と思ったところで、おしぼりが出される。この際店主(らしい雰囲気だが違うかも)は無言・・・
目がくりくりっとしていて愛嬌のある感じで、別に根暗なイメージも無いが無言・・・( ゚д゚)

ちなみにこの後の注文の時も、基本的に無言だった(頷きもしないしお礼も言われない)。
何か気に触ったのかなと思ったが、こういう人柄なんだろうな。
こういう接客の店で強面のパターンは今まであったが、こういうよく分からんタイプの接客は初めてだな・・・別に気分が悪いわけじゃないが、よくこれで人が来るなという印象は持った。不思議なスタッフだ。




突き出しはうずら卵の味玉。珍しくない?

さて、いつものごとく烏龍茶で乾杯した後は(つーか居酒屋とかどんだけぶりよってぐらい久々。何年ぶり??)、とりあえずメニューを物色。まだ慌てる時間でもないし、ゆっくり見ようかね(なんか急に頭の中にスラムダンクの仙道さんのセリフが思い浮かんだ)。

最初にメニューみた時に気づいたが、わりと“生たこ”関連のメニュー、他にも海鮮メニューがわりと多い印象があった。実はタコには目がないので、とりあえず生たこ&定番の前菜メニューからいくかね。

親友が隣でシメサバ云々と言ってるのでついでに。あれ、いつからシメサバなんて食うようになったんだろう・・・と思ったら、実は好きだったけど一緒に行く店に今まで置いてあったことがないから頼まなかっただけらしい。15年以上の付き合いになるのに、まだ知らんこともあったもんだ。


​​​生たこ炙りポン酢​​​


生たこなのに炙りって時点でポイント高いんだが、ポン酢なんですよね。申し訳ないけど、もうこれだけの記号が揃ってる時点で個人的に美味い。好きなんだよねこの組み合わせ。
しなやかでどこまでも伸びる生たこの食感は噛み切れそうな気がしないが、これが最高だな。ホルモンは噛み切れないから嫌いとか言ってるやつ、ちょっとそこに座れよ・・・・( ゚д゚)

しかもこいつ、炙ってあるんだよな。何で生タコなのに香ばしいのって。最高かよ。

もみじおろしのほんのりピリッと利いた辛味、果実味はそれほどなくかつ酸っぱすぎないポン酢のおかげで、味わいとしては全体的にタイトな仕上がり。コーヒーに親しみ過ぎたせいで、ここのところこういうポン酢には爽やかで果実感の強い酸味やアフターフレイバーを求めがちだったんだが、これぐらいシャキっとしてて切れが良い味の方が他の料理の邪魔をしなくて良いよね。

しかし素材も料理も繊細だなぁ。臭みも全くないし、思った以上に高品質な店で、連れも驚いてる。今まで敬遠してたのはもったいなかったか。とりあえずこれ一品だけでも来た甲斐があったというもんだな。




​​​自家製しめさば​​​


二品目。
寿司屋でもない限りわざわざ自分から〆鯖をオーダーすることってないんだが、こういう貴重な機会を恵んでくれた親友に感謝。市販のものってほとんど生臭いものばかりなので普段から敬遠してるんだが、さっきの生たこポン酢を食った時点で「この店が変なモノを出すはずがない」と確信したので全く抵抗なくいただく。
これもさっきのポン酢と同じで、酸味はそれほどでもなく、旨味は分厚くシャキっとした味わい。
付属の利きすぎてない山葵がなかなか良い仕事してる。山葵って利けば良いってもんでもないでな。
写真では隠れて見えないが、左端にはガリが。
というか、この店の刺身系のメニュー、基本的にどれもこれもガリがついてくるらしい。珍しいな。



​​​親鶏のももタタキ​​


これもメニュー見た瞬間にピンときたわ。
“地鶏”じゃなくて“親鶏”やから要するに廃鶏のことやね。久々に食いたかったんやわ~。
昔ウチが商売やってたころは、わりと廃鶏にありつく機会が多かったので珍しくはなかったんやけど、もう廃業して長年経つのでしばらく食ってないんだな。もう鶏飼うのもやめたし、たまには食いたくなる。

親鶏っていうと色々あるっちゃあるけど、ものは採卵鶏のだいぶ年食っちゃったやつとか、卵産めなくなってしまったやつが多いのかな?少なくともウチで食ってたのはその類のもの。
肥育期間がかなり長いので、ブロイラーや雛鳥と比べると肉質は硬い。
誤解を恐れずに言うなら、低コストながら実質的に地鶏にけっこう近いんよね。ブロイラーの雛(若鶏)に比べれば圧倒的に旨味も歯ごたえも段違い。圧倒的に段違いってちょっと頭痛痛い感ある表現だな。いや気の所為か。

で、岐阜でこういうそこそこ良い店だと奥美濃古地鶏のタタキとかがあったりするわけだが、“親鶏”とわざわざ書いてあるということは、そういうブランド地鶏を使ってるわけじゃないということ。これはかえってそそられるね。地鶏と比べればコストもぐっと抑えられるはずやけど、親鶏でもモノによっては生臭かったり色々あるでな。

などと色々要らんことばかり考えたが、実際食ってみたらどうということはない。
めちゃ美味いがね( ゚д゚)
親鶏らしい歯ごたえと詰まった旨味。地鶏と言われても騙される程度の仕上がりやね、素晴らしい。
薩摩醤油か砂糖醤油かは判別できんけど、やや甘めの生姜醤油と相性ばっちしやねん。




​​​牛たんねぎ塩​​​


連れの方が思わずオーダーしてしまったこれ。みんな牛タンに弱いよね。タンとねぎ塩って何でこんなに合うんやろってやつだわな。

上質な牛タンなら軽く塩胡椒程度にしておいて肉そのものの旨味を味わいたいと思う一方で、にんにくとごま油の利いたネギ塩ダレをダバーっとかけて豪快にいってしまいたいとう、なかなか罪深いメニューだが、どこの店でもたいてい大人気やろうな。分かるわ。
値段もそこそこ張るのでどんなもんかと思ったが、量は少ないものの、しなやかジューシーでしっかりと保水力のある肉。こりゃ素材もそれなりに良いな。ちゃんとタン元やな・・・タン先ではこういう食感にならない。
飯を食うような店ではないので味付けはどんなものかと思ったら、思った以上に塩がビシビシ利きまくっていてぶっちゃけけっこうしょっぱくてGoo。めっちゃ白飯欲しい。
まぁ酒飲みのための店なんてこんなもんか、と思いつつも、他のメニューの繊細さと比べるとやや違和感。てっきりもっとさっぱりと仕上げてくるかなと思ったが、こんだけしょっぱいと他のメニューの邪魔しそう。個人的には嫌いじゃないが、明らかにこいつだけコンセプトから浮いてる気がする。気の所為かな。


さて、ハシゴ一軒目で思いの外良い店にあたって気分上々。
次はどこへ行くか・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.01.07 20:34:16
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X