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カテゴリ:外食レビュー(麺以外)
武芸川温泉 岐阜県関市武芸川町八幡1558-7 9:00~23:00 平日 750円 / 土日祝 850円 いや~ぜんっぜん来てなかった。あやうく色々損するところだったわ~。 地元武芸川温泉が市営から民営に切り替わりリニューアルされてはや8年?10年?ぐらい経つが、リニューアル以来ずっと「関観光ホテル西の屋別館」という接頭辞がついていたはずなのに、よくよく見てみると消えている。以前とデザインはほとんど変わらないのに、看板やロゴの細部が絶妙に違っている。これみんな気づいてるのか? 異変を感じたのは、少し前に本巣の「ぬくい温泉」に寄った時のこと。 看板から「武芸川温泉グループ」の名前が抜けていたので、まさか関観光ホテルが経営破綻したのかと心配だったが、グループ共通の回数券とポイントカードは続けて使えていたのでその時はそれ以上追求しなかったんだが・・・ 西の屋にちなんで、毎月2と4のつく日に行われていたポイント倍デーも行われていない模様。いったいどうなってしまったのか。 どうも、新たにいずみの湯という企画・ブランドを立ち上げて、関市だけでなく、岐阜全体に広く事業を広げていきたいという目論見が見えるね。なんかサイトもできてるし。 https://www.izuminoyu-group.com/ 関観光ホテルが母体になってんのかな? そのあたりは明らかにされてないけどな。 ちなみにこの武芸川温泉、昔から泉質が抜群に良いことは評判だったんだが、関観光ホテル(現いずみの湯)が経営に乗り出してからは、内装、サービス、施設等々、どこをとっても、大人気一流日帰り温泉に引けを取らないモンスターレジャー施設として生まれ変わってしまった。 平日750円で温泉&岩盤浴入り放題という設定はもはや価格崩壊。施設は清潔かつ工夫と拘りが細部に見られ、ゆったりと余裕のある館内、安定感のある食事処、各種サービスが充実。こんな良い温泉が地元にあると、わざわざ下呂温泉なんぞ行く気にもならんのだが(泉質も池田温泉と同じでかなり下呂温泉寄り)。 で、サービスそのものには何も変化は無いものの、どうやらポイントが年明けに失効してしまうらしい。今のうちに使っておかねばな・・・ というわけで、久々にひとっ風呂あびて疲れを洗い流しつつ、なんか気になるメニューがあったので食事処に。我ながらそうとう珍しいな。 キワモノやな( ゚д゚) いや、トマトジュースとビールの組み合わせでレッドアイっていうカクテルは元々あるから良いけどさ、このきゅうりがシュール過ぎる。何なんやこのチョロんと飛び出てんのは。 ちなみにレッドアイそのものなんやが、個人的には、何度飲んでも良さが全く分からんかったな。 ふと気になって一般的なレッドアイに対する評価はどんなもんか調べてみたが https://tanoshiiosake.jp/4951 トマトの酸味とビールの苦みが中和する??? 栄養価から見ても優れたパートナー?????? 本気で言ってんのか( ゚д゚)????? 化学反応のことは分からんので置いておくとして、どの記述も全くしっくり来んのだが、どうなんだこれは。 むしろトマトジュースとビールが合わさると、独特の鉄分臭が更に強くなって、ただただ飲みにくいモノになるという印象しかない。まぁそれは主観なのでアレなんだが、酸味と苦味の中和はわけわからんな。 お互いに薄くなってシャバいとしか感じない。ビール本来の苦味と甘みがトマトの酸とグルタミン酸の暴力のおかげで台無しになり、その逆もまた然り。アクの強い者同士を組み合わせることによって見事に味が喧嘩する代表的な例と認識してるんだが、あれのどこにシナジーが発生するというのか。 それぞれ単品なら美味いんだがなあ。 まぁ、トマトもビールも、モノによってまるで違うので一概に決めつけることもできんか。 ネーミングセンス、もうちょい何とかならんのかい( ゚д゚) と思ったら、どうもいわゆる地元高校とのコラボ開発商品的なやつなのね。 関商工の総合ビジネスの生徒が提案した形か・・・どこがキラキラなのか教えてくれるか? 温玉をソフトクリームに突っ込むという安易な発想の良し悪しはまぁ良いとして、実物のクォリティはどんなもんか。 レッド・愛 なんか名前の見た目がスナックだな(笑) レッドアイのビールをノンアルにしただけの、アイデアもへったくれもない商品だが、風呂上がりにはたしかに良いかもしれん。アルコールも糖質もフリーなノンアルビールにトマトジュースなので、たしかに元々のレッドアイよりも健康には良いかもしれん。 風呂上がりの一杯としての価値はあるかもしれんな。ドライバーの人でも安心して飲める。 で、肝心の味だが・・・とりあえず、やっぱりこの胡瓜が何のために突き刺さってるのかは、その意図すら全く不明。彩りかな。あと雰囲気。雰囲気って大事やもんな。一般的には。 なんか浮力て浮いててきてしまった胡瓜が勝手にグラスの外に落ちかけたので、さっさと先に片付けることに。何かやるせない。 中身の方はというと、嫌な予感通り、トマトジュースとビールが合わさることにより妙な金属臭、金属味が。これ何なんやろね、ノンアルビール単体でも感じるんやけど、トマトが入るとよりいっそう助長される。自分は下戸やけど、だからノンアルコールビールだけは飲みたくないんだよな。 ただただトマトの味が薄まって、炭酸が薄まっただけという印象。控えめに言っても飲む価値は感じなかったかな。レッドアイ好きな人に、レッドアイの本当の魅力を訊いてみたいとこやね。実際どうなんやろ。 キラキラソフト 申し訳ないけどキラキラ感皆無のこのソフトクリーム。どこがキラキラなんかな。 まさかこのキャラメルソース的な部分のことかな?? 名前とコンセプトが全然合ってない気がするが、いちおう能書きによれば、「温泉卵をのせたクリーミーな味わい」がコンセプトのはずだよな? 何でそれを名前にしなかったのかがまず疑問。 また、これは勘違いだったら申し訳ないんだが、そもそも「クリーミー」というのは味わいを指す概念ではなく、舌触りや口当たりといった「テクスチャ」を意味する言葉だよな?? この解釈が間違っているのなら申し訳ないが、根本的に間違っているとしか思えない記述。指導教官は何をやってたんだ? さて表面を削っていくと温泉卵が顔を出す。 ちゃんと半熟で仕上がっているが、ソフトクリームが冷たいからか、割りと硬くなっていてトロンとした感じが出ない。クリーミーかどうか絶妙に判断が難しい舌触りだな。正直ソフトクリームそのものの方がクリーミー。ここのソフトクリームは割りと乳脂肪分がきつくてミルクミルクしてるタイプのアクの強いソフトなので、余計にそう感じるんだよな。 で、せっかく温泉卵が入ってるのでそれなりに玉子の濃厚感が出るかと思っていると、やはりこれもキンキンに冷えているからか、玉子の味は全く分からん。もしかしたら多少風味がするかなというぐらいの控えめな感じ。やっぱり玉子の濃厚な風味を感じようと思うと、ある程度の温度が要るらしい。 別に不味いわけではないんだが、せっかくのアイデアがまるで生かされていない、ただ組み合わせただけというものに留まってしまったのは残念。 子どもが作ったものにそんなにムキになるなよ大人げないと言われそうだが、金をとっている以上、そういうわけにもいくまい。ましてや関商工という地元の伝統校の評価がこんなもののせいで地に落ちるのではないかと思うと、看過し難いものがある。 ・・・これで「味見して美味しいと思ったので」と言い返されたら何も言えんな。 今どきはクォリティよりも「映えとスピード」と言われればその通りなんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.22 08:37:34
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