MAL-ET fractal　　肉とコーヒーとヘヴィメタル

春先からちょっと間が空いて久々の訪問。
高富近辺エリアでは貴重な麺屋。地元で一番応援したい店なのに、なかなか来られくて我ながら残念。
しかしこのクソ暑い夏を乗り切るにはやはり冷たくてシャキっと締まった蕎麦だろうということで。



夏季限定に間に合ってよかった。下調べをして知っていたが、今回はこの冷やし坦々そばを。
たしか前も思ったんやけど、「担々」に直した方が良いと思うんやけどな・・・おそらく気づかないとは思うし、わざとかもしれないのであまり突っ込むのも失礼か。


蕎麦の方が味が濃くて辛そうなので、舌がアホになる前に先にかしわ天の方を。



つけダレも塩も無しで柚子胡椒のみ！！いいね( ﾟдﾟ)ｂ。好きだわこういうスタンス。
これほど迷いのない形で天ぷらを出せるのは個人的にめちゃくちゃ好感度高い。



衣はふわふわ＆さくさく。胸肉ながらホロホロっと崩れる軽やかな食感で、中身も外身も、個人的に天ぷらに求める理想形そのもの。しばらく来ないうちにこんなに魅力的なメニューが追加されるとは。
やはりできて２年ぐらいはどんどん変わってくるんだろうなぁ・・・心から感心。

これまた柚子胡椒を加えても良いアクセント。元が淡白なので、ちょうど良い味変。
たしかにこれは、つゆでも塩でもないな。



本丸を落としに。
上には山盛りミンチ、下はどろり濃厚な胡麻ダレ＆辣油。
ひと目見てそばとは思えないビジュアルだが、普通の万人受けするそばではないものを目指すというこの店のコンセプトに最も相応しいタイプのメニューかもしれない。



辛さはかなり控えめ（ほぼ皆無）のマイルド仕様ながらも、胡麻の味と香りの濃厚かつハードテクスチャのスープが凄まじくよく絡む麺は、程よいコシと喉越しのバランス麺。
ここまでタレが強いともはや蕎麦の香り云々の次元ではないが、よくぞ思い切ってここまで振り切ったという感じ。このままジャンク路線のそばを極めてほしいな。



かなり濃ゆいので、生卵を絡めた後半も最高。
ずるずる、どろどろといきましょうや。



最後に残った胡麻ダレと玉子と飯を絡めて



日本人の心、T.K.G.。
冷やし系の担々でここまで感動したのってバチ軍以来だわ。
それでもバチ軍にはとどかないが・・・もう二度と食えない補正があるから余計にな。

とはいえ、美味しゅうございました。堪能しました。

ちなみに、この日は実はめちゃくちゃ体調が悪くて、食べ終わった後は満身創痍。
帰り際に店主に話しかけられるも、何を仰っていたのかほぼ分からず。
適当に相槌をうってしまって申し訳ない。何だったんだろう。