サンセベリアの館

　日中はまだ暑いものの、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。

　真夏の高温高湿で動けなかった体も、湿度が下がってくると見違えるように動きます。

　夏には鉢を１つ動かすにもだるい感じで、それこそ重い腰を上げるといった具合でしたが、この頃は階段の上り下りもスムーズなこと。

　そう動ける季節になると思うのは、ソマリア。


　ソマリア産のサンセベリアはいくつか入手していますが、どれも他の産地のサンセベリアと違うのです。

　葉色もグレーっぽい黄緑だったり、葉柄も細かい線状が入ったりで、何かが違うんです。

　そのソマリア産のサンセベリアは今のところ首都のモガディシュ(Mogadishu　ソマリ語:Muqdisho)のみサンセベリアの入手が可能で、殆どがモガディシュの名前がついていますが、ソマリアのどこから採種したかは不明です。　そんな不透明なサンセベリアだから逆にすごく興味を覚えます。
　いったいどのようにして他のサンセベリアから独自の繁殖をするようになったのか？

　またどんな環境で、いつ、何の影響で・・・？

　
　ご存知のように、今ソマリアの特に南部地方は酷い干ばつで、水も食料も殆どない状態が続いています。

　http://www.unicef.or.jp/kinkyu/somalia/2011_0818.htm

　これはユニセフの事務所からの報告ですが、それに対してアフリカ諸国の救援隊が現地入りをはじめています。

モガディシュ市内

　昨年までは内戦で入国すらできない状態でしたが、平和維持活動(PKO)部隊が治安に努めてからは比較的改善されているようで、内戦で国外退去していた現地の人々もソマリアに戻ってきています。


　そんなことで今は以前よりはソマリアに入りやすくなったと思っていますが、一週間前にもジャーナリストが撃たれて死亡する事件があったばかりで、まだまだ気楽に行けるとこではないですね。

　また首都のモガディシュでは何とか安全なところは確保できそうですが、サンセベリアは首都にはないですから、その情報を得て行ったところがどんなとこかも想像もつきません。

　もしソマリアのサンセベリアの現地へ行ったら、また他のサンセベリアが見つかると思えてなりません。

日本唯一　サンセベリア専門

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