下北のデビルスタワー 1日目
下北の…マッターホルン、エルキャップとその異名からも興味をそそる縫道石。登ると北海道が見えるよ!とのおまけもついててずっと行ってみたいと思っていた☆夜通し北上し、朝方登山口駐車上に到着。途中、あ!黒猫?と思ったら子熊のお出迎え。そして道路から見るその姿に名前負けしていないことを確認。スゴイ、かっこいいドキドキ登山道から分かれて岩場の基部になんとかたどり着くも予想通り、取り付きが不明瞭。たぶんココいらへんだろうとスタート。【南東稜】 (のつもり)1P 30m 10ab? mamaリード。キャメぶら下げるのは、ヨセミテのイーストバットレス以来。何年ぶりでしょ(笑)出だし小さめのカムを取りながら左上ぎみにいくと残置ハーケンのラインに合流。すでにフリー断念でA0。思ったより難しいっすすこし登ると頭の上のハングに押さえつけられる。↑このハングは超えないだろう。ヌンチャクもなくなったので一旦切る。残置とカムでビレー。2P 5m 5.9? ユーヤんリード二人でルーファイ相談。直上のハング超えはなしとして、左上ハングぎみのクラックか?いやいや、もっと左のテラスにトラバることとする。足元はスパッと切れててスリリング↓3P目 15m 5.8? mamaリード間抜けなmamaがナッツしか持たずにスタート。一箇所悪いとこは固めどり。3ピッチはこのテラスからスタート↑4P目 40m 10ノーマル? ユーヤんリード。出だしのクラックはレイバック。岩が硬くて気持ちいいけどバランシー!面白いピッチ。4P目の出だし広いテラスに到着5P目 15m 5.6? mamaリードここは間違ったんだろうな。広いテラスから右に回り込み、簡単な凹状ぎみのフェイスでピナクルの上に。(ホントは左に回りこむらしい?)ピナクルのてっぺんに登るも懸垂の支点がない!アレ?隣の岩峰にあるじゃんユーヤんにも上がって来てもらい。隣の岩峰目指して一旦クライムダウンして登り返す。↑コワかった~6P目 15m懸垂下降してからやぶこぎ歩き約40m。時間かかりすぎが気になる。寝てないから?か慣れないナチュラルプロテクションのせいか?疲労感がぬぐえない。新しい靴が痛い!もう履きたくないよ~敗退しようと相談するも、さわやかな笑顔で「行きましょう!」とユーヤん。う~ん。ハイ、突っ込んでみますかしか~し中央バンド?から次のピッチの出だしもまたワカラナイ。トンネルくぐって登れそうなとこをユーヤんが登り出す。5メートル登って上部を探るもラインが見えない様子。引き返してきてもらう。クライムダウンの途中で支点の木が折れてカムも外れてグランドフォール。高さがあまりないとこでよかった!折れちゃいました☆7P目 8m 5.8? mamaリードトンネル手前。こっちだろう、とちょっと登ると残置があり。ラインが見えたのであとはユーヤんにバトンタッチ。以降ユーヤんリード。楽しいチムニー登りアンギラスの背8P目 30m 11あるでしょ?昔のユーヤんはいかにもジム生まれのジムスティックでアクロバチックなキライな登りかたしてたけど、最近の登りは変わって。こんなプロテクションでも安心してビレーできます。もっと目が肥えればアルパインで大成できるんじゃない?「ユーヤんにアルパインで引っ張ってもらう日がくるなんてなぁ…」三十路での和尚さんの台詞がリフレイン。残置もちょいあり。あたしゃA0。くさった残置がいとおしくボルトが恋しいなんてナサケナイ頼りがいあるパトーナーに大きな安心とちょっぴりのジェラシー。mamaもコレくらいはキレイにフリーで抜けれるようにナリタイ。9P目 30m 10-?フェイス中央やや右の弱点に進む。ルートがわからない。あの残置はフェイク?核心終わったでしょ?と思うのに悪いとこが続くのね…。北海道が見えてるけど、浸ってる余裕なし。海に落ちていく夕日と競争。10P以降トポでは2,3級って書いてあるけどそんなに甘くない。5.8とか5.9とかはありませんロープの流れを気にしながら短めに右上気味に3,4ピッチ。次こそは稜線に出るでしょ?を合言葉に登り続ける。で、やっと頂上直下の広いテラスに到着。長かった~!!おまけ付き。