放射線を心配されている方へ放射線を五感で感じる事は出来ませんが、測定器(サーベーメーター)を使って簡単に測定できます。 エックス線装置から発生したエックス線は、体の構成成分である原子と衝突を繰り返し、最終的には吸収されてエネルギー(エックス線の)を失うか、散乱していエネルギーを弱めて外部に出ていくか、あるいは体の原子と衝突する事なく、体を通り抜けていきます。 照射された放射線は、吸収や散乱による衝突の度合いが肺や骨で異なる為に写真に濃淡として表現されることになります。 特に制限というものは定められていませんが、あくまでも患者さん側にとってはメリットがあるからこそ実施する事であり、もちろん患者さん個々で頻度も異なります。普通の診断での被爆量は患者さんが心配をしなくても済む程度に抑えられています。 一番心配なのが癌や白血病の増加についてですが、まず先に放射線には単位がありますが、難しくなるので除きますね。 広島、長崎の原爆事故によって被爆された方を対象にした結果では、放射線によって(原爆)癌が増加する事は皆さんもご存知でしょう。調査結果では 50~200以上の被爆量での事でこれ以下での癌増加の報告はありません。 通常のエックス線の放射量ですが 胸部単純(一般の肺のレントゲンなど)で:0.2 腰のレントゲン:1~2 胸部のCT:5~6 腹部のCT:5~6 注腸造影(レントゲンで見ながら検査):8~9 以上を目安にして頂ければと思います。 私は看護師であり、放射線技師ではないのでこれ以上の事は申し上げられません。皆さんの今後の参考になればと思いました。医療者側は、あくまで患者さんの為に行っている事でむやみやたらに施行しているわけではありません。放射線自体は確かに体に良いとは考えにくいのですが、診断、治療にはなくてはならないものであると言う事を私を含め、皆さんにもご理解いただきたく存じます。 ※放射線が体内から抜けるまでは個人差がありますが、約3ヶ月だそうです。 ジャンル別一覧
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