PTAも保護者会も
近年働くお母さんが増えてきてなかなか役員を引き受ける人がいないのが現状。私はPTA役員も、PTAがない学校の保護者会役員も、経験した。役員決めというのは大抵時間がかかるものだった。何でかって、みんなやりたくないからなのだがそれが原因で一度やると翌年も頼まれて結局3年間。役員もそうなる人がほとんどだった。これが更に役員は一度なるとやめられないという悪循環を産んで役員離れが加速するのだと思う。今年も新学期が始まり次女の中学でも例年通り役員募集があった。この学校はPTAが20年以上前になくなり、保護者の会になったらしい。当初はPTAと同じように各クラスから3名ほど集めていた。中学や小学校は毎学期保護者会があるので学年が上がると新しい役員を決め直していた。このやり方だと役員になりたい積極的な人はもちろんだが、1年くらいは手伝おうって人もやってくれた。ところが。コロナ禍で集まることが出来なくなったのをきっかけに保護者会が消滅。当時上の子が通学していたのでその変容をずっと見てきた私。役員はなくても大丈夫なんだなぁと思っていたが3年後に形を変えて復活した。各クラスから集めるのは止めて、やれる人にやってもらおうと。当然人数は激減した。毎年募集しても集まらない。今年はとうとう1回目の募集で3学年全体から4人だった。実は私は昨年度の役員だ。もう年度末で移動してしまった昨年度の教頭先生に「また各クラスから募集に戻した方がいいのでは」と聞いてみた。そうしたら教頭先生が「もう、そういう時代じゃないから」と。そこから不満が溜まってきた私。そういう時代じゃないから人が集まらないんでしょ?だからこそ各クラスから強制した方がいいんじゃないの?そういう時代じゃないからって同じ人に3年間負担させるの?この学校はバザーがあるので役員の仕事はその手伝いがメインだが「他にもお願いしたいことがあるので役員を無くすことは出来ない」と教頭先生は言った。年度末に来年度の役員の募集をかけるというので見守っていたら募集の紙が年度末の保護者会資料に綴じられていた。「立候補される方は提出して下さい」と。え?これ外して提出しろと?しかも立候補のみ?学区の小学校では選択肢が3個あった。「やれる」「やる人がいないならやる」「やれない」立候補だけってひどくない?やる人がいないならやるって選択肢も必要じゃない?私は少なくとも積極的参加者じゃないのだ。1年くらいは手伝おうって人。たまたま年度末の募集の直後に次期会長に会ったら「新年度にもう一度お手紙配ってくださるみたいなので~」とおっしゃるのでちょっと安心して新年度を迎えた。しかし。一向に手紙は配られない。おかしいなと思っていた頃に学校から一斉メールで募集がかかった。「立候補される方は担任から紙をもらって提出して下さい」は?やる気満々の人しか集まらないよね、そのやり方。その結果が3学年全体から4人の立候補という結果だった。当然前年度役員に連絡が来た。お手伝いして欲しいと。学校に腹が立った。役員が必要ならもっと集まるやり方があるでしょ!?時代に合わせた結果が特定の保護者への押し付けなのか!?役員経験者が、やる気満々の人しかいないと思うな!!結局手紙は再配布された。前年度役員は全員ワーキングママ。休みをずらしたり集まる日を調整してやっていた。あのママ達に負担を増やすのもおかしいと思って結局私も提出した。再配布でどれだけ役員参加者が増えたかはまだわからないが私の学校への不満はまだ落ち着かない。世の中のママ達よ。悪循環を産まないためにも1年間だけは手伝おうって気持ちでいいからほんの少し手を貸してくれないだろうか…世の中は1人では回らないのだ。人間はコミュニティの中で生きている。少しの人が『たくさん』支えなくていいように『ほんの少し』をたくさんの人でやろうよ。