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テーマ:小学生の旅育 学たび(48)
カテゴリ:旅で学ぶ 東北地方
今年の夏は、東北地方を旅することにしました。
東北三大祭りを巡れるように日程を考えて、 車で子供と自分の学習に役立ちそうなところを中心に、各地を観光しながら行きます。 9泊10日の旅です。 まずは東北道白河ICから大内宿へ。 江戸時代の街並みが残っているということで、藁葺き屋根の家が続いています。 きれいな水が流れていて、そこでラムネを冷やしたり、この水を撒いて打ち水していたり、エコ日記の題材見つけました。 地元で採れた蜂蜜や、柿のジャムなど、ここまで来たからこの値段で買える感じの素敵な産品もありましたよ。 その後、北上して会津若松の鶴ヶ城と武家屋敷。 白虎隊や戊辰戦争について学ぶ機会を得ることができました。江戸時代の文化を今も大事に守っている様子から、会津若松のプライドのようなものも感じました。 一方で白虎隊や武家屋敷で見た家老の家族の自刃については、現代に生きる私たちは、どんな理由であっても人を殺める行為はダメ、自殺は自分が対象であっても人を殺める行為だからダメ、ということを、ちゃんと子供達に教えたいと思いました。 忠義より命が大事。誰の命であっても。 私は大河ドラマあまりみないのでよく知りませんでしたが、綾瀬はるかさんが八重の桜って大河ドラマで演じた山本八重さんのことも、お城の展示で少し知ることができました。会津若松には魅力的な女性たちがいたのですね。 さて、そのあと会津若松から北上して米沢へ。 この日はこれでおしまい。 2日目は米沢観光からスタートです。 米沢歴史伝承館と上杉神社を訪れました。 資料館には!上杉謙信が来た鎧や直江兼続の鎧などが展示されていて、 「これ本物♡?」 と歴史好きの娘も喜んでくれました。 でも、なぜ上杉謙信が神社の祭神になっているのだろう…? 疑問だったので、受付の方に聞いてみました。 「上杉謙信は真言宗の仏教徒だったのに、自分が祭神として祀られるということを知ってたのでしょうかね?」 「まあ、それは知らなかったでしょうね。」 と宮司?さん。 きくと、上杉謙信公は、曹洞宗って禅宗に学んで、その後真言宗になったとのこと。 上杉神社は、元々米沢城の本丸があったところで、幕末に米沢藩も新政府軍と戦ったので、戦場になってしまったのだそうです。 明治時代には神仏分離令が出されたので、そうした経緯で神社になったのでしょう、ということでした。 米沢歴史伝承館では、川中島の戦いを描いた屏風のCGが良くできていました。 上杉鷹山という、江戸時代に善政を行った藩主についての展示が映像シアターで紹介するなど、充実していました。 上杉鷹山は、 為せば成る、為さねば成らぬ、何事も。 成らぬは人の為さぬなりけり という、聞いたことのある格言を残した方なんですね。 上杉謙信といえば元々越後ですが、豊臣、徳川と天下人が変わるにつれて、上杉家は会津若松、米沢と領地替えされて辺鄙な地方に追いやられたらしく、領地の割には武士が多くて、領民は大変だったらしい。 上杉鷹山は、飢饉に苦しみ領地返上寸前になっていた米沢藩に、婿養子としてやって来て、養蚕などの産業振興や武士の倹約といった改革をおしすすめたほか、身分を問わず学問を学べる藩校をつくるなどの政治をしたのだそうです。 今の時代にも、反省も含めて、色々参考にできることがあるような気がする、会津若松と米沢でした。 最後は最上川下り。三大急流を期待しての舟下りでしたが、極めてなだらかな流れでした。 紅葉、春紅葉、雪景色がオススメだそうです。 小学生におすすめの勉強になる旅の記録まとめてます↓ https://plaza.rakuten.co.jp/thm/377004/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 9, 2020 12:11:55 PM
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