2008/09/05(金)00:23
プーチン首相はヴァニティー・フェアー紙で世界で最も影響力の強い人物の1位~ドイツシュピーゲル紙、アメリカ寄りの報道でカメラマン抗議
プーチン首相はヴァニティー・フェアー紙で世界で最も影響力の強い人物の1位~ドイツシュピーゲル紙、アメリカ寄りの報道でカメラマン抗議
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プーチン首相北オセチアの難民キャンプを訪れる
ロシア・トゥデイ
プーチン首相はヴァニティー・フェアー紙で世界で最も影響力の強い人物の1位となりました。
現在3万人の負傷者が北オセチアの病院に収容されていますが、ベッドが足りない状況です。
プーチン首相が本日北オセチア、ヴラディカフカスの難民キャンプを訪れました。病院で負傷者の状況を視察する他、今後の援助方針を地元政府関係者と会談するよていです。
現在6トンの医薬品がロシアから北オセチアに向かって送っています。
オセチアではプーチン首相の到着にロシアが本気で援助をしてくれることを確信しほっとしているということです。
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ツヒンヴァーリ、平和維持軍犠牲者現在71人、負傷341人
ロシア・トゥデイ
ツヒンヴァリで死亡した平和維持軍の兵士は今のところ71人、341人が負傷したということです。
一般市民の犠牲者、負傷者数が判明するには時間がかかるようです。
死者はもう既に埋められてしまっていることも多く、家族もあちこちに散らばってしまっているために情報取得が困難になっています。
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ドイツでも情報操作? ツヒンヴァリで撮影したロシア系カメラマン、シュピーゲル紙の上層部がアメリカ寄りであると非難
ロシア・トゥデイ
カメラマンのパーヴェル・カーシン氏はシュピーゲル紙の委託で取材許可がでるや否やツヒンヴァーリに出向き取材をしました。
ところが、いざ新聞の予定日になってみるとスタンドに並んだ紙面にはカーシン氏の写真が一つも掲載されていませんでした。ツヒンヴァーリだけでなく南オセチアからの写真はすべて編集段階でカットされていました。載っている写真はすべてグルジア側の被害状況、捕まったグルジア兵やグルジア領の壊れた橋の写真などでした。
カーシンさんは
「一市民として、またカメラマンのプロとしてショックで心が痛みました。だってこんなことは許されるはずないのですから。」
実際の記事は公平にバランスを保った内容でしたが写真は完全にグルジアサイドの被害を訴えたものでした。
これに関してシュピーゲル紙はコメントを拒否しています。
カーシン氏は
「シュピーゲル紙に長く勤めている人たちは『会社の幹部が以前よりアメリカ寄りになっている』と言っています。働いていてもそれが分かります。ロシアで何か良くないことが起こると勇んで新聞に載せようとしてますから。」
一方、読者の考えはこうした幹部には惑わされていないようです。
ドイツのもう一つの有力紙、DIE WELT(世界)では、読者の調査をしました。
その結果、ヨーロッパがロシアの支持をすべきだと考える人は46%、中立を保つべきと考えるのは31%、グルジア支持をすべきだと考える人は23%という結果でした。