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August 8, 2011
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ハイフェッツ~なかなか弾かれないコーニュス協奏曲



ヤッシャ・ハイフェッツはカリフォルニアでえり抜きえの将来有望なヴァイオリニストたちにマスタークラスをしていました。

その時のビデオがKulturという会社からリリースされ、日本の白川総業を経由して販売されていました。

中でも、今はなき、ヴァルージャン・コージャン氏がヴィニャフスキのポロネーズのマスタークラスを受けているビデオはよく息子と一緒に見入ったものです。
ハイフェッツ氏の、「それじゃ、エレガントに聞こえない。」というのが印象的で、音楽に美学が不可欠と考えていたハイフェッツ氏の信条がレッスンを通じて理解できます。

また、彼は非常にオールドファッションで、生徒とは一線を画していたことも分かるのが、ある生徒との会話でYoutubeに掲載されています。

週末のパーティーに母親も一緒に行きたいのだが、OKだろうか?という生徒の質問に対し、「このパーティーは生徒と私のパーティーで、ガールフレンドならOKだが父兄は今回は遠慮してもらいたい。誤解してもらいたくないのは、君のお母さんにはまた別の機会が合ったら是非お目にかかりたいが、今回は設定が違うからね。
そして君のお母さんにOKしたら、他の生徒達の父兄も許すことになって収拾つかないから。」
と答えています。


また、ハイフェッツの演奏したコーニュスの録音は華麗かつダンディーで、大好きな協奏曲の一つなのですが、いわゆる「練習協奏曲」としてとられており、なかなか演奏される機会が少ないものです。


ハイフェッツも実は元天才少年でした。天才子役が生き残るのが難しいように、音楽でも天才少年少女達たちは生まれてはシャボン玉のように消えてしまいます。

宣伝や評判と違って時というベクトルは容赦なしに個人の音楽にかける執心や確信の有無を問うからなのかもしれません。
いわゆる「燃え尽きた」天才少年少女たちは、音楽作りそのものに喜びを感じることが出来なかったり、毎日の絶え間ない修行の割に合わない不安定な収入よりも、硬い職業を選らんで、別の分野の成功を選ぶからかもしれません。

アイザック・スターン氏は天才少女や少年が大嫌いで、息子の恩師をいつも批判していましたが、それに対し、ディレイ先生は「彼自身が天才少年で、ずーっと半ズボンをはかされて演奏していたんだから。」と払底しておられました。





ピアノ界で生き残った天才少年少女たちも多くいますが…

キーシン少年の恐るべきプロコフィエフのソナタ6番の終楽章:神がかりなものを感じます。

今は亡きスルタノフ少年の11歳の時の木枯らしエチュード:今日8月7日は42歳になっているはずでした。





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最終更新日  August 8, 2011 12:34:34 AM
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