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クリミアを訪れたロマノフ朝の末裔、ドミトリー・ロマノフ公夫妻「クリミアに移住したい。ヨーロッパは情けない。ロシアの恩を忘れたか!?」
こちらはハリコフ氏の秋のフェアの模様、ウクライナ名物のサロ、はちみつ、そして刺繍入りの民族衣装ヴィシヴァンカの販売の模様が映っています。 ロマノフ朝の末裔、ドミトリー・ロマノフ公「ヨーロッパは情けない。」 RIA ロマノフ朝の最後の皇帝ニコライ皇帝の子孫ドミトリー・ロマノフ公と夫人のドリート・ロマノヴァさんがクリミアを訪問後、ラジオ放送スプートニクでクリミアの印象等を述べました。またこの際に現在のヨーロッパとロシアの関係に関して言及。今回の訪問では、マッサンドル村のアレクサンドル3世の宮殿も訪れています。 © РИА Новости. Макс Ветров | Купить иллюстрацию ドミトリー・ロマノーヴィッチ・ロマノフ公は89歳。ロマノフ朝最後のニコライ皇帝の末裔とされています。ニコライ1世からひ孫に当たるわけです。現在デンマークに住んでいますが、この10年間の間頻繁にロシアを訪れています。 今回は、夫人のフェオドラ・アレクセエヴナ(侯爵家の出身のドリート・レヴェントロフさん)と共に長い間の悲願だったクリミアを訪れましたl。 クリミア訪問の感想をラジオで以下のようにお話ししています。 「一番大切だったのは父を思い起こしたことです。父は1919年にロシアのクリミアに残りましたl。ヤルタを出てこのジュリベリ宮殿で激動の時を過ごしたのです。この父や祖父が過ごした家を訪れたことはもちろん大変意義のあることでした。自分のこの目でジュリベリ、リヴァディアからフェオドーシア、セヴァストポリまで見たいといつも思っていたのですよ。 私も妻もその地域のことは父の回想録で読んでいましたからね。」 夫妻はロシアの若い世代がクリミアとロシアのスラヴの歴史に興味を示していることを感じ取りました。 若い人たちに歴史を教えてくださいますか?との質問に。 「では例えば大戦後の何でしたっけ、千島列島のことなんかを話しましょうか? それは置いといて、大切なのは若い人たちがここが昔どんな様子だったか理解することです。現在ヨーロッパとロシアの間で多くの問題が生じている。私は政治とは無関係だが、こう言わざるを得ない、ヨーロッパにはがっかりだ。どうしてこんな風にロシアに対応するのでしょう? ロシアはいつもヨーロッパのすべての諸国を助けてましたからね。 何も第2次世界大戦だけじゃなくいつもですよ。ヨーロッパでロシアに感謝を忘れていないのはフランスのみです。今フランスは大統領のために問題を抱えている。まあそのうち大統領も別の人になり普通に戻るでしょう。フランスは第1次大戦の際にドイツ軍がパリの40キロの地点まで攻めてきて、そこからロシアに助けを頼んだのです。祖父にとっては大変勇気のいる決断だったのですよ。ロシアの援軍への感謝は彼らは忘れていない。」 ラジオではそのあと片言で夫人もしゃべっています。 ロシアがとっても好きだとおっしゃっています。 ロマノフ公はあちこちを転々とされ、イタリア、フランス、エジプトにも住んでいたことがあるそうです。現在はデンマークに。 デンマークの王家はロシア政府にはあまり前向きな姿勢ではありませんが、ロマノフ公とは政治のお話しは一切しないそうです。 また、ロマノフ公ご自身クリミア併合直後にプーチン大統領とペテルブルク出会い、「あなたのしたことはまさに正しかった。あの地はロシアのもの、ロシアが守り運営すべきものなのだ、と話した。」とも語っておられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 12, 2015 12:59:11 AM
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