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ロシア軍、シリアから撤退、実はロシア政府の金が尽きた?〜市民生活逼迫も政府は最低生活水準を下方修正
ロシア国内では色々な経済難が起こっています。 年金を補填するために働いていた市民に対し、年金がカット。 所得税値上がり。 ガソリン税が値上がり。 物価は軒並み値上がり。 教育費もカット。 カットされていないのは軍事費だったのですが、原油価格の値下がりでついにシリアに送っている兵士のコストを賄えなくなってきました。 戦争には膨大な費用がかかります。 最新型の戦車のガソリン台は一日に、ジェット機にも、そして軍人の寝泊まりする宿舎、食費、衣類、医薬品、それを加算したら膨大な金額になるでしょう。 それも払えなくなってきたということです。 そうなったらもう引き上げるしかありません。 兵士の半分はロシアに戻り、あとはウクライナに送っているのではないかと言われています。 こちらは、国連の難民問題民間大使としてギリシャの難民キャンプを訪れた女優のアンジェリーナ・ジョリーさん。 人だかりの中をようやく車に戻る様子が映っています。 これに先立ってレバノンのシリア難民キャンプも訪れたそうです。 レバノンでのジョリーさん。 ****************** 国会議員、閣僚に『最低生活水準で暮らしてみろ』〜メドヴェージェフ内閣、最近に生活水準をさらに引き下げたことに批判 RIA ロシアの最低生活基準は年収9452ルーブルと2015年末に引き下げられています。 共産党は政府閣僚らの給与を生活最低基準まで減らし、暮らせるかどうか試していただきたい、と啖呵を切っています。 共産党のセルゲイ・オブーホフ氏は、内閣に対し最低生活基準の指標となっている年収を上げるべきだ、さもなければ政府閣僚らの給与を最低賃金レベルまで減らしそれで生活できるか試してほしい、と激しく政府を非難しました。 *メドヴェージェフ首相は2015年第4半期にロシア国民の生活最低基準を年間9452ルーブルと2.28%と引き下げています。 「政府に対し生活最低基準を引き上げるようにご考慮願いたい。国民の財布は住宅費、光熱費など軒並みの値上げで急速に逼迫している。これを反映した最低生活基準費用にしていただきたい。」 また、この意見をするにあたり、オブーホフ氏は、内閣閣僚に対し給与を国民生活水準の引き下げ額2.28%同様に減らして生活してみたらどうかとも。 「もし私の提案がおかしいと思うなら、一時的にでも閣僚の方々に給与を2.28%減額していただき国民がどういう思いをしているかを知っていただくため、それで生活してもらいたい。それで判断していただきたい。」 共産党では生活最低基準を20000から25000ルーブルまで引き上げたいと考えています。 これまでオブーホフ氏は政府による最低生活基準下方修正に反対し続けていました。 オブーホフ氏は一般職日の値下がりはわずか0.5%に過ぎないと主張。 これに対し、労働省大臣マクシム・トピーリン氏は「最低生活水準費用引き下げは、消費者物価の客観的根拠を持って修正された」と反論。 「一般食品価格の値下がり、とりわけミドルクラスの消費者ではジャガイモなどベーシックな食品品目が支出の30%にあたる。また食品以外の消費品目やサービス代も減少しているために下方修正は妥当。」と回答。 オブーホフ氏は、政府による最低生活基準日の下方修正で一般の賃金の目減りを引き起こしていると主張。その一方、食品だけでなく、日食品品目やサービスでも現在物価高騰が続いており、下方修正がされた2015年末でも同じ状況であったと強調しています。 さらに税金も値上がりだとオブーホフ氏。 ロシア統計局によると、住宅維持費・修理費の高騰、共栄費用の値上がりは2016年の1月2月のわずか2ヶ月間の間に1.7%値上がりしています。 「こうした状況を踏まえれば最低生活水準費用は引き上げられるべきか少なくとも維持されるべきだ。これまで生活に大きな影響を与える物価やサービス費などの値上がりに対し政府は全く対応していない。」 デミドフ氏は、2015年の一般市民の給与は10%目減り、物価はその一方13%値上がりとリンク先のクリップで述べています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 18, 2016 02:00:31 AM
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