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November 8, 2016
カテゴリ：旧ソヴィエト地域
サーカシュヴィリ氏オデッサ知事のポストを辞任「ウクライナ政界の腐敗撲滅は死んでもやめない』
レンタニュース オデッサで11月7日に辞任表明をしたサーカシュヴィリ氏  オデッサ州知事のミハイル・サーカシュヴィリ氏は11月7日の記者会見で辞職を表明したと『112ウクライナテレビ』が報道しました。 （ビデオクリップの1分35秒あたりから） 「私は辞職届けを出すことにし、新たな次元で戦いを続けることに決めました。これまでの活動はそのまま継続です。誰も私を止めることはできませんよ。私が辞職したからといって胸を撫で下ろしている汚職高官がいればとんでもない間違いですよ。私は必要であればどこまでも突き進んでいく戦闘兵であります。 オデッサという一つの地域の問題を是正している間に、相変わらずウクライナ革命の理想を掲げた兵士、マイダンの犠牲者の血を金に変えるような汚職・腐敗が全国的に続いている。理想のために命を落とした人々の血を金にし自分の懐を肥やしてさらに国民から金を巻き上げようとしている、こんなことを許すわけにはならないんです。 ウクライナには新しい政府が必要です。この背景にある（天然ガスと思われる）工場を所有しているオリガルクなんかとは全く関係ない人材による政府が必要なんです。新しい国民、新しいウクライナのためにそうした政府がなければ。」 サーカシュヴィリ氏は9月13日に大統領の党派『パラシェンコブロック』を『犯罪組織』と名指して批判しています。 2015年12月、ウクライナの改革評議会でサーカシュヴィリ氏と内務大臣のアルセーン・アヴァコフ氏の間で険悪な事態が生じました。   アヴァコフ氏がサーカシュヴィリ氏の報告書に対し質問。サーカシュヴィリ氏は「ここであんたが盗人で内閣が汚職を率先していることを批判したり証拠を見せるつもりはないですけどね。」と反論。 「偽善者、ベラベラ喋りやがって！」とアヴァコフ氏。罵り合いを続けた挙句、アヴァコフ氏はサーカシュヴィリ氏に向かいコップの水を撒き散らしました。 サーカシュヴィリ氏は「愚かな行動」と批判。 サーカシュヴィリ氏は2015年の5月30日よりオデッサ州知事として勤務。それまで、ウクライナ市民権をパラシェンコ大統領直々命令で獲得。 2004年から2013年まではグルジア大統領のポストを占め、その後、教育者として仕事をこなし、4件の刑事訴訟で訴えられているグルジア本国には全くいない状態でした。 4件の訴えのうちの一つは公的資金を私的な目的に使った疑惑です。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ サーカシュヴィリ夫人、国会議員選挙で敗北 レンタニュース  ズグジンスク地域で地方国会議員選挙のやり直し投票が行われ3人の立候補者が争い、『グルジアの夢』党の議員エディシェル・トロラヤ氏が当選しました。 トロラヤ氏は981票、『統一国民前進』党からの候補でサーカシュヴィリ夫人のサンドラ・ルーロフス氏は441票で落選。 一方、『統一国民前進』の候補はマルネウリスク地方で48人候補が乱立する中キジロジル村の選挙で当選。 当選したアクマメド・イマムクリエフ氏は378票集め、『グルジアの夢』党のテイムラゾム・ナヴェリアニ氏は307票でした。 今回の繰り返し投票は第1回目の投票で不正行為が発覚したためにやり直し選挙となりました。 10月8日、グルジア国会150席をめぐる選挙が行われました。 77人が比例代表制名簿から選ばれ、73人が小選挙区制で選ばれることになっています。 投票率の統計は出ていません。 国会議員は4年任期。 今回の議席は全体の41％を締めます。議員を送るためには比例代表制で最低5％の投票が必要、少数選挙区では過半数の投票が必要となっています。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
November 8, 2016 12:56:33 AM
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