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​ヴラディーミルスク州知事選挙決選投票で統一ロシア党の現職知事が自由民主党候補に敗北確定〜スキャンダルのハバロフスク州知事選挙でも現職統一ロシア州知事が自由民主党候補に大差で敗北


最新ニュース

​＊最新ニュースでは自由民主党のセルゲイ・フルガール氏が現職知事統一ロシア党のヴャチェスラフ・シュポルト氏を大差で破って当選とあります。
フルガール氏は約70％を得票、シュポルト氏の得票は28％に留まり、投票率は47％でした。

当選した自由民主党のフルガール氏




​最新ニュース​で、ヴラディーミルスク州知事選挙の集計が98.58％終了段階で自由民主党のセルゲイ・シピャーギン氏が57.14％得票、現職スヴェトラーナ・オルロヴァ氏が37.33％でシピャーギン氏の勝利が確定です。

息子さんと投票するシピャーギン氏、二人の自由民主党候補の勝利でジリノフスキー党首の言動に注目したいところです。



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年金法改正で地方で統一ロシア党絶大支持の岩が崩れ始めたようです。
我慢強いロシア国民がようやく立ち上がり始めたのでしょうか。
以下のニュースは決選投票の開票が始まった時点での記事です。




BBCロシア語版

ヴラディーミルスク州の決選投票が日曜日に実施されました。現職のスヴェトラーナ・オルロヴァ氏と自由民主党のヴラディーミル・シピャーギン氏が立候補しており、40％開票段階でシピャーギン氏は50.95％、オルロヴァ氏は43.19％の得票率となっています。

日曜の晩中央選挙管理委員会からの中継がサイトから放送されていますが中断が入っています。

モスクワ時間の18時で投票率は33.28％と第1回目の投票33％を上回る状況。パンフィーロヴァ委員長は最終投票率は35％になる見込みと発表。

地元時間17時、投票後の有権者への調査では現職オルロヴァ氏が当選の可能性。39％がオルロヴァ市に投票したとなっています。シピャーギン氏への投票は23％、無効票が8％、一方28％の投票者はどちらに投票したのかコメントを避けています。

ヴラディーミルスク州の選挙管理局のヴァディム・ミナーエフ氏は「選挙は平穏無事に終了した」と述べています。

選挙前日に無効票防止のキャンペーンが始まりました。
無効票防止対策は現職のオルロヴァ氏選挙事務所による発案。
第1回の投票で8％という多くの表が無効票となり、オルロヴァ氏側はこの無効票が対立候補のシピャーギン氏に有利となったと抗議。
「無効票1つ1つがシピャーギン氏にとって有利な材料になる。」とオルロヴァ氏の選挙事務所関係者。

またBBCは決選投票前に地元にクレムリンの国政業務課長アンドレイ・ヤーリン氏がオルロヴァ氏の「勝利を助けるために」訪れたことも把握しました。
選挙法では決選投票で過半数を占めた候補が州知事に就任。


投票買収と投票妨害
「ヤーブラカ」党と自由民主党の候補は地元選挙に対する多数の苦情を報告。
それによると、多くの投票所でヤーブラカや自由民主党候補に投票予定の有権者が投票を阻止されたことが報告されています。
投票を阻止された多くが「ヤーブラカ」支持の公正な選挙を守る市民組織「声」の代表。
地元選挙管理局のヴァディム・ミナーエフ氏は「ヤーブラカ党メンバーは地元選挙評議会のメンバーに任命されていたので、投票することはできないことになっている。」と説明。一方、「声」組織側は「そのような法的根拠話」と抗議。

＊こちらには公正な選挙を訴える市民組織「ゴロス声」のサイト。今回の選挙の不正行為、地元行政職員が地元選挙評議会員に食ってかかる場面、書き換えられた投票用紙画像などを掲載。

選挙評議委員会を追い払おうとし、電話を取り上げようとした地元行政職員（誹謗のゼスチャーを取っています）



最新情報ではヴラディーミルスク州決選投票は現職オルロヴァ氏が苦戦のようです。

地元選挙所の監視委員は統一ロシア党と自由民主党員のみでした。
ソーシャルネットワーク上で掲載された不正投票の告発で最も物議を醸し出したのが多量の投票用紙の入った封筒が花瓶の下に隠されている画像です。




「『封筒に入った投票用紙がある』と指摘したら、投票所職員からあっちへ行くように、と追い払われた。『投票用紙は金庫から出されたものだ』と説明されたが、金庫から出されるところは見かけなかった。」と「声」のメンバー・


また、ある投票所の投票箱に封筒入りでまとめて投票された投票用紙の画像も出回りました。
『投票箱に投票用紙と封筒が。1票ごとに投票したらこのような封筒はないはず。』






有権者は、組織的な不正投票の模様を映像や画像で記録。例えば、自由民主党の関係者によると、「キルジャチスク地区の地元行政経営企業の従業員を何度もバスで投票所に送迎していた。」行為が確認されています。

投票終了後に自由民主党代表は「開票作業に参加することを阻止された。」と苦情。
ヤーブラカ党の組織「声」は「この行為は、統一ロシア党選出の候補者を勝たせようと、票の書き換えを行う準備のための可能性がある。」と指摘。

組織「声」のサイトによると、自由民主党の地方局は「選挙評議会のメンバーとなっている自由民主党員から投票の資格を剥奪するように。さもなければ警察による強硬手段もある。」と書かれてある文書を入手したと発表。
開票所ではこの「脅迫」のために、開票作業ができない状況が起こったとされ「声」では「これは深刻な選挙妨害」としています。


また、「声」ではヴォルシャ村投票所の不正を指摘。
この村で投票権のある評議委員が集計を捏造したことも発覚。
オルロヴァ氏はこの選挙所で132票を獲得、シピャーギン氏は421票。しかし評議委員はそれを逆に申告して、オルロヴァ氏が421票、シピャーギン氏が132票獲得とすり替えていました。


決選投票
9月9日の第1回投票の結果を受け多くの地域では決選投票が公示されました。
ハバロフスク、ハカシー、ヴラディーミルスクが含まれます。
これらの地方では過半数票を獲得した候補がおらず、決選投票となりました。
この3地域ではどれも現職知事が立候補したものの、当選を決めることができませんでした。

ハバロフスクでは両候補が36％を獲得。ヴラディーミルスクでは現職オルロヴァ氏が36％、自由民主党のシピャーギン氏が31％を獲得。

ハカシーでは現職のヴィクトル・ジーミン氏が共産党候補のヴァレンチーナ・コノヴァローヴァ氏にリードを許しました。

ジーミン氏は32％、共産党のコノヴァローヴァ氏は44％の支持票。
ハカシーの決選投票は10月7日に実施へ。
ジーミン氏はこの結果を受けて決選投票への出馬を断念。

別の問題が起こっているのはプリモリスク州。決選投票での大量不正行為のため、やり直し選挙が行われることが決定しています。






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