2年前に栄養士さんとのセッション〜現在の課題は食事を価値のある時間に蘇生すること

January 11, 2019

2年前に栄養士さんとのセッション〜現在の課題は食事を価値のある時間に蘇生すること

栄養士さんとのセッションの思い出と現代孤食の危険

昨日自分のためにパンプキンパイを作ったものの、自己流にレシピを変えたために全く美味しくなく完全失敗に終わりました。
自分のために作ることのデメリットは、どうせ自分が食べるのだから有り合わせで良い、レシピにきちんと沿わなくとも構わない、見栄えがどうでも構わない、などの一種のネグレクトが起こることです。

またいつ何を食べても咎められない。

2年ほど前に、保険が適用されることを知り栄養士さんの指導を受けるセッションを4回お願いしました。
これはヴィーガンであることでタンパク質やミネラル等の不足がないように食生活を送りたいという気持ちからでした。
ヴィーガンの食生活でいつも話題となるのはタンパク質の摂取です。

外食ゼロで一人で食事していると陥りがちなのが、以下のことです。

1。何をどのくらい摂取するかというポーションの感覚が不明瞭になること

2。独りよがりな献立、あるいは毎日同じものの継続で栄養が偏る危険性があるも、周囲の目が不在で気づかないままで放置となること

3。食事の時間管理が不安定になりいつ食事を摂るべきかがわからなくなってしまうこと

4。しっかり落ち着いて座って食事する環境が失われ、食事を摂取することの価値観自体が損なわれること

5。食事を接触することが大切のイベントではなく、単なる必要な「作業」となり、せっかくの食物への感謝が薄れること

私の場合毎日毎食野菜はたっぷり摂っていましたから、いかにタンパク質を摂取するかが課題でした。食物摂取チャートを見ながらお話を伺い、ヴィーガンとしてタンパク質源として進められたのは豆類、豆腐など大豆製品、ピーナツを筆頭とするナッツ類でした。
ピーナツバターは特にタンパク質豊富なので日常的に摂取することを勧められました。

また「食事の際には食物をしっかり食物を見ながら食事をしてください。そうすると視覚的にも満足度が得られます。そして食物の重さの感覚、かさの感覚のために計量カップ、秤を頻繁に用いて感覚を養ってください。」とも。

その時にはあまりぴんとは来ませんでしたが、しっかり食べるものを見ることは確かに満足感につながり脳にも「しっかり食べているのだ」とシグナルを送ることになるのだと思います。

そして、計ることの大切さも学びました。栄養士さんの説明には、ピーナツバターなら大さじ2杯、大豆、豆製品ならカップ4分の1、などと数字を具体的に教えていただきました。
通常レシピや食品ラベルに4分の1カップとあってもイメージが湧きにくいのですが、その時以来計量スプーンやカップを用いることによって感覚がずいぶんわかってきたような気がしています。
また、食物購入の際にお店に計りがなくとも、持った感覚でおおよその重量が予想できるようになりました。

市場で働いているプロの方は持った感覚が研ぎ澄まされていますから、彼らには及ばなくとも学んで近づくことは可能です。
また単なる栄養補給、燃料給油ではなく、食事やその時々の食欲や傾向は体からの大切なメッセージです。それと向かい合って考える大切な対話の時間なのかもしれません。

あれから2年経過した今、甲状腺機能低下症、白血球減少状況、心拍数が徐脈状態であることは相変わらず、担当医師は「そのような体質なので悪化しない限り心配ない」と話しています。

さらに買い物の際に最近自分を観察してようやく分かったことは、次の行程で無駄遣いが発生することです。これは断捨離にもつながるヒントです。

1。実際にはまだ在庫があるにも関わらず、もしくは全く必要としない、実際に食べないような食品でも、視覚的に美しいものや美味しそうなものに惹かれる

2。あれこれ手に取れば取るほど、その食品はすでに『既成事実か』してしまい、もはや買う、買わないの選択ではなく『どの商品を買うか』に問題がすり替わり買い物かごに入れてしまう

3。一旦買い物かごに入れた後、それが既成事実化して頭の中ですでに『買わなくてはならないもの』に変容すること

今日も1から3までの行程を経験しました。
スーパーで黄色いピーマンが今日までのセール。
明日からは1.5倍の値になります。

黄色い色が目につき、一旦一つのピーマンを手に取ったら最後、「買うかどうしようか」は吹っ飛んでしまい「どれを買うか」となってしまいました。

買い物かごに3つほど入れたものの、その後「うちにローストした黄色いペッパーがまだある。それが終わっていない以上買うべきではない。」という声と「いや、ローストでなく丸ごと生で食べれば美味しいはず。」という声が。

さらに、「しかし丸ごと生のままでとなればりんご1個をかじるのと同じ。りんごはうちに2つあったはず。それをかじっていないのにこのピーマンをかじると考えられるのか？」という質問が湧き上がりました。

結局迷った挙句、本当に欲しい、長期間保存できるテトラパック入りのイタリアントマトがセールとわかり、気持ちはそちらに全て集中。
おかげで無駄な黄色いピーマンは買わずにすみました。

人間の心理の脆さ、そして単純に注目の的が移動するという状況をコントロールしながら、栄養管理と断捨離を続けていきたいと思います。

測ることは本当に大切です。
ルッコラ100グラム食べると1日の60％以上の繊維が摂取できます。
測りに載せてみて100gの実感を感じています。

計りに関してためになったサイトです。

グラムのわかる写真館

 Macaroniもう困らない！砂糖の大さじ1杯は何グラム？

健康長寿ネット食事バランスガイド

野菜ナビ

 タンパク質・脂質・糖質は1日に何グラム摂取すれば健康的なのか？The Vegetarian Style

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