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  ジョシュア・ベル氏、ワシントン地下鉄構内でストリートミュー時思案に成りすますが、通行人から無視される～芸術は現代社会にとって場違い

  ジョシュア・ベル氏、ワシントン地下鉄構内でストリート・ミュージシャンパフォーマンスも通行人は無視〜その３朝食の前の真珠＊なお、ベル氏の地下鉄駅構内のパフォーマンスの模様はビデオで見ることができます。＊＊＊＊＊＊＊ベル氏にとって辛かった６回の瞬間～曲を弾き終えた後の完璧な静寂、無関心、無反応ベル氏は合計７曲を弾きました。つまり、その間に６回、耐え難い沈黙、あるいは黙殺の時と空間があったわけです。彼にとってそれが一番きつかったそうです。「シャコンヌを弾き終えたとき、全く反応が無かったのはやり辛かったですね。まるで何も無かったかのようで。」シャコンヌの後、シューベルトの有名なアヴェマリアに進みました。２～３分後、何か起こりました。幼児を連れたお母さん。シェロン・パーカーさんと息子のエヴァン君３歳。エヴァン君はベル氏の演奏に興味を持ちます。聞きたそうにして立ち止まりますが、忙しい母親のシェロンさんは子供の手を取って連れ出します。２人が駅のドアを出たところで、我々が事情を説明すると「まあ！エヴァンは凄いということですね。」と驚き。詩人のビリー・コリンズは「人間は母親の胎内で心音を聞いて育ち、詩の美しさを生まれる以前から知っている。成長するに従ってその《詩心》を体外に押し出してしまう。」と語っていました。忙しすぎたのでベル氏の音楽を聴けなかった人はいたのでしょうか？いました。ジョージ・ティンドリーさん。その時に実際勤務中でした。ベル氏が演奏していた場所のすぐ近く、オウ・ボヌ・パンというフレンチカフェで働くティンドリーさん。ボスの目もあり、なかなか店の外に出て演奏を聴けませんでした。ボスが場をはずすと、店の敷居まで出て行き演奏を聴いていました。「ちょっと聴いただけでこの男性が上手い、プロだってわかりますよ。殆どの音楽家達は音楽を演奏するだけで《感じる》事はできない。ベル氏は感じていました。心が動いていて、彼自身が音楽になっていた。」自分でもギターを弾き音楽好きのティンドリーさんは、ただ機械的に演奏する音楽家には全く敬意を感じないそうです。ティンドリーさんの店よりももっと演奏が聴きやすかったのは宝くじ売り場に列を作っていた人たちでしたが．．．。賞金に夢中で４３分間の間ただの一人も注意を払いませんでした。その列の中にいた１人、Ｊ．Ｔ．ティルマンさんは政府住宅・都市問題関係部のコンピューター専門家。その日、２ドルの宝くじを１０枚、計２０ドル分買いました。宝くじの番号全て１０枚分を記憶していました。でも．．．その日にヴァイオリニストが何を弾いていたのか覚えていません。「一般的なクラシック音楽のようだと思いました。映画のタイタニックで船が氷山の前に差し掛かったとき船上のバンドが弾いていた曲かな。あの光景を見て何も特別感じませんでしたね。誰かがちょっとお金を稼ごうとしているな、ぐらいで。」我々が、あれは世界的演奏家、ジョシュア・ベル氏だと言ったところ、「エッ！またこの辺で彼弾きますかね？」「もちろん、でも演奏会のチケットは結構高いですよ。」「それは残念！」ティルマン氏の宝くじも全てはずれだったようです。ベル氏はアヴェマリアを弾き終えます。全くの沈黙。無反応。続いてはマニュエル・ポンセのエストレリータ、マスネーの作品、バッハのガヴォット。「不思議ですよね。まるで僕が透明人間か何かのようにみんな無視したのは。だって、あんなに大きな音を出してたのにね！ひょっとしたら、お金を恵まない事に罪悪感を感じないで済むように、意図的に無視したのかなぁ。」カルヴァン・マイントさんも完全無視の例。政府の総務課で働いています。エスカレーターの上まで行き、右に回りそのまま扉を開けて出て行きました。数時間後、そこに音楽家がいたことも覚えていませんでした。「えっ？どこにいたの、その人？」「４フィート（約１．５ｍ）離れたところです。」「ヘぇー。」それもそのはず、彼はiPodでへヴィメタルを聴いていたのです。中でじっと立ち止まってベル氏を見ていたかのように思えた女性がいました。「ええ、ヴァイオリンを弾いている人を見ましたよ。」と覚えていたのはジャッキー・へシアンさん。「でも、取り立てて何も気に留めませんでしたね。ただ、この人一体何をしてるんだろう、お金を稼いでるのかしら、儲かるのかしら、それだったら始めから空のケースにしといたほうが、みんな気の毒がってお金を入れるんじゃないかな、なんて思ってましたね。経済的観点から考えていたわけですよ。えっ？私ですか？　私は連邦郵便局の弁護士で、今雇用契約の交渉中なんです。」なるほど。彼女はビデオカメラの映像ではベル氏をジーッと見ていたように写ったのですが、音楽に関して全く何も気づかなかったということです。その日の生演奏の最上席は靴磨き店の椅子です。上部からベル氏の演奏が見えたはず。ここで、５ドルも出せば靴磨きには充分。その日、その時刻に靴磨きに立ち寄ったのはたった一人。客のテレンス・ホームズさんは、政府の運輸局のコンサルタントです。スーツを着る日には必ず靴磨きをしてもらいます。オーナーのエドナ・スーザさんはブラジル出身。携帯にはちゃんとショッピングセンターの警察と地下鉄警察の番号が記憶されてあります。「音楽がうるさいとお客さんの声が聞こえないのですぐに電話をかけることにしているのです。ですから音楽家達もほんの僅かしか弾けないんです。あたしが警察に連絡して追い払ってもらうから。」で、ベル氏の音楽は？「うるさすぎましたね。でも彼随分良かったわ。初めてよ、警察に電話かけなかったのは。」ベル氏が演奏していた事を聴いて、「へえ、人垣ができなかったのは驚きですね。ブラジルだったら絶対そうなった。でもここはダメね。みな仕事で忙しくて疲れてるんですよ。」スーザさんの常客のホームズさんは、その朝スーザさんの愚痴を聞いてあげていました。ベル氏の音楽で更に頭にきたスーザさんをなだめました。「彼の音はちょっと大きすぎたですね。イライラした彼女を、まあまあといってなだめましたけど。」＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊心のゆとりを失った現代著名なウェールズ出身の詩人、W.H.デイヴィーズが1911年に出版した短い詩にこんなのがあります。What is this life if, full of care,We have no time to stand and stare.－詩集《ゆとり》よりもしあくせくする毎日で、立ち止まってじっと考える時間が無いとしたら、そんな人生って何なのだろう。カントが言ったように、ベル氏が弾いた1月12日の朝の事件は、せっかくの芸術も然るべき舞台設定が欠けていた為に人の心に響かなかったとしましょう。人が美を楽しむ能力が有るか否かは、議論しない事にしましょう。でも、人生を楽しむ能力はどうなんでしょう？私達アメリカ人はずっと忙しく暮らしています。1831年にフランス人の社会学者アレクシス・ドゥ　トクェヴィルがアメリカを訪れたときに、人々が一生懸命働くのに感心したと同時に、富を得る為に何もかも捨てて突っ走る人々の生活にちょっとがっかりしたようです。あれからあまり社会は変っていません。アメリカインディアンのホビ語で「バランスを失った人生」という意味の《コヤアニスクァツィ》という名前のフィルムが1982年に作られました。サウンドトラックはミニマリストのフィリップ・グラスの音楽で、ディレクターはゴッドフリー・レッジオ。アメリカ人のせわしい日常を捉え、早送りにしてまるで、工場の組み立て機械のように見えるように仕立てた風刺映画です。ランファン・プラザのビデオを見るとまるでその映画のようです。2003年、イギリスの作家、ジョン・レインは、現代社会に失われた美を楽しむ心に関して《時間を越えた美：芸術と日常》という本を書いています。あのベル氏の演奏に起こった事は、このレインの嘆いている事と丁度重なります。人々が美を感じる心事ができなくなったのではない、単に美が人々にとってどうでも良いものになっているということなのです。「つまり、美は現代人の生活にとって場違いのものだということだ。」とレインは言います。忙しい為に素晴らしい演奏家の素晴らしい音楽を楽しめないとしたら、一体私達の生活は何なのでしょう？＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​本格派を求める方に！　希少なUMF高値！　マヌカハニー　UMF15+　250g(ホワイトデー　ギフト プレゼント 内祝い お祝い 健康食品 サプリ　インフルエンザ　新型)​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 20+ MGO 829+ 250g 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  April 11, 2007

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  ジョシュア・ベル氏、ワシントン地下鉄構内でストリートミュージシャンに成りすますが、通行人に無視される～

  ジョシュア・ベル氏、ワシントン地下鉄構内でストリートミュージシャンとしてパフォーマンスも通行人は無視〜その２ワシントンポスト、続きの記事で朝食の前の真珠＊なお、ベル氏の地下鉄駅構内のパフォーマンスの模様はビデオで見ることができます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊当日の模様ベル氏はまずバッハのシャコンヌから弾き始めます。これは１４分にもおよぶ大曲で、最も素晴らしいクラシック名曲のひとつとされています。あのブラームスも「無伴奏の、小さな楽器の為の曲にこれほど人の心の深層と強い感情を描き出している。こんな素晴らしい曲を書けたら、いや、頭の中に思い浮かべることすらできたとしたら、喜びで気が狂ってしまうでしょう。」とクララ・シューマンへの手紙に書いているほどの歴史に残る名曲です。ベル氏は満身の力を込めて熱演．．．３分後６３人が既に通り過ぎ、やっと変化が。１人の中年男性がちょっと方向転換をして、何かを弾いてる男性に気づきます。でもそのまま歩いて立ち去りました。３０秒後。初めての寄付金１ドルが入ります。女性がお金を投げ入れたと思ったらスタスタ通り過ぎました。ようやく６分後に誰かが立ち止まって聴いていました。スラトキン氏の予想は大はずれで、人だかりは全く無し。僅かの１秒でも起こりませんでした。この一部始終は隠しカメラで撮影されました。何度ビデオを見てもお分かりですが、携帯、コーヒーを片手の通行人が腰に身分証名称をぶらぶら下げて歩く様子は非常に忙しく、非常に雑然とした映像になっています。どれだけ曲が速くなってもパフォーマンスが熱演でも、雑踏の聴衆にとって、ベル氏は－見えない、聞こえない、実存しない、まるで幽霊のようなものだったのです。幽霊。でもこの映像を見ると、ベル氏だけが血の通った人間で、残りの通行人たちこそが幽霊のように思えてきます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊芸術の存在価値素晴らしい音楽家が素晴らしい演奏をしても誰も聞かないとしたら．．．本当にその演奏家の価値はあるのでしょうか？これは「美」という観念を廻る哲学的な議論になります。「仕事」から戻ったベル氏、ホテルのレストランで朝食をつまみながら感想を語ります。「弾き始めはただ自分の音楽に集中していましたよ。周りで何が起こっているか全く気にならなかった。」ヴァイオリンを弾くことには全身全霊の集中が必要です。ヴェテランのベル氏にとってはもう演奏自体は体にとってごく自然となっています。「サーカスのジャグラーと同じですね、観衆の反応を見ながらボールを操るようにね。」ベル氏は演奏する際に聴衆の心を語り手として掴む事を一番心がけると言います。「ヴァイオリンを弾くということは、語り部になるということです。」でも．．．と、ベル氏の表情は険しくなります。「でも妙な感じでしたねぇ。あの雑踏の人たちは．．．．。」次の言葉がなかなか出てきません。「．．．僕を無視してましたから。」ベル氏は自分の姿を思い出して笑います。「コンサートホールでは誰かが咳をしたり、携帯が鳴ったりしたら頭にきますね。でもあの状況では何も期待できない、とまず思いましたね。チラッと出もこちらを見てくれたらそれこそ感謝しましたね。それに誰かが小銭で無く１ドル札を投げ入れたときに、自分でもびっくりするほど感激しましたよ。」その才能で１分間１０００ドルも稼ぐ事のできる演奏家の言葉です。このプロジェクトを始める前には何が起こるのか予測もできなかったが、ある種の緊張があったとベル氏。「舞台で《アガる》といった感覚ではなかったですが、どきどきしました。」ベル氏はヨーロッパの大衆の前で弾いたことがあります。ではなぜワシントンの地下鉄で弾く事にこうした緊張感があったのでしょう？「僕の演奏会のチケットを買ってくれた人達の前で弾くということは、既に僕という演奏家は認めてもらっているということなんです。認めてもらわなくちゃ、という気持ちは全く無い、既に受け入れてもらっているのですからね。でもこの場合は、『若し通行人が自分を受け入れてくれなかったらどうしよう？若し自分の存在を不快に思ったらどうしよう．．．』なんて考えてしまったわけです。」つまり、ベル氏は、地下鉄駅ではフレームの無い芸術品だったわけです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊芸術には鑑賞するのに相応しい設定が必要ベル氏の体験に関して、美術品の専門家マーク・ライトハウザー氏が解説をくれました。ライトハウザー氏はナショナル・ギャラリーの支配人で数々の美術品を取り寄せてフレームに入れる段階から監督し展示しています。ちょっとこの抽象画の名作、エルスワース・ケリーの作品をフレームからはずしたとしますね。このギャラリーの階段を５２段も下りてレストランに持ち込んだとしましょう。これは５百万ドル（約５．３億円）の作品です。レストランの壁にはこの近辺の学校の学生が書いた作品が掲げられていて値札がついています。その中にまぎれてこのケリーの作品を１５０ドルの値をつけたとしても誰も気づかないでしょうね。もちろん、美術鑑定士なら『ちょっと、あの絵、エルスワース・ケリーに似てない？マ、いいか。　ちょっと、その塩こっちによこして。』なんて話をするかもしれませんね。」ライトハウザー氏の見解では、この地下鉄通行人が全くの教養を介さない人達だと思ってはいけないということなのです。ドイツの哲学者カントは、「審美眼はその人物の倫理観の高さと関係する。」と語りました。しかし、ペンシルヴェニア大学のカントの専門家ポール・ガイヤー教授いわく、「但し、その芸術品は最高の状態で鑑賞されなくてはならない、とカントは考えました。仕事の事で頭で一杯の状況で急いで歩く状態は、決して芸術鑑賞する為に『最高の状態』とはいえませんねぇ。カントが通行人に全く無視されながらも弾いていたベル氏を見たとしても何も思わないでしょうね。」そういうことです。でも、ベル氏の音楽が全くクラシックを知らない人の心を捉えた瞬間もあったのです。ジョン＝デイヴィッド・モーテンセン氏は政府エネルギー部門の課長。予算を立てるのに大忙しです。丁度、シャコンヌが重厚な短調から長調のまるで信仰的な救いを表すメロディーに変った時です。モーテンセン氏は立ち止まり、３分ほど音楽を聴きます。そして、生まれて初めてストリートミュージシャンにお金を恵みました。もちろんモーテンセン氏は短調、長調など何のことやら判りません。「なんか知らないが、音楽で平安な気持ちになったんですよ。」＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​本格派を求める方に！　希少なUMF高値！　マヌカハニー　UMF15+　250g(ホワイトデー　ギフト プレゼント 内祝い お祝い 健康食品 サプリ　インフルエンザ　新型)​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 20+ MGO 829+ 250g コンビタはちみつ協会認定【あす楽】[まとめ買い割引：楽天クーポン][直輸入 無添加 非加熱 生はちみつ ニュージーランド産]​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 15+ MGO 514+ 250g コンビタはちみつ協会認定【あす楽】[まとめ買い割引：楽天クーポン][直輸入 無添加 非加熱 生はちみつ ニュージーランド産]​​【全品共通10％クーポンあり】生活の木　マヌカハニーUMF10＋　250g＜生活の木＞ 【正規品】【ギフト対応可】​​【即納】ニュージーランド産 マヌカハニーUMF15+（MGO514+）250g　| はちみつ ハチミツ 純粋蜂蜜 食品 健康 ハニー 人気 熊手のはちみつ 熊手 老舗 リピータ多数 使いやすい HACCP取得 希少蜂蜜​​MGS認証 マヌカハニー 16+ 250g （MG600+） 生 はちみつ 非加熱 無添加 純粋はちみつ 蜂蜜 ハチミツ マリリニュージーランド 【送料無料】【分析証明書/認定書付き】​​マヌカハニー UMF 20+ 250g (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​【初回限定】マヌカハニー UMF15+（MGO514+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF15+（MGO514+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF 15+ 250g (MGO514〜633相当) はちみつ 非加熱 100％純粋​​マヌカハニー UMF15+ 250g 【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生はちみつ (MGO514〜633相当)​​【送料無料】マヌカハニー UMF20+（MGO829+相当） 500g（3個セット）【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）【ギフトボックス付き】​​マヌカハニー UMF20+ 250g マヌカハニー専用スプーンセット【ギフトセット】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF20+（MGO829+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー 10+ 500g (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​【ライトランク】マヌカハニー食べ比べ3本セットマヌカ モノフローラルタイプ/UMF5+/UMF10+各250g(MGOO 50〜513相当)はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ​​マヌカハニー UMF5+ 250g【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 (MGO83〜146相当)​​マヌカハニー UMF15+ MGO514 250g ニュージーランド産 KIVA キバ 天然はちみつ　送料無料 スーパーフード UMF認定　非加熱　生　Raw Manuka Honey まとめ買​​マヌカハニー 10+ 250g 【2個セット】(MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 ；​​マヌカハニー UMF 10+ 250g (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋；​​マヌカハニー 10+ 250g 【3個セット】 (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜；​​マヌカハニー MGO 1122+　（MGO1100以上） 250g 生マヌカハニー UMF24+ 希少 非加熱処理 マヌカの木 マヌカはちみつ ハチミツ 高級 蜂蜜 ニュージーランド 送料無料 最高級 ニュージーランド 産 健康食品​​コロナウイルス対策に！免疫力UP！オーガニックマヌカハニー！超希少!! ｜ニュージーランド産｜MG150+｜140g｜Mサイズ ★お1人様2本まで★​

  April 11, 2007

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  その１：ジョシュア・ベル氏、ワシントンの地下鉄構内でストリートミュージシャンに成りすますが、通行人に無視される～芸術の価値観はお膳立てによってかなり左右される

  ジョシュア・ベル氏、ワシントンの地下鉄構内でストリートミュージシャンとしてパフォーマンス、通行人はほぼ無視〜その１ワシントンポストアメリカを代表するヴァイオリニスト、ジョシュア・ベル氏がワシントンポストとのプロジェクトでワシントン地下鉄の構内でストリートミュージシャンのフリをして早朝ラッシュアワー時に４３分間の演奏を繰り広げました。模様はビデオテープにしっかり収められています。ワシントンのランファン・プラザを通勤するのは殆どが政府関係の役人達。さて彼らはベル氏のクラシック音楽にどう反応したでしょうか。ワシントンポストの長い記事です。分けて掲載します。その１朝食の前の真珠ジーン・ウェインガーテン首都ワシントンの地下鉄のランファン・プラザ駅。エスカレーターと出口の間にあるスペース。壁に背を向け、ゴミ箱のそばで、ジーンズ、Ｔシャツでワシントンナショナルズの野球帽をかぶった若い白人の男性がなにやら小さなケースを開けてヴァイオリンを取り出します。開いたケースを足元に置き、種銭として１ドル札数枚と小銭を投げ入れます。ラッシュアワーに行き交う人たちに向かって演奏を始めます。時間は朝の７：５１、１月１２日金曜。このヴァイオリニストは４３分の間、６曲のクラシック音楽を弾きます。その間行き交う人は１０９７人。殆どが職場に向かう人たちで殆どは政府関係の職に従事しています。政策分析、プロジェクトマネジャー、財政審議官、その他専門家などの、政府の中級官僚達がほとんどです。ストリートミュージシャンはワシントンでは良く見かけられる光景です。喧騒の中で通行人は様々な選択肢に直面する事になります。立ち止まって音楽を聴くでしょうか？後ろ髪を引かれながらも仕事に遅れたくない、お金を無駄に使いたくないと思ってただ通り過ぎるでしょうか？気の毒なので１ドル札を恵むでしょうか？もし演奏がとても上手かったらどうするでしょうか？美しいものを楽しむ時間はあるでしょうか？楽しむべきではないでしょうか？心理的にどんな計算が繰り広げられるのでしょうか？ジョシュア・ベル氏はクリスマス前に、我々のこうしたプロジェクトを持ちかけられました。丁度彼は、フリッツ・クライスラーの所有していた楽器を試し弾きするために国会図書館を訪れていました。「どうかな、このヴァイオリンでクライスラーの曲を引っさげてツアーをするというのは。」そんな事を我々と話していたところでした。「普段着でラッシュアワーの通行人に向かって弾く事は可能でしょうか？」という質問に．．．「つまり、（ストリートミュージシャンの）フリをするってこと？」「そうです。ちょっと不可能でしょうかね。」「面白そうじゃない。」ベル氏はプロジェクトに参加することに合意してくれました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊レナード・スラトキン氏の予測「ワシントンポストのプロジェクト－もし世界的なヴァイオリニストが地下鉄の駅で演奏をしたらラッシュアワーで行き交う１０００人以上の大衆はどう反応するでしょうか？」指揮者レナード・スラトキン氏は、我々の質問に答えました。「音楽が素晴らしい事に気づいた人達がちらほら立ち止まるに違いない、ベルだと気づいた人たちで人だかりができるかもね。そうだね、大衆が単なるストリートミュージシャンだと思ったら．．．それでも、彼が物凄く上手かったら、みんな気づかないはず無いと思うよ。ヨーロッパでやったら凄い聴衆の数になると思うが．．．そうさね、１０００人の大衆がいるとしたら、３５人から４０人ぐらいが音楽のレベルが高い事に気づくと思う。多分７５人から１００人が立ち止まって聞くんじゃないかな。」「大衆は集まるとお考えに？」「もちろんだよ。」「では、これでどのくらいお金が集まるでしょう？」「１５０ドルぐらいかな。」「マエストロ、有難うございました。これは仮想ではなく実際に起こったのです。もう事実行われました。」「で、僕の予想はどう？」「ちょっとお待ちを、今お答えします。」「で、誰だったのそのヴァイオリニストは？」「ジョシュア・ベルです。」「まさかでしょ！！！」＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ベル氏のヴァイオリンベル氏のヴァイオリン～ストラディヴァリウス黄金時代１７１３年製、推定３．５億ドルベル氏はホテルからタクシーでわずか３ブロック先の地下鉄駅まで出かけました。別に具合が悪いわけではないのです。これは１７１３年という高価な楽器の為なのです。いわゆるストラディヴァリ黄金時代の作品。「アコースティックに対する知識はまだまだ判ってませんね。でもストラディヴァリは知っていたのです。ヴァイオリンを作る木はどこもアコースティックの為に完璧な厚さでできているので、僅か１ミリでも木版を削ったら音は台無しになってしまいます。」１７１０年代のストラディヴァリウスが未だに最高とされています。「僕の楽器はニスを塗り替えた事が一度も無いのです。このニスもオリジナルのままです。美しい音の理由がニスにあるとも言われています。ヴァイオリン作りのために製作者は色々と秘密のニスを考えるのですよ。」ストラディヴァリは蜂蜜、卵白、サハラに生えているゴムの樹脂などを調合してニスを作ったとされています。ベル氏のヴァイオリンは数年前にそれまでもっていたストラディヴァリウス製の楽器を売ってさらに借金をして手に入れたもので推定３５０万ドル（約３．８億円）といわれています。続く＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​本格派を求める方に！　希少なUMF高値！　マヌカハニー　UMF15+　250g(ホワイトデー　ギフト プレゼント 内祝い お祝い 健康食品 サプリ　インフルエンザ　新型)​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 20+ MGO 829+ 250g コンビタはちみつ協会認定【あす楽】[まとめ買い割引：楽天クーポン][直輸入 無添加 非加熱 生はちみつ ニュージーランド産]​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 15+ MGO 514+ 250g コンビタはちみつ協会認定【あす楽】[まとめ買い割引：楽天クーポン][直輸入 無添加 非加熱 生はちみつ ニュージーランド産]​​【全品共通10％クーポンあり】生活の木　マヌカハニーUMF10＋　250g＜生活の木＞ 【正規品】【ギフト対応可】​​【即納】ニュージーランド産 マヌカハニーUMF15+（MGO514+）250g　| はちみつ ハチミツ 純粋蜂蜜 食品 健康 ハニー 人気 熊手のはちみつ 熊手 老舗 リピータ多数 使いやすい HACCP取得 希少蜂蜜​​MGS認証 マヌカハニー 16+ 250g （MG600+） 生 はちみつ 非加熱 無添加 純粋はちみつ 蜂蜜 ハチミツ マリリニュージーランド 【送料無料】【分析証明書/認定書付き】​​マヌカハニー UMF 20+ 250g (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​【初回限定】マヌカハニー UMF15+（MGO514+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF15+（MGO514+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF 15+ 250g (MGO514〜633相当) はちみつ 非加熱 100％純粋​​マヌカハニー UMF15+ 250g 【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生はちみつ (MGO514〜633相当)​​【送料無料】マヌカハニー UMF20+（MGO829+相当） 500g（3個セット）【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）【ギフトボックス付き】​​マヌカハニー UMF20+ 250g マヌカハニー専用スプーンセット【ギフトセット】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF20+（MGO829+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー 10+ 500g (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​【ライトランク】マヌカハニー食べ比べ3本セットマヌカ モノフローラルタイプ/UMF5+/UMF10+各250g(MGOO 50〜513相当)はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ​​マヌカハニー UMF5+ 250g【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 (MGO83〜146相当)​​マヌカハニー UMF15+ MGO514 250g ニュージーランド産 KIVA キバ 天然はちみつ　送料無料 スーパーフード UMF認定　非加熱　生　Raw Manuka Honey まとめ買​​マヌカハニー 10+ 250g 【2個セット】(MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 ；​​マヌカハニー UMF 10+ 250g (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋；​​マヌカハニー 10+ 250g 【3個セット】 (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜；​​マヌカハニー MGO 1122+　（MGO1100以上） 250g 生マヌカハニー UMF24+ 希少 非加熱処理 マヌカの木 マヌカはちみつ ハチミツ 高級 蜂蜜 ニュージーランド 送料無料 最高級 ニュージーランド 産 健康食品​​コロナウイルス対策に！免疫力UP！オーガニックマヌカハニー！超希少!! ｜ニュージーランド産｜MG150+｜140g｜Mサイズ ★お1人様2本まで★​

  April 11, 2007

• ロサンゼルスフィル、新音楽監督に26歳のヴェネズエラ新鋭グスタヴォ・ドゥダメル～サロネン氏、来シーズン一杯で作曲に専念

  フィラデルフィア、シカゴ、ニューヨークで大マエストロたちを廻って次期監督の選考が困難を極める中、西のロサンゼルスフィルではあっさりと、実にエレガントに次期監督を抜擢しました。丁度サロネン氏が作曲に専念したいとあちこちに表明していた折で、サロネン氏も胸を張ってポストを去ることを団員に発表できたそうです。この華麗なる展開の鍵を握っていたのは楽団員。選考の中心はあくまでも団員、顧問メンバーも団員の意思を尊重する姿勢を持っていた事でした。音楽以外の諸所の事情があれこれ入り込むと収拾がつかなくなるわけです。大マエストロの独裁制は西海岸から終焉に向かうようです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ロサンゼルスフィル、新音楽監督に26歳のヴェネズエラ新鋭グスタヴォ・ドゥダメル～サロネン氏、来シーズン一杯で作曲に専念団員は大喜びロサンゼルスタイムズダイアン・ハイトマン２～3年前に「楽団から良いヴァイブレーションを感じる限り監督を続けます。」とインタビューに答えていたサロネン氏。この土曜にサロネン氏（４８歳）は２００８－０９シーズンを最後に監督の座を去り作曲に専念すると発表しました。楽団からは良いヴァイブレーションを感じるが、それがゆえに今、自分が去る時であると判断したそうです。これはリハーサル後のミーティングで数人の団員に対して発表されました。「『トップの座から離れたい。』って、彼言ってましたよ。」とホルン奏者ブライアン・ドレイクさんはその模様を語りました。サロネン氏のニュースの同様から冷めない間に次のニュースが。フィルハーモニックのデボラ・ボルダ会長が次期監督に２６歳の新鋭ヴェネズエラ人のグスタヴォ・ドゥダメル氏が就任すると発表したのです。団員はサロネン氏がいつかポストを去って作曲の道に専念したいとはうすうす感じていました。「でも実際彼の口から聞いて事実として感じると、ショックですね。」とドレイクさん。チェロのグロリア・ラムさんはリハーサル後のミーティングにいた数少ない団員の１人。「こんな重大なニュースを二つも聞いたらちょっとお酒でも何倍か飲まないと気付けになりませんよね。」と語りました。ラムさんによるとドゥダメル氏に対する団員の好感度は圧倒的だということです。氏はヴェネズエラのシモン・ボリヴァル・ナショナルユースオーケストラの監督。このオーケストラにはロサンゼルスフィル団員やフィルの顧問達が関与しています。ドゥダメル氏は２００５年に初めてハリウッド・ボウルでロサンゼルスフィルを指揮、この１月にはディズニー・ホールのコンサートで再び登場。「私達団員は厳しい目を持っているんです。もちろん皆、人柄は良い音楽家なんですけど、世界級の指揮者達が来て演奏を共にするわけですからね。でも、彼が来て指揮をしたときに皆これまでに無い活気と絆を感じたのですよ。皆びっくりしました。技術で完璧な指揮者は沢山いますけど、そういう人たちはプライドが高くて音楽の邪魔になってしまうのです。ドゥダメルにはそれが無い、エゴが無いのです。」ラムさんも他の団員達もドゥダメル氏の抜擢とサロネン氏の辞任が同時期に起こったことでほっとしたそうです。「これでオーケストラの将来も大丈夫。他のオーケストラ（フィラデルフィア、ニューヨーク、シカゴ）のように路頭に迷って『すみませんがうちに来てもらえますか？』なんて揉み手しなくていいのですから。」とラムさん。ロサンゼルスフィルのコンサートマスター、マーティン・カリフォー氏は「ドゥダメル氏は言ってみれば印象派の画家ですね。キャンヴァスに色をパァーッと繰り広げるんです。」と語ります。フィルハーモニックの顧問メンバー、デイヴィッド・ボーネット氏は、若いヴェネズエラ人指揮者を「団員と聴衆をつなぐ電気伝導管のようなものでしたね。双方からとてつもないエネルギーを起こすのですよ。」とディズニー・ホールのコンサートを振り返りました。主席コントラバス奏者クリストファー・ハヌリックさんはハリウッド・ボウルのコンサートを「爆発のようでしたね。第一回目のリハーサルから皆顔を見合わせて『ちょっと待ってよ、超凄い。一体何なのこの人？！』と言い合いましたよ。」と描写。「サロネンとの関係は素晴らしいままですよ。何の問題も無いです。でもドゥダメル氏にもやりたい音楽はあるでしょうね。これからもっと中南米からの音楽が登場するかも。」とハヌリックさんは付け加えました。ハヌリックさんも、カリフォーさんやボーネットさんや顧問メンバーと共にサロネン氏後継者の選考委員会に加わっていました。この選考委員会はサロネン氏の為に特別に設置されたのではなく、常時２年交替で設置されている委員会で団員と顧問メンバーから形成されています。この委員会では、監督探し等の懸案がない時でも、ゲスト指揮者に対する団員の感想などを集め指揮者たちとの意思疎通を改善しようとします。あくまでも団員が指揮者を決める鍵となります。ドゥダメル氏の指揮には全く否定的なフィードバックが無く、殆どの団員が「気持ちを高揚させてくれる。」と感想を残していたそうです。フィルハーモニックの本拠地、ディズニー・ホールの設計者フランク・ゲーリー氏はサロネン氏とは個人的に親しい間柄。「ドゥダメル氏がここに来たときに会いましたが、彼も奥さんも私の建築を気に入ってくれてね、嬉しかったですよ。コンサートは行けなかったが行った人たちから素晴らしかった、是非彼を時期監督に、という声を聞きましたね。まさか会長のデボラがこんなに早々と仕事を完了するとは思いませんでしたよ。最高ですね！エッサーペッカ（サロネン）は凄い作曲家ですよ。作曲の為に大きな役目を辞任するだけの実力がありますが、それを実行したのは凄い。拍手を送りますよ。」-----------------------------------------------------------------ロサンゼルスフィル近辺には、多くのヒスパニック人口も控えています。これからの経済的な状況もドゥダメル氏フィーバーに追い風になるかもしれません。

  April 10, 2007

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  ピアニストへの道～2000年９月号ピアノ専門誌を振り返って

  ２０００年のピアノ専門誌を振り返って７年前までほぼ定期的に取り寄せて読んでいたのが「ショパン」と「ムジカノーヴァ」というピアノの専門誌です。ここには教育関連の専門情報が豊富に掲載されているので、思い出したときにバックナンバーをひっくり返してみる事がよくあります。ピアノ専門誌に限らず、経済誌、カタログに至るまで、時折数年前に出版されたものを引っ張り出してみる事をします。当時全く興味のなかったものが突然魅力的な話題として飛び込んでくることもありますし、流行り廃りの足跡を遡って検証する事もできます。ピアノ専門誌「ショパン」の２０００年に出版されたものをいくつか手に取りました。その中に教材としてのバルトークに関した記事が載っていたからです。しかし、毎回バックナンバーを開いて驚くのは、「時の人」として騒がれていた演奏家がいつの間にか跡形もなく消えている事です。３年間ほど雑誌に載り続けるのはかなり大変であることが分かります。５年間続いた人は７年間キャリアを続け、そして中堅、大御所へと進化し続けるような図式があります。これは芸能界と似ているかもしれません。丁度「ピアニストへの道」～私がピアニストになった理由、そしてピアニストになれる条件とは～という記事がありました。命題に対して著名（当時は著名だった人もいるかもしれません）ピアニストがそれぞれ興味深い回答を寄せています。その中でいくつかを抜粋でご紹介。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊遠藤郁子さん「ピアニストって、才能と努力とチャンスだけではダメ。自分を売り出す商売の才を持っていなければ。」「パリではね、ピアニスト、要するにピアノの演奏で食べてるプロは２００人ほどいますよ。食べられない自称ピアニスト？ええ、星の数ほどいますよ。星の数ほどね。犬のフンの数といってもよいかな。」私がパリに住んでいた当時、歩道は犬のフンだらけ。外出してフンを踏まずに帰宅できるのは稀なほどだった。これらの言葉はいずれもパリ在住の、華やかに活躍しているフランス人ピアニスト達のもの。さらに「遠藤さん、イロケがないですね。『オトコはすべて私のものよ』ってな目つきで写ってくれなきゃ。テレビ向けじゃないですよ。」（私が２０代の頃、あるテレビ局のリハーサルでのディレクターからの高圧的注文）「ギャラ？安ければ安いほどウチはいいんだけどね。」（ある主催者の交渉の席での品性を疑う申し出）「はっきり言って、うちではゲテモノはやりません。」（乳がんを克服した後のカムバックに際してのプロデューサー氏の差別発言）その他、女性であるが故の、巷に溢れている膨大な量のセクハラ、ストーカーまがいのいわれのないバッシング。こんな一つ一つの場面での決してめげない強い精神と、同じ低い時限に取り込まれない新年、評価されようがされまいが「自分は何の為にピアノを弾き続けるのか？」という絶え間のない問いと答え。中略私にとってピアニストであることと、人間であることは同義語で、人間として生き続ける理由を述べられないのと同じように、ピアニストである理由は述べられまい。*************************中村紘子さん年間に２００を越えるピアノコンクールが世界各地で開催され、何でもござれの腕達者な若いピアニストが次から次へと登場する今日、第一線の演奏家としてのチャンスを得るには、どうしたらいいのだろう。イスラエルのピアニストで現代屈指の名教授であり、私の尊敬する友人でもあるハノーヴァー音楽院のアリエ・ヴァルディ教授が、あるとき、ユーモアをこめてこんな事を言っていらしたことを思い出す。ー才能あるピアニストが世に出る方法は、５つ。　まず幼い時に天才少年（少女）で売り出すか、いっそ９０歳まで待って突然ラフマニノフのピアノ協奏曲第３番などでデューしてみんなを仰天させるか、（男女を問わず）容姿端麗フェロモンゴージャスを売りにするか、あるいは全くその正反対か、さもなくば人々がワッと飛びつくような「ストーリー」をもっている。中略こうした「ストーリー」などを耳にするにつけ、私は「ツキ」という言葉を思う。世の中でよい仕事をするためには「ツキ」が必要なのだ、ということ。いかなる大きな才能も、「ツキ」なしには大成し得ない、というところに、人生の現実のその厳しさ困難さがある。******************************倉本裕基さん広い意味でのポピュラー音楽での、〈ある程度〉高度な技術を要するピアノ演奏の仕事をしている人をもピアニストと呼んでいいのなら、私もピアニストであるといえます。〈ピアニストになる条件〉ですって？もちろん経済力（音楽的な環境、と普通は言いますが）、容姿端麗、縁故つまり強力な子ね、親の七光り、雑事に束縛されない自由な時間が持てるかどうか、が大いにものをいいます。まず、楽器が必要。それを演奏する部屋のほうがもっと高価。楽譜も安くはない（と思った）。レッスン料もかかる。留学しなければなどと思った日にゃ、資金とそれ相応の自由になる時間が不可欠。上達してリサイタルを開こうにもお客が集まらなけりゃ意味がない。仕事をしたくたってどこに頼みに行きゃいいんだ。というわけで、これらを持ち合わせていない人がピアニストになろうとした場合、苦難の道が待ちかまえていると思って射し支えありません。え、音楽の才能はどうなんだって？もちろん必要ですが程度問題、人間社会あっての音楽家、先述の要素のほうが重要なのですよ。才能を生かすも殺すも、すべて回りの人にかかっているのです。早い話が、聴き手またはスポンサーあってのピアニストであるわけですよ。ここをよーく肝に銘じておくことですな。一流ピアニストの皆さん！とまあたぶん他の人は書かないであろうことを書き連ねましたが、私の場合、自慢じゃないがこれらの要素を全く持ち合わせていなかったのです。血縁者には音楽家は皆無。幼少時住んでいた家は縦割り長屋。面白い話がたくさんあるのですが、要するに一般の方々が想像する〈将来ピアニストになる子供がいる家庭〉とは正反対の環境に育ちました。中略演奏家というのは、スポーツであります。とにかく〈自分の手指で〉鍵盤を弾かなければ上達しないのです。ポピュラーピアノの演奏の場合、即興的にバランスよく演奏する術も会得しなければいけません。頭の訓練も必要でしょう。しかし…ちょっと待ってください。大切な事は別にあります、それは、表題に対する私の答えとしての〈聴いて下さる方を大切にする事〉なのです。******************以上「ショパン」No.２００（２０００年９月出版）からでした。最近はロシアでも経済力でいきなりスターになる音楽家が出ていると友人が嘆いておりました。「若手の歌手XとYなんだけど、2人ともお父さんが億万長者なのよ。あっという間にテレビのスポンサーを取り付けて大型デピュー。きちんとした発声もできないのによ。こんな音楽家が最近ごろごろいるの。お金で有名になれる一方クラシック音楽家にとっては大変だそうよ。バスコフというとても才能のある歌手がいてスカラ座にも研修で行ったのだけど、結局生活が苦しくて今はポップスを歌って大成功。大金持ちよ。彼いわく、クラシックではとても食べてはいけなかった、ということ。」では一体本物の才能と自称ピアニスト、あるいは自称国際的演奏家を見分ける為には？一番は耳で判断してください。二番目は演奏をした国名、都市名のみを掲載して具体的に共演者名、共演団体名、ホール名がプロフィールに出ていないものは要注意です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​オーガニック 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  March 26, 2007

• 体調を崩しているドーン・アップショウさん～嘗てヴァイオリン界に名を馳せたパトロン、オーケストラに財政破綻をもたらす

  音楽関係のニュースソプラノ歌手ドーン・アップショウさん、療養中少し前から一体あの素晴らしい歌声のドーン・アップショウさんの話を聞かないのでどうしたのかなと思っていました。チャーミングな声、愛らしい容姿で一気に世界中を魅了したアップショウさん、やはり病気だったようです。やはり健康第一、休養されてまたあの美声を聞かせて欲しいと思います。彼女の素晴らしいところはモーツァルトのスタンダードなレパートリーだけでなく、ベルグ、サーリアホなど、様々な形態の現代作品にも挑み続けるところです。女性歌手にありがちなプリマドンナ的振る舞いも全く耳にしたことのない方です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊少し前のニュースです。ソプラノ歌手ドーン・アップショウさん、カーネギーホールのコンサートをキャンセルAP通信3月9日カーネギーホールでセントルイス交響楽団と共演の予定だったソプラノ歌手、ドーン・アップショウさん、46歳、は癌の放射線治療による疲労を理由にコンサートをキャンセルしました。アップショウさんは昨年の夏に乳癌初期と診断されて以来、12月まで治療に専念していました。最近ツアーを再開しましたが、放射線療法の後体力が弱っていた為に風も引いてしまい、担当医師から休養するようにと勧められました。3月31日のコンサートで代役を務めるのはメゾ・ソプラノのスーザン・グラハムさん。プログラムも当初のブリテンの「イルミネーション」からラヴェルの「シェヘラザード」に変更。アップショウサンはグラミー賞を3回受賞。2月から西海岸のコンサートを2回披露していました。^^^^^^^^^^^^^億万長者がニュージャージーシンフォニーに水増し価格で高価な弦楽器を売却、財政難に喘ぐ楽団遂に楽器の売却を決定。お金を持ちすぎると心の目が曇ってしまうという典型的なお話です。熱帯魚の専門家、実業家として大成功し、熱心なクラシック音楽ファンでアマチュアのヴァイオリニストであった億万長者のヘルベルト・アクセルロード氏。彼の名はヴァイオリン関係者で知らないものはいません。ハイフェッツやパガニーニの伝記を出版し、且つ熱心なクラシック音楽のサポーター、あちこちの楽団やフェスティヴァルに寄付をし、自分の高価な楽器を演奏家に貸与していたアクセルロード氏が、更に私服を肥やそうと脱税や不誠実な商取引をしていたというニュースです。残念な事に間接的な被害者がニュージャージー交響楽団とその団員達です。～～～～～～財政難に苦しむニュージャージー交響楽団、貴重な楽器コレクションを売却することにAP通信財政難を抱えたニュージャージー交響楽団は「黄金時代」といわれている弦楽器コレクションを遂に売却する事を決定しました。このコレクションは４年前に１７００万ドル（約２０億円）で地元に住むオーケストラの後援者、ヘルベルト・アクセルロード氏から購入したものです。****************************注：アクセルロード氏は熱帯魚の専門家で「熱帯魚の飼い方」の本を出版し、熱帯魚の飼育法の特許を取った事で瞬く間に財産を築きました。資産で自分の出版社TFHも立ち上げてペット関係の出版活動を続けている傍らアマチュアのヴァイオリン奏者でもあり、資産でストラディヴァリやグァルネリ作の貴重な楽器を買い集めていました。また、伝説的なヴァイオリン奏者ヤッシャ・ハイフェッツ氏や二コロ・パガニーニの伝記も出版しています。個人的にも、音楽団体に寄付をしたり、過去に所有楽器を著名奏者（ジョシュア・ベル、リーラ・ジョセフォヴィッツなど）に貸与する慈善活動も行っていました。１９９７年にTFH出版をカリフォルニア州のセントラルガーデン・ペット会社に７０００万ドル（約７２億円）で売却。この売却額が不当に吊り上げられた水増し価格だったことを理由に、セントラルガーデン・ペット会社から損害賠償を起こされていました。２００５年９月に判決が下り、アクセルロード氏は１６４０万ドル（約１８億円）を会社に返却するように命令されています。また殆ど同時期２００４年に、過去２０年間税金を払わずに収入をスイスの銀行口座に隠していた事が発覚し、１８ヶ月の禁固刑を受けています。この間に、アクセルロード氏がスミソニアン博物館に寄贈した楽器やニュージャージー・シンフォニーに売却した楽器の市場価格に疑問が投じられています。アクセルロード氏が巧妙に信憑性のある話を創造して価値を吊り上げた可能性があると考えられています。*****************************楽団はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ合わせて３０挺を購入した事で宣伝され、オーケストラの格が一気に世界レベルに上がれば、と願っていたのです。しかし２００３年の購入以来、チケットセールスも寄付も芳しくありません。このまま楽器の支払いの為に財政難を引きずることは楽団の為に良くない、という最終判断が下されました。楽団はアクセルロード氏の楽器に交渉によって「大幅値引き額」の１７００万ドルを支払いました。その当時アクセルロード氏は市場価格は４９００万ドルだと伝えていました。その後、２００４年に楽団で設定した特別委員会調査の結果、楽器の価値は実際に払った代金分でしかなく、アクセルロード氏の主張した４９００万ドルには及ばない事が分かりました。「オーケストラは長年後援者だったアクセルロード氏の言葉を鵜呑みにしたことは大きな誤りで、別個に楽器の評価額を調べるべきだった。」と言うのが、楽団事務所特別委員会の見解です。アクセルロード氏は別件の脱税で有罪を認め１８ヶ月禁固刑となり、刑期を既に終えました。アクセルロード氏は現在スイスのチューリヒに住んでいます。売却上の契約では「楽団は向こう10年間は楽器を所有し続ける事」となっていましたが、アクセルロード氏の承諾を得て、この条項は破棄に。「オーケストラ顧問から、『楽団が財政難なので楽器は当初の約束通り１０年間所有する事が難しくなった』と聞きました。 それなら、売却してもいいですよ、と伝えました。売却価格によっては私がまた買い戻す事ができるかもしれない。」とアクセルロード氏はチューリヒから話しました。オーケストラ側は、何とか心ある資産家が楽器を買ってまた団員に貸与して欲しいと希望しています。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊私の家にもハイフェッツの伝記があります。貴重なハイフェッツとの談話や写真が多々掲載されている良い本です。この記事を読んでひどく落胆しました。

  March 25, 2007

• ラジオから聞こえた素晴らしいブラームスのヴァイオリン協奏曲とリズム感の大切さ

  昨日は午後2時半に家を出て職場に車で向かいました。道中約30分、高速や曲がりくねった道もあり、いらいらする渋滞や無謀運転者にも良く出会います。大抵この時間は公共ラジオのインタビュー番組を聴きながら頭を空っぽにします。クラシック音楽だと脳が職業病的に反応し休めないので音楽は聴きません。昨日車を発信したときにたまたまラジオはクラシック音楽のステーションでした。そこから聞こえてきたのはブラームスのヴァイオリン協奏曲。既に１楽章が始まっており誰が弾いているのかは分かりません。速めのテンポで爽快に、しかし一つ一つの音がきらきら輝き、フレーズ全てが考え抜かれて次の物語に向かっています。素晴らしい、これはすごい演奏だ！ひょっとしたら今実力で圧倒的支持のあるのフランク＝ペーター・ツィマーマンだろうか…頭の中を生きた音たちが元気よく飛び回ります。曲に相応しい速度、相応しい勢い、相応しいポルタメント、色彩豊かで暖かい音色、そして卓越したリズム感。ブラームスが生きていたら涙を流して感激だろう、と思われるような演奏。職場に着いた時に最後の音が終了。「フランク＝ペーター・ズィマーマンのヴァイオリン、ベルリンフィルハーモニック、ヴォルフガング・サヴァーリッシュ指揮で、ブラームスのヴァイオリン協奏曲でした。」（アメリカ人は'Z'をドイツ風に発音せず、英語風にしてしまいます）ツィマーマンは派手に宣伝されていませんが、現在事実上のヴァイオリン界の「キング」である事と考える人はかなり多いです。しかもすごいのはプロの音楽家に圧倒的に支持されているということです。彼のブラームスやベートーヴェン、モーツァルトを聞くとドイツ系の音楽にはいかにリズム感が要求されるか考えさせられます。例えば、一般にモーツァルトは簡潔で美しい旋律を持つ作曲家といわれますが、演奏の立場からすると、音が透明感があり美しい事、リズム感が抜群に良い事が演奏成功不可欠条件です。実は素晴らしい演奏家の秘密のひとつはこのリズム感にあります。もちろんその他に、様々な音色を創造できるかどうかの芸術性が重要なポイントです。正確に音を取れる人は結構いるかもしれませんが、リズム感というとぐっとハードルが高くなります。ちなみに私の経験上、生徒でリズム感が「良い」子は全体の５％以下。「素晴らしい」は１％未満です。素晴らしい３０分のひと時ですっかり元気に仕事に直行できました。残念ながら「キング」はフィラデルフィアであまり演奏していません。リサイタルに来てくれたらどんなに素晴らしいかと思うのですが、実際に来るのはいつも決まった面々。それというもの、こちらのシリーズを担当している音楽事務所が「キング」の事務所とはあまり仕事をしないようなのです。つまり、力関係で演奏会が意外なほどに決まってしまいます。音楽の世界にも事務所という派閥が一役買っているわけです。

  March 21, 2007

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  クラシック音楽で異変、キレる客～日本人の美意識も溶けゆくのか？

  クラシック音楽で異変、キレる客〜日本人の美意識も溶けゆくのか？のだめカンタービレ」というテレビは韓国でも知られているようです。１年前に中国人ヴァイオリニストのリサイタルにイスラエル人の友人と行きました。キメルセンターの小ホールです。入り口からして既に雰囲気が普段とは別物でした。私の友人以外はほぼ全てが東洋人。私だけがその中で非中国人であることは明らかでした。皆大声でおしゃべりしながら会場を待っています。中に入ってもっとびっくり。コンサートが始まるというのに一行におしゃべりが止まないどころか、ヴァイオリニストとピアニストがステージに現れても一向に平気です。まるで演奏会がテレビかコンピューターのスクリーンで行われているかのように、お客さんたちは地声のまま話をやめません。生身の演奏家が２人、真剣勝負をしている時にです。曲が始まっても聴衆が出入りするし、聞きながら演奏について地声で話をするありさま。友人はムッとしておしゃべりをやめない近隣客に向かって「シーッ！」と眉をひそめて威嚇しました。「これじゃ音楽を聴けないわ。まるでチャイナタウンの市場にいるみたい。中国ではこんなマナーが許されるのかしら？カルチャーショックだわ。日本じゃこんな事はないでしょう？」その時に間髪入れず「もちろん！」と答えたものの、この記事を見た途端訂正しなければならない気がしてきました。それにしても日本人がこれほど行儀が悪くなったとは…朝日新聞の文化欄からです。キレる客対策、業界本腰　クラシック演奏会でトラブル急増2007年03月16日クラシックの演奏会で最近、観客同士のトラブルが相次ぎ、主催者らを悩ませている。人気マンガ「のだめカンタービレ」などの影響で、新規客が増えたのが一因のようだが、かつては問題にならなかったようなささいなことで、いらだちを暴発させる客が目立つという。音楽業界も対策に乗り出した。 ◆途中入場・チラシ制限も 　「携帯電話のアクセサリーがうるさい」。昨年、都内の大ホールで、３０代とおぼしき男性が若い女性の服をひっぱり、ロビーに引きずり出した。仲裁に入った主催者がその携帯を見せてもらうと、ちいさな鈴がひとつついていただけ――。 　演奏会の主催者によるとこうしたトラブルが目立ってきたのは半年ほど前から。きっかけになるのは演奏会のチラシの束やパンフレットをめくる音、せきばらいや呼吸音、体臭などなど。休憩時間に「迷惑だから退場させろ」と主催者に詰め寄ったり、終演後に口論を始めたりする人が増えたという。激高している客は、落ち着かせるためまず別室へ、との原則は、今や多くの主催者にとって常識になった。 　グループで訪れる若い観客を、主催者は「のだめ軍団」と呼んで警戒する。彼らが一方的に悪いわけではないが、クレームをつけられ、トラブルに発展することがあまりにも多いからだ。高齢者が“標的”になる場合も多いという。◆音や行動に敏感 　特定のクレーマーや、マナーに無神経な客は昔からいたが、最近の特徴はごく普通にみえるクラシック好きの常連客が、周囲の音や行動に過敏に反応し、突如キレる客に変貌（へんぼう）する点だ。 　「クラシック業界には、得意客を大切にする老舗（しにせ）旅館的な空気がある。従来のファンが、気付かないうちに、他者に自分の『聴き方』を強要している面もあるのかも」と新日本フィルハーモニー交響楽団の桑原浩事務局長は語る。 　精神科医の春日武彦さんは「ノイズを完全に遮断する高性能ヘッドホンの登場など、今は『公』の空間にいても『私』の空間と知覚することが多くなった。公共空間において五感が妙に潔癖になり、自分の空間を突然侵されることへの不安が強くなっている。無菌室のような音楽ホールでは、特に感じやすいのではないか」と分析する。 ◆「ガス抜き」検討 　主催者やオーケストラ側も対応に苦慮している。新規客もシルバー世代も、これからのクラシック界を支える大事な存在。トラブルのせいで演奏会から足が遠のく事態は避けたい。一方で、昔からの固定客も大切にしたい。とはいえ、注意事項やアナウンスが増えると、雰囲気が堅苦しくなる……と試行錯誤が続く。 　東京フィルハーモニー交響楽団では昨年から、クレームの原因になることの多い、曲の途中での入場や入り口でのチラシ配布をやめた。松田亜有子渉外部長は「賛否はあると思うが、“音楽に集中してもらうことを東京フィルは優先する”と意思表示することが大切だと考えた」と語る。 大手マネジメントのジャパン・アーツは０４年から、一般のファンの意見をもとにマナーブックを作成し、公演で配っているが、最近のトラブル増加を受け、改訂を検討中だ。 　東京ニューシティ管弦楽団は４月から、着席の際の「お願い」を記した紙をプログラムに挟む。「『マナー』を押しつけるのではなく、クラシックならではの深みを味わってもらうため」と作田忠司事務局長。客席の一角に、少々の音を気にせず聴衆が気楽に振る舞える「自由席スペース」も設ける予定だ。 　日本オーケストラ連盟は今月、この問題で日本クラシック音楽事業協会と初の意見交換会を開いた。今後も心理学者を招くなど、様々な角度から勉強会をするという。「リタイアした団員に『音楽ソムリエ』としてロビーに立たせ、聴衆との交流をはかってもらうなど、ガス抜きの方法を真剣に考えていきたい」と出口修平事務局次長は語る。 ちなみに関西からは、こんな「キレ客」にともなうトラブルはあまりきこえてこない。「何か問題があれば客同士が『おい、やめえや』と注意しあうし、さばさばしているから不快感も後にひかない。主催者を巻き込んでのトラブルは、ほとんど聞かない」（大阪フィルハーモニー交響楽団事務局）とか。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​キルギスの白いはちみつ　ホワイトハニー　sサイズ　50グラム　クリーミィーな味わい​​キルギスの白いはちみつ 3個セット 純粋はちみつ（キルギス共和国） 養蜂国際大会で最高賞である金賞を受賞 日本初上陸 含有されるハーブは薬効系ハーブ そのままスイーツで！&デザートの味付&調味料 天然サプリメント 250g×3瓶セット食べるハチミツ！​​エコチャージジャパン キルギスの白いはちみつ (ローハニー) 250g​​【正規品】★世界大会金賞受賞★キリギスの白いはちみつ！無農薬、無添加の天然酵素たっぷりな白い蜂蜜​​ムシヒノ ムースはちみつ ツアーリベルベットとキャロブ入り 340g​​マヌカハニー UMF5+ 250g【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 (MGO83〜146相当)​​マヌカハニー UMF 20+ 250g 【3個セット】 (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF15+ 250g 【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生はちみつ (MGO514〜633相当)​​マヌカハニー UMF 20+ 500g 【3個セット】(MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF 20+ 250g 【2個セット】 (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF15+ 250g 【3個セット】(MGO514〜633相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​【無農薬検査済】マヌカハニー UMF10+ 250g マヌカハニー専用スプーンセット【ギフトセット】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​マヌカハニー UMF5+ 250g【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 (MGO83〜146相当)​​マヌカハニー MGO 1122+　（MGO1100以上） 250g 生マヌカハニー UMF24+ 希少 非加熱処理 マヌカの木 マヌカはちみつ ハチミツ 高級 蜂蜜 ニュージーランド 送料無料 最高級 ニュージーランド 産 健康食品​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 20+ MGO 829+ 250g コンビタはちみつ協会認定【あす楽】[まとめ買い割引：楽天クーポン][直輸入 無添加 非加熱 生はちみつ ニュージーランド産]​​【即納】ニュージーランド産 マヌカハニーUMF10+（MGO263+）250g×3個　送料無料 | はちみつ ハチミツ 純粋蜂蜜 食品 健康 ハニー 人気 熊手のはちみつ 熊手 老舗 リピータ多数 使いやすい HACCP取得 希少蜂蜜 まとめ買い​​【即納】ニュージーランド産 マヌカハニーUMF15+（MGO514+）250g　| はちみつ ハチミツ 純粋蜂蜜 食品 健康 ハニー 人気 熊手のはちみつ 熊手 老舗 リピータ多数 使いやすい HACCP取得 希少蜂蜜​​【全品共通10％クーポンあり】生活の木　マヌカハニーUMF10＋　250g＜生活の木＞ 【正規品】【ギフト対応可】​​ハニーカンパニー マヌカハニー UMF5+ 500g​​即納 マヌカハニー 希少 UMF 15+ MGO 514+ 250g コンビタはちみつ協会認定【あす楽】[まとめ買い割引：楽天クーポン][直輸入 無添加 非加熱 生はちみつ ニュージーランド産]​​本格派を求める方に！　希少なUMF高値！　マヌカハニー　UMF15+　250g(ホワイトデー　ギフト プレゼント 内祝い お祝い 健康食品 サプリ　インフルエンザ　新型)​​プレゼント 内祝い 【希少なUMF高値！のどのイガイガに！】「マヌカハニーUMF10+」　【250g】インフルエンザ　新型​​マヌカハニー UMF15+ 500g (MGO514〜633相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF 20+ 500g (MGO829〜971以上) はちみつ　非加熱 100％純粋​​キルギスの黒いはちみつ 純粋はちみつ（キルギス共和国） 養蜂国際大会で最高賞である金賞を受賞 日本初上陸 含有されるハーブは薬効系ハーブ そのままスイーツで！ デザートの味付 調味料 天然サプリメント 様々な用途で！​

  March 18, 2007

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  あっという間に売り切れた「熱狂の日」チケット～季節外れのみぞれで麻痺したフィラデルフィア

  今日はラ・フォル・ジュルネのチケットを長野の母の為にインターネットで取ろうとしたのですが、繋がったときには目当てのコンサート５月２日、３日の２つとも売切れでした。母はインターネットをしません。先行売り出しのときに電話をかけ続けたが、なかなか通じなかったようだったので、私がぴあの会員登録をして今日の為に準備していたのですが、残念。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~季節外れのみぞれで交通マヒのフィラデルフィア市庁舎の上に立つのがウィリアム・ペンの像寒さに縮こまる市民今日はフィラデルフィアは季節外れのみぞれで大変な騒ぎでした。空の便も全てキャンセル、会社も商店も４時には閉まり閑散とした街になりました。音楽学校も従って休みで、急遽時間ができたので家の鳥達のかごを大掃除した後に、シャーベットと化した街を散歩してきました。みんな親戚一同です。色が違うけど血縁関係あり。～～～～～～～～昨日行ったカヴァコス氏のコンサートにはフィラデルフィア地元のギリシャ人協会からの観客が来て温かい支援を送っていました。あちこちからギリシャ語が飛び交い、郷土の生んだヒーローを誇らしく称えていました。以前中国人演奏家のコンサートに行った時は何と９割が中国人の観客でした。韓国系のフィラデルフィア・オーケストラのコンサートマスター、デイヴィッド・キム氏がソロを演奏したときには韓国人総出の応援でした。日本は自国の演奏家に対する応援では完敗…。

  March 17, 2007

• レオニダス・カヴァコス、ヴァイオリンリサイタル～ピアニストはペーテル・ナージ

  レオニダス・カヴァコス、ヴァイオリンリサイタル本日、キメルセンターのリサイタルホールでカヴァコス氏の演奏を楽しみました。ピアノは繊細かつ切れ味最高のハンガリー人ピアニスト、ペーテル・ナジ氏。プログラムラベル　　　　　　　　ソナタ　（１８９７）シマノフスキ　　　　　神話　作品30　　　　　　　　　　　　アルトゥーザの泉　　　　　　　　　　　　ナルシス　　　　　　　　　　　　ドリアデスとパンストラヴィンスキー　　ディヴェルティメント(ドゥーシュキン編曲）ベートーヴェン　　　　ソナタ10番カヴァコス氏は現在40歳ぐらい。ギリシャの天才少年として祖国のオナシス財団の援助を受けます。つい最近まで知る人ぞ知る玄人好みのどちらかというと地味目の演奏家でしたが、昨今のメディアによる若手女性演奏家偏重に対する反動がようやく来たのか、ここ数年前から急に浮上してきました。４年前だったと思いますが、フィラデルフィア・オーケストラ初共演でメンデルスゾーンを演奏。その時に聞いた時は正統派の音の美しさと、自分で考え抜いた曲想を派手な身振りもなく実直に淡々と引く姿が印象的でした。丁度演奏会の後に同じ建物に住む楽団員で第一ヴァイオリン奏者の女性が「素晴らしかった。それに彼は『客寄せの為の余計なパフォーマンス』をするような安っぽさがないからね。私達も弾いていてとても楽しいわ。」昨年はカーネギーホールでフィラデルフィア・オーケストラとベルグのコンチェルトを共演しました。リサイタルは演奏者の真の実力が出ます。１人で２時間近く観客の気持ちを惹きつけられる人はそう大抵いないものです。私のように仕事の都合でコンサートに行ける時間が少ないものが、都合を無理やり付けてまで行こうとする演奏家はほんの僅か。彼は何を聞かせてくれるのだろうかとワクワクさせてくれる数少ない演奏家の１人ですたまに時間が空いて、それではコンサートに行こうと勇んで出向いてもプログラム半分で帰った事もあります。後半を聞く楽しみよりも帰って翌日の仕事の為に休息するほうが大切だと判断した場合です。本日は最後まできっちり聞きました。カヴァコス氏はヴォルフガング・ザヴァリッシュ氏も認めたという才能。なるほど、自分でゼロから構築した音楽作りと、イマジネーションに溢れています。彼の奏法は、ヨアヒムのように右肘を下げ気味にした旧ドイツ式に近いものがあります。その為でしょう、リズム感、軽快さがもっと欲しいと感じられましたが、彼の楽器から生まれるピュアでカラフルな明るい音は高い集中力と緻密な音楽構成に支えられて最後まで素晴らしい演奏会でした。また、ヴァイオリニストの音楽観を反映する、あるいは暴露してしまうのが共演ピアニストの選択。今回初めて聞くペーテル・ナジ氏は、非常に神経質そうな大学教授風な面持ちで登場。濃紺のスーツとダークシャツ、まるっきり飾り気はありません。しかし、彼の細い指からは繊細で、剃刀のような正確さと透明感ある音が次々と流れ、カヴァコス氏の滑らかな音色と相まって、混沌とした現世から聴衆をひと時どこか神話の世界に連れて行ってくれました。音楽は抽象の世界。感性と時間と空間で、音という波動（ヴァイヴレーション）を通じ演奏家と聴衆が通じる体験は奇跡的なものです。演奏家には作曲家の「物語」を理解し咀嚼し、自分の言葉として消化し、再構築し、聴衆に向かって語る事が要求され、聴衆は感性を通じて音の物語を「読む」。その時間と空間を共有したものだけが味わえる作曲家との奇跡的なふれあいは、素晴らしい演奏家によって初めて実現するものだと感じた夕べでした。～～～～～～～～～～～カヴァコス氏もこれから日本公演があるようですし、この優れたピアニスト、ペーテル・ナージ氏も日本のオーケストラとの共演があると書いてありました。本当に音楽好きの方、ぜひ注目です。

  March 16, 2007

• ギル・シャハム氏の溌剌としたモーツァルト

  夏時間～サマータイムがもう始まってしまいます！今日の夜中、つまり3月11日の午前2時になると、夏時間が始まります。今年から早められた夏時間。アメリカのほとんどの州が１時間時計を進め、早起きし日光の明かりを有効に使いエネルギーを節約しようというわけです。では実際に庶民は何をしなくてはいけないかと言うと：・午前２時になった途端、２時から３時に時計の針を進めなければなりません。　(実際には皆寝る前に家中の時計を進めます。）・コンピューターやファックス、電話、留守電、携帯、ラジオに至るまで、時間のセットし直さなくてはなりません。・日本の親たちにこちらの時間の変更を告げ、１４時間遅れから１３時間遅れになると説明します。１週間の間、体感時間が調節されるまでつらくなりますが、仕事が終わってもまだまだ明るいので、スポーツ、イベント、食事、ショッピング関係業種にちょっとした収入増加が見込まれるかもしれません。夏時間が終わるのはハロウィーンのある１０月３１日前後なのですが、今年は１１月４日となっています。何か睡眠を取り上げられたような気になるのは私だけではないでしょう。明日は早くから仕事ですが、生徒が時間を間違えないように、しっかりメールで連絡をしておきました。*******************久しぶりの演奏会今日は久しぶりにフィラデルフィア・オーケストラの演奏会を聞きに行きました。ヴァイオリニスト、ギル・シャハム氏による「ハリウッド的」なモーツァルト5番のコンチェルト。指揮は、一目でヨーロッパの男性と分かる身のこなしで颯爽と現れたインゴ・メツマッハー氏。長めのタキシードの下にはダークシャツを着ていましたが、白い蝶ネクタイではなく、非常にシック。しかもタキシードの裏地がワインレッドなので、マエストロが動く度にこの赤い裏地がチラッと見えて劇的な効果があるようでした。ギル・シャハム氏は黒いシャツとパンツ姿で、堅苦しいタキシードではありません。聴衆にもオーケストラ団員にも、実に礼儀正しく好青年。(と言っても彼は既に３０代半ばなのですが、青年と言う言葉がまだまだ似合います。)「ハリウッド的」と表現したのは、シャハム氏の極めてグラマラスな美音です。かつてはゆっくり目のリラックスしたヴィブラートと丸く艶のある豊かな音量、確実なテクニックの印象でしたが、モーツァルトということで繊細さを出そうと細かめのヴィブラートでした。安定した技巧と腹に響くような重厚で艶のある音はさすがです。彼もキャリアのトップを走ってもう早１０年以上ですから、そこにカリスマ性が加わって音色が自信に満ち溢れ、健康な色香が漂っており、聴衆に元気を与えてくれました。楽器も良く響かせており、弓運びが自由自在で実にメリハリのある素晴らしい音色を聞かせてくれました。彼の演奏には、翳りが全くなく、晴れた青空の爽快さがあります。さわやかさ満点です。聞いているほうも思わず微笑んでしまうような幸せ感を与えてくれます。しいて言えば、モーツァルトを聞いていることを聞き手がふと忘れてしまうような感じがあったかもしれません。それだけ、シャハム氏の個性がたっぷりだったという事でしょう。ふと思い出したのが、対比的なフランク＝ペーター・ツィマーマン氏のモーツァルト。演奏を聴いているうちに、ツィマーマン氏が弾いている事も、ヴァイオリンが音を奏でている事もどこかに吹っ飛んでしまい、終わってみるとモーツァルトのアリアを聴いたような感覚に…。アメリカではそのカリスマ性で圧倒的にシャハム氏の知名度が高いのは言うまでもありませんが、ヨーロッパではそれが逆転します。確かシャハム氏がまだ２０歳そこそこだったと思いますがリサイタルを聞きに行きました。その頃に美音は既に存在。ただ、終始下を向いている「恥ずかしがり屋の青年」で、現在のようなカリスマ性は感じられませんでした。キャリアを確実に積み、信頼を勝ち得た年月と自身が彼のカリスマ性の源になったのでしょう。シャハム氏、フィラデルフィア聴衆の心をしっかり捉え、ゴージャスな音と確実な演奏で期待に「必ず」応えてくれる、紛れもない世界屈指の芸術家です。

  March 11, 2007

• 世界的チェロ奏者ロストロポーヴィッチ氏、モスクワの癌センター入院その後

  世界的チェロ奏者、ロストロポーヴィッチ氏のモスクワ療養経過２月２７日、３月７日付のコムソモリスカヤ・プラウダ紙より色々忙しくて見逃していたニュースがありました。世界的チェロ奏者ロスとロポーヴィッチ氏、モスクワで肝臓癌摘出手術を受ける２月２７日コムソモリスカヤ・プラウダ紙によると、担当首脳陣の協議の結果、２月末にロスとロポーヴィッチ氏は肝臓癌摘出手術を受けました。パリで既に手術を受けており、体力が弱っているので手術は見送る方針でいたものの、放射線療法の予後を見つつ今回の開腹手術に踏み切ったようです。術後は容態は重いものの安定している模様です。マエストロご自身体力が落ちで車椅子に乗らなければならない状態であることに落ち込んでいるご様子。今後の治療法がどうなるかは分かっていません。２月２６日にはプーチン首相はロスとロボーヴィッチ氏に「祖国に対する功労」を評して第一級の栄誉を授与。芸術家として第一級の栄誉を受けたのは前例がなく、第二級栄誉を受けた例では夫人のオペラ歌手ガリーナ・ヴィシニェフスカさんがいます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊ロストロポーヴィッチ氏、病院から退院、サナトリウムへ３月７日手術後、医師団はロストロボーヴィッチ氏の退院を許可しました。病気は以前と思い状態ですが、マエストロは果敢に闘病されているという事です。入院中にはプーチン大統領夫妻、モスクワ市長、ナイナ・エリツィン元大統領夫人、俳優や音楽家達が多く見舞いに訪れていました。術後の回復期を過ぎ、医師団が退院の決定をした模様です。この後、サナトリウムで有名な高級保養地バルヴィフで体力の回復を試みるという事です。

  March 7, 2007

• シャルル・デュトワ氏、暫定的にフィラデルフィアの主席指揮者に

  シャルル・デュトワ氏、暫定監督として主席指揮者に任命されるフィラデルフィア・インクワイラーによると、日本でもおなじみのシャルル・デュトワ氏が、2008－2009シーズンのフィラデルフィア・オーケストラ主席指揮者、アドヴァイザーを勤めることになったそうです。これまで存在しなかった主席指揮者というタイトルを新たに作ることも、またデュトワ氏を任命する事も、全くオーケストラ団員に通達も承認を経ずに決定されました。オーケストラファンにとってはまるで降って沸いたような突然の発表です。団員は昨晩演奏会後に知られました。団員全体の承認は得なかったものの、芸術アドヴァイザーや団員協議会の承認は事前に得ていたとのことです。デュトワ氏はエッシェンバッハ氏が辞任後から2011－2012シーズンまでの契約で任務に就き8週間の定期演奏会と夏の本拠地サラトガでの演奏会、またツアーの指揮者としても活動する事になります。主席指揮者として次期音楽監督が決定するまでの向こう4年間、デュトワ氏は音楽監督に近い職務を遂行する事になります。デュトワ氏はこれまで長く夏のシリーズで監督を勤めた経験を持ちながら、過去に２度も音楽監督の候補選考から漏れています。1999年にはこれに気分を害し、フィラデルフィア市のマン・センターで行われる夏のシリーズを中途でキャンセル、辞任を表明しました。デュトワ氏は夏のサラトガ・シリーズで長年オーケストラと仕事を続け、団員とは気心が知れた仲。これから次期監督探しで忙しい中、肝心な音楽創りが円滑に行くようにと配慮された結果のようです。デュトワ氏の職務には団員のオーディション、オーケストラの代表者として発言行動する事、寄付金集めに協力する事が含まれます。その一方、デュトワ氏に権限がないのはゲスト指揮者の選考、ゲスト指揮者による演奏会プログラムの決定、団員の処罰の決定遂行。本格的な次期監督探しはこの夏に始まります。今シーズンの客演で評判の良かったのは、若手ロシア人のジュロフスキー氏だそうです。************************フィラデルフィア・オーケストラとデュトワ氏の音楽事務所は同じ。また、エッシェンバッハ氏とも同じです。ちなみに、「主席チーフ指揮者」というタイトルはデュトワ氏自らの提案です。ヨーロッパでよく使われる「シェフ」はアメリカでは新鮮に響く、それは良い！ということで決まったそうです。

  February 24, 2007

• 有名コンマス、プルーシル氏の権力とセクハラ騒動

  クリーヴランド・オーケストラのコンサートマスターでクリーヴランド音楽院の教授でもある世界的に有名なウィリアム・プルーシル氏の権力乱用とセクハラを巡ってのニュースがアメリカ音楽界を震撼させています。プルーシル氏にセクハラを受けたと訴えた女子学生は「密かに」別の音楽学校へのオーディションをアレンジしてもらい、オーディションの費用や旅行費、卒業するまでの学費に至るまで全てクリーヴランド音楽院が支払うという取り決めで示談になったそうです。事件発覚が2004年。この学生は今も自分の音楽家としての将来が危ういのではないかと苦悩しているそうです。***********************以下はクリーヴランド・シーン新聞よりの抜粋です。サワー・ノートその美音と卓越した技術で、フィラデルフィア・オーケストラのコンサートマスターにも招かれたにもかかわらず、クリーヴランドを取った世界的なコンサートマスターは現在４９歳。世界で屈指のコンサートマスターの誉れ高いプルーシル氏が職場に着いたのは１２年前でした。それと同時に、彼の妹、妹の夫、娘が次々とオーケストラのポジションを不正に獲得したと言うのです。今ではオーディションの時にスクリーンを立てて誰が弾いているのかわからなくするのが一般です。ところが、クリーブランドのオーディションではスクリーン無し。１９９７年にプルーシル氏の義弟スティーヴ・ローズ氏がオーケストラの団員に採用され、プルーシル氏は強力に彼をアソシエイト・コンサートマスターに推薦します。アソシエイトを決める会議で他の委員会メンバーに対し「スティーヴ以外とは一緒に仕事できませんね。」と公言したの候補者を排除したそうです。結局ローズ氏はアソシエイトにはなりませんでしたが、第２ヴァイオリン主席となり給料もアップ。１９９８年には中国ツアーのためにもう一人ヴァイオリニストが必要になりました。オーディションを開かずに、プルーシル氏はローズ氏の妻で自分の実妹に声をかけ即座に認められました。彼女はオーケストラのメンバーでもなかったのにツアーに参加し、結局は翌年に正団員として雇用されました。しかし最も物議をかもし出したのはプルーシル氏の長女レクシーさんが昨年にオーケストラのヨーロッパツアーで団員として招待された時でした。レクシーさんはそこそこの才能があるものの、オーケストラで弾いた経験もないクリーヴランド音楽院を卒業したばかりでした。彼女のオーディションを審査したのは実の父親と叔父のローズ氏。平凡な演奏であったにもかかわらず最終選考の６人までに残ったそうです。その時に採用はされなかったものの、昨年の夏のツアーで女性団員が産休を取ることを知ったプルーシル氏は即座に娘を補助団員として呼び寄せるように手配したそうです。団員達の中には「うちのオーディションが不正に行わあちこちに広まってるから、良い人材がれている事は集まって来なくなるのではないか？」と懸念する声も。「もし今匿名で投票したら、８５％の団員はプルーシルが権力を持ちすぎてると答えるだろう。」一方、クリーヴランド音楽院内ではプルーシル氏と女子学生との関係に関してはとかく噂になっていました。「女子学生の胸の辺りを良くじろじろ見るんですよ。」職員は証言します。プルーシル氏の指導中の言葉遣いにも師弟を超えた性的なものがあるようです。「プルーシルと女性問題ね。いやあ、もう伝説ですよ。」とあるオーケストラ団員。２００４年に遂にその中の１人の女性が名乗り出たのです。彼女Ａさんは、入学当初からプルーシル氏の生徒でした。２年目になって、Ａさんはボーイフレンドと分かれて精神的に不安定になりました。その間にプルーシル氏が父親のように接し、食事に招待したり個人レッスンをしたりで励ましました。Ａさんが生徒と教員合同のコンサートでプルーシル氏と同じ舞台で演奏する生徒として選ばれた事で事態に変化。コンサートの為のリハーサル中にプルーシル氏がＡさんを公然と叩き、彼女に自分の体を押し付けてきたというのです。Ａさんは恐怖に震えながら学長とプレジデントの事務所に行き、事情を説明しました。学校側は示談を提示。その年はＡさんは別の教授のクラスに移りました。学年末にはクリーヴランド音楽院が全て経費を持つということでＡさんは他の音楽院のオーディションを受けに行き、しかも学費を全てクリーヴランド側で支払ってくれる事になりました。ただし、Ａさんがこのことに関して秘密を守るという条件付です。現在Ａさんは東海岸の音楽学校で勉強中です。プルーシル氏にこの件について問い合わせたところ「私のクリーヴランド音楽院での仕事に関してのご質問ですが、２年ほど前に起こった生徒に対する私の態度が誤解を招いたという事件に関しての事と存じます。この件に関しては音楽院側でも調査し関係者全てが納得いくような解決策となりました。」というメールが返ってきました。また団員からはプルーシル氏が自身の演奏活動に忙しく、本拠地にいるのはわずかに１２～１３週だという事にも不満が寄せられています。責任ある職務を果たしていないのではないかという疑問もあります。「指揮者並みにツアーにでかけてますよ。飛行機の中ですよ。ここに居る時も実際にいないのと変わりませんからね。」とある団員。プルーシル氏は全米で最も高給をもらっているコンサートマスターとされています。平均的なコンサートマスターの給与は２００２－２００３年で１９万１１３ドル。プルーシル氏はその３倍以上だそうです。一方、オーケストラ自体はこの６年間に主要スポンサーの１０企業のうちの５つを失い、チケットセールスも低迷しています。「彼がそれだけ高給を取っているのならもっと地元に腰を落ち着けて仕事をすべきではないか？」とある団員。オーケストラ側では気にする様子もありません。「プルーシル氏は素晴らしいリーダーです。彼のお陰でうちの楽団にスタイルが加わりましたよ。」セクハラ事件にも拘らず音楽院ではプルーシル氏を解雇するつもりはないそうです。所詮、音楽の世界は非常に狭く、オーケストラ団員の間でも批判をする事は極力避けます。それは「裏切り行為」と考えられるからなのです。結局、セクハラを訴えた生徒も学校の中ではすっかり村八分の状態になったそうです。プルーシル氏の演奏は一度シアトルの室内音楽祭で聞いたことがあります。艶のある美しい音と流れるような弓の運び方が印象的でした。こうした事件は氷山の一角だとは思いますし、どこの世界にもある話だとも思います。ただ、普通の大学で「事件」が起これば、教授は即刻解雇。でも音楽大学では違う、というのがくせものです。

  February 21, 2007

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  ７年間連続「芸術教育助成金ゼロ！」で平気なブッシュ大統領

  アメリカの芸術教育の危機とカリフォルニア州知事シュワルツネッガー氏の奮闘ロサンジェルスの芸術家協会がブッシュ大統領に対し芸術関係の補助金を増額する事を求めて署名を始めました。アメリカ・オンラインの二コール・クリスタル記者によると、署名活動はブッシュ大統領が提案した2008年度の政府予算で芸術助成金がカットされた事を受けて始まったものです。この活動では芸術助成金を３．２％増加し、総額1億2840万ドルになるように要求しています。ちなみに、1992年度の芸術助成金はこれより日本円で約６０億円も多い1億7600万ドルでした。１９９２年からの数年は、アメリカのオーケストラやコンサートは黄金時代だったといえます。ブッシュ大統領は芸術に関して無関心なだけではなく、芸術教育にも全く興味がないようです。学校での美術音楽教育に対する補助金はこの７年間全く出されていません。「ゼロ」の状態です。「政府が学校教育の美術や音楽の授業に対する補助金を７年間も排除したというのは実に嘆かわしい。２１世紀に生きる子供達が真の創作力を培う為に美術や音楽の授業こそ最も重要なんです。」と語るのはアメリカ芸術協会会長、ロバート・リンチ氏。政府の補助金はゼロの状態ですが、州レベルで奮闘しているのがカリフォルニア知事シュワルツネッガー氏。２００７年度の州の財政予算に芸術教育補助金として１億９００万ドルを計上しました。これは２００６年の１億５００万ドルから更に増加です。ロスアンジェルス・フィル（サロネン氏）やサンフランシスコ響（ティルソン=トーマス氏）が頑張っているのもこうした州からの援助があるのでしょう。ニューヨークのように大富豪が大口寄付で楽団やホールを支える都市は例外としてどの地方オーケストラもかなりの苦労を強いられており、コンサート数を削り、ソリストを地元合唱団やローカル・アーティストに差し替えて苦しい台所を切り盛りしています。ここに来てピッツバーグ響など、多くの楽団で若くまだ知名度はないが、実力がしっかりしている指揮者を音楽監督に迎える動きが相次いでいます。年収日本円にして約２億円から３億円を払ってマエストロを音楽監督に迎えることがその都市や楽団のステータスを誇示する意味も持っていました。その一方、そうしたスーパーマエストロによる権力の乱用、楽団自体の音楽的発達の抑制、モラルの低下などの批判も後を断ちませんでした。豊かさを誇示する「マエストロの時代」がお金の流れの変化と共に終焉に向かっています。９・１１テロ以来続く芸術軽視の時代の中で、アメリカの子供たちは恐ろしく不器用になりました。絵が描けない、ハサミをうまく使えない、粘土で形を作れない、歌えない、楽器が弾けない、リズムを感じられない、ルノアールもピカソも知らない、バッハやモーツァルトがなんだか分からない、でもコンピューターゲームは何時間もする、ネットのビデオは頻繁に見る、iPodで音楽をダウンロードできる、コールドプレイやグリーンデイ、ビヨンセは知っている。頭の中でゼロから何かを創る力がない子供たちの将来は、なんと限られたものでしょうか。与えられた世界を拡大も縮小する事も出来ない思考力。これはテロリストのせいには出来ません。********************■【送料無料】信州限定ポンちゃんラーメン1ヶ月パック【5食6パックの30食】1食あたり90円■【幻のスイーツ！】一日3個しか作れません。こだわりチョイス♪店主の愛情いっぱいの逸品信州産のクルミとあんずを使ったクグロフ！！ ■信州小布施の素材が違うアイスクリーム12個　 うまいぜ信州！グルメのあったか屋

  February 11, 2007

• ロストロポーヴィッチ氏の病状続き

  コムソモリスカヤ・プラウダ紙(記事の写真には「マエストロ、頑張れ！」とあります。）ロストロポーヴィッチ氏の病棟には次々と芸術界からの著名人（画家のアンドレイ・マカレイヴィッチや歌手のポーラド・ビュルビュルなど）がお見舞いに訪れているようです。ガリーナ夫人、二人のお嬢さん、エレーナさんとオリガさんも毎日病室を見舞っています。パリで大手術をするまでの経過と手術の詳しい状況に関する情報をミハイル・ダヴィドフ博士が取得してモスクワの担当医師チームと話し合ってこれからの治療法を決定します。癌センター職員によると、マエストロは少し意識が戻ってきており、食欲も出てきたようであるということです。「見舞いに来る方達にはとにかくマエストロを疲れさせないようにして欲しいと頼んでいます。気疲れは今禁物なのです。」このサイトに寄せられた掲示板によるとマエストロは肝臓癌だそうです。

  February 10, 2007

• 世界的チェロ奏者ロストロポーヴィッチ氏、癌センターに入院

  ロシア語のコムソモリスカヤ・プラウダ紙、エレーナ・シェレメトヴァ記者の記事です。AP通信では出ていない「本当の話」がロシア語版にあります。この写真のロストロポーヴィッチ氏は確かに深刻な状況に見えます。＊＊＊＊＊＊＊＊コムソモリスカヤ・プラウダ紙によると、７９歳の世界的チェロ奏者ロストロポーヴィッチ氏はモスクワ一の癌センターに入院中ということです。コムソモリスカヤ・プラウダ紙はメディアで報道許可をもらった数少ない新聞社の一つ。同病院で、プーチン首相夫妻がロストロポーヴィッチ氏を見舞った様子を書き綴っています。昨年の１２月２９日にロストロポーヴィッチ氏は気分が悪くなり緊急入院しました。当初は胃潰瘍だと思ったようですが検査の結果癌と分かりました。その後、パリで入院しましたが、パリの医師団の治療を拒否しモスクワに戻る事を主張したマエストロはモスクワ癌センターで放射線式検査および治療棟にいるそうです。心臓の検査もしましたが心臓は大丈夫との事。病室は一般の面会は謝絶、ごく近親者だけの立ち入りが許されています。夫人のガリーナ・ヴィシェフスカヤさんはこの病院に住み込みで看病しているということです。火曜日にはプーチン大統領と夫人が特別にマエストロを見舞いました。ロシア当局では「マエストロは回復している。」と新聞発表していますが、内部の情報によるとマエストロは非常に弱っている状態だそうです。３月にはマエストロの８０歳の誕生日を祝う盛大な記念式典が予定されており、文化省のアレクサンドル・ソコロフ氏もその打ち合わせのために訪れました。同じ火曜の夜１０時、マエストロの医師団はフランスから戻ったばかりのロシア医学アカデミープレジデント、ミハイル・ダヴィドフ博士の訪問を受け、博士と今後の治療法を相談しているそうです。ダヴィドフ博士はマエストロがパリでどのような治療状態であったかの資料を集めにわざわざパリまで行って来たのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ラジオから素晴らしいソプラノが聞こえてきました。バーバラ・ヘンドリックスでした。そういえば最近彼女の活動を全く聞きません。キリ・テ・カナワもキャスリン・バトルも、ドーン・アップショウも。こうした素晴らしい歌手達が生徒をとって教えているとも、マスタークラスを開いて更新のために自分の芸術を伝授しているなどとも聞きません。マリア・カラスやエリザベト・シュワルツコップはマスタークラスを積極的に開いていました。ルチアーノ・パヴァロッティは数年前に自分の名前付の歌手コンクールを始めましたがわずか2年ほどで止めました。フィラデルフィアのアカデミー・オブ・ミュージックで審査が行われ，その時のパヴァロッティ氏の参加者に対する恐ろしくきつい言動も災いしたのかもしれません。「よくもそんな声でのこのこ出てきたもんだね」「さっきから聞いていて気分が悪くなったな」などなど。彼は今、すい臓がんの治療でニューヨークの病院に入院しているはずです。天才的芸術家が後世に何かを残そうとしなくなった現代はさびしいものがあります。

  February 9, 2007

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  アンドラーシュ・シフ氏のベートーヴェン・ソナタ集レクチャー公開とイギリスの素晴らしいプログラム

  アンドラーシュ・シフ氏のベートーヴェン・ソナタ集レクチャー公開とイギリスの素晴らしいプログラムイギリスのガーディアン紙ではついこの間、アンドレイ・ガヴリロフのピアノリサイタルからのクリップを無料で公開しましたが、こんどは素晴らしいアンドラーシュ・シフによるレクチャーコンサートの録音も無料で聞けることになりました。これは売り切れとなったウィグモアホールでのベートーヴェン・ソナタ全32曲レクチャーシリーズからの録音です。全て英語で行われていますが、演奏とシフ氏の解釈、ユーモアを交えたトークが非常に面白いです。ファイルは無料でダウンロードできますからとりあえずダウンロードしておいて後で少しずつ聞いても良いかと思います。リンクに入り、聞きたい曲をクリックすると音声でレクチャーが楽しめます。ページの下にプログラムがありますのでご覧下さい。ちなみに彼の奥様は日本人ヴァイオリニストの塩川悠子先生です。彼は10年程前にはバッハ全集を出版し圧倒的な名声を得ました。ベートーヴェンのソナタも古楽器的な解釈も見られ新鮮です。またベートーヴェンの作品全体に通じていらっしゃり、ソナタのテーマが他の楽曲で使われていることや、作曲家の歴史的背景、減点にあるダイナミックマーキングに関しても詳しく言及されています。彼はザルツブルグで教えていらっしゃるのではないかと思います。彼はその昔「ハンガリー三羽烏」として、デジュー・ラーンキ、ゾルタン・コチシュと共に賞賛されました。コチシュは確か自分のオーケストラを結成して指揮活動を盛んに行います。ラーンキは容貌が美しすぎた為に日本ではアイドル的に騒がれたようですが、今はその活動はあまり聞かれません。（美しさはアダになることが多いです．．．）レクチャーシリーズは８部に分けて行われたようです。こうしたレクチャーが開催されるのはウィグモアホール支配人のセンスの良さもさることながら、教育の重要さを理解しこの企画を快諾したシフ氏は立派ですね。アメリカでは資金的な採算上無理かもしれません。体系立ててベートーヴェンソナタをレクチャーし実演できるアメリカ人ピアニストの人材不足の現状がまずあります。名の通った大御所ピアニストはその出演料も高額で、教育の為だからといって簡単にはディスカウントしてくれないでしょう。教育関係や音楽財団、あるいは志のある資産家が資金を投じなければアメリカでこうした企画が成立するのは困難です。イギリスでは教育必須科目から音楽が取り除かれて久しいのですが、これではいけないということで草の根的に心ある音楽関係者たちが思い思いのプログラムを打ち立てて若者達に素晴らしいクラシック音楽との出会いを提供しています。イギリスの名門音楽学校の生徒達も殆どが非イギリス人という現状はアメリカ同様ですが、やはり王族がいる国の誇りをかけて巻き返しが起こっています。また、有力新聞でも才能教育など早期音楽教育が子供の知性を高め将来の学習能力に大いに貢献している事実を積極的に報道しています。スポーツチームのオーナーが国家元首であるアメリカではちょっと無理かもしれません．．．＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊アンドラーシュ・シフのベートーヴェンのソナタ全集レクチャーガーディアン第８部　最後期ソナタPart 1. Sonata in E major, opus 109 no. 30Part 2. Sonata in A flat major, opus 110 no. 31Part 3. Sonata in C minor, opus 111 no. 32第７部　中期ソナタPart 1. Sonata in E minor, opus 90 no. 27Part 2. Sonata in A major, opus 101 no. 28Part 3. Sonata in B flat major, opus 106 no. 29 ('Hammerklavier')Part 4. Sonata in B flat major, opus 106 no. 29 ('Hammerklavier') (continued)第６部　《熱情》と《告別》ソナタPart 1. Sonata in F Major, opus 54 no. 22Part 2. Sonata in F Minor, opus 57 no. 23 ('Appassionata')Part 3. Sonata in F Sharp Major, opus 78 no. 24Part 4. Sonata in G Major, opus 79 no. 25Part 5. Sonata in E Flat, opus 81a no. 26 ('Les Adieux')第５部　《ワルトシュタイン》ソナタと作品３１Part 1. Piano sonata in G major, opus 31 no. 1Part 2. Piano sonata in D minor, opus 31 no. 2 ('Tempest')Part 3. Piano sonata in E flat major, opus 31 no. 3Part 4. Piano sonata in C major, opus 53 ('Waldstein')第４部　《パストラール（田園）》ソナタまでPart 1: Piano sonata in A-flat major, opus 26Part 2: Piano sonata in E-flat major, opus 27 no. 1Part 3: Piano sonata in C-sharp minor, opus 27 no. 2 ('Moonlight')Part 4: Piano sonata in D major, opus 28 ('Pastoral')第３部 ５つのソナタ　－作品４９、１４、２２Part 1. Piano Sonata in G minor, opus 49 no. 1Part 2. Piano Sonata in G major, opus 49 no. 2Part 3. Piano Sonata in E major, opus 14 no. 1Part 4. Piano Sonata in G major, opus 14 no. 2Part 5. Piano Sonata in B-flat major, opus 22第２部 作品 １０と《悲愴》ソナタPart 1. Piano Sonata in C minor, opus 10 no. 1Part 2. Piano Sonata in F major, opus 10 no. 2Part 3. Piano Sonata in D major, opus 10 no. 3Part 4. Piano Sonata in C minor, opus 13 ('Pathétique')第１部　初期ソナタPart 1: Piano Sonata in F minor, opus 2 no. 1Part 2. Piano Sonata in A major, opus 2 no. 2Part 3. Piano Sonata in C major, opus 2 no. 3Part 4. Piano Sonata in E-flat major, opus 7＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​マヌカハニー UMF 20+ 500g (MGO829〜971以上) はちみつ　非加熱 100％純粋​​【ライトランク】マヌカハニー食べ比べ3本セットマヌカ モノフローラルタイプ/UMF5+/UMF10+各250g(MGOO 50〜513相当)はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ​​マヌカハニー UMF 20+ 250g (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF 15+ 250g (MGO514〜633相当) はちみつ 非加熱 100％純粋​​マヌカハニー UMF 10+ MGO 263+ 250g ※お一人様6個まで※Sweet Meadow[まとめ買い割引：楽天クーポン]【あす楽 年中無休】蜂蜜協会認定　無添加 非加熱 生はちみつ お試し ニュージーランド 直輸入​​8月下旬発送予定 マヌカハニー プレミアム UMF15+ MGO514以上 250gマヌカはちみつ 生 はちみつ ハチミツ 蜂蜜 証明書あり 無農薬 非加熱 直輸入 厳選 コロナへは研究段階 コンビニ受取可​​マヌカハニー UMF 10+ 250g (MGO263〜365相当) はちみつ 非加熱 100％純粋；​​【初回限定】マヌカハニー UMF10+（MGO263+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​毎日発送 マヌカハニー UMF13+ MGO400以上 250g マヌカはちみつ 生 はちみつ ハチミツ 蜂蜜 証明書あり 無農薬 非加熱 直輸入 厳選 コロナへは研究段階 コンビニ受取可​​マヌカハニー 10+ 送料無料 初回限定お試し価格 プレミアム マヌカハニー UMF 10+ 250g ニュージーランド産 蜂蜜 UMF協会認定 分析証明書付 無添加 非加熱 天然生はちみつ 定期割引特典付き​​UMF認証 マヌカハニー 10+ 【初回限定お試し】 マヌカハニー UMF10+ 250g (MGO値 MG263〜513相当) 生 はちみつ 非加熱 無添加 純粋はちみつ 蜂蜜 マリリニュージーランド オーガニック 【送料無料】【UMF協会認定/分析書QR付】​​毎日発送 マヌカハニー プレミアム UMF10+ MGO263以上 250gマヌカはちみつ 生 はちみつ ハチミツ 蜂蜜 証明書あり 無農薬 非加熱 直輸入 厳選 コロナへは研究段階 コンビニ受取可​​【初回限定特価】送料無料 マヌカハニー 250g UMF 10+ はちみつ ハチミツ 【 MG ( メチルグリオキサール ) 263 〜 513 】 非加熱 ハニー 専門店 蜂蜜 ギフト プレゼント マヌカ蜂蜜 抗菌 活性 武州養蜂園 マヌカ 自然 健康 整腸　ニュージーランド​​マヌカハニー UMF5+ 250g (MGO83〜146相当) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ​​【初回限定】マヌカハニー UMF5+（MGO83+相当） 250g【試験分析書付】★エグモントハニー社★ニュージーランド産の無添加オーガニック蜂蜜 100％天然（はちみつ・ハチミツ）[ギフトボックス付き]​​【モンドセレクション受賞】はちみつ マヌカハニー UMF5+　（MGO97〜102相当　MGO100クラス） HAUORA 250g ニュージーランド産 非加熱_​​毎日発送 マヌカハニー UMF8+ 250gマヌカはちみつ 生 はちみつ ハチミツ 蜂蜜 証明書あり 無農薬 非加熱 直輸入 厳選 コロナへは研究段階 コンビニ受取可​​マヌカハニー UMF5+ 250g【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 (MGO83〜146相当)​​毎日発送 マヌカハニー プレミアム UMF5+ MGO83以上 250gマヌカはちみつ 生 はちみつ ハチミツ 蜂蜜 証明書あり 無農薬 非加熱 直輸入 厳選 コロナへは研究段階 コンビニ受取可​​マヌカハニー UMF15+ 250g 【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生はちみつ (MGO514〜633相当)​

  December 30, 2006

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  売り上げ急増ギフトカードと復活した天才ピアニスト、ガヴリロフ

  ギフト券がクリスマスプレゼントで人気上昇した模様です。今年のクリスマス関係の支出の１１％はギフトカード、しめて２００億ドル以上の売り上げということです。ウォールマートはオンラインでも使えるギフトカードを販売していますがその売り上げは昨年の３倍に増えたそうです。なぜこうした現象が起こったのかは、ベビーブーマー達の合理主義であるとハーヴァードビジネスの教授がコメントしていました。お金に等しいものを送っても恥ずかしくない。その方が本人が好きなものを買える。嵩張らないので買い物が楽になる。こうした理由だそうです。ギフト券といっても紙ではなくクレジットカード形態で最低５ドルから１００ドル以上のものもあります。カードを発行しているのは、ウォールマート、ターゲットなど量販店、ギャップ、J・クルー、オールド・ネイヴィーなどのブティック、ボーダーズ、バーンズ・アンド・ノーブル等の書店、スターバックス等のコーヒーショップ、はたまたスパ・サロンに至るまで、多種多様です。また、アメックス、VISAギフト券もカードタイプであり、こうしたプラスチック達はドラッグストア、コンビニ、スーパーなどでも気軽に買えます。日本と違う所は「紙でない」ことで、プラスチックである為に簡単に決済でき、一部だけを使うことも可能。電話で残高を確かめることもできます。こうした気軽さが、ブーマー達に受けたのでしょう。またお店側にとってもギフトカードを処理するコストの方がクレジットカードや、小切手いによる決済よりずっとやすいし早いので一石二鳥です。また５５％以上がギフトカードの額面を上回る買い物をしてくれるそうです。ギフトカードをもらったので初めてその店を訪れる客は１０％で、カードを通じて新しい顧客の開拓も可能だということです。カードをもらった人の２７％は一週間以内に、３１％は一ヶ月以内にお店で買い物をするそうですからこの一週間は年末商戦も正念場です。この大人気のギフトカードシステムをセットアップする大手のペイメンテック（PAYMENTECH）の収益は２倍になったそうです。ホクホクでしょうね。***＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊例年クリスマス翌日はデパートがごった返し、セールを当てにした買い物客や、もらったギフトを商品の購入先に行って交換する人で沢山になります。アメリカではデパートやブティックでギフトを買うときにギフト用レシートを受け取る方の為にパッケージに入れてくれます。ここには品物の値段は書かれていませんが、商品コードと購入時の記録が記されており、もしも気に入らなかった場合には商品をこのレシートと一緒にお店に持っていくと、金額分だけ別のものを買うことができます。（商品を換金する事はできません）今日午後散歩がてらにセールを覗いて見ましたが、大セールも人ごみもありませんでした。１１月の統計では、高級デパートのニーマン・マーカスでは売り上げが８．４％増えたそうですが、庶民の味方ウォールマートでは０．７％しか増えず、石油高騰で逼迫する庶民の生活と、ブッシュ政権の税金削減で大いに潤った金持ち層との明暗がきれいに出ていました。１２月の統計が楽しみです。**＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ピアニストのアンドレイ・ガヴリロフがカムバックしてきました。天才ピアニストは世界の頂点を極めたかのように見えた後、奈落の底に落ち長期のスランプに見舞われました。その間に結婚生活も破綻、メンターであったリヒテルの死、と次々に彼の人生は音を立てて崩れます。一時はコンサートにもヒッピーのような挑発とサングラスで登場するといった奇行も見られ演奏自体も楽譜を見ながらの不安定なものだったようです。１９９３年から８年間の休養で音楽の意味するものが何かが閃いたそうです。現在はスイスのルツェルンに住み、日本人ピアニストと結婚して子供もいらっしゃるそうです。スイスの資産家達も彼の才能を信じて積極的に援助しています。ルツェルンでのリサイタルはショパンのノクターンが前半、広範はプロコフィエフのソナタ８番だったそうですが、満員の観客が総立ちだったそうです。ロンドンのガーディアン新聞HPでルツェルンのコンサートで実況録音されたショパンのノクターンが無料でダウンロードできます。ページの下まで行き、聴きたい曲のリンクをクリックすれば臨場感たっぷりの演奏が聞けます。弾きながらかなり唸ったり歌っていますがやはり才能あればこその演奏です。ご興味のある方はどうぞ。Nocturne in B-flat minor, op. 9, no 1Nocturne in F major, op. 15 no 1Nocturne in F-sharp major, op. 15 No 2Nocturne in A-flat major, op. 32 no 2Nocturne in C minor, op. 48 no 1Nocturne in F minor, op. 55 no 1Nocturne in C-sharp minor, op. posth. IVa/168/1天才というのは運の強い人、決して埋もれない人のことですね。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊総合病院ペットセンター名越 プロの目で厳選された「医薬品・ペット用品」を取り揃えております。 ■セキセイインコ・文鳥・フィンチ系の食事管理に最適な小鳥用特別療法食【ブルー】ダイエット小動物専門店ヘヴン ハムスター、うさぎ、フェレット、プレーリー、鳥等の小動物の専門店 ■プレミアム　セキセイインコフード【5,000円以上で送料無料】　■まるごとくん　えぼだい5枚入■お正月におすすめ！【厳選】【丹波黒豆】くろまめ　【1キロ】■記憶力、集中力を高める香りアロマトリートメント ローズマリー300mL　

  December 27, 2006

• iTune売り上げ急降下とディーヴァ列伝～その２

  今日は久しぶりに大先輩の先生方に会いにリタイアメントホームに行ってきました。二人ともそれぞれ９５歳と８３歳（！）というのに本当にお元気です。やはり音楽に従事している方、ことに弦楽器をされていた方の脳はスイス製の時計のようです。（錆びない、遅れない、止まらない）お二人は今でも現役でチェロを教えていらっしゃいます。教える事の達人と才能を見分けられる鋭い目を持っていらっしゃいます。いつもお話から色々なヒントを頂いています。お二人とも凄いのは記憶力です。そしてやはり数字に強いというのが大物の共通項だと感じました。大先生曰く「今のフィラデルフィアオーケストラの団員は恵まれすぎているね。私の父が団員だった時は一週間分の支払いは３０ドル、年間２２週の仕事しかなかった。もちろん有給なし、医療保険、年金もなし。雇用期間以外の時期をカバーする失業保険もなかったのでひどいものだよ。また組合なんかもなかったので、ストコフスキーが《あなたはクビ》といったらいつでも失職になったものだ。オーケストラはその当時は常任指揮者がほぼ全部の公演を指揮していたのだ。１９２０年代後半から１９３０年代が全盛期だったかもしれないね。弦楽器のレベルは現在上がったが、その全盛期の木管楽器奏者はそれは素晴らしかったね。」そして現代のあくせくした音楽家たちをちょっと懸念。「昔は船や汽車でのんびり移動し、その間に終わった演奏やらこれからの演奏会の事を考えたり本を読んだり頭を空っぽにする時間があった。頭の中で楽器の練習をすることもできた。今はジェット機であちこち行ってまるで飛行機会社を儲けさせるための演奏会のようだね。」大先生は当時有名なカルテットに所属。「PRをする人が演奏会の随分前にあることないことストーリーを作っては、あちこちに載せていたものだね。現地に行って宣伝用の記事を見ると驚くようなでっち上げが書かれていたりで吃驚したもんだよ。」２０世紀の前半から派手な宣伝はあったのですね。二人の大先輩にお目にかかるととにかくエネルギーをもらうことができます。私の両方の祖父母は他界していますが、私には１５年以上もお付き合いしていただいてきたこのお二人が心の平安所です。お二人のエネルギーは静かな湖の水面のようで澄み切って落ち着き払って凛とした強さがあります。年を美しく重ねてきた方たちのオーラはどっしりとした重厚で温かな色を持ち私を癒してくれました。****＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊アップル社はダウンロード配信売り上げ急降下を否定 2006年前半期のiTunesによる売り上げが65％減少したとの情報をアップル社は否定した。リサーチ会社フォレスターは「デジタル音楽市場が飽和状態になったと言うには時期尚早である」と考える。アップル社はデータは誤りだとしながらもiTunesの売上実績は公にしない。フォレスターはアップルユーザーはiTunesを通じてのデジタル音楽はiPodかiTunesでしか聞くことができない為に置いてきぼりになっているのではないか、と指摘する。つまり、iTuneの音楽はライヴァル会社のデジタルライブラリーシステムやミュージックプレーヤーで聴くことができないのだ。デジタル配信世界一だが．．．フォレスターは消費者パネルメンバーの合わせて２７９１のiTunesカードまたはクレジットカードによる購買状況を元に売り上げを集計した。それによると、iTunesミュージックストアでの売り上げは全体で65％下がり、月別の購買は58％減少、また一回あたりの購買額も17％減った。アップル社のiTunesミュージックストアは世界一のデジタル配信ショップで今や15億曲以上の歌、テレビ番組や映画を販売している。アップル社はミュージックストアの売り上げを公表しないが、9月末までの巻ヶ月間は黒字であったと表明。「アップル社は例えば1.98ドルの歌が売り上げがあったという粗利益しか把握していない。そこからカードによる支払い経費やオンラインショップ運営費や歌の仕入れ値などを差し引いたらほとんど利益は残っていない。」とフォレスター。音楽産業全体が不況か？フォレスターのレポートではデジタル配信音楽の売り上げは音楽全体の中では4％を占めるだけでCDには追いついていない。ダウンロードセールスは減少しているかもしれないが、iPodプレーヤーは依然として大変な人気だ。アップル社は９月末までの３ヶ月間に８５０万台のiPodを売り上げ、昨年よりも３５％の上昇であったという。別会社、ニールセン・サウンドスキャン社の調査では、今年に入ってからiTuneミュージックストアだけでなくダウンロードサービス売り上げ全体が横這いか減少を見ているという。BBCニュースよりhttp://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/business/6175321.stm**＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ディーヴァ列伝～その２（そしてディーヴォも）ディーヴァたち、ディーヴォたちレナータ・スコットサンフランシスコオペラでポンキエリの「ジョコンダ」公演。主役の自分よりもパヴァロッティが大喝采を浴び自分のアリアの後には野次が。怒った彼女は「このくそったれども！“Siete gente di merde!”」と負けじと高音で絶叫。キャスリーン・バトル１９９４年、メット支配人にその傲慢な態度が元で追放された。その際スタッフは記念にロゴ入りのT-シャツを作った。「バトルの難を切り抜けたゾ！（戦争=Battleとバトルをかけています。）アンジェラ・ゲオルギューメットのカルメン公演。用意された金髪のカルメン用かつらを見たとたん、出演を拒否。 ジェシー・ノーマン「演奏会場に行く途中に回転ドアに入って身動きができなくなった」とある音楽雑誌に暴露され、出版元を相手取り訴訟を起こしたが失敗。フランコ・ボニソッリ「イル・トロヴァトーレ」で楽譜にはない高音ドの音を歌おうとしたが失敗。悔しかったのか公演終了後に下がったカーテンの前で聴衆に向かってこの音だけを歌う。 また彼は「リゴレット」のアリアで高音シの音を必要以上に引き伸ばした事でウィーン歌劇場観客からブーイングを受けたことに腹を立て、観客に向かってズボンを下げておしりを見せる寸前の行為をしたらしい。彼は歌手仲間では控えめな方だという事だったが．．．フランコ・コレッリ舞台を駆け下り、ブーイングをしていた聴衆のボックス席目掛けて飛び掛りステージ用の刀を振り回す。ジョナサン・ミラーチェチリア・バルトリがミラー監修したメットの「フィガロの結婚」で二種類のアリアを交換して歌うことがOKとなったことに対して憤慨。プレスでバルトリを猛然と批判。

  December 18, 2006

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  スカラ座最終幕と数々のディーヴァ列伝～その１

  今日は１２月だというのに温かな日和でした。ブランド品のディスカウントショップに行ってみたところ、アフリカ系女性２人が私の横であれこれ宝石類を見ていました。私は半額になっている時計を見たかったのですが、店員がその二人に付ききりです。店員は全てアフリカ系のこのお店では「東洋人は差別されるのか」と怒りがふつふつしていましたが、そこは我慢で２０分ほど待っていました。「このブレスレットとイヤリング、買うわよ。いくらなの？」「合わせて１０５８ドルです。」（私「！！！」）「じゃあそれ二組ちょうだいよ。今晩のパーティーにもって行くつもりだから急いでくれる？」（私「！！！！！」）一体何の職業なのでしょう？お腹がぽっこりしているのでファッションモデルではないし．．．でもこの女性達、靴からして非常に高そうなものを身に着けています。ひょっとしたらフィラデルフィアのフットボールか野球などスポーツ選手の奥様でしょうか、軽くこの値段の買い物ができるのは？それとも単に私だけが貧乏人なのでしょうか？今日はスカラ座最終幕。１２月１３日のガーディアン紙に過去のディーヴァたちのストーリーも書かれています。締めくくりは、才能が本当にあるならば結局最後は残る、ということです。キレるにも限度が．．．まずはテノールのロベルト・アラーニャが「アイーダ」の舞台を、そして今度は妻のアンジェラ・ゲオルギューがロイヤルオペラハウスを、放棄して周囲を唖然とさせた。12月13日ガーディアンオペラに相応しい派手な話題だ。 スーパースターのテノール歌手は世界で最も由緒あるオペラハウスと、周囲の疑問にも拘らず、契約したと思ったらブーイングを浴びたことに抗議の拳を挙げながらドタバタと舞台の途中で立ち去ってしまった。控えの歌手がジーンズ姿のままで代役に立ち、その世のヒーローとなった。このアラーニャの舞台放棄はスカラ座のシーズン開幕日のゼフィレッリ監督による「アイーダ」で起こったが、オペラ史上前代未聞の騒動となった。歌手がキレるにも程があるのでは？という疑問を投げかけた。多くの世界的オペラ歌手達は古今東西に関わらず極めて「普通」で素晴らしい人たちだ。ルネ・フレミングがイライラしたとか、ブリン・テルフェルが癇癪を起こしたとか、プラシド・ドミンゴが舞台をプイッと降りてしまったとか、こんな話は聞けば限りない。彼らはオペラの最高峰に位置するが、残念ながらそれに相応しい態度を取らないのだ。20世紀の誰もが認めるソプラノ最高峰のジョアン・サザーランドは自分が歌わない場面では編み物に勤しんでいたことで有名だ。しかしオペラスター達は「神聖なる怪物」であると皆が期待する。そしてオペラの「ゴールデン・カップル」と呼ばれるアラーニャと妻のゲオルギューはまさにその期待に積極的に応えているようだ。マネジメント側では(リチャード)バートンと(エリザベス)テイラーの様な突拍子もない要求に四苦八苦だ。それでもこのカップルでチケットが売れることも良く知っている。世界一流のオペラ座がスターに破格のサービスを約束して契約を取り付けようとする、それでスターも勝手気ままな振る舞いをするようになる　－　これが現状に至った過程。　何かとんでもないことが起こるまではこれが面々と続くわけなのだ。それが遂に起こった。スカラ座の舞台を中途放棄したアラーニャはディレクターのステファーン・リスネル氏から「聴衆と劇場に対する不遜極まりない行為」との非難を浴びた。彼の2日目、3日目の代役は、日曜の急場を救った控えのアントネッロ・パロンビではなくワルター・フランカットが務めた。日曜日のヒーローはまさにこのパロンビで聴衆から9分にわたる大歓声を浴びた。ところが、アラーニャは翌日の公演には戻る予定だ、と語ったという。「ロベルト・アラーニャは勝者として戻ってくる」と（12日に）オペラ「アイーダ」の有名なセリフを引用して宣言した。これで舞台はディレクターのリスネル氏との異例な確執の場となる。アラーニャが押し切るか、それとも荷物をまとめて退場となるか？（注：既に昨日ご紹介したようにアラーニャ氏はスカラ座に拒否されてミラノを立ち去りました。）アラーニャとゲオルギューキャリアーアラーニャとゲオルギューのキャリアは１０年前に急上昇。方や最も魅力的なテノール、パヴァロッティ-ドミンゴ-カレーラスの後継者として第４のテノールとも呼ばれた。彼女は１９９４年コヴェントガーデンでショルティ指揮の「トラヴィアータ（椿姫）」の主役を演じサザーランド以来のリリック・ソプラノとして圧倒的地位を獲得した。２人が結婚した時、世界中の歌劇場やレコード会社、オペラファンや果ては会計士まで（！）がこぞって契約を取り付けやって来た。しかし、このカップルは舞台監督には不人気で、ジョナサン・ミラーが一度だけ２人を（若い泥棒と殺し屋カップルの話）「ボニーとクライド」に起用したぐらいだ。以前はアラーニャはフランスオペラを美しく歌うことで評判がよかったのだが、力強いイタリアのテノールに転身しようとしたがうまく行かなかった。　ゲオルギュ-のキャリアーは、１９９０年代後半、「パリアッチ」のネッダやトスカのようにアクの強い役どころをレパートリーに加えてからというもの、見る見ると夫を凌ぐようになる。しかし、宣伝されているイメージとは裏腹に専門家の評価は依然として手厳しいものだった。ゲオルギューが初めてこの夏コヴェントガーデンでトスカを歌った際、ガーディアン紙のトム・セーヴィスは「彼女の演技は気迫に欠け、歌もパワー不足であった」と感じた。アラーニャがスカラ座を去った時には、かつて「黄金カップル」と呼ばれた二人から輝きがもう失われていた。スカラの前監督のムーティは既に１９９７年にはゲオルギューとは折り合いが合わなかった。ニューヨークのメットを最近退職した総支配人ジョー・ヴォルペ氏は彼女と大喧嘩をした。どうやらコヴェントガーデンとももううまく行っていないようで、ヴェルディの「ドン・カルロ」からは外されたという噂で持ちきりだ。音楽監督のアントニオ・パッパーノが今年のトスカ公演の練習にゲオルギューが現れなかった事でカンカンに怒り、「二度と一緒に仕事はしたくない。」と宣言した、という噂はコヴェントガーデンは否定している。「彼女が止めたいと申し出たのです。自分に合うかどうか今ひとつ確信がないのと暇一つ自分にしっくり行かないということです。」とホールの広報は語る。どちらにせよ有名な歌劇場のドアは次々に閉ざされている。オペラの歴史には町有名な歌手達のおぞましい態度や行動にまつわる話には事欠かない。１００年前にはプリマ・ドンナたちはゲオルギュー的な高慢さを持ち、（それにもっと才能もあった！）圧制者のように攻撃的命令的であり、（ゲオルギューにはとても実行する事はできないだろうが）メルバはその代表格だ。カラスの癇癪もちは有名だ。レコードプロデューサーのワルター・レッグはうまく彼女と折り合うことができたが、それでも「カラスは恨み深いし、しつこいし、陰険だ」と話していた。そのカラスも忠告をしてくるマネジャーたちには暴言愚行を慎んだ。アラーニャとゲオルギューの前の世代には、ジェシー・ノーマンやモンセラ・カバレのように契約書にとんでもない条項を加えて要求したり、（ノーマンは空港の送迎車のモデル、ロールスロイスの特定のモデルまでを指摘した）ディレクターに対する侮辱の行為を取るプリマたちがいた。最近ではバルトリがこの伝統を引き継いでいるようだ。オペラ座はこうした横柄な行動が公に知られないようにカバーするのだが、１９９４年にメットの事件から「解禁」となる。当時メットのヴォルペ支配人が「著しくプロ精神を欠く行動だ」としてソプラノ歌手キャスリーン・バトルを追放したのだ。バトルにまつわる逸話は枚挙に暇がない。ボストンシンフォニーの事務所に電話をし、「リッツ・カールトンホテルでパスタを注文したら私の嫌いなソラマメが入っていたのよ。あんまりだからホテルに文句を言ってくれる？」とまくし立てるやら、カリフォルニアでリムジンに乗っている最中にニューヨークの事務所に電話をし、「このリムジンの運転手に電話してエアコンを弱くしてって言ってくれる？」と伝えたやら、驚くべき話が沢山だ。メットの事件はこうだった。第一回目の公演終了後に出演者一同が皆お辞儀をしていた時に、ソプラノのキャロル・ヴァネスがバトルに「ここにいる一同を代表して言うけど、もう二度とメットとあなたが仕事をしないことを願うわ。」と伝えた。ヴォルペ支配人がバトルを解雇したことを公表すると出演者一同が一斉に歓声を上げ拍手をした。バトルのマネジャーはヴォルペ支配人に警告した。「あなたの前任者は《マリア・カラスをメットから追放した支配人》という有り難くない肩書きをいつも背負っていましたね。あなたもまさか《バトルを追放した支配人》と言われたくないでしょうな？」ヴォルペ支配人の答えは完璧だった。「キャシー・バトルはマリア・カラスの格じゃないですよ。」最後には結局収まるところに収まってしまうものだ。もし歌手が本当に才能があるならば事務所側でもどんな無理にも応じようとする。そうでないならばどんなにお金になろうともどんなに有名であろうとも、事務所はそんなディーヴァはさっさと切捨てだ。最近は本当に才能のある歌手達が少なくなっているようだが、このアラーニャとゲオルギューはちょっと行き過ぎだったか？********************************おいしいパン屋さんのうさぎ本舗ヨーグルトパン、抹茶食パンなど個性的なパン昔懐かしい甘食！！バターだけを使ったおいしいバウンドケーキ！■新鮮たまご　が　ふくらませた　本物バターケーキ　

  December 17, 2006

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  低血糖症のアラーニャ氏とイタリア人のプライド

  アラーニャ氏、急遽今度は「あの場を離れたのは低血糖症状の為だった」と健康上の問題を持ち出しました。医師からの証明書もあると息巻いています。名誉をかけてスカラ座を訴えるということですが．．．彼にはもちろん専属医師がいます。この証明書を書いたのは「アラーニャ氏の医師」です。破格の給料を貰っているはずの医師が、一筆雇用者の懇願に応えてしたためるなどいともたやすい事。スカラ座はこの健康問題など問題にしません。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊AP通信コリーン・バリーミラノアラーニャはブーイングを受けスカラ座の舞台を放棄したが、金曜のインタビューで自分の名誉の為にもアイーダから降板させられたことにたいして訴訟を起こすと語った。氏は低血糖症状でパフォーマンスを続けられなかったと主張。アラーニャはスカラ座の舞台を公演中に放棄した史上初の歌手となった。ビデオによると、日曜の夜、アリア「神聖なるアイーダ」を歌い終えた後にブーイングの嵐に遭ったアラーニャは聴衆に対し拳を振り上げ抗議を示しながら退場している。急遽助っ人アントネッロ・パロンビ登場。この驚くべき歌手がジーンズ姿のまま初めの二幕を見事に歌い上げた。「歌い始めたときは問題なかったのです。でも私のメタボリズム（新陳代謝）が災いしたようです。つまり、感情的になったりストレスが多くなると体が糖分を急激に消費するのですよ。それが起こった後は当然ながら血糖値が急降下します。両足で立てなかったので座らなければならなかったのです。力が残っていませんでした。」とアラーニャは金曜日、ミラノ空港から電話で述べた。（注：こんな事は一言も彼は言っていませんでしたね。きっと弁護士に病気だったことにした方が無難だと支持されたのでしょう。イタリアテレビ局のビデオで皆さんもご判断を。ちなみに専門家のイタリア人女性でしょうか、「ちっちゃな男の子みたいに気まぐれな態度でおかしいですね。」とチクリ。　これが日本だったら、アラーニャという巨匠を攻める事はしないでしょう。悪いものはどんな有名人がしてもやはり悪いのだ、これがイタリア人の見せたプライドだと思います。）アラーニャの弁護士、マルコ・ロッキーニ氏は「名誉毀損でアラーニャ氏はスカラ座を訴えるつもりだ。アラーニャ氏の専属医師から日曜夜の公園事典で血糖値が低かったという事実証明書も用意してある。」と語った。「彼は気まぐれにも舞台を放棄したと非難された。この話は世界中に瞬く間に広がり、彼の名誉は著しく損なわれた。」スカラ座側の代表カルロ＝マリア・セラ氏は真っ向からこれに立ち向かう意向だ。「アラーニャ氏は舞台を降りた後に気分が悪いなどとは全く話していなかったしそんな医師からの証明証も我々の手元には届いていない。もし歌手が気分が悪くなった場合は、舞台を降り、音楽監督に告げるのが当然だ。そして待機している医師が直ちに駆けつけ、診察する。我々は聴衆にその旨を告げ、控えの歌手が舞台に正式に上がることになる。彼は総支配人ステファーン・リスネルに病気の事など全く一言も言わなかったし、あの時にアラーニャに駆け寄ってなんとか舞台に戻るように促した音楽監督（リッカルド・シャイー）にもそんなことは口にしていない。アラーニャの専属医師はその場にいたが、誰も体調に関してスカラ座専属医師に相談や診断を求める行動は取っていない。」スカラ座は今のところこの「アイーダ」騒動でアラーニャを訴える予定はないが、当初計画されていたDVDの発売を見合わせるかどうか検討していると語った。「もう起こってしまったものは仕方ない。誰もアラーニャを罪人扱いしたいわけではない。」セラ氏のコメントに対し、アラーニャは「月曜の記者会見の時点で健康問題に関しては語らなかったことは事実ですが、医師からの証明書は既に手にしていたのです。」と反論。「リッカルド・シャイー氏がオーケストラを止めなかったのがよくなかったのですよ。既に控えの歌手が歌いだしており、一度引っ込んだ私がまた登場したらそれこそ妙なことになったでしょう。シャイーは少なくとも５分は音楽を止め、その場の雰囲気を変えるべきでした。何よりも最悪なのは、私が舞台を降りた後、誰一人として私を心配して控え室にやって来なかったという事実ですよ。」アラーニャはこの騒動でやつれてしまい、日曜以来全く歌うことができないと訴える。「希望を失ったのです。二日たりとも間をおいて歌わないことなんてこれまで私の人生にはありませんでした。」彼はミラノを去る前にスカラ座に立ち寄った。丁度その木曜の晩、「アイーダ」第四幕が上演中だった。ラダメス役の３回目の公演をするはずであったが、代りに劇場外の広場で「蝶々夫人」からの歌を少し口ずさんだという。「ただし、ソット・ヴォーチェ（ひそかに、静かに）でね。」スカーフを首に巻き、バラを一輪携えたアラーニャは、見物人に手を振ったという事だ。（注：彼には現実が見えているのでしょうか。それとも自分が神だと信じてしまったのでしょうか．．．）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊天然酵母を使った自然派のパン屋さん「フレッシュベーカリー　ムーラン」これからの受験生の為に、合格ベーグルは如何でしょう？天然酵母のシュトーレンもおいしそうです。ドライフルーツと生地の比率が他よりも高く濃密です。

  December 16, 2006

• スカラ座第２幕と神々のたそがれ

  昨日のスカラ座ドタバタの続きです。「誰がクラシック音楽をだめにしたのか」「マエストロの神話」などを出版し、イギリスで有名な批評家ノーマン・レブレヒト氏が凝った論評を出しています。アラーニャ氏はスカラ座を「アーティストを聴衆による敵対的行為から守らなかった」かどで訴えるとしています。滞在していた豪華なスィートルームの請求書も見て吹っ飛んだのでしょう。公演が無事に終わっていたら、スカラ座がこの支払いをすることになってました。今となっては契約不履行の氏の飲み食いした代金を払う理由はありません。また、DVDを作ることになっていたデッカも黙っていません。氏を訴える準備にかかっています。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ボク、歌うの嫌になったからオペラを止めてよノーマン・レブレヒト12月13日ラ　セーナ・ムジカーレ全てが上手く行くと思っている舞台裏の人間は皆無だ。オペラの新しいテノールのスターが、コヴェント・ガーデンで、マリア・カラス以来の魅力的なソプラノと恋に落ちたのが12年前だった。オペラファンは皆このカップルがほほえましい仲睦まじいカップルでマリオ・ランザと夫人のグリシ以来の華々しい活躍をする2人になると思っていたから、この日曜日の騒動にはがっかりだったろう。アラーニャとゲオルギューと仕事を共にした人たちは彼らに対して冷ややかだ。 彼らは神が定めた法律であるかのように、同僚に対しては高慢に振る舞い、アシスタント達をゴミのように扱う。夫婦してメットオペラを２回も追放された。控え室での傲慢な振る舞いだけでなく、彼らの誇張された宣伝に見合った情熱を持った演奏をしないからだ。ゲオルギューはある時は、カルメンのかつらが気に入らないといって舞台を放棄した。また去年の夏、コヴェントガーデンのトスカでもリハーサルを途中で降りて本番では気の抜けた演奏をした。夫婦はファンが無断で彼らの名前を使わないように、２人の名前を登録商標として申請した。関係者達は２人はまるでポッシュとベック（元スパイスガールのヴィクトリアとサッカーのスター、ベッカム）か、ジョナサン・ミラー氏が揶揄するように「ボニーとクライド」（実在した泥棒カップルで殺し屋）みたいだ。この夫婦はマクベス以外は歌うべきではないと皮肉るものもいる。この週末についにスカラ座も堪忍袋の緒が切れて騒々しい夫婦を拒否する姿勢を示した。スカラ座の土曜の夜、アラーニャはラダメスの有名なアリア「セレステ（神聖な）アイーダ」を歌った後ににブーイングを受けたということで舞台放棄をした。ブーイングはこの劇場ではマンチェスターで降る雨のようにいつも起こることだ。 他のキャストが歌を続ける中、筋肉たくましい控えの歌手アントネッロ・パロンビがアラーニャの穴を埋めた。パロンビは皺くちゃの黒いシャツとジーンズで舞台に押し出され、見事に第一幕の終りまで歌い切った。彼の声は舞台を逃げ出した「神聖な」人物よりももっと豊かであり、この役にはより適していた。次の幕からはきちんと舞台衣装を身にまとったパロンビが大喝采を浴びていた同時刻に、アラーニャはパパラッチに対して「私とアンジェラはもう二度とスカラ座の敷居はまたがないからな！」と怒鳴り、プロとして情けない足跡を残していた。「スカラ座で今回のようなとんでもないことが起こったのは前代見聞です。」と言うのはその公演の指揮を務めた冷静なるリッカルド・シャイー氏。イタリア中、いや世界中で聴衆の受けが悪かったからといって舞台を放棄したケースはこれまで誰の記憶にも無いことだ。カラスは、レナータ・テヴァルディのファンが野次を飛ばされた際に、アンナ・ボレーナ役（オペラ　、フェリーチェ・ロマー二）のエプロン姿のままで、その聴衆を睨み付けた。パヴァロッティは声が割れて、野次を飛ばされた時に、その聴衆に向かってまるで悦んでいるかのような皮肉を込めた笑顔を見せた。メットでは先週ドミンゴが下手な指揮でアンナ・ネトレプコのアリアを伴奏した後に思いっきりブーイングを受けたが、そこは手馴れたもの、意地悪そうに二カッとしたそうだ。スカラ座は血気盛んなイタリアオペラのるつぼだ。またコッソリお金を貰って「サクラ」がある歌手達には声援を送りその他にはブーイングするという場所でもある。もちろん劇場では公式にはこうしたサクラがいる事を否定しているが、歌手達が自分でチケットを買ってはこうしたサクラたちに無料招待券を送り込むというシステムが続いている。アラーニャはスカラでは１０年ほども歌っていなかったが、実力が伴わないのにパヴァロッティーの栄光を狙うとして野次に会うだろうとの警告を受けていた。今シーズンの初日の木曜日の夜、ゼフィレッリ監修の下でピラミッド舞台を製作したセシルB・デ　ミルに対する１５分も続いた大喝采もむなしく、ヴェルディのピラミッドの頂点とも言える作品はフランス系シチリア人テノールによって台無しになってしまった。２日目の公演日の土曜、有名なアリアを歌い上げた後に聞こえたのは、１人の観客の「ブラボー」だった。これがきっかけとなり、周囲がざわつき、ブラボーのアラーニャのファンに対して、またアラーニャ自身に対しての非難の声がどっと起こった。「明らかにアラーニャに対しての批判の野次がありました。でもそれを理由に舞台を放り投げるのは理由になりませんね。元々彼はラダメスを歌うべきではなかったのですよ。彼は声量不足ですからね。」とある目撃者は語った。アラーニャは先週末コヴェントガーデンでもっとデリケートな役フランチェスカ・ザンベッロのドン・ホセを歌うためにやって来るはずであった。こともあろうにスカラの条件がもっと良い（つまりもっとギャラが高い）というのでそっちの仕事を取ることに決めてしまったのだ。こうした軽薄な行動は良くあることだが、度重なると誰もがよい気分はしない。アラーニャ夫人である、ゲオルギゅーも恐るべきことに夫と仲良く歩調を合わせ、ロイヤルオペラハウスのドン・カルロの出演の話を契約が最終になる前にお蔵にしてしまった。２人は世界の有名歌劇場５つのうち、３つから「大ヒンシュクカップル」として追放された訳だ。残るはパリとウィーンだが、自滅的行動を取る夫婦が起死回生を狙えるのはこの劇場だけだ。アラーニャは４３歳、サールスの伸び悩みでEMIとの契約が解消されたが、グラモフォンから契約をオファーされたものの、ロランド・ヴィラゾンやフアンーディエゴ・フロレスといった１０歳も若くカッコ良く、しかも歌劇場支配人にとっては安心して対応できる歌手達が続々登場しているのを知っている。ゲオルギューは４１歳、今や豪華なネトレプコが彼女のに肉薄しているのを感じているだろう。この「マクベスたち」は復活できるか？２人とも忍耐強いのは定評がある。ゲオルギューはルーマニア人鉄道員の娘で、その明確な歌唱法とカラス依頼の劇的で濃密な表現で第一線までのし上がった。アラーニャはパリのピザ屋で声楽のコーチによって見出された。アンジェラ（ゲオルギュー）と出遭う数週間前に妻を癌で失ったという。アンジェラの方も２人が出会ってから２年後に姉を交通事故で亡くすという悲劇にあったという。２人してアラーニャの先妻との娘と、孤児になった姪を一緒に育てているというが、私生活は謎に包まれている。しかしながら、２人の人間臭さは歴然と存在する。音楽に関わるととたんにそれがあらわになってしまう。自分中心で、ユーモアのセンスもなく意図的につむじを曲げる。結婚はそうは長続きしないだろうと囁かれる中、２人は１０年余の間、世間に向かって果敢に立ち向かっている。アンジェラは２人分の知性を持ち合わせ魅力で危機を乗り切る術を持っている。その一方、アラーニャはとかく物議をかもし出してしまう。「私の歌は悪くはなかった。だってスカラ座のスタッフもオーケストラの団員達も『まるで神のように歌っている』と言ってくれたからね。まあ彼らが嘘を言っていたのなら別の話だけど。」とアラーニャはミラノのある新聞のインタビューで抗議した。次の幕は我々の登場だ。アラーニャは木曜日午後の公演に現われるつもりだと言っている。まるで何事もなかったかのよう二だ。スカラのフランス人の凄腕支配人ステファーン・リスネル氏はレプブリカ新聞に対し、アラーニャは聴衆と劇場に対して敬意を欠く行動に出たとして「テノールは首にした」と語った。ゼフィレッリ監督の舞台最後の情景と同様、木曜の午後は弁護士達がハゲワシのようにステージドアに群がってくるかもしれない。デッカは今回のプロダクションを録画しDVDにする予定であったが、今回の事件に対し、アラーニャを契約不履行で訴えると息巻いている。アラーニャはホテルから目の飛び出るような請求書を要求された。スカラ座が支払いを拒否したのだ。これに腹を立てたアラーニャは「スカラ座は聴衆からの敵対的な行動から歌手を守る事を怠った」として訴訟を起こすという。オペラブロガーたちはまるでスポーツキャスターのようにあちこちの噂を忙しく伝えている。あるブロガーは「パニコ・アラ・スカラ（スカラ座のパニック）」と題した解説が付きの物語を作ったそうだ。紛れもなくこれは世紀のオペライベントであり、まだまだこれから続くのだ。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ボストンの大ホールで仕事をしていた方から聞いた話です。パヴァロッティがピアニストとの公演でやって来た時に、皆で晩餐の準備をすることになったそうです。公演後にパーティーでもあるのかと思ったそうです。大きなテーブルを並べ、一流のレストランやケータリングの店から持ち込まれたフルーツ、デザート、パスタ、飲み物の数々．．．公演後にこれがパヴァロッティ氏自身の食事と判ってさすがにぎょっとしたそうです。そのパヴァロッティ氏、公演直前まで「絶対に歌いたくない！」とごねて、支配人とマネジャーの２人で背中を押して漸くステージに立たせたそうです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊キャサリーン・バトル嬢にも数々の逸話があります。白い色がとにかくお気に入りで、ご自宅も白一色だそうです。白い犬、白い猫、白いカーペットに白いピアノ．．．ある時演奏会のお迎えリムジンが来ました。リムジンを一目見て、バトルはマネジャーに電話をしました。「今日の演奏会は出たくないわ。リムジンが気に入らないの。帰る様に言ってちょうだい。」リムジンの「長さが足りない」のが原因だったそうです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊人間は弱いものでそこそこ稼ぐと「自分も頑張ってるな」と思います。それが人よりも飛びぬけて稼ぐようになると、「ひょっとしたら自分は天才かも」と思い始めます。それがしばらく続くと「自分は神なのかも」と信じ込んでしまいます。お金にはそうさせる力があります。私はクリスチャンではありませんが、聖書には悪魔がその昔実は神のアシスタントであって数字やお金を司る神であったという下りがあります。

  December 15, 2006

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  前代未聞のスカラ座ドタバタ劇の幕開けとテノール歌手の真価

  音楽業界では有名人のおごりは芸能人のそれと匹敵かそれ以上のものがあります。ことに歌手達の中には態度の悪さで悪名高い方が何人もいます。有名な為になかなか仕事を干されないのですが、それでも何かのきっかけで勇気あるリーダーが「もうこの方とは仕事をしない」と立ち上がったとたんに、方々から手が上がり一斉ボイコットが始まります。良い例はキャスリーン・バトル嬢でした。（彼女の話は明日触れます）もちろん歌手以外でも、「自分を神様だと信じている」方々があちこちいます。困ったことにこうした方をことに日本では「巨匠」としてもてはやすので益々困る次第です。もっと日本の観衆が、音楽家の精神を見極めることができると良いのですが、やはり宣伝とイメージでついつい誘われてしまう．．．こうした「巨匠」たちは、大枚はたいてくれる日本には頻繁にやってきますから、用心用心です。オペラのテノール歌手で世界的に有名なロベルト・アラーニャ氏がスカラ座を訴えると息巻いています。事の次第は、フランコ・ゼフィレッリ監修によるオペラ「アイーダ」のスカラ座での公演です。12月10日に上演された「アイーダ」の途中でアリアを歌い終えたアラーニャ氏に拍手とともにブーイングも起こりました。このブーイングに腹を立てたアラーニャ氏はそのまま劇場を後にしてしまいました。控えのアントネッロ・パロンビ氏が慌てて衣装なしの黒いシャツとジーンズで助っ人として参上した為に難を免れました。アラーニャ氏は翌日の公演から舞台に戻ろうとしましたが、今度はスカラ座の支配人が「アラーニャ氏の態度は聴衆と劇場に対する敬意を著しく欠くものであリ、契約違反である。したがって彼には降板してもらう。」と意思表示しアラーニャ氏の出番はありませんでした。これに対して、アラーニャしは、自分のしたことは正当であり公演に戻れなくなり収入を失い経費がかかったのはスカラ座の落ち度であるとして裁判を起こす構えです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ジョン・フーパーローマ12月13日ガーディアン批評家は初めからアラーニャ氏がゼフィレッリ監修による豪華な「アイーダ」のプロダクションに早く不足ではないかと疑問を投げかけていた。テノールのロベルト・アラーニャ氏はスカラ座公演の中途でブーイングを受けた事を原因として舞台を後にしてしまったが、この件について「自分は聴衆から身体的な危害を加えられる危険性があった。」と主張した。「聴衆が私に石を投げたとしたらどうなるでしょうか？　頭のおかしな人が私に襲い掛かったとしたら？スカラ座は私を擁護すべきだったのです。あの段階で公演は中止すべきだったのです。それなのにまるで何も無かったかのように公演を続けたのですよ。あのジョン・レノンだって（おかしな人に）殺されたじゃないですか！」ゼフィレッリ監修の「アイーダ」日曜初日公演、第一幕でアラーニャ氏はスカラ座の常連で非常にうるさ型の天井桟敷に陣取った観衆の一部からブーイングと口笛を受け田ことに腹を立てて舞台をすっぽかして出て行ってしまった。控えのアントネッロ・ポロンビ氏はジーパンのままで助っ人として登場しその場を救い大歓声を浴びた。 スカラ座によると別のテノールが残りの公演を勤めるという。フランス生まれのアラーニャ氏は、自分は翌日の公演から戻るつもりであったのに、劇場側が「契約不履行」を理由に拒否したと述べた。「劇場側は私の行動は契約不履行に当たるために契約は破棄されたというのです。したがって公演にかかった費用は払わないというのです。早速私の弁護士に連絡を取りスカラ座を訴えることにしました。」スカラ座はこれに関してノーコメント。法律関係の専門家が検討中だという。ミラノのオペラハウスで病気以外の原因で歌手が舞台を放棄して出て行ったのは前代未聞だという。クォーティディアーノ・ナツィオナーレ新聞のインタビューに、ゼフィレッリ監督は答えた。「まるで小さな子供のように癇癪を起こすなんてテノール歌手のすることではないですよ。」ディレクターのゼフィレッリ監督はアラーニャ氏の行動を非難した。監督は将来の公演からアラーニャ氏を使わないことを検討しているという。アラーニャ氏の両親はシシリア島出身、これまで荒い気性だと業界で知られてきたが、 ゼフィレッリ監督の「トラヴィアータ」ローマ公演で出演することになっていた。「カッと来て馬鹿げた、そして極めて失礼な行動をあのスカラ座に対して取るようなテノールと仕事をする気にはなれませんね。」＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊このアラーニャ氏と彼の妻でオペラ歌手のアンジェラ・ゲオルギュー女史は夫婦でメトロポリタンオペラから追放されかかった事もありました。あるヨーロッパ公演で夫婦で滞在する予定になっていたアラーニャ・ゲオルギュー夫婦はマネジャーを通じて主催者側にファックスを入れさせたそうです。「滞在中の１０日間は、アラーニャ氏には白いポルシェを、ゲオルギュー女史には赤いポルシェをそれぞれ調達してください。これは確実にお願いします。」これ以外の要求がどんなものであったかは押して知るべしです。明日はこの二人を含め、目に余るオペラ歌手の奢りの記事を続けます。****************************■セレブに人気！地中海フルーツの香りが堪能できます。大切な人へのプレゼントに超おすすめ！■【送料無料】信州限定ポンちゃんラーメン1ヶ月パック【5食6パックの30食】1食あたり90円■【幻のスイーツ！】一日3個しか作れません。こだわりチョイス♪店主の愛情いっぱいの逸品信州産のクルミとあんずを使ったクグロフ！！ ■信州小布施の素材が違うアイスクリーム12個　 うまいぜ信州！グルメのあったか屋

  December 14, 2006

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  聴衆の特徴とキリスト教をめぐる音楽状況

  昨日とは打って変わった冷え込みの日でした。シカゴあたりは大雪で交通麻痺にもなったそうです。本日キメルセンターに行ったところ、何かの催し物が終わったばかりで、どっと人が会場からあふれ出てきました。出てくる人たちの特徴を見ていれば何の集まりなのか見当がつくのではと思い、しばらく観察していました。人種：白人がほとんどでたまに東洋人も混じっている。年齢層：子供もちらほらいるが圧倒的ではない。子供たちにはなぜか金髪が目立つ。高齢者も見受けられる。カップルで来ている人達も多い。体格：白人のほとんどは肥満気味でチューインガムをかんでいる。　　　東洋人はほぼ100％痩せ型。音楽を嗜むような雰囲気かどうか：ほとんどの人にはそれを感じられませんでした。少なくとも楽器を弾く人には何らかの顔つきや身体つき、雰囲気で直感できる事が多いのですが、その様な方はいませんでした。格好：白人の中にはリッツ・カールトンホテルのラウンジにいても全く違和感のないようなしゃれたコート（毛皮の襟付き、皮のコート、上等なウールのコートなど）を着ている方が5割ほど。あとは町内会出席ご一同タイプも。このタイプにガムが多かったです。東洋人たちは皮のジャケットに携帯を片手にといった人たちが多く見受けられました。しかしそれにしても凄い人の数で圧倒されます。こんなにアメリカで人を呼べるのは何だろうか？と考えたときに、「ひょっとして宗教的な集会でもあったのでは？」と思いました。ことに、特に音楽をしていそうにない集団で、人種的にも白人手動プラスを少々東洋人ミックス、お金が物凄くありそうな人たちと服装とかに普段構わないシニアの方も多く、しかも外にはチャーターしたバス3台も待っています。結局宗教関係の集団という私なりの推理を持ってホール関係者に答えを聞いてみました。「あれはウィーン少年合唱団のコンサートだったのですよ。全席完売でした。」「！」これには頭が廻りませんでした。******＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊キリスト教関係で思い出したことがあります。最近教会でもオルガン奏者やピアニストを雇わずにCDをかけてサービスを済ますところが出てきたそうです。事実　１：ターニャ先生のカトリック教会で感謝祭のサービスがあった時のことだそうです。彼女はこの感謝祭の時期には毎年例外なく地元の教会に頼まれてフルートを演奏していたそうです。ところが昨年にはそのお誘いが来ませんでした。どうした事だろうと不安になったそうです。今年もまたお誘いがなく、彼女としてはがっかりでした。感謝祭礼拝に行ったところ、オルガン奏者が１人、サービス前の練習をしていました。ターニャ先生の家族は皆敬虔なカトリック教徒でボランティアでいつも裏方のお手伝いもしています。この日にサービス後のクッキーやドーナツ、飲み物を用意していたお母さんがそっとターニャ先生に言いました。「教会ではオルガン奏者に支払うお金がないので、「６パック缶ビール２セットで」演奏してもらうことになったそうよ。」「まさか．．．！」「嘘だと思うならこれを見て御覧なさい。」お母さんは教会の冷蔵庫を開けて中にどっかり座っている缶ビールを見せたそうです。その昔、大バッハが教会区の領主に対し、「報酬が少なすぎる。もし報酬が増やして頂けないのならもう一樽ビールを追加してもらえないか。」などと陳情書を書いたそうです。この教会もそれに習ってビールで払うことにしたのでしょうか。事実　２：４年ほど前に、ある知人のパーティーに行きました。その知人は熱心なメソジスト教会の信者で、私以外のほとんどは同じ宗派の違った教会に属していました。その中で、老婦人とその娘さんであるロレーンさんに会いました。彼女のご両親は元々オーストリア出身。お母様はドイツ語のほうがずっと心地よいようですが、ここ数年痴呆症になりほとんどしゃべりません。ロレーンさんは自称「作曲家」です。CDも自費出版しているのです。オーケストレーション付きと言うのです。キリスト教会の中では立派な作曲家かも知れないのですが、私には計り知れない世界なので何とも言えないのです。パーティーの席でたまたま私を見つけて、最新作のお話となりました。彼女はパーティーにポータブルCDプレーヤーも持ってきており、私に是非自分の曲を聞かせたかったようです。ロレーンさんには音楽の教育が全くありません。でもキーボードにつないだコンピューターが自動的に彼女の弾く音を音符にしてくれるので、それで楽譜を書くことができた訳です。それにしても一体、オーケストレーションはどうやって書いたのでしょう。「私の住んでいる所からわずかな町にグレッグさんというとっても才能ある人がいて、彼がオーケストレーションをシンセサイザーでしてくれたのよ。私は彼に曲と詩をわたして、イメージを説明するだけなの。例えばね、この曲はフルートをイメージして作曲したの。」と言ってCDをかけます。「？？？？」「こっちの曲はね、フルオーケストラで特にヴァイオリンのサウンドでとお願いしたのよ。」「．．．」かれこれ５曲ぐらい、３０分もその場に釘付けにされて聞かされたのですが、私が無知なのでしょうか、どれも全く同じような音楽に聞こえてしまいました。シンセサイザーで変えたはずのフルートやヴァイオリンの音色も私には単なる電子音としか響きませんでした。それでも、彼女のCDはゴスペルというジャンルでかなり売っているそうで、全米で１５０００枚既に売ったと言うのです。これにはかなりショックでした。「教会では音楽家を雇わなくて済むからと言う理由で私のCDを買ってサービスでかけているところも沢山あるみたいなのよ。嬉しいわ。」それはそうです。１５０００枚売ればコストを引いてもかなりの金額です。儲けの２０％をシンセサイザーでアレンジしたグレッグさんに支払っているそうです。例外：アフリカ系の教会のピアニスト、あるいはオルガン奏者はとてもよい収入になるそうです。信者達は人のCDを聞くだけでは満足しません。自分たちで歌いたいのです。ですから伴奏を臨機応変にしてくれる「人間」が必要です。有能なオルガン奏者はあちこちの教会を渡り歩いて相当の収入を得られるそうです。*********************************うさぎ本舗おいしいパン　お試しセット■【送料無料】おからパワー!女性のための♪食物繊維入り♪シフォンケーキ黒ごまと抹茶の2種類2個■【送料無料】信州限定ポンちゃんラーメン1ヶ月パック【5食6パックの30食】1食あたり90円■【幻のスイーツ！】一日3個しか作れません。こだわりチョイス♪店主の愛情いっぱいの逸品信州産のクルミとあんずを使ったクグロフ！！ ■信州小布施の素材が違うアイスクリーム12個　 うまいぜ信州！グルメのあったか屋

  December 3, 2006

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  ベルリンフィルと新風を巻き起こすローゼンバーグ女史

  ベルリンフィルの運営監督となったアメリカ人女性、パメラ・ローゼンバーグさん、長らくサンフランシスコ交響楽団で働いた経験を元にベルリンにも新風を巻き起こそうとしていらっしゃいます。+++＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋AP通信ベルリンフィルのニューリーダー　「 クラシック音楽が幅広い聴衆、若者達を魅了する事が重要」と語る パメラ・ローゼンバーグ氏は124年の歴史を持つベルリンフィルの新しいマネジング・ディレクター（運営監督）だ。　いま更なる新風を巻き起こそうとしている。と言っても、オーケストラに新風を、ではない。周知の通り、サー・サイモン・ラトルの元に活気付いているオーケストラにではなく、フィルハーモニックの本拠地ベルリン市のポツダムプラッツにもっと幅広い聴衆を呼び込むために画期的なプログラムを始めようと言うのだ。フリー・ランチタイムコンサートやトルコやアフリカ音楽をテーマにしたコンサートなどがさし当ってのローゼンバーグ女史の提案だ。ローゼンバーグ女史はこの8月にサンフランシスコからベルリンに移った。彼女はサンフランシスコ歌劇団の総監督として2001年より経験を積んでいた。ロサンジェルス生まれではあるがヨーロッパの楽団との仕事を多く経験してきた。シュトゥットガルト歌劇団の共同監督として1990年から2000年までを勤める傍ら、ネザーランド歌劇団、ハンブルグのドイチェ・シュピールハウス、フランクフルト歌劇団でもポストを持ち勤務を続けた。女史はクラシック音楽に於ける一番の懸念、《クラシック音楽にはもっと広い聴衆、ことに若い聴衆を轢き付けないと将来はない》という不安を、ここベルリンで好転させようと考えている。AP通信は女史にインタビューをした。AP:どうしてベルリンフィルにもっと広い聴衆が必要と考えるのですか？ローゼンバーグ：ベルリンではコンサートは95％から98％のチケットがコンスタントに売れていますので、特にベルリンフィルに聴衆を弾き付けるという意図ではありません。しかし、世界中でクラシック音楽は瀕死状態であると叫ばれています．．．我々もクラシック音楽のそうした状況の為に一役買って、聴衆を増やす義務があります。ここ20年の間にパラダイムの変化があり今では西欧諸国の全人口の95％はクラシック音楽を聞かないと言う状態になってしまいました。ではどうすれば良いのか、私たちの生活や文化にきわめて重要で不可欠なクラシック音楽を存続させ、若者達の間に生き生きとした音楽として浸透させる事ができるのでしょうか？私はこのホールに日中にも聴衆を呼び寄せて30分ぐらいの素晴らしい音楽体験をして欲しい、音楽の素晴らしさを分かって欲しいと思いフリー・ランチタイムコンサートを企画しています。街行く人が「何だろう？」と思って偶然聞いて感動してコンサートに来ようとする、あるいはクラシック音楽に興味を持ってくれるかもしれません。AP:現在2008-9年のプログラムを考えていらっしゃいますね。ラトル氏とどのようなプログラムを計画していらっしゃるのですか？ローゼンバーグ：単発プロジェクトを考えています。つまり、２人の全く対照的な作曲家を対にしてプログラムで紹介するのです。例えば、来年はベートーヴェンとヴェベルンといったように、クラシックピリオドかロマンティックピリオドの主要作曲家とそれと対照的な現代作曲家を探すのです。サイモンは良く「この作曲家にどんなレモンジュースを一滴加えようか？　ちょっとスパイシーにするにはどうしようかね？」と表現するのですが、私は例えばシューマンに対してはベルンド＝アロイズ・ツィマーマンを提案しました。戦後のドイツで最も重要な作曲家ですから。AP:サー・サイモンとはどのようにお仕事をされていますか？ローゼンバーグ：お互いにわくわくしながら楽しみながら仕事をしていてまるで冒険のようですよ。いつも「これ、どうかな？」「アレはどう思う？」なんてしゃべりこんでしまうのです。サイモンも当初私に、心置きなく意見を交換できるパートナーであって欲しいと話していました。今から４年前にベルリンフィルは組織改革をし、楽団を財団組織にしました。財団組織のディレクターは私たちを含む四人、サー・サイモン、私、オーケストラからの２人のメンバーです。私達は大きな争点やアイディアに置いては何らかの合意に達しなければならないことになっています。他のオーケストラでは非常に階級組織的ですが．．．ベルリンフィルはもちろん階級的もありますが、権威主義的でなく非階級組織だといえます。例えばオーケストラ自身が音楽監督を決定することができるのですよ。つまりオーケストラの顧問委員会、政治家等なんら外野が音楽監督の選考に当っては決定権がありません。AP:財政問題がサンフランシスコ歌劇団にはありましたね。ベルリンフィルの財政状態はどうでしょうか？ローゼンベルグ：　経済的には安定していると言えましょう。　42％の予算はベルリン市から補助金として頂いており、残りはチケット販売やツアー等の収益から来ています。それだけでなく、ドイチェバンクのように多大な援助をしてくれるスポンサーもいます。ドイチェバンクは音楽教育に充てる為の特別寄付金も出してくれてます。これはドイツのお国柄だと言えます。フォルクスヴァーゲン社からもある種の活動に対して寄付を頂いています。 私達は非常に恵まれている訳です。(注：ちなみにフィラデルフィアオーケストラは５０％をチケットセールスから、残りは寄付に頼っています。市や州からはお金が来ていません。）AP:　オーケストラの音はどのように変化していますか？ローゼンバーグ:　どの楽団も生き物と同じで、決定版「これがベルリンの音だ」といったものはありません。絶えず変化しているのです。皆さんがベルリンサウンドとして耳で記憶している深く艶のある音も長い歴史の中でできあがったものですし、別の色合いも加え続けています。例えば今ラヴェルを演奏していますが、このようなラヴェルはここ10年15年前には聞かれなかったでしょう。もちろんベルリンサウンドとして有名な「艶のある音」が根源に有りますが、そこに別の色彩が加わったわけです。もっと古い時代の曲も練習していますよ。多様なスタイル、様式の曲をこれほどスタイリッシュに演奏できるというのは只驚くばかりです。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋「ベルリンフィルの音楽監督は団員自身によって決まる」これは当たり前のようで稀な事です。団員一人一人の音楽的見解が意思決定のために尊重される訳です。これは音楽を作る上での覇気にも多分に影響してきます。（嫌な上司や尊敬できない社長と仕事をしていてやる気に慣れるでしょうか？）アメリカでは管理事務所の面々が採算や費用を考え、コネクションも配慮しつつ結局音楽監督を決めます。団員達の意見はほとんど反映されないと言っても過言ではないと思います。ベルリンフィルでこうした選考が可能である為には団員達に次の資質が備わっていないと不可能です。１）極めて高い音楽性　　（どの指揮者がどのような音楽作りをするか、感じ取り分析できなければなりません）２）音楽界に起こっていることに対する深い関心と探究心　（どんな指揮者がどこでどんな活躍をしているか、また指揮者の人格はどうかという情報もこうした探究心がなくてはなかなか把握できません）３）公正な判断力　（自分が単に贔屓にしているからでなく、楽団の将来にとって貢献してくれる人を選ぶ観点がなくてはなりません）ベルリンフィルのラトル氏と運営監督と楽団員2人からなる4人のディレクターチームが、楽団のプログラムや活動を合議制で決めるというのも、非常に民主主義的です。団員の意見が尊重されていると言う所がポイントです。アメリカの場合は音楽監督がかなり独断で決められる、言わば絶対王権主義的です。そこにオーケストラや音楽監督の所属する音楽事務所もあれこれと注文もしてきます。ベルリンフィルのこうした民主主義も、安定した財政状態があってこそ成り立っているものです。芸術性の高い所には民主主義も育つということでしょうか。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++新しいお店うまいぜ信州！グルメのあったか屋を見つけました。長野市善光寺近くの本格的なデザートショップも出品しています。信州出身の方には嬉しい、地元の「ポンチャンラーメン」も手に入ります。これは信州人には昭和時代と共に切り離せないものがあります。■【送料無料】信州限定ポンちゃんラーメン1ヶ月パック【5食6パックの30食】1食あたり90円■【幻のスイーツ！】一日3個しか作れません。こだわりチョイス♪店主の愛情いっぱいの逸品信州産のクルミとあんずを使ったクグロフ！！ うまいぜ信州！グルメのあったか屋

  December 2, 2006

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  突然指名に答えたバレンボイム氏と期待外れのアメリカ11月小売統計

  １１月中の小売店収益率の統計が出ました。ウォールマートは伸び悩みで同じ店での売り上げは０．１％の減少を見たそうです。投資家の間ではこれがウォールマートだけの問題かそれとも消費者全体が買い控えをしているのかを様子を見なくてはなりません。人気ブランドのギャップ、アン・テイラーでは予想より大幅に悪い売り上げを記録したようです。　大衆向けのデパート、ＪＣペニーでも同様の結果で、屋は区から年末商戦を繰り広げているにも拘らず１１月の売り上げの伸びは１．４％に留まり、期待した３．７％には全く足元にも及びませんでした。高級デパートのノードストロムの売り上げは５．４％上昇でしたが、期待の５．７％にもう一息でした。以外なのはコスメティック、おもちゃ、Ｔ－シャツ、下着まで買える大手のドラッグストアチェーン店の売り上げは、１０代の消費者による購買を中心に上昇を見たようです。ウォールマートに至っては12月の売り上げ上昇は１％行けば良い方という悲観的見通しを早くも発表しているようです。元気の良いのは、共和党支持のお金持ちとティーンエイジャーという事なのでしょうか．．．++＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋昨日のミューヨークフィル、マゼール氏による突然指名の続きです。バレンポイム氏が電話のインタビューに答えました。１１月３０日ニューヨークタイムズマーク・ランドラー指名を受けた候補者バレンポイム氏、控えめながらも光栄と語るベルリンダニエル・バレンボイム氏はマゼール氏にニューヨーク・フィル次期音楽監督として推薦を受けた事に関して「非常に光栄でありますが、残念ながら現時点ではアメリカで常任指揮者のポストにつく可能性は全くありません。」と語った。マゼール氏の爆弾指名から一夜明けた水曜、バレンポイム氏は「これは先輩からの個人的な意見であってフィルハーモニックからの正式な要請ではないので、受諾あるいは拒否すること自体不適切ですから。誰からも打診は正式に受けていないのですから、ここで私が受けるか受けないかと語るべきではないでしょう？」バレンボイム氏は電話でのインタビューに答えたが、突如ニューヨークのカルチャーシーンに押し出された格好になり些か当惑しているようにも聞こえた。バレンボイム氏は１５年間監督を務めたシカゴ交響楽団を６月に後にした。バレンボイム氏はマゼール氏が突然指名をするにあたって、事前の連絡を受けなかったと語った。「先輩が仕事を離れる時に自分を推薦してくれるというのは非常に光栄で嬉しい事です。」マゼール氏はフィルハーモニックを２００８-９シーズンの後に離れる。バレンボイム氏は以前に行われたインタビューで語ったように、１２月には現在のプロジェクトの為に偶然にもニューヨークを頻繁に訪れるそうだ。１２月には彼のアラブとイスラエル人音楽家からなるウエスト-イースト・ディヴァンオーケストラを引き連れてカーネギーホールで演奏し、国連事務総長のコフィ・アナン氏の送別会でも特別演奏する。シカゴの公演も予定されている。１月２０日にはバレンボイム氏はカーネギーホールでピアノリサイタルも開くが、これは彼がカーネギーホールで天才少年としてデビューした日から丁度５０年の記念コンサートとなる。当時はレオポルド・ストコフスキの指揮の元演奏をした。バレンボイム氏はこのコンサートに関しては当初は時間的にきつくて無理だと断ったが、その後、カーネギーホールからの要請を断れなかったとして承諾したそうだ。「カーネギー側からこう言われたのです。『これは余談ですけどね、カーネギーホールの歴史の中でデビューしてから５０年後に再びカーネギーホールで演奏したのはこれまでたった一人だけ、ホロヴィッツだけなのですよ。この事実も踏まえて再度考えてくださいよ。』これにはさすがに参りました。」そう語ったバレンボイム氏の目は嬉しそうに輝いた。ツアーがなくとも、バレンボイム氏のスケジュールは独自の音楽的世界と政治的信念から企画した多様なプロジェクトでぎっしり詰まっている。２週間前にはベルリンのユダヤ美術館からその業績を認められて表彰された。その授賞式では改めてイスラエルにウエスト・バンク（パレスチナ西岸地区）から軍隊を撤退するようにとスピーチで述べた。氏のこうした見解はユダヤ人としての彼の立場を微妙にするものである。（注：実際にユダヤ人グループからは、「バレンボイム氏は正気を失ったのか？！」と批判する声も挙がっています。）「誰かの土地を占領する権利は我々にはないはずです。私達は知性と忍耐を持って平和の為に戦うべきです。そして戦争に費やしたあらゆる代償の少なくとも２倍の力を持って挑むべきです。」受賞スピーチでバレンボイム氏は語った。この賞を受理した日にバレンボイム氏は、これまでと違った形の平和活動に従事してきたと語った。授賞式にはドイツのチャンセラー、アンジェラ・メルケル女史、ベルリン市長クラウス・ヴォーヴェライト氏も出席した。この時に、この２人の政治家を招き氏が音楽監督を１９９２年から務める州立歌劇団の今後について個人的な会話も持ったそうだ。チャンセラーと市長は歌劇団の運営費の負担をめぐって真っ向から衝突した。ヴォーヴェライト氏は「ベルリン市は赤字を多額に抱えており、これ以上歌劇団に資金援助をすることはできない。連邦政府こそが負担すべきだ。」と述べたが、これに対し、政府側は完全に拒否する姿勢を見せた。「ベルリン市と政府の両者が対話するようにいつもお願いしています。ざっくばらんに包み隠さず語り合うべきなのです。この問題はドイツの文化的将来に大きく影響しますし、ドイツが国家として国際的にどう見られるかの鍵でもあるのです。」とバレンポイム氏。就任以来、歌劇団の財政の為に氏はこれまで奮闘してきた。歌劇団は絶えず素晴らしい評価を受け、満員の観衆で賑わっているが、１９８９年のベルリンの壁崩壊後から３つの歌劇団を抱えたベルリン市の財政赤字の元、どの歌劇団も資金難に喘いでいる。 歌劇団はブランデンブルグ門の東側に位置する優雅な建物に意を構える。運営費に加え、老朽化したオペラハウスの改築に１５０億ユーロ、約２００億近く必要な状況である。建物にはあちこち腐食したパイプや水漏れによるダメージがある。「『１２時まであとたった５分のところだ。』とドイツで言われる様に、もう少しで状況が打開できる所まで来ているのです。政治家達も状況が非常に深刻で、連邦政府しかこの状況を打開する事ができないとわかってきています。」ベルリン市は３つの歌劇団を一つも閉鎖しない事を公約している。市長は最近文化事業部長に新しくアンドレ・シュミット氏を任命した。シュミット氏は既に「この歌劇団を、バレンボイム氏の築いた高い芸術性のまま維持し、今後もバレンボイム氏が納得できるような財政状況を作るようになんとしても解決法を見つける。市長も市当局もバレンボイム氏に引き続きベルリンに留まってもらう為になんとしても頑張る。」と表明している。現在バレンボイム氏は必要以上に政治的な論議を醸し出さないように努めているようだ。この土曜に初演されるブゾーニ作曲の「ドクトル・ファウスト」の幕開けの準備で忙しい。ベルリンの資金問題に悲観的でもあることから、そのことにはあまり触れたがらず、むしろ、始めてから７年経つウエスト-イースト・ディヴァンオーケストラのプロジェクトについて饒舌に語るマエストロ。このオーケストラは若いイスラエル、パレスチナ、シリア、レバノン、エジプトからの音楽家たちから成る。２００１年にシカゴで演奏会はしているが、１２月のニューヨークでの演奏会は非常に大きな進展である。オーケストラ自体は中東情勢を廻っての政治的な見解を主張するものではない、と氏は述べる。「我々は政治とは無関係な楽団（Non Govermenatal Orchestra)ですからね。」（注：これは非営利団体（ＮＰＯ）をもじったもので氏のユーモアが感じられます。）もちろん国連で演奏会をすることそのものには政治的なメッセージがあることをマエストロは認める。　「現状ではもはや政治家たちの力ではどうしようもない所まできています。　大多数の命が失われている悲惨な状況を打開する為に、国連に是非積極的に動いて欲しいのです。」 ********＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊新しいかわいいパン屋さんを見つけました！ヨーグルトパン、抹茶パンなど個性的創作パンが一杯！うさぎ本舗■2個以上お買い上げの方はこちらおから入り抹茶のシフォンケーキ　食物繊維入り！クリーム入りで■【送料無料】おからパワー!女性のための♪食物繊維入り♪シフォンケーキ黒ごまと抹茶の2種類2個■ヨーグルトパン6個入り

  December 1, 2006

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  マゼール氏の後継者と選考委員会への波紋

  ニューヨーク発の音楽関係ニュースです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ニューヨーク・タイムズのダニエル　J.・ウェイキン氏の記事より：ロリン・マゼール氏、自分の後継者としてダニエル・バレンボイム氏を指名通常現職監督が後継者を指名することはありませんが、そこはなかなかの演出家のマゼール氏、イタリアでのツアーを発表した記者会見場で堂々と発表です。マゼール氏は「今朝早くオーケストラ側に後継者としてある人を推薦する文書を届けました。皆さんもきっとお知りになりたいでしょう？」と突然語りました。突然の事で一瞬ざわついた会場ですが、その言葉の後マゼ‐ル氏が意図的に沈黙したことで、会場は打って変わったように静まり返りました。会場は緊迫しました。「ダニエル・バレンポイム氏です。彼にはこのオーケストラを引き継ぐ条件を全て備えている。広いレパートリー、指導力、指揮者としての技術と音楽性、さらに人間的深みもある。彼はこの100人の素晴らしい楽団員達とともに仕事するのに適任者です。」マゼール氏の契約は2008-9シーズンまでですが、今から次期監督を探して決して早すぎる訳ではないのです。指揮者のスケジュールは２～３年前から決まってしまいます。「実は急にオーケストラ側から誰か良い人はいないかと聞かれて、後継者を探すのは大変だなと思い始めたところなんです。これが私流の『皆さんよ～く心して聞いてくださいよ』というメッセージです。」オーケストラの選考委員会に関してはマゼール氏は語る。「彼らがまだ見当をつけていないのなら、では私が先鞭をきろうと思ったのですよ。現職監督が次期監督の選考に影響力を与えるというのは非常に稀である事は分かっています。しかしこの場合は違う。このようなハイレベルの楽団で、私が娘のように愛着を持っているわけで、私にとっては『自分の娘に婿を探すような』状況です。」バレンボイム氏は最も活躍している指揮者の１人で、もちろん選考委員会も彼をマークしているだろうとマゼール氏は断言する。バレンボイム氏はこの火曜日のマゼール氏の指名に関しては連絡がつかないままで、彼の意向は不明。マゼール氏は自分が音楽監督を務めるローマのシンフォニア・トスカニーニのＵＳツアーを発表する為に火曜のお昼に記者団を集めたわけだ。従ってこの時のバレンボイム氏指名宣言はオーケストラにとって寝耳に水。氏は個人的な意見としてフィルハーモニック委員長、ポール・Ｂ．・ギュンター氏に宛てたもので、公表するべきものとはされていなかったとオーケストラの広報エリック・ラツキー氏は説明した。ギュンター氏は国外に居て、コメントは得られなかった。ラツキー氏は「次期監督選考は最も懸案事項であります。選考委員会は何度か会合を開き検討をしており、進展も見られていますが、現時点ではそれ以上のことは公表できません。」と語った。これまで憶測で大概候補に挙がった指揮者はゲスト指揮者として登場する。今年の指揮者はデイヴィッド・ロバートソン、アラン・ギルバート、リッカルド・ムーティ、そしてエッサ=ペッカ・サロネン。シカゴ、デトロイト、フィラデルフィアでも次期監督を探している。「楽団員達もバレンボイム氏に対しては好感を持っています。１９９０年以来最近では２００４年５月１８日に登場。しかし、彼はアメリカの音楽監督になる気は全くないと表明もしています。」バレンボイム氏はフィルハーモニック会長のザーリン・メータ氏の古くからの友人でもあり、夏のシカゴ交響楽団によるラヴィニア音楽祭からの付き合いだ。バレンボイム氏はベルリンの州立歌劇場音楽監督でスカラ座の主席ゲスト識者に任命された。また、若いアラブとイスラエル人音楽家に友好を深めようとしてウエストーイースタン　ディヴァン　オーケストラを結成して活動している。さて、バレンポイム氏はどう答えるでしょうか？＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊日本の味で時折とても恋しくなるのが、こうした素朴な味です。有機屋のソースせんべい！ちょっとお寄りて、南信州！■【送料無料(≧∇≦)】信州下伊那特産干し柿の市田柿700g化粧箱栄養満点の果実の柿

  November 30, 2006

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  クラシック音楽の将来、国家リーダーの影響、大変な男性演奏家

  クラシック音楽の将来、国家リーダーの影響、大変な男性演奏家芸術家を送り出す土壌は地上から消えつつあるのでしょうか。斜陽産業化したアメリカのクラシック音楽芸術家として生活していく事が世界的に本当に困難になっています。クラシック音楽が教育の必須から外され、校内放送がポップスになり、ショッピングモールでかかる音楽も全てヒッポップ、テレビもラップ、ロックで満ち溢れ、教会でさえもオルガにストやピアニストを雇うお金を惜しんでCDをかける、CDショップも潰れ、楽譜屋もない、おまけにピアノやヴァイオリンを習わせに来る親たちは先生方をちょっとましな「子守」だと勘違いする…かつての様にグラマラスな生活を望む人たちは、現在のクラシック音楽が斜陽産業であると分かると、ポップスなど商業音楽に転向したり、再び大学に戻りＭＢＡや法律、医学を学んぶなど人生の路線を修正しています。あるいは音楽以外の『硬い仕事　（ちなみにこちらではReal Jobと言います）』をしている人と結婚して収入を気にせずに芸術に打ち込むという方法も生き延びる為の一つの道です。その元気や勇気のない人は、あちこちでパートタイムの仕事や小さな仕事を掻き集めては生業を立てるしかありません。しかし、社会保障もなく健康保険もなしで、収入が少ない為に家族を持つ事もできないまま年を取るというのは、外から見ると寂しそうです。本人たちはいたって平気かもしれませんが…なぜこのような悲惨な状態にこの数年間であっという間に陥ったのか？社会のリーダーたる人が音楽をたしなまない人が殆んどになってしまったからです。芸術を理解しないリーダーは、芸術を支援する法律やシステムにOKを出す訳はありませんし、個人的に芸術関係に寄付することもありません。社会の価値観は、その時のリーダー達の価値観で色付けされ、その国民に投影されてしまいます。アメリカにも過去には音楽をたしなむ大統領がいました。（ウッドロウ・ルイスソン、ハリー・トゥルーマン、リチャード・ニクソンなど；　ジミー・カーター氏の娘さんは鈴木メソッドでヴァイオリンを習っていました）ドイツのチャンセラー、ヘルムート・シュミット氏はプロのピアニストで録音もしています。ポーランドを代表するピアニストの１人パデレフスキーは後に大統領になりました。今はというと、スポーツチームを所有したり、贔屓のスポーツ選手を公邸に招いたり、お供を連れて競技会を観戦するのが平均的国家のリーダーです。では実業界のリーダーはというと、これも望みなしです。ビル・ゲイツさんもポケットマネーからロックコンサート専用ホールをシアトルに建てました。彼はビートルズ世代です。ENRONで問題になったコワルスキー氏はとにかく「有名」という名がつく絵画には目がなかったそうです。いわゆる成金です。ある時、羽振りが彼の良い事を聞いてストラディヴァリウスを売りに行った楽器商がいました。うやうやしく開けたケースの中のヴァイオリンを見て、「え？　こんな木の骨董品が何で数億もするの？何に使うのさ？」と全く芸術品としての理解がなかったそうです。楽器商もコンサートに招待したり、演奏家と会わせたり色々したそうですが、脈なしだったようです。友人のフルート奏者・教師ターニャ先生の話です。妹さんのご主人ジェリーさんは大成功している弁護士です。お父さんも弁護士で、息子のジェリーさんと２人の娘さんには２０歳を越えてからこれまで必ずクリスマスには一人５００００ドル（！！！）のお小遣いをあげているそうです。子供たちはもう４０歳を越えていますがこの習慣はまだまだ続いています。感謝祭でこの超お金持ちの「身内」たちと話したターニャ先生は断言しました。「彼らとは何の話も通じなかったのよ。文学にも音楽にも絵画にも一切興味がないの。何も知らないのよ。でも服はありとあらゆるブランド物できめてるし、珈琲カップ一つから全て高級品を揃えないと気が済まないって感じ。フットボールとアイスホッケーの年間会員になっているけど、芸術関係には全く無関係よ。車を買い換えるのが趣味といえば趣味かしらね。お金があるというのは素晴らしいし羨ましいけど、こういう人たちといたら退屈で気が狂いそうになったわ。私は貧乏だけどこのままの方がまだ幸せだと感じたわ。」こんな弁護士さんが多いのです…各界リーダーが音楽に興味がなければ、その産業に投資をしなくなるのは当然で、教育の必須から外されるのも無理はないです。今の子供たちは、学校教育で音楽に触れる機会はほとんどありませんし、テレビやラジオからクラシック音楽を聴く機会も（家族の誰かが聞かない限り）皆無といえるでしょう。プロの音楽家の共通項の一つに、「小さい頃に親がクラシックを好きで良くレコードをかけていた」「親が良く歌を歌っていた」「家族に音楽家、あるいは楽器を弾く人がいた」などの、絶対外せない環境的要因があります。これから親になる世代が全くクラシックを知らないとなると、その子供の世代に於いては壊滅的です。今度大統領になる人は是非ピアニストかヴァイオリニストをお願いします。大変な男性演奏家～アメリカの状況素晴らしい芸術家、ことに男性芸術家は今の状況下からは生まれにくいでしょう。男性は家族を養わなくてはいけない、という社会的責任があります。その責任を果たせない可能性が高く生活保証の無い職を志す人は減る一方です。私の知っている限りの男性演奏家や演奏家件教師を思い浮かべると、独身で年取ってしまった人が７割は優に超えます。そのうちのかなりが医療保険を持っていません。「普通の」結婚ができた人は：１）奥さんが自由業（弁護士、医師）、あるいは会社員で結婚後も働き続けている場合２）夫婦共に格式あるオーケストラの団員で非常に経済的に恵まれている場合３）親が大変な資産家で元々定職に着く必要ななかった場合現状では、頭の良い子たちは音楽には進まず、生活がきちんと保証されている職業を選ぶ傾向になるでしょう。教育熱心な親は子供に有名私立大学に入り医者か弁護士になる事を望み、音楽には勧めません。大変な修行を毎日続け、高度の技術を持つにも拘らず生活が苦しい音楽家の道を選ぶ人は益々少なくなるでしょう。大変な男性演奏家～日本の状況日本でも状況はあまり変わらないようです。日本の政治家の中にはプレスリー・ツアーの為に６億も税金を使ったという方がいました。実業界のリーダー達、たとえばITで儲けた方たちは野球や競馬、モデルや女優には興味があっても、クラシック音楽の演奏会にいったという人は聞いたことがありません。リーダー達が支援しない以上、民間企業からの応援を期待するしかないのですが、これにも些か難しい状況が待ち構えています。日本には芸術界でせっかく沢山の優秀な男性がいるのですが、社会的注目や支援は女性に行ってしまい、結局優秀な人材が海外に流出したり、音楽を職業とすることを断念する事態になります。企画する側が、「演奏会のスポンサーは大企業で、大企業の管理職は男性がほとんど、従って見た目が華やかで人目を引きやすい女性を売り出した方が、スポンサーが付きやすく何かと興業的にも成功しやすい」と考える為に、こうした事態が生ずるのです。それを助長する為に、メディアにもどんどん女性演奏家を出してタレント並みに知名度を上げ、スポンサーの注意を引きます。大企業主催の演奏会が計画され、招聘する演奏家の候補補が男性と分かった時に、企業担当者から　「若い女性演奏家はいないのか？」　と打診あるいはクレームがあったという話を聞いたことがあります。「女性で優秀な演奏家」ではなく「若い女性演奏家」というところに注目してください。これが政治の世界だとまるで逆転し男性政治家が圧倒的に有利になりますね。男性の方が長く政治家として務めてくれる、いざという時に押しの力もあるだろう、支援すれば事業に有利に動いてくれるだろう、と企業は考えるからでしょう。でも男性芸術家だって、長く芸術家として一生懸命務めますし、実力もある、援助してくれる方にはきっと感謝の気持ちを持って芸術活動を通じて御礼してくれるでしょう。それに日本男性がビジネスだけでなく芸術で世界的に成功してこそ日本の国としての格が上がるというものではないでしょうか。海外の厳しい競争の中で格式の高い欧米のオーケストラでコンサートマスターを務める日本人男性ヴァイオリニストの先生方、外国人として非常になりにくいドイツやフランス、アメリカで「実力、腕一本」だけで団員として採用されていらっしゃる優秀な日本人男性演奏家の皆様の苦労といったら並大抵ではないでしょう。本当にがんばっている方々にもっと大企業も注目して欲しい、スポットライトを当てて欲しい、そうすれば日本人男性の演奏家を目指す方々にも希望が出てくるはずです。今圧倒的に日本で楽器を習うのが女の子であるのは、こうした状況が生んだ当然の結果です。男性演奏家を応援している国お隣韓国や中国ではどうでしょうか？　しっかり男性演奏家を国家の宝として若いうちから支援しプロモートする姿勢があるようです。韓国ではある財閥が大々的に芸術振興の為に多大なお金を投じてコンサートホールを作ったり、若い演奏家に奨学金を与えたりしています。この財閥は韓国が国として一流になる為には世界的な芸術家を輩出しなければならない、と考えたそうです。その結果が、今現在のキラ星のような韓国人演奏家達です。日本で知られている男性ピアニストもかなりいます。中国で大スターのある男性ヴァイオリニストはアメリカに留学しましたが、勉強や演奏会の為に旅行する際は旅費は全て香港の企業の社長が負担してくれていました。彼の才能を認めた結果でした。あの素晴らしいフランク＝ペーター・ツィマーマンもまだ若い時期に評判を聞いた銀行が彼の将来の為にストラディヴァリウスを貸与してくれました。フランク＝ペーター君はきっと将来ドイツに名誉をもたらす芸術家になるだろう、そんな思いがあったからでしょう。切なる願いを込めて日本のお金持ちの方、あるいは小金持ちの方も、息の長い芸術家の出ない国はいくらビジネスで優秀であっても、敬意を抱いてはもらえないということを考えていただきたいです。そして、敬意はお金では買えるものではありません。日本ではリクルート元社長の江副氏による育英会が多くの若い男性演奏家を支援していますがこれは大変立派で例外的な芸術振興事業です。欧米の日本人に対する印象は、まだまだ男性ビジネスマンに対する印象そのものであり続けています。つまり、「正確で仕事に細かく、几帳面、自己主張がなく何を考えているか分からない」。これが、表現豊かな男性芸術家が沢山出るようになると、日本人に対する印象も随分変わると思います。ちなみに、ロシアでは村上春樹さんの小説が非常に人気です。したがってロシア人の日本人に対する印象も文学を通じてかなり変貌したそうです。明日は演奏家になれる確率がいかに低いものか少し書いてみます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​マヌカハニー 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  November 28, 2006

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  １枚４００ドルのコンサートとソウルの大企業接待作戦

  今日は一転して快晴。　寒くなりました。ソウルでクラシックコンサートのチケットが異常に高騰する事態になっているというお話です。料亭などでお得意先を接待するよりも、コンサートの特等席をギフトとして贈った方が体裁も良いし実際に安く付くということで、大企業がチケットを大量に買い込むようになっているのだそうです。これに目をつけないプロモーターはいません。大企業が相手なら高く吹っ掛けても売れると見込んだのでしょう。日本でもオペラを中心に同じ事態が起こっていると聞いた事があります。大企業が良い席を沢山買い込んでお得意さんに贈るというのです。一見この企業による買占めがクラシック音楽を助けるような動きに見えますが、音楽を本当に聞きたいと切に願う人にとってチケットが高嶺の花になってしまい、ライヴ演奏の機会が遠のいてしまいます。また、演奏会には興味ないのにコンサートホールに行って飲み食いだけして騒ぐという客も出てくるようです。このどうにも困った新しい接待の風習は日本が先に始めたのか、それとも韓国が先だったのでしょうか？以下は韓国の自由な報道を求める新聞記者によって作られたハンキョレ（www.hani.co.kr)新聞英語版からの記事です。****************************ベルリンフィルを聴きに行きましょうか？　お値段は400ドルなり！企業による買占めでクラシックコンサートの値段が高騰 11月15-16日 ソウル　ニューヨークフィルのコンサート　S席一枚　250,000ウォン（約260ドル）両日共チケットはコンサート前に売り切れ。このチケットは今年のベルリンフィルの400,000ウォンに比べると格安だ。それでも驚くなかれベルリンフィルのチケットは演奏会の2週間前に全て売り切れ。どうしてチケットがこれほど高騰しているのだろうか？ジ　ギョンスック（32歳、カングォン県チュンチョン市）さんは地元のコンサートは小さいものでも聞き逃さないクラシック音楽のファン。ソウルに有名なオーケストラがやってくると欠かさずに出かけ、その晩は親戚の家に泊まる。ジさんのように熱心なファンはどの位いるのだろうか？音楽産業の調査によると韓国のクラシック音楽ファンは30,000人ほど。どんな値段でもコンサートを聴きに行くという熱狂的なファンは3000人。ソウル･アーツセンターや韓国歌劇団のメンバーになっているのは2000～4000人で彼らが熱狂ファンの中核であろう。それでもなぜこんなに有名演奏家によるコンサートチケットが全て売り切れているのかの説明にはならない。業界でもこの現象を調査している。人気のあるコンサートのチケットは異常に高騰しているのだ。ベルリン、ウィーン、ニューヨークなど有名オーケストラが韓国に来ると考えられない値段になる。プロモーターたちはこうした演奏家を招聘する為の高い費用を確保しなければならないし、その滞在費も馬鹿にならないのでこの値段になっていると「一応」説明している。しかし、業界関係者によると、真相は、大企業が接待の為にこうした文化行事のチケットをこぞって買い占めているのが値を吊り上げている原因らしい。大企業はチケットをクライアントにギフトとして贈る。その方が高い料亭で御酒付で接待するよりもずっと安くあがる。受け取る側にとってもこうした催しのチケットは料亭に誘われるよりもずっと気が楽という訳だ。しかし当然ながら、豪華なギフトに見えるように贈る側も「最も高い席」をクライアントの為に買うというわけだ。それをプロモーターも知っていて値を吊り上げているのだ。韓国のクラシックファンはチケット高騰に困惑している。長期的には、本当の音楽ファンが増えるためにはこの異常事態はマイナスだと考えている。ユ　ギョンスックさんはチケット･リンクというオンラインチケット会社勤務。「若者達が手ごろな値段でコンサートを楽しむとクラシックファンの層も厚くなりますよ。でも残念な事に今はお金持ちの40代から５０代ばかりがギフトとしてチケットを買いあさっているという現状です。」～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～日本でも「熱狂の日」（ラ･フォル　ジュルネ）や都民コンサートが大盛況と聞いています。みんなで楽しめる価格であれば観客は来るのです。そして本当に音楽の好きな多くの人たちがクラシック音楽を体験でき、次の大きな輪になります。フィラデルフィアのコンサートも「チケットが高くて行けない」という意見は大変多いです。一番天井桟敷でも３５ドルするのですから、年間会員になるよりも年に２～３回好きなコンサートの分だけを買った方が得、と考える人が多くなっているので、会員数が減ってきた訳です。このままだとコンサート数は減り続け、優秀な若い音楽家たちが１人２人とクラシックの道を捨て、生活の為にポップスやサウンドトラックを弾く仕事に流れてしまいます。実際にそうして、ハリウッドでサウンドトラックを演奏するオーケストラの仕事に就いた非常に才能のあるクラシックのヴァイオリン奏者がいました。初めは大変有頂天でした。「１ページにつきたった数個の音符をただ長～く弾いているだけで仕事が終りなんだ。夕方には現金の山が待ってるのだからね。どうやって使ったらいいのか分からないくらいだよ。」彼は毎日単純作業の報酬として貰える現金でカヤックも買ったり、毎食外食で済ましたり、スパに頻繁に行ったりと楽しそうでした。しかし２年後に会った彼の表情は非常に悲しげでした。「こんな事をやっていたら僕は駄目になる。とにかくクラシック音楽に戻りたい。」とまるで泣きそうでした。一旦クラシック音楽の世界を知るとなかなかその美しさなしには生きられません。フィラデルフィアのチケットも１５、あるいは２０ドルからだったらきっと演奏会を聴きに行く数は倍以上になるのではと思うのです。やはり政府や、財団等公的機関からの助成金がどうしても必要になります。その一方、法外な出演料を取る演奏家にも早く引退してもらい、良心的な値段で良い仕事をしてくれる芸術家をどんどん登場していただきたいものです。一回のコンサートに目の飛び出るような金額を要求する演奏家を呼ぶことが、ホールやプロジェクトの目標であってはなりません。また、表面的な魅力を一般大衆にあおるのではなく、音楽の本質を問うようなメディアの対応を求めなければなりません。++++++++＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋長野県の名産を中心に品揃え豊富なながの東急■割烹さがみ・えんどう柿シャーベット（9個入）　■スルー・苺の宝石箱(S-30M)　

  November 18, 2006

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  竜巻警報と時限爆弾とエッシェンバッハ氏

  たった今、フィラデルフィアオーケストラのコンサートから戻りました。契約更新をしないことを表明して以来、初めて演奏会に登場するエッシェンバッハ氏。今晩はベルグのヴァイオリンコンチェルトをレオニダス･カヴァコス氏の美音で、また後半はマーラーの４番で聴衆を楽しませてくれました。マーラーはマエストロはスコアなしに情熱的に指揮をされていました。彼のスタイルには世紀末のウィーンが良く合います。本日は夜の６時まで、竜巻注意報が出ており生暖かい暴風と強い雨の荒れた一日だった為ホールには空席が目立ちました。同じ演目で来週カーネギーホールで演奏会があります。これとタイミングを合わせたように、またまた地元紙のピーター･ドブリン氏がエッシェンバッハ氏が楽団員に対して語った、契約を更新しない「本当の理由」を紙上で暴露してオーケストラ事務局を揶揄しています。+++++++++++＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋エッシェンバッハ氏「時限爆弾」を語るピーター･ドブリンインクワイラー　音楽評論家フィラデルフィアオーケストラがクリストフ･エッシェンバッハ氏の任期が終了する事を公式発表した際に理由は一切述べられなかった。エッシェンバッハ氏の秘書によると氏が「目標とした事が達成された為に」契約は延長しないという事だった。エッシェンバッハ氏の別の秘書ケヴィン･クレマン氏は、マエストロは「これ以上メジャーオーケストラの職に縛られたくない」のだとワシントンポストに対し理由を述べた。しかしながら、この一連のニュースが明るみになってから初めてオーケストラとリハーサルしたエッシェンバッハ氏。「皆さんが私との音楽上の食い違いで困惑していると知った為に今回の決意しました。」と楽団員に真実を伝えた。マエストロのスピーチの内容は以下のようである。リハーサルの前：「皆さんとまた素晴らしい音楽を作れることを大変うれしく思います。信実はこのスコアに書いてあります。」（演目のマーラー交響曲4番のスコアを指した）リハーサル終了後：　楽団員以外誰もいない中でしマエストロは語った。「ジェームズ･アンダーコフラー氏(オーケストラ･プレジデント)が、ある時私に3つの指摘をしました。８０％の楽団員達が私の音楽的解釈に納得がいかないようだということ。８０％の楽団員達がコンサートの後に非常に憤りを感じてホールを後にしているということ。オーケストラは時限爆弾の状態でいつこれが爆発するか分からないということ。これを聞き、皆さんが私の解釈をどう感じているか知って非常に驚きました。残ったシーズンもキャンセルしようかとも考えましたが、音楽というのは決してこれが正しいという答えはないのだから、このようなこともありなのだと思い直し予定されているコンサートをまっとうしようと決めました。」氏は終始、静かにしかし神経質に語ったという。スピーチの後に楽団員達は拍手を送ったという。以上のエッシェンバッハ氏によるリハーサル前後のコメント・スピーチは4人の匿名音楽家たちの証言によるものである。アンダーコフラー氏はこれに対してノーコメント。否定もしていない。証言した楽団員達はマエストロの言う「時限爆弾」という表現に理解に苦しむと語った。オーケストラは2007-2008シーズン終了を持ってエッシェンバッハ氏の短い任期を終えると先月発表。エッシェンバッハ氏はフィラデルフィアオーケストラのみならず、パリ管弦楽団の監督でもあり、ベルリン、NDR、シカゴ、その他多くの楽団の常連ゲスト指揮者でもある。２週間前にオーケストラ友の会が大々的にメールを送りホームページでも掲載した『マエストロ応援メール』では、楽団員とマエストロの音楽上の確執には一切触れなかった。以下を参照されたし。”マエストロ・エッシェンバッハはこれまで顧問委員会、事務所、楽団員からいつも敬われていた訳です。ですから、個人がこうした事実を無視して氏がポストを去る理由を憶測したりあるいは捏造する事は無責任というほかありません。（オーケストラ友の会）”(注：このメールは私の１０月２９日付の日記に掲載してあります。興味のある方は全文をどうぞ）~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~この「友の会」からの文章は事実上ドブリン氏に対する個人批判でもあったので、今回のマエストロ自らの発言はドブリン氏にとって「してやったり」という気分でしょう。「私の書いたオーケストラ事務局批判は『捏造ではない』。うそつきはオーケストラ側だ！」とドブリン氏は大声で言いたいようです。それにしても楽団員達に支持を得られないことをいきなり指摘されたマエストロは一体どれほど傷ついた事でしょうか。「一生懸命仕事をしていれば必ず報われる」と信じている人が何のディスカッションの場もなくいきなり「間接的に」否定される事のショックを考えると心が痛みます。こういった事態に至るまでに、団員とマエストロが気持ちを通じ合える場がなかったのかと悔やまれます。以前も書きましたが、エッシェンバッハ氏ほどコミュニティの為に様々な形で時間と労力を費やして下さった音楽監督はいなかったと記憶しています。フィラデルフィアは物凄い風が今も吹き荒れています。---------------------------------------------------------------------- 野菜好き本舗 野菜のセレクトショップ。安全・安心・美味しい野菜。 ■送料無料で『トマト』も入る♪★こだわり野菜セット★

  November 17, 2006

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  シアトル発～成功するオーケストラ寄付金集めと貴族的パトロンシステム

  これからは音楽家は西海岸を目指したほうが良いかもしれません。西海岸のカリフォルニア州やワシントン州の大都市、ロサンジェルス、サンフランシスコ、シアトルなどには文化芸術を愛するお金持ちが多くいるようです。芸術の価値の判る方がいる場所には当然音楽家にとって良い条件が生まれて来ます。シアトルの有力紙、シアトル・ポスト-インテリジェンサーのチーフ音楽評論家のキャンベル氏による記事です。^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^２００６年１１月７日　シアトル交響楽団にクリエイティヴな寄付金新しい助成金、ドーナーとゲストアーティストに出会いの場を提供R.M.キャンベルシアトル･ポスト-インテリジェンサー文化専門家で、芸術を愛する慈善家として知られるジェームズ･レイスベック氏がシアトル交響楽団の台所を助ける為に新しい企画を提案した。氏とシェリー夫人は数年にわたり500,000ドルの報奨金を打ち立てた。寄付金集めのインセンティヴとして、寄付金のドーナーがゲストアーティストに直接出会う場を提供するというものだ。プログラムは「ゲストアーティスト･サークル」と名付けられ参加したドーナーたちが、シアトル交響楽団とのコンサートやソロ･リサイタルで訪れたゲストアーティストと差し向かいで夕食の場が持てる他、そのアーティストのリハーサルを聴く事ができ、しかも実際のコンサートの特等席付きというものである。お目当てのアーティストのコンサートにドーナーが寄付金を出すと、それと同額の金額をレイスベック夫妻が報奨金よりオーケストラに寄付する仕組みになっている。アーティストのスポンサー代は15,000ドルより。このアイディアはレイスベック夫妻が9年前にシアトルオペラで企画したものからヒントを得た。オペラでは夫妻はプロダクションの主役歌手の出演料を負担している。例えば丁度最終日が終わったロッシーニの「アルジェリアのイタリア娘」の主役、メゾ-ソプラノのステファニー・ブリスや、8月の演目シュトラウスの「薔薇の騎士」のソプラノ歌手、キャロル・ヴァネスは夫妻が出演料を全額負担。　その代わりに夫妻は歌手達とオペラディレクターのスパイト･ジェンキンズ氏と共に夕食を共にできるわけだ。「芸術家の才能を敬愛すると、どうしてそんなに凄いのだろうと実際に会って調べてみたくなるというのが人情です。それがテストパイロットであろうと、歌手であろうと、ダンサー、音楽家であろうと、できるだけ近くではなしたいと思うわけです。実際に会って話をするとこれがまた楽しいのですよ。」レイスベック氏は語る。レイスベック夫妻宅で行われた一般公開のイべントではピアニストのイェフィム･ブロンフマン氏がリサイタルを行ったが、この催しで188,500ドルの寄付金が集まった。既にこのイベント に出席した6人以上のドーナーが、レイスベック夫妻企画の「ゲストアーティスト･サークル」に参加した。このサークルに同意したアーティストには、ルネ･フレミング、指揮者のローレンス･レーンズ、歌手のボビー・マクファーレン、ヴァイオリニストのハイメ･ラレド、アキコ･スワナイ、ピアニストのアンドレ･ワッツ、チェリストのヨーヨ･マが名を連ねている。演奏家のスポンサー代は各人の有名度によって値が付けられている。フレミングは最も高く、75,000ドルだが、既にレイスベック夫妻自身がスポンサーの名乗りを上げた。 マは70,000ドル、マクファーレンとワッツはそれより安くそれぞれ35,000ドル、30,000ドルである。500,000ドルの報奨金は柔軟に考慮され、たとえばもし年間の寄付金が増加したら夫妻はそれに見合った報奨金を出すという。「別の形の寄付金集めに一役買いたいと考えているのですよ。短い間でもこうした素晴らしい芸術家にあって時間を共にすることはとても楽しいわけで、このプログラムでそれが可能となるわけです。」レイスベック氏は今年初めにシアトル交響楽団の顧問委員会に理事として加わった。氏はシアトルオペラの顧問委員会には11年間、パシフィック･ノースウエスト･バレエには7年、芸術財団には5年間関与しているという。航空博物館の理事でもあるそうだ。夫妻は1999年にバレエ団のツアー代、百万ドルを寄付し、ロンドン、イスタンブール、香港での公演の資金となった。「この資金で成果が出たのです。次に何をしようかと今思案中ですよ。国内ツアーも良いですね。素晴らしいダンサー達が違ったステージに立ち新しい観衆に出会い、色々な批評家に表を貰うというのはみんなにとって特になるわけですから。」＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋このシステムはまさに17世紀から19世紀までの宮廷お抱え式の芸術擁護です。賛否両論はありましょうが、本当に音楽好きの人たちが喜んで演奏家の為に寄付をしてくれたら演奏家も感謝の気持ちを持って夕食を共にするでしょう。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++心のこもった焼き菓子をお届けする信州北八ヶ岳のお店です。信州北八ヶ岳のペットの山羊が看板娘の工房から　ひとつひとつ心をこめて焼き上げた手作りの焼き菓子をお届けします。メッセージを焼きこめる　ぱうんどさばこふわふわ しっとり～黄色のシフォンケーキ

  November 9, 2006

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  ヤンソンス氏インタビューと演奏会

  本日フィラデルフィアのキメルセンターでバヴァリアンと演奏会を開いたマリス･ヤンソンス氏。穏やかで他の出世主義のマエストロ達とは一線を画すヤンソンス氏が、インクワイラー音楽評論家のスターンズ氏にアムステルダムでインタビューに答えたもようです。本日私も意を決してこの演奏会に出かけ、ショスタコーヴィッチ６番、ベートーヴェン７番を聞いて参りました。素晴らしかったの一言。楽団の音の集中力、インテンシティが違いました。クラフトマンシップがここにありました。　フィラデルフィアの聴衆も熱狂しており、まだまだクラシックを好きな人が沢山いることが分かり私も嬉しくなりました。思いがけず、帰りに私の生徒の家族一家を見かけました。音楽が好きでたまらない５歳のマニー君一家でした。家族そろってとても幸福そうな顔でした。５歳でショスタコーヴィッチやベートーヴェンを楽しめるのは素晴らしい事です。物凄く音の記憶が良い子で、音楽が無ければ生きていけないような子供です。彼にとっても記憶に残る演奏会だった事でしょう。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++マエストロ　心のうちを語るデイヴィッド＝パトリック･スターンズフィラデルフィア・インクワイラー音楽評論家最近はすっかりヨーロッパ内に活動を移しバヴァリアンとコンセルトヘボウを中心に指揮、あちこち飛び回りさぞ時差ぼけもあるだろうし、オペラの勉強でさぞ忙しいであろうマエストロ。もうアメリカの聴衆が彼の演奏を耳にすることはないのか？ピッツバーグ交響楽団を2年前に去って以来、ヨーロッパでヤンソンスの名はラトルと並び話題に登る指揮者になった。ラトル氏と違い、ヤンソンスの批評は波が無く良い。そこにもって彼の健康問題だ。彼自身の父は演奏会中に倒れて死去。　ヤンソンス自信も10年前の演奏会中に大きな心臓発作に遭った。健康上から考えると、どうかずっとこのまま何事もないようにと願うのだが、彼のきらびやかで青年のような演奏中の表情を見るととても63歳には見えない。演奏会の後の彼はやはり実際の歳よりも老いて見える。どちらにせよ、この整然としたリハーサルをすることで有名なマエストロは幸せそのものだ。「(幸せにみえて）当然ですよ！　心臓発作を克服できたのは指揮をしていたからだと思うのです。指揮者というのはとても健康な職業です。こうやって身体を実際に動かすわけですしね。それに私達はリーダーです。　それは精神的に良い影響を及ぼすとされてます。…一生懸命働いてますからね。ちょっと働き過ぎかも。」マエストロは演奏会後に、彼が「我が家」と称するホテルのロビーで語った。「心臓発作が起こった時のことを良く覚えています…物凄い出来事でしたね。倒れてしまい、その後は非常に落ち込んだのですよ。あんなことがあると、人生で自分にとって価値のあるものは何なのか、自分に本当に必要なものは難なのかと真剣に考え始めるものです...そして人生がまた動き出す。あくせくしたこんな忙しい生活に戻ってしまう。そして、人生のルール（何が大切で何が本当に必要なものか）をまた忘れ始めてしまうのです。これはきちんと覚えていなければいけませんね…信仰を持っていると必ず助けになります。」ではマエストロの人生にとって大切でなくてはならないものは？「それは私の心の世界です。」音楽創りを通して聴衆と分かち合っている彼の心の世界が、彼の砦なのだ。ヤンソンスのようにざっくばらんな著名音楽家はなかなかいない。初めのうちはマエストロはこちらを注意深く見るが、目を合わせずにこちらの反応を分析しているようだ。ところが気づいてみると45分の予定が90分のインタビューとなりマエストロはドヴォルジャークの交響曲9番（新世界）のイメージを語りだす。「私にとって最も大切な事は、この作品のもつとてつもない悲しみ、ドヴォルジャーク自身が体験したホームシックなんです。　故郷の聖歌隊が教会で歌っているのが聞こえます、そこにポツンと1人の男がいて幸福だった思いでを思い出し、楽し買った時を噛み締めている…だけどそれと同時にとんでもなく寂しいのです。　それがこの曲から聞こえるはずです。」ラトル氏は必ずしも聴衆が歓迎するわけでない奇抜な現代音楽の世界に歓びを見出しているのとは対照的に、ヤンソンス氏はスタンダードなレパートリーを愛し楽しむようである。氏が扱った現代作曲家の中にはフィラデルフィアを拠点としているミーシャ・ヘルシュ氏がいるが、何といってもEMIから発売されたばかりのショスタコーヴィッチ交響曲全集がマエストロの力作である。ラトヴィア出身のヤンソンス氏はリガのオペラハウスで育った。そこでは母が歌手として、父は指揮者として活躍していた。現在サンクト･ベテルブルグフィルと呼ばれている楽団で彼のキャリアが始まる。(同楽団とはショスタコーヴィッチの7番を録音した）そこでショスタコーヴィッチ自身を観察する機会があった。「非常に神経質な方で、早口にしゃべり、答えるときはそっけないんですよ。」そこで作曲家と長年仕事をしてきた指揮者のエフゲニー･ムラヴィンスキーから、メトロノーム表示は無視するのが一番と教わった。マエストロは1979年から2002年の間に音楽監督だったオスロフィルを国際レベルまで持ち上げた事で一挙に注目を浴びた。オスロとはショスタコーヴィッチの6番の録音がある。氏のピッツバーグ交響楽団との任期（１９９６－２００４）には交響曲8番を録音。その他ではフィラデルフィア、ベルリン、ロンドンフィルなどで客演する間に、２番、３番、４番の難しい交響曲をバヴァリアンと録音。ニューヨークフィは数年前にヤンソンス氏に対しては賛否両論の評価だったのかもしれない。聞くところによると、楽団はスタンダードレパートリーをきっちりと几帳面にリハーサルする事に躊躇したらしい。「私の信条はいつも真面目に仕事をするということなのですよ。必要であれば必要なだけをね。でもリハーサルをやりすぎるとそれも全く駄目。新鮮味に欠けてしまう。リハーサルで楽団員達が安心して音楽を楽しめるようにするのが私の考えです。ではその場の雰囲気で果たして何か新しい事を加えられるというと…もちろん、いつも演奏会では真新しい何かを加えられるよう余裕を残していますよ。」なぜマエストロはフィラデルフィアオーケストラのポストを狙っていないのだろうか。マエストロはフィラデルフィアのサウンドを愛し、この都市を魔法が起こる場所としている。彼の尊敬する、ストコフスキーが指揮をした楽団であり、カーティス音楽院の本拠地である。「フィラデルフィアの音楽家たちは単に技巧が優れただけでなくイマジネーションがあって、雰囲気がある音楽家たちだと思っています。」しかしながら、氏はどうも大きくグラマラスなオーケストラをポストを狙う事は決していなかった。オスロにいたのは実に２３年。アムステルダムとミュンヘンの楽団の方が彼を追いかけてきたそうだ。「もしキャリアを考えていたらとっくにオスロを早い時期に去っていました。でもね、自分の仕事をきちっとしていればどこにいようとあるレベルの評判を得ることができます。 それほど急速にその「成功」に達しないかもしれませんが、私はゆっくり一歩一歩という方が好きなんです。指揮者という仕事は、一旦舞台に上がったら誰も助けてくれません。たった一人の味方無しです。つまり完全に無防備なんです。もし実力があれば仕事は上手く行く。そうでなかったら一次的には有名になるかもしれないけど、長期的には駄目。実力を蓄える事が時間がかかるようでも一番大切な事なのです。」＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋西の京地酒処きとら古都奈良の知られざる美酒を販売しています。古代のチーズ蘇も大人気商品聖徳太子も食べていたという「蘇」（古代チーズ）です！！プレゼントにお奨め！涅槃経セット【乳、酪、生蘇、醍醐が味わえる】専用箱入りモンゴル秘境の甘い岩塩　（蒙古颪）粉末”白菜・キムチ・野沢菜・梅等の漬物にも使われております。この塩で漬けた糠漬のカビが出ないとか、ご使用になられた方からのいろいろな評判が伝わってきております。マグネシュウムがないので湿気にくく、甘さを感じるので、おむすびや焼鳥・ステーキ等に振り掛けるのに最適です。孫がこの塩で握ったおにぎりしか食べなくなったという方もおられます。魚の塩焼き・スープの味付けに等、苦味がないので甘く感じ、あらゆる料理の味を引きたてます。 身体にやさしい天然自然の健康岩塩モンゴルでも、胃が弱っている時、食塩水にして飲んだり、血圧の高い人がこの岩塩の上を素足で歩くと、血圧が下がるといわれております。赤ん坊が夜鳴きをした時は、岩塩の塊を舐めさせます。 日本でも、職場で花粉症のかたを集めて、この岩塩をお茶に少量溶かして飲ましたところ、半分のかたの鼻が即時にスウットしてきたそうです。この塩水を塗ったら、永年悩んでいた背中や頭部のアトピーが消えたという報告もきております。お風呂にこの塩を溶かして入浴するようになって、風邪をひかなくなり、お肌の艶も若返ったという方もおられます。”モンゴル秘境の甘い岩塩　塊岩塩塊はお部屋の邪気を払います。お風呂に入れたりお部屋やテーブルのアクセントにご利用ください。

  November 2, 2006

• フィラデルフィア音楽評論家の反撃とオーケストラへの提案～その２

  音楽評論家のドブリン氏、日曜の紙面でこれを発表したのですからよほどフィラデルフィアオーケストラ側からの公然とした抗議に怒ったのだと思われます。これでオーケストラが名誉毀損等のアクションに出るといったところにエスカレートしないかと心配になってきました。フィラデルフィア･オーケストラの本拠地、キメル・センターの建設を廻ってもキメル・センター事務所が設計事務所を「当初より建築にお金がかかり、しかも音響が満足行くものになっていない」という理由で訴えましたが、示談となっていつの間にか話が消滅しました。センター側が弁償として要求した金額は１０億ドル単位の話だったと記憶しています。これも金銭的な弁償で解決したのでしょうが、一般市民に事の結末を潔く話してもらいたいものだと思いました。どういうわけか、この示談の後、急にキメル･センターの赤字が急激に減ったというのも妙でした。さて、ドブリン氏反論記事の後半です。氏は数名の指揮者を推薦しています。（明日はもっと庶民的なことを書きます。）＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋まだまだ勉強不足、フィラデルフィアオーケストラインクワイラー音楽評論家ピーター･ドブリン後編心に留めて置くべき指揮者の名前一覧フィラデルフィアオーケストラは第８代音楽監督をさがすことは愚か、未だにサーチ委員会を設定していない。以下に述べるのは特記すべき指揮者の名前であり、そのうちの数名は特に重要だ。既に良い関係を築いている指揮者サイモン･ラトル氏は前回の第一候補であった。彼はベルリンフィルを選んだもののフィラデルフィアとは隔年で数週間の滞在を確保している。シャルル･デュトワ氏は且つで監督候補であったがオーケストラ内にもはや当時のような支持層は無い。ジェームス･コンロン氏は楽団員には尊敬されているものの、情熱的ではない。ピーター･ウンジャン氏はしばしば客員しており、トロント交響楽団の音楽監督である。聴衆からは候補者の可能性を云々されているが、楽団員からはそういった意見は一般的にない。良い関係の初期状態で期待が持てる指揮者ヴラディーミル･ジュロフスキー氏は若手ロシア人指揮者で、一年前の演奏は多くから絶賛を浴びている。　来年にはロンドンフィルの主席指揮者に就任。チェコ人のジリ・ベロフラヴェック氏は２００４年に素晴らしく洗練された印象を残したが、一体どうしたのだろうか？アンドレイ･ボレイコ氏は、ハンブルグとベルンの音楽監督であるが夏のマン・センターで何度も良い演奏をした。彼は今年ゲストとして登場する。些かの客演経験、あるいは全く客演無しの指揮者イヴァン･フィッシャー氏はブダペスト･フェスティヴァルオーケストラの芸術監督で１２月に登場。ヴァレリー･ゲルギエフ氏は２月に再来。インゴ･メツマッハー氏は優雅な技術を要する指揮者で３月に二度目の登場。若手フランス人のフィリップ･ジョルダン氏は２月に《英雄の生涯》でデビュー。全くあるいはほとんど訪れた事のない指揮者だが、注目すべき人イラン･ヴォルコフ氏はBBCスコティッシュの監督。ノルウェー生まれのアリルド・レメライト氏もフランス人のステファーヌ・ドゥネーヴ女史も世界各地で客演しているがフィラデルフィアでは無し。エッサ＝ペッカ･サロネン氏はロスアンジェルスフィルの監督で１９８６年に２８歳の時に客演しているが、サンフランシスコのマイケル･ティルソン･トーマス（１９８５年が最近の客演）と共に再来を望まれる。ケント･ナガノ氏も１０年近くもご無沙汰がが今モントリオールのシェフとなっており聴きたい指揮者である。何が起こっているとしても…イタリア人のリッカルド･シャイー氏は以前に真剣に検討された指揮者だが、どういうわけか今はフィラデルフィアで１９９９年に指揮をして以来ここにはきていない。他では忙しいようなのだが。パーヴォ･ヤルヴィー氏はネーメ･ヤルヴィ氏の息子で、１９８８にカーティス音楽院を卒業しシンシナチ交響楽団の音楽監督として良い批評を受けている。しかしながら数年来ご無沙汰だ。オーケストラのファンの中にはリッカルド･ムーティ氏が再び就任する事を真剣に持ちかけている人も多いと聞く。これまでそういった形で「出戻った例がない」といった様な理由でなかなか想像し難い事だが。ピーター･ドブリン

  October 30, 2006

• フィラデルフィア音楽評論家の反撃とオーケストラへの提案～その１

  昨日フィラデルフィアオーケストラ事務局からの、メディア、とりわけインクワイラーの音楽評論家ピーター･ドブリン氏の記事を念頭に置いた、反論をご紹介しました。なんと、ドブリン氏早々また反論の反論を書いています。（帰宅が遅くなったのでコメント無しです。）＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋前編まだまだ勉強不足、フィラデルフィアオーケストラインクワイラー音楽評論家ピーター･ドブリンフィラデルフィアオーケストラ事務局は、あれこれ策略をめぐらし音楽監督を探したり、その他の届かぬ希望を求めて行動をしたが、結果として学んだ教訓は以下の通りである。愛情の無い結婚は無理やり続ける意味がない。７０歳の音楽監督を雇った場合、早いうちに次期監督を探し始めないといけない。そして、もしオーケストラが永遠に音楽監督を探している状態でないと、人生が危険で一杯だ。（つまり音楽監督が決まると、どういうわけかそわそわしてしまう）エッシェンバッハ氏が任命される以前の６年前、ザヴァリッシュ氏が音楽監督として仕事を始めた１３年前、更にはオーマンディ氏が音楽シーンから消えた後の要所要所で、オーケストラ側が状況を真に理解していたら、フィラデルフィアの将来はきっとはっきりしていたであろう。しかしながらオーケストラ側は状況を解さなかった。エッシェンバッハ氏がむしろ信実を悟り（オーケストラ側に契約を更新しない事という）決意を伝えたこと、またしてもオーケストラは港を（果たして見つかるだろうか？）求めて嵐の中をさまよう事になってしまった。エッシェンバッハ氏は来シーズンをもってフィラデルフィアを去るが、これはカール･ポーリッヒが１９１２年にわずか５年間で音楽監督の座を離れて以来の短い任期となる。 幸いな事にそれでもまだオーケストラ事務局は（もしプレジデント、ジェームス･アンダーコフラー氏が初期に表明した理想論が現在の危機でもまだそのまま生きているのなら）良い音楽造りの為に音楽監督を雇わなければならないのだと判っている。果たしてアンダーコフラー氏が残された短時間に、フィラデルフィアを愛する音楽監督を探せるのか、それともオーケストラは暫定的状況（数人の指揮者による分割統治）を飲まざるを得ないのか、依然として判らないままだ。フィラデルフィアは、有終の美を飾りポストを去ってからも何度もゲストとして戻ってこれるような庶民的な気質の土地柄なので、過去をここで蒸し返すのは遠慮しておこう。それでも、２００１年３月の筆者による記事からの引用をここでもう一度読んで頂きたい。そうすればなぜ現在の危なっかしい状態に至ったのか、筆者が当時警告していた事をご理解いただけると思う。”２００３年９月よりエッシェンバッハ氏を第７代の音楽監督として迎えるという決定は、まるで実用主義のカタマリをまとめてドサッと落とされたかのように、多くの楽団員をがっかりさせたのかもしれない。ミーティングで氏の任命決定を知らされた時、楽団員達は静まり返っていた。誰一人として喜んで拍手する者もいない、興奮して足踏みで歓喜を表す者もいなかった。全くの白けた沈黙だ。そしてその後に堰を切ったように不満が沸き起こった。ある楽団員は「がっかりだ」と語った。もう１人は「裏切られたような感じだ…」と述べた…新しい音楽監督を迎えるというのに何という事態だろうか。”こんな状態で始まって、今更「上手く行かなかった」のが不思議だろうか？楽団員達が監督探しのサーチ委員会に加わったとか主張したいのは判るが、エッシェンバッハ氏が「オーケストラとの相性が良かったから任命された」とウソをまくし立てる事はできない。氏はオーケストラを実に４年と半も指揮していなかったのだし、決して楽団員から人気のある指揮者ではなかった。この突然の任命発表に楽団員達は激しく傷ついたのは当然であった。この数年間というもの、次期監督探しに対してオーケストラ事務所側は「オーケストラ関係者が結束して」「楽団員達の意志を尊重して」「総意の元に」といった謳い文句を掲げていたからだ。そして任命された新監督 がやって来た- 何と言ってもオーケストラとして最も重要な決定事項なのだが - 楽団員から何の考えも思いつかなかった人物が次期音楽監督になってしまったのだ。エッシェンバッハ氏がこの多難な任期を始めてから間も無くの事、オーケストラ顧問委員会のある役員が筆者に将来に対するかなり悲観的な見通しを語った。（これは彼女の私見であり顧問委員会の公式見解でないと今も願っているのだが）「私たちのオーケストラにはザヴァリッシュ氏のような偉大な音楽監督がもう二度と現れないかもしれない。いつまでもくよくよしていても仕方ないので（このがっかりした状態から）立ち直らなくてはいけない。」このような落胆が果たして「希望に満ちた」音楽団体から起こるのだろうか？このような悲観的な考えでどうやって素晴らしいオーケストラを運営していけるのだろうか？それでも依然としてフィラデルフィアオーケストラは世界で屈指の音楽団体としての地位を見事にも死守しているようだ。今必要なのは、共に希望を抱く音楽監督であり、望ましい人物を招く正当なプロセスである。指揮者と楽団の相性が良くなるのを待っていては何年もかかってしまうかもしれないが質の高い音楽を目指す事が重要であるならば背に腹は代えられない。「お見合い結婚」をもう一する余裕は誰にもない。あまりにも多くの事が解決されなければならない中で、オーケストラは既に痛手を負っているという音楽評家も多い。かなり先のことになるかもしれないとしても、次期音楽監督へのヴィジョンはあるのだろうか？今までの経験から学んだ事も沢山あるはずだ。ザヴァリッシュ氏が任命された時には、氏は既にオーケストラと１９６０年代から共演して良い関係を続けていた。ムーティ氏が音楽監督に就任した時は、主席ゲスト指揮者からの昇進であった。現在オーケストラはサイモン･ラトル氏、シャルル･デュトワ氏を除いては誰ともパートナーシップのような近い関係を築いていない。これは全く惨憺たる状態だ。ではなぜじっくりと時間をかけた関係が新監督任命へと展開すべきなのか？楽団員は（高額なサラリーを貰ってる楽団員と付け加えて置く）誰が指揮をしようと上手に弾くというのが仕事ではないのか？我々は上司を選べないわけで、なぜ彼らは選ぶべきなのだろうか？ 答えはこうだ。音楽はそんな簡単なものではないのだ。音楽造りは会計や病院の事務とは違う。成功の鍵はお互いに愛情を感じて仕事ができるかどうかにかかっている。たとえその愛情がザヴァリッシュ氏に対してのように、恐れと尊敬から来るものであってもだ。相性ももちろん大切だ。楽譜に書かれた音符は事の始まりに過ぎない。指揮者と重要な楽団員達の間の「空気」に、意味のある解釈が次々と生まれてどんどん膨れ上がるわけなのだ。オーケストラが音楽監督のレベルに調和していくのであれば、サーチ委員会はつまらない選択基準の長いリストをかなぐり捨てるべきだ。アメリカ人の指揮者とか、フィラデルフィアに住んでくれる指揮者といった本当に下らないことを言うのは是非辞めてほしい。次期監督は聴衆に親しまれる人でなくてはいけない？多くのオーケストラファンはエッシェンバッハ氏があまり笑顔を見せないというので不満のようであったが、そんな事は筆者にとっては全く馬鹿げた事だ。もし音楽監督が素晴らしいブラームスを演奏したならば、指揮台から荒々しく降りて駆け去りステージドアをバタンと乱暴に閉めたとしたって 筆者は構わないと思っている。良い音楽を聞きたいからやってくる、その良い音楽が聞けたのだから。寄付金集めが上手な指揮者？はたまた革新的な指揮者（エッシェンバッハ氏の謳い文句の一つであったように）？音楽を通じて外交活動のできる指揮者？それに越した事はないが、舞台を離れた所での人柄が必ずしも舞台で素晴らしい人物とは限らないではないか。オーケストラが次期監督の必要条件をあれこれ考える間、忘れてはならないのが、エッシェンバッハ氏との残りの一年半の活動だ。なぜなら楽団の今後どうなるかはその結果次第だからだ。オーケストラはエッシェンバッハ氏と国内、国外のツアーを予定、また録音の企画もある。今後の２～３年間、オーケストラと氏の組み合わせに出会う人は皆、非常に興味深く観察し何かと粗探しをしようとするだろうが、これは気をつけなくてはならない事だ。これでエッシェンバッハ氏の時代は終わろうとしているのだが、ひょっとしたら始まりかもしれない。もし氏が賢い人であれば、彼のトレードマークである荒々しさを封印し、表情豊かで洗練されたと定評のあるフィラデルフィアサウンドをもっと良く聞き反応するようになるかもしれない。もしオーケストラも思慮深ければ、カーネギーホールやタングルウッドでの演奏のように無心で良い音楽を創ろうとするかもしれない。不可能ではないのだ。ただし、「じゃあ友達でいよう」といった関係で良い音楽が成せるかというと筆者は疑問を感ずるが。エッシェンバッハ氏の時代はその始まりと同様に終わる、という可能性がもっと高いだろう。音楽的に混沌としているが時折魔法のような一瞬のきらめきがやってくる。そしてそれは、相性が決して求めれば与えられるものではないという証明として残るだろう。続く…

  October 30, 2006

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  慈愛の精神とフィラデルフィアオーケストラの反論

  今日は久しぶりでフルート奏者のターニャ先生と一緒に新しくできた「NAKED　CHOCOLATE　CAFE」に行きました。フレッシュなホットチョコレートを味わえるユニークなお店です。その昔、インカ帝国の王様がしていたように、濃縮されたチョコレートドリンクが小さなカップで味わえます。一杯３ドルで高めですが、ターニャ先生はご満悦でした。私はというと、今日のコーヒーに豆乳を加えて飲みました。ここのコーヒーは非常にダークで私も大変幸福な気持ちになりました。ターニャ先生は、カトリックの学校でフルートを教えています。昨日仕事に行ったところ生徒から木曜日に「大事件」があったことを知らされたそうです。「先生、昨日近くの公立高校の生徒数人が銃を持ってこの学校に入り込んだのです。」「エッ！」「警察が沢山来て、大騒ぎになって、数人の高校生が捕まったそうなんです。」この「事件」、なぜか一部の生徒だけが知っていて、父兄や職員にはこの「事件」は知らされませんでした。警察が大掛かり捜査をして数人のティーンエイジャーを逮捕したのならニュースに大きく載るはずですが、どういう訳か揉み消されたようです。最近、カトリック学校に入学する生徒が減り、どこも経営難である為に、学校の名誉にかかわる事は極力「臭いものに蓋をしろ」という訳なのでしょう。「もしこれからまたその類の事件が起こって怪我でもしたら、学校が保障してくれるの？」という私の問いに、「冗談じゃないわよ！私が万一銃に撃たれて怪我をしたら病院の手配もしてくれないだろうから野垂れ死に間違い無しよ！」とターニャ先生。「カトリック系の学校は、司祭に対する訴訟費用を皆して負担しているので、お金もなくなっている訳だし…音楽の予算は真っ先にカットされるのよ。」（注:司祭が子供たちに性的悪戯をして、被害者から訴えられているケースが多発していますが、なんと司祭の訴訟費をカトリック系の学校協会で負担しているのだそうです。これもキリスト教的ないたわりなのでしょうか？）憂き目を見るのがいつも芸術です。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋フィラデルフィアオーケストラの音楽監督、エッシェンバッハ氏が現在の契約終了後に職務を離れる事に関して、オーケストラ側から一般聴衆に対して以下のようなメッセージがメールで送られまた。このブログでご紹介した様に、地元インクワイラーの評論家たちの単刀直入なコメントがオーケストラの今後にマイナスイメージを与える、殊にオーケストラがエッシェンバッハ氏を解雇したような印象を与える為に、将来の音楽監督サーチに大きな障害を与えると考えたのでしょうか。それとも、やはりエッシェンバッハ氏がフィラデルフィア、というかアメリカのオーケストラとその周辺の事態に見切りをつけたのでしょうか。この非常に直接的なコメントに対し、インクワイラーのピーター・ドブリン氏が反論をするのか、それとも沈黙するのか、全く予測がつきません。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋フィラデルフィアオーケストラを愛する皆様へクリストフ・エッシェンバッハ氏が2007－2008シーズン終了後に音楽監督の座を離れるというニュースを廻り、色々な憶測が駆け巡っています。メディアで言われているような発言は、評論家個人の考えや予測でありそれが残念ながら事実として混同されてしまいがちです。オーケストラを支える皆さんに直接メッセージを送り、真実を伝えたいと思います。事実：まず第一にエッシェンバッハ氏が我がオーケストラにもたらした偉業に対し、楽団一同が心から敬意を表しております。　氏の就任期間は偉大なフィラデルフィアオーケストラの輝かしい歴史と共に称えられるでしょう。氏が2007－08シーズンにポストを去ることを決意したのは非常に個人的な理由です。我々は氏に音楽監督として引き続き共に歩んで頂きたいと思いましたが、エッシェンバッハ氏ご自身が、自分のゴールを達成できたと感じ、また沢山の他の選択肢も考えたいと思われたのです。事実：マエストロ・エッシェンバッハはこれまで顧問委員会、事務所、楽団員からいつも敬われていた訳です。ですから、個人がこうした事実を無視して氏がポストを去る理由を憶測したりあるいは捏造する事は無責任というほかありません。事実：マエストロが就任して初めの3年間で早くも多くの重要な事業が達成されました。レコード契約を取得した事、アメリカ国内、海外ツアーの大成功、9人の新メンバー任命、コミュニティーとのふれあい事業の立て直し等です。マエストロはオーケストラの将来に対するご自身の計画を公にし、未来の支持層を広げ寄付金の学もこれまでない高いレベルまで引き上げる事に成功させました。事実:真に素晴らしい芸術家達は聴衆に興奮を与えると共にある程度の物議をかもし出すものです。マエストロ・エッシェンバッハも例外ではありません。彼はオーケストラと実に素晴らしい演奏会や録音を繰り広げてくださいました。もちろん、彼のアイディアをこのまない音楽評論家もいらっしゃるでしょうが、これらの表現は世界のトップオーケストラから引く手数多のアーティストが残した芸術表現なのです。事実:エッシェンバッハ氏はこれから２年の間音楽監督として職務を続けられますし、２００８－２００９シーズンには数週間に渡ってゲスト指揮者として我々と共演してくださる予定です。我々はマエストロとの重要なコンサートや録音を非常に楽しみにしている所です。事実:我々は最近出た新聞での記事は、オーケストラとマエストロとの関係を作為的に歪める心無い中傷であり、マエストロに対する個人攻撃であると感じています。地元の批評家は、インクワイラー紙面に置いて《…最近のオーケストラの演奏が上手く行ったというのは、エッシェンバッハ氏とオーケストラが最終楽章まで逸れないで漕ぎ着けた時を言うのだ。》とまで中傷をエスカレートしました。マエストロやオーケストラに対するこの様な発言は馬鹿げているだけでなく、攻撃的で、事実を歪めたものです。オーケストラ関係者達は皆こうした敬意を欠く記事が書かれたことに深く傷ついております。事実:オーケストラ関係者全ては　－顧問委員会、スタッフ、楽団員たち、－皆マエストロ・エッシェンバッハを断固として支持する意向ですし、マエストロとの残り時間を最良のものにするために努力する決意です。フィラデルフィアオーケストラ　友の会-------------------------------------------------------------------- グルメの信州屋【送料無料】【無洗米】沢蟹が棲んでる川で育った18年産ピカピカの秋田小町10キロ農薬なし、化学肥料無しのブルーベリー！

  October 29, 2006

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  エッシェンバッハ事件とフィラデルフィアの将来

  ​エッシェンバッハ事件とフィラデルフィア管弦楽団の将来エッシェンバッハ氏関連の記事がまたインクワイラーに出ました。今回端に対して好意的な批評を多く書いていたデイヴィッド＝パトリック・スターンズ氏の記事です。今日は仕事が長かったのでコメント無しです。今日は朝の８時から夜の８時まで出勤でした。帰ってからタワーレコードに行ったらかなりのCDが売れてしまってました。音楽好きの人たちは、沢山いるのです。ただ、時間とお金がこれまでよりもなくなっているだけなのだと確信しました。私のように、もう無くなってしまうとなると、無理して駆けつけて来た人がいるのです。巷の一般市民は決して懐は暖かくありません。昨日も、今まで空手とピアノを習っていたのに、今年から空手はお金がかかるので辞めたという生徒が２人いました。テニスを辞めた子もいました。その反面、チャリティーの収入は増えたというニュースを聞きました。こういったチャリティーに寄付するのは元々お金のある方たちです。株を沢山持っているこうした金持ち層は、ブッシュ政権の税金削減の恩恵に浴し、収入が増えたのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊マエストロ不在：長い「コーダ」オーケストラ、エッシェンバッハ氏を失い、監督探しはまたも振り出しにデイヴィッド＝パトリック・スターンズインクワイラー悶々とした時は終わり全てが明確となった。個性的な音楽性で物議を醸し出したフィラデルフィアオーケストラの音楽監督、クリストフ・エッシェンバッハ氏が現在の契約終了後（２００７－０８シーズン）、２００９年の冬季ヨーロッパツアーを最後にオーケストラを去ることになった。これまでの全ての歴代音楽監督に対してそれぞれ賛否両論が持ち上がったものだが、エッシェンバッハ氏ほど就任期間が短く、また評価が両極端に分かれたケースはなかった。歴代監督の任期は、レオポルド・ストコフスキー２９年、ユージン・オーマンディ４４年、リッカルド・ムーティ１２年、ヴォルフガング・ザヴァリッシュ１０年、という中で、エッシェンバッハ氏のたった５年というのは異例。後任に関しては以前不明瞭のままである。エッシェンバッハ氏の残りの任期はほぼ２年間で、この残された期間にオーケストラの状態は極端な局面となるかもしれない：　指揮者とオーケストラが互いに愛想を尽かしてしまい、音楽創りが痛々しくなるか、それとも麻痺したものになるか、あるいは逆にこの音楽的な結婚が破局になったという事で、反ってリラックスした楽しい活動になるのか。フィラデルフィアのように重要な音楽監督の後継者を探すには、それこそ大統領を決めるぐらい慎重に時間をかけて行われるものだ。我々一般人には、これから訪れるゲスト指揮者の顔ぶれを見ることで何となく可能性のある候補者が見えてくるかもしれない。仮に次期監督が明日任命されたとしても、大物指揮者の忙しいスケジュールの調節をしてオーケストラ監督として迎えるには２～３年もかかる。監督探しのサーチ委員会は普通何年も前に設置されるのだ。しかも、オーマンディーのように一人の指揮者が一つの楽団だけを受け持つといった時代はとっくに終わっており、大抵の大物指揮者たちは最低２つの楽団の音楽監督を兼任している。（エッシェンバッハ氏もパリ管弦楽団のシェフも兼任）時には、神がかりな事件も起こることもある: 時期尚早に大変惜しまれながらドレスデン音楽監督の座を離れたバーナード・ハイティンクの場合、例えばそのお蔭でシカゴシンフォニーの主席指揮者になる充分な準備時間が彼に与えられたわけだ。突然スカラ座から辞任に追い込まれたリッカルド・ムーティ 氏にはスケジュールに余裕があり、フィラデルフィアに時間を割いてくれるかもしれない。（もちろん、非常に気難しいと言われているムーティ氏が気を悪くしなかったら、という仮定の話だが）聴衆は氏に対してこれまで以上に熱気的であり、奇しくもムーティ指揮の定期演奏会が来る１１月２日と７日に控えている。魅力的な指揮者サイモン・ラトル氏は、９０年代後半にフィラデルフィアからの招待を断った経過があるが、彼もエッシェンバッハ氏がフィラデルフィアで直面したのと同様にベルリンでの評価が分かれている。　また、ラトル氏の最も最近のフィラデルフィアとの演奏会では芸術的に絶好調の印象を残した。ひょっとしたら彼が監督になる可能性もここに来て急に出てくるかもしれない。僅かだがより可能性のある所では、長いキャリアを持つ、実力派指揮者たちが（例えば注意深く時間を確保してチャンスを待っているハイティンクのようなベテラン）熱意を持ってやって来る事もあるかもしれない。　何しろゲストとして招かれた場合に、オーケストラが指揮者を必要としているとひしひしと感じるわけなので、そこに尋常でない空気が生まれる。オーケストラも聴衆もゲスト指揮者のヴラディーミル・ジュロフスキーが一体どんなブラームスやベートーヴェン（フィラデルフィアオーケストラと長期的関係を持つには必須のレパートリーである）を創り出すのか非常に興味あるところだが、目下彼は２月に予定の演奏会でもロシア系のレパートリーの領域を出ることがなく、他の演目をやる気もなさそうだ。世界を駆け廻るロシアのスーパースター、ヴァレリー・ゲルギエフ氏も２月に定期演奏会に出演するが、過密スケジュールの中にたまたまフィラデルフィアの演奏会を入てたという感がある。フィラデルフィアは単なるストップオーヴァー（一時的滞在地点）以上の関係を求めているので可能性は薄い。では、現在モントリオール監督の座をもはや持たないシャルル・デュトワ氏はと言うと、次に指揮をするのは３月であるが、いつも刺激的な演奏会を繰り広げてはいるものの、新鮮味に欠ける。エッシェンバッハ氏がこのような異例な形でオーケストラを去るために、楽団は候補者に対してなんとも気まずい不名誉な気持ちになることは必至。対照的に、ヒューストンシンフォニーを去る時のエッシェンバッハ氏は素晴らしい花道を飾った。エマニュエル・アックスら著名なソリストは、フィラデルフィアでの評価がもっと良いものでなかったことに大きな驚きを隠せないでいる。ではなぜ評価が良いものにならなかったのか？エッシェンバッハ氏は楽団の資金集めにも非常に優れた力を発揮し、プログラミングも革新的であり、オンディーンレコードとの契約を結ぶ重要な架け橋として活躍した。しかしながら、多くの楽団員は、忙しすぎるエッシェンバッハ氏のスケジュール同様に自分たちもせわしい気分になったとの不満を述べている。また、彼のテンポがあまりにも揺れが大きく、まるで戦争前のヨーロッパに逆戻りしたような自然体の音楽創りであった事が（もちろんそれ自体どこに行っても賛否両論なのだが）それに不慣れなオーケストラにとって苦痛であったようだ。オーケストラとエッシェンバッハ氏のコンビは、フィラデルフィアの外で聴衆を魅了したとしても、素晴らしいフィラデルフィアが「新音楽監督泣かせ」のオーケストラがある都市として知られるようになったかもしれない。このように不名誉な評判を得てしまった前例としてニューヨークフィルの歴史を振り返ると、今後フィラデルフィアが直面する事態が予想できるだろう。サイモン・ラトルのような大物指揮者はこうした悪い評判からニューヨークフィルを避けてしまった。やがて気性の激しいドイツ人指揮者クルト・マズアが着任すると、不評も徐々に消えていったのだが。とにかく、フィラデルフィアには強いリーダーシップが必要だ。エッシェンバッハ氏が任命する以前にはオーケストラの事務所は複数の指揮者による分割統治を考えていた。アトランタシンフォニーはロバート・スパーノとドナルド・ルニクルを同時に登用。最近では、ピッツバーグが３人（アンドリュー・デイヴィス、ヤン　パスカル・トルトリエ、マレク・ヤノフスキー）の常任指揮者を起用した。 しかしこれらの楽団は、自身のヴィジョンを生え抜きのエリート音楽集団に強要する事ができる強い指導力がしばしば要求される（フィラデルフィアを含む）ビック・ファイブではない。ある個人的な会話でマズア氏に「あれほどズービン・メータとの惨めなシーズンを送ったニューヨークフィルをやる気にさせる事ができたのはどうしてなのか？」と訪ねた所、彼の答えは非常に簡単で穏やかなものだった。「もし私の為に一生懸命に弾いてくれないのなら、さっさと国に帰ってしまからね。」フィラデルフィアの皆さん、これ、ちゃんと聞いてます？​＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊​キルギスの白いはちみつ　ホワイトハニー　sサイズ　50グラム　クリーミィーな味わい​​キルギスの白いはちみつ 3個セット 純粋はちみつ（キルギス共和国） 養蜂国際大会で最高賞である金賞を受賞 日本初上陸 含有されるハーブは薬効系ハーブ そのままスイーツで！&デザートの味付&調味料 天然サプリメント 250g×3瓶セット食べるハチミツ！​​エコチャージジャパン キルギスの白いはちみつ (ローハニー) 250g​​【正規品】★世界大会金賞受賞★キリギスの白いはちみつ！無農薬、無添加の天然酵素たっぷりな白い蜂蜜​​ムシヒノ ムースはちみつ ツアーリベルベットとキャロブ入り 340g​​マヌカハニー UMF5+ 250g【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜 (MGO83〜146相当)​​マヌカハニー UMF 20+ 250g 【3個セット】 (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF15+ 250g 【初回限定お試し価格＆送料無料】はちみつ 非加熱 100％純粋 生はちみつ (MGO514〜633相当)​​マヌカハニー UMF 20+ 500g 【3個セット】(MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 100％純粋 生マヌカ ハニーマザー オーガニック manuka マヌカはちみつ 生はちみつ ハチミツ 蜂蜜​​マヌカハニー UMF 20+ 250g 【2個セット】 (MGO829〜971以上) はちみつ 非加熱 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  October 23, 2006

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  職人芸と玉石混交

  昨日のフィラデルフィアオーケストラのニュースが、AP通信にも出ていました。こちらは些かトーンがきつめです。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋”クリフトフ・エッシェンバッハ氏、三年という短い期間でフィラデルフィアオーケストラ音楽監督の職務を離れることに”フィラデルフィア：　クリストフ・エッシェンバッハ氏が正式に就任して僅か3年というフィラデルフィアオーケストラ音楽監督の職を離れる事になると、金曜日に発表された。「これからの仕事や新しいプランを楽しみにしていると共に、この楽団と共に素晴らしい時期を過す事ができた事をこれからも嬉しく思い出すことだろう。」とエッシェンバッハ氏は書面で答えた。エッシェンバッハ氏（６6歳）は106年の歴史のあるオーケストラの新しいレコード契約を取り付けただけでなく、国内外のツアーで素晴らしい活躍をし、また9人の新団員を入団させた。氏は2007－08年シーズンの終りまで監督の座に残り、2009年の1月と2月の本拠地とヨーロッパでのコンサートの指揮をする予定。「マエストロ・エッシェンバッハは演奏会以外にも我々に多大な支援を下さった。とりわけオーケストラの寄付金集めに大活躍してくださった事と、オーケストラと地元のコミュニティーを非常に緊密にする架け橋となってくださった事にとりわけ個人的に深謝を捧げたい。」フィラデルフィアオーケストラ友の会の議長ハロルド・A・ソルジェンティ氏は語った。ドイツ出身のエッシェンバッハ氏は2001年の1月に音楽監督に任命され2003年よりストコフスキー、オーマンディ、ムーティ、ザヴァリッシュに次ぐ歴代監督となった。彼の就任期間は前任者達に比べて非常に短いものになる。（注：ちなみに主な音楽監督の就任期間は以下の通りです。フリッツ・シール (1900-07)カール・ポーリッヒ (1907-12)レオポルド・ストコフスキー (1912-41)ユージン・オーマンディ (1936-80) リッカルド・ムーティ (1980-92)フォルフガング・ザヴァリッシュ (1993-2003). それにしてもエッシェンバッハ氏の3年は短すぎます。）エッシェンバッハ氏もオーケストラ側もこの決断の理由を明らかにしていない。しかしながら、こうした氏の業績に対してあまり好意的でない評論かもいる事は確かだ。例えば、フィラデルフィア・インクワイラー新聞のピーター・ドブリン氏は、オーケストラ顧問委員会はエッシェンバッハ氏の契約を更新すべきではないと書いた。「氏は楽団から新しいサウンドを引き出してはいないし、彼の音楽的解釈は非常に風変わりであり、楽団の誇るべき豪華な音楽創りとは違和感がある。最近演奏会が成功したと判断されるのは、（注：音楽創りという次元ではなく）オーケストラとエッシェンバッハ氏が何とか一緒に最終小節に辿り着いた時なのだから、これはいけない状態だ。」エッシェンバッハ氏はパリ管弦楽団の音楽監督でもある。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋私はエッシェンバッハ氏就任と同時に仕事が多くなり、すっかりオーケストラのコンサートはご無沙汰していました。この何年かで数えるほどしか演奏会には行っていませんが、氏のマーラーを聴きに行ってマエストロの素晴らしい感性を感じたのを覚えています。ただ、ソリストに関しては、都合を無理して付けても行こうと思うソリストが来なかったという印象はありました。以前、ザヴァリッシュ氏の時に毎年ヴァイオリニストのフランク＝ペーター・ツィンマーマン氏が演奏に来ており、その時はどんな事があってもスケジュールを変えて演奏会に行きました。エッシェンバッハ氏はツィンマーマン氏とはヨーロッパでは共演されているのですが、恐らくアメリカ管轄の双方の事務所の政治力関係で2人の共演がここでは実現されず、残念でした。余談ですが、ツィンマーマン氏がせっかくドイツからやって来て演奏してくださったというのに、非常にがっかりしたのは当時の地元の新聞の批評でした。現在事実上ヴァイオリン界の頂点に立つツィンマーマン氏の芸術を全く解さないのです。彼がバーバーやエルガーを演奏した時に、こともあろうに地元出身のH嬢を引き合いに出して氏をこき下ろしてしまうという有様でした。（2回ともドブリン氏の批評であった事を覚えています。）世界中のオーケストラ楽団員の間でツィンマーマン氏の評価は特別高いものであるということは良く知られています。したがって彼の演奏を理解しない音楽評論家が果たしてエッシェンバッハ氏の芸術性を評価できるかは、正直疑問です。また、エッシェンバッハ氏は2週間ほど前のコンサートで滞在された際も盛んにコミュニティー活動をされ、その一環としてタワーレコードの店舗でもサイン会をされました。ひょっとしたらエッシェンバッハ氏の方がフィラデルフィア、いやもう少し言うとアメリカの文化の地盤沈下に愛想が尽いたのではないでしょうか。以前ムーティ氏が、チャイコフスキーの悲愴の演目の前に、聴衆に対して「ちょっとした警告」をされました。「皆さん、この曲は全部で4楽章あります。3楽章は非常に華々しい終わり方で、それが曲の最後なのかと感じやすいのですが、そうではないのです。その後に非常に悲痛な4楽章があり、静かに終了します。この4楽章を通じて聞いていただくことがとても重要なのです。ですからどうぞ3楽章が終わった時に拍手をすることを控えて頂きたい。お願いします。」実際、これだけ「あの」マエストロが懇願したにも拘らず、それでも拍手をする人が居たそうです。また、同じ悲愴をザヴァリッシュ氏の指揮で私が聞いた時も、マエストロが3楽章の後の拍手を必死で止めようと、姿勢を変えずに後ろ向きのまま、左手を「ダメ、ダメ、止めて！」と言わんばかりにひらひらさせていらしたのを覚えています。私は近い席で演奏を聴いていましたので、マエストロの不快な表情が良くわかりました。最近のコンサートの記憶と言えば1年前かと思いますが、現代曲がまず演奏されたときに、既に静かに曲が始まっているのにも拘らず、私の近くに居た男性が、「ちょっと、これってもう始まってるの？マジ？」と隣の同伴者に結構声高にしゃべったのです。同伴者は「そうよ、静かに。」と答えたものの、「何やってるんだか分からない曲だな。」とまた件の男性。「シーッ！」というたしなめで漸く沈黙。それも束の間、別の角度から今度は誰かが「のど飴の紙」をパリパリと開く音です。この音の暴力に、私も初めからがっかりして後の演奏に集中できませんでした。こんな事が日本やドイツ、ロシアで起こったらそれこそ顰蹙でつまみ出されるでしょう。でもこんなマナー違反が日常起こるのがアメリカの、しかも大都市なのです。お行儀の良いドイツ育ちのザヴァリッシュ氏やエッシェンバッハ氏からすれば卒倒してしまうような低次元のマナーです。インクワイラー紙のピーター・ドブリン氏は筆の力で「エッシェンバッハ氏を追い出すことに成功した」とどこかで考えていらっしゃるかもしれませんが、逆にフィラデルフィアオーケストラが優れた芸術家達を失っている状態にあることにもっと目を向けるべきだと思います。アメリカでトレーニングを受けた指揮者は、もちろん例外も有りますが、PRが上手く、良くしゃべり、団員とも直ぐ仲良しになるのだが、芸術的なトレーニングに今ひとつ…というケースが多いです。アメリカの音楽教育でソルフェージュが盛んでないというのが、沢山ある原因の一つです。とにかく初めから指揮棒を持たせるのがアメリカ式、作曲も同じで、和声やオーケストレーションなど基礎を学ばないうちから、コンピューターを使って作曲開始です。ヨーロッパでは未だに「手書きで」きちんとスコアを書けるか否かも作曲家の必須授業の一つです。アメリカ式の場合、本当に天性の才能がパーッと開花するチャンスがあるわけなのですが、そういった才能はパーセントにして一桁でしょう。つまり、残りの大多数は指揮者になったつもり、あるいは作曲家になったつもりで、看板を掲げてキャリアを始めるわけです。その中には、PRとコネクションの力があり、かなりの所まで到達する者も出てきます。これは二重の意味で恐ろしい事です。一つは、こうした人材を見極められない音楽ビジネスの形態であるという事実、もう一つは一旦ビジネスに載ってしまうと社会的にも「本物」とされてまかり通ってしまう事です。どの世界にも「裸の王様」がいるのですが、芸術家はテニスや野球と違って点数で評価できない分、玉石混交で分別する人がいない限りそのまま通ってしまう怖さがあります。職人の創った靴と大量生産の靴の違い側からない人たちばかりになれば当然のことながら、お金のかかる手作り商品は売れなくなり、職人もきれいに消えてしまうでしょう。芸術もこれと同じ時代なのでしょうか。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~赤飯まんじゅうは、おいしい！めでたい！めずらしい！と人気者。チョッとお寄りて南信州

  October 22, 2006

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  エッシェンバッハ氏とフィラデルフィアオーケストラ

  フィラデルフィアオーケストラのディレクター、クリストフ・エッシェンバッハ氏が来シーズン限りで音楽監督の職務を離れる事になるとの発表がラジオ放送でありました。突然のニュースでびっくりしましたが、水面下では様々な議論がなされていたようです。エッシェンバッハ氏は今まで長らくレコード契約を失ったままのオーケストラに、フィンランドのレーベル、オンディーンとの話を牽引し実際に契約までにこぎつける偉業をなしました。オーケストラの団員と積極的に室内楽の演奏もされていましたし、オーケストラに50,000ドルの寄付もされていました。才能がゆえにあちこちで引っ張りだこでもあり、腰を落ち着けてフィラデルフィアに滞在されない事から徐々に不満が沸き起こったのかもしれません。私から見ると、楽団の為にとても一生懸命に仕事をなさっている方だという印象が強かったです。またそれだけでなく、積極的にフィラデルフィアのコミュニティーとのふれあいを大切にし、小さなコンサートに自らピアニストとしても参加されました。フィラデルフィアにはジャーマンソサエティという小さなドイツ語学校が有りますが、氏はここでのサロンコンサートにも参加しこの学校の資金集めにも一役買っておられたのです。わざわざ私の働く音楽学校にも忙しい最中訪れて下さり、一般市民が実際にどのように音楽を学んでいるのかを視察されました。3年前だったかと思いますが私の教えている教室に突然、音楽学校のディレクターと共にマエストロ氏が入ってこられたことを懐かしく思い出します。当時7歳だった私の生徒がブルグミュラーのアラベスクを弾いていた所、入っていらしたのです。「ちょっとピアノを聞かせてください。」驚いて声も出ない私に、マエストロは微笑みながら軽く会釈をされ、生徒に質問されました。「あなた幾つ？」「7歳」「何を弾いてるの？」「アラベスクという曲です。」「じゃあ弾いてみて。」何の知らせもなくマエストロが目の前で生徒を聞くことになり、びっくり仰天、冷や汗ものでした。あとで、この生徒とレッスンを聞いていた彼女のお母さんが「あのおじさん誰ですか？」と言うので、「あのおじさんなんで言うと大変失礼ですよ。エッシェンバッハ先生でフィラデルフィアオーケストラの指揮者です。素晴らしいピアニストでもあるのですよ。」と説明したものでした。オーケストラ側からの苦情の中には、マエストロが忙しすぎてきちんとリハーサルできない事、リハーサルと実際の演奏会にズレがあること（マエストロはインスピレーションを大切にする方なので、いわゆる役人的な仕事をしないのでしょう）、また招待するアーティストに非常に偏りがある（彼の好みのツィモン・バルトーやラン・ランがあまりにも多く演奏機会がある等）の他、政治的なものもあるようです。エッシェンバッハ氏を強く押し、音楽監督に仕立てた中心人物の元オーケストラプレジデントは一年前に突如辞任し、ファイナンシャルコンサルタント会社にさっさと転身しました。この頃から不協和音が目立って聞かれるようになり、インクワイラー等の新聞にも堂々とエッシェンバッハ批判が書かれるようになりました。稀有な出会いの折、マエストロは私に手を差し伸べてくださりましたが、そのときの手はとても厚みがありました。非常に密度の濃い修行僧のような目線をしておられたのを思い出します。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++フィラデルフィア　インクワイラー　音楽評論家ピーター・ドブリンクリストフ・エッシェンバッハ氏がフィラデルフィアオーケストラの音楽監督の地位を離れる事が本日明らかになった。エッシェンバッハ氏は現在の契約が切れる来シーズン（2007-2008）を持って5年間の音楽監督の時代に終止符を打つが、これはこの一世紀では最も短命な音楽監督となる。エッシェンバッハ氏のスポークスマン（秘書）によるとは現在パリで、この件に関して意見を述べるつもりは無いということである。エッシェンバッハ氏は、当初予定していたことを達成できたので監督の職務を終了するとのことである。オーケストラのプレジデント、ジェームス・アンダーコフラー氏はいささか重い口調で以下のように述べた。「こうした芸術に関しては非常に個人的な問題だと思う。クリストフは極めて内省的で敏感な音楽家である。我々は実に色々な観点から話し合いをしてきたのだが、結果としてこのような結論になったわけだ。」エッシェンバッハ氏は初めの三シーズンでとても素晴らしいコンサートを幾つも聞かせてくれた。しかし、彼のリハーサルと実際の演奏会が団員からの様々な苦情を招く事になった。演奏の最中に氏がスコアのどこを演奏しているのか分からなくなる、 リハーサルが無計画に行われ時間超過になる、急に早くなったり遅くなったりという、氏の独特のテンポの取り方が理解しがたい等がその例だ。「昨日のリハーサルの後に、この決断が知らされ、団員は冷静に受け止めました。」と芸術委員会の議長である団員のトランペット奏者デイヴィッド・ビルガー氏は語った。「ほとんどの団員はエッシェンバッハ氏の契約が何らか延長されるだろうと予想していたので、昨日のニュースにはちょっと驚きました。聞いた後に皆即座に思ったのは、『それでは一体我々はこれからどんな方向に向いて走るのか？次に何が起こるのか？』という質問です。」次に何が起こるのか？　指揮者たちのスケジュールは数年先まで見越してブッキングされるので、エッシェンバッハ氏が去ることで、2008-2009年のシーズンは恐らくオーケストラは音楽監督無しの状態ということになる。アンダーコフラー氏によると、まだ次期音楽監督に関しては何も話し合いは無いという。「私自身何の案もありません。オーケストラ団員が顧問委員会や、スタッフや他の関係者を交えて話し合いを始める必要があるでしょう。」オーケストラの中には、ピッツバーグシンフォニーの様に、数人の音楽監督を招いてシーズンを分割するところも出てきている。《団員にとって監督をする人が必要であり、聴衆に対してのイメージを良くするためにもオーケストラには一人の指揮者が必要だ》とする既存の考え方を打ち破っているわけだ。「別のリーダーシップモデルを話し合う必要があると思うが、かと言って（ピッツバーグのように）分割統治を考えているというわけではないです。」とアンダーコフラー氏。^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^焼き菓子がらがらどん季節のタルト・オリジナルメッセージを焼きこめる焼き菓子 季節限定！地元　信州・佐久穂町産の紅玉を使った　甘酸っぱい紅玉のタルト開店3周年★感謝の共同購入　感謝の3本セット♪

  October 21, 2006

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  テクノロジーと文化崩壊

  ３０分ほど前に音楽学校のレセプショニスト、クリスから電話がありました。　３歳ほど年下の弟さんに脳腫瘍があることが分かり急遽来週の火曜日に手術となったそうです。普段政治に対し非常に知識が豊富で、社会の腐敗を批判する一方、生徒達と明るく接するクリスもさすがにがっかりです。何でも腫瘍が２つも見つかっており、果たして手術が成功するか判らないそうなのです。弟さんには子供が４人、まだ４９歳です。一年を通じてほとんど休みを取らないクリスですが、手術前の月曜に弟さんに会う為に仕事を休むそうです。本日通りかかったタワーレコードでは、３０％値下げの張り紙が４０％になっていました。アメリカにもうカルチャーはなくなるのでしょうか。同じベートーヴェンのソナタでもこのピアニストの演奏が聞きたいというのがあります。ところが今のデジタルの世の中、演奏家などあまり関係なく、即ち演奏の解釈を聞ける、あるいは演奏の質を聞き分ける耳を持ったリスナーが少ないということなのでしょうか。私の生徒のお母さんでにタワーレコードの破産と閉店の話をしましたところこんな答えが帰ってきました。「タワーレコードには行きませんよ。必要ないです。今インターネットで何でも買えますから。楽譜も同じ事、楽譜やさんになんて行きません。面倒ですしね。」タワーレコードと同じで、フィラデルフィアという大都市の楽譜やさんはたった一つしかなくなりました。その一つも風前の灯です。CDや楽譜を手に取って確かめたい、と思うのは少数派のようです。今後ユニヴァーサルでいよいよDVDのダウンロードも始まります。ディズニーも映像のインターネット配信を始めます。音楽だけでなく映画の世界も商売が成り立つモデルが変わるのは必死でしょう。+＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋焼き菓子がらがらどん季節のタルト・オリジナルメッセージを焼きこめる焼き菓子 季節限定！地元　信州・佐久穂町産の紅玉を使った　甘酸っぱい紅玉のタルト開店3周年★感謝の共同購入　感謝の3本セット♪

  October 20, 2006

• 天才少年の進化と美学

  +＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋バレンボイム氏の何ヶ国語も流暢に話せるのですが、かれのインタビューで使った英語は非常に美しいものです。単語の選択、文章の構築と、美学のあるマエストロである事が一目瞭然でした。＜ダニエル・バレンボイム氏　インタビュー　＞天才少年ピアニストとしてデビューし、国際的指揮者としても活躍し続けているコスモポリタン、ダニエル・バレンボイム氏のインタビューがCNNでありました。(CNN) --世界的に有名な指揮者かつピアニストで、「中東のマエストロ」とあだ名でたびたび呼ばれるバレンボイム氏がCNNのインタビューで芸術や人生観について、また批判に対してどう対処しているかなどを語りました。 CNN: どうしたら優れた指揮者になれるのでしょうね?Barenboim: それに答えたら２４時間CNNにしゃべっても足りないくらいですよ。そのくらい色々あるんです。音楽の真髄を良く理解している事、音響学に関する知識、いかに音が響き人の耳に入るのかを理解していないといけません。音楽家に「弾きたい」という気持ちを起こさせる事ができないといけません。オーケストラ団員を生き生きさせ、彼らに教え、上手く納得させられる力が必要なのと同時に団員の素晴らしい演奏から自分も学ぶ事ができなくてはなりません。どのオーケストラにも自分が今まで考えもしなかったことを気付かせてくれる音楽化がいますからね。こんな具合に、色々在るんですよ。素晴らしい人生ですけど。CNN: 権力のある役職でしょうか?Barenboim: そうではないです。指揮者はオーケストラに対し、局の速度や音楽的な事などを設定します。でも実際に演奏会になると、団員達はそれに従いたくなかったり、従う事が不可能になったりしてしまいますから、結局指揮者というのは無力な存在なんです。まあ良くあることですが、「無力さ」がゆえにもがく為に、「強力な権力」と映ってしまうのですね。だから指揮者たちが自我が強く、頑固者だと皆に勘違いされるのです。CNN: なぜピアノを演奏することから指揮をすることに転身されたのでしょう?Barenboim:昔からずっと指揮がしたかったのです。１１歳の時に初めて指揮下のクラスに勉強に行きました。ピアノは、ぱっと見た感じ他の楽器に比べたらひょっとしたらつまらない楽器かもしれません。ヴァイオリンは音を探して、楽器の構えを研究し、弓を持って、ヴィブラートをかけなければいけません。習って初期の頃、こうした事は非常に奥が深いだけでなく楽器の音そのものが特別なものに思われるのです。ピアノはというと、ただ鍵盤に圧力をかけるだけで音が出ます。つまり音はもっと一般的、中立的なものです。ピアノは、習い初めには他の楽器よりも分かりやすく、したがってあまり面白みのある楽器では無いでしょう。ピアノが面白くなるのは、自分で欲しい音が頭の中で想像できて、その音がピアノから引き出せるようになる頃です。それはつまりピアノからオーケストラのサウンドを引き出せるようになる頃です。「このフレーズはオーボエの音で、ヴァイオリンの音で、トランペットのように、とか考えなくても聞こえるようになる。実際に素晴らしいピアニスト達はピアノからオーケストラの音を引き出すのです。こうしてピアノで楽団の音が弾きだせることでピアノを演奏することが楽しくもなりますし、私自身もそう教わってきました。ですから、私が９歳のとき初めてザルツブルグにいた時に指揮下のクラスを受けたいと思ったのです。その時に、オーケストラこそが自分の想像していた「楽器」であるとはっきり分かりました。オーケストラを聞けば聞くほど自分のイマジネーションも膨らんだのです。だから指揮者になりたいと思ったわけです。CNN: ポーランド人ピアニストのルービンシュタインに非常に影響を受けたそうですが？Barenboim: 私の両親が私が生まれる以前からルービンシュタインを知っていました。なにしろ母が私を身ごもっていた時にルービンシュタインに会っていますから、私が彼にあったのは本当に自然だったわけですね。定期的に彼のところに行ってピアノを聴いてもらいました。彼は決して教えるということは無かったのですが、私がどう発達していくか気にしてくれまして、だから定期的に訪ねては弾いていたのです。彼からは実践的なことも助けていただきました。彼のアメリカやヨーロッパで手配しているエージェントを私に紹介してくださり、彼らが私のキャリアをはじめてくれたのです。指揮を始めた時、初めてのコンサートがロンドンでフィルハーモニックとのモーツァルトの演奏会でしたが、彼はその事を聞いて、「私がソロを弾いていいかい？」とおっしゃったのです。それで、彼は私の初めてのソリストだったわけです。CNN: ルービンシュタインがあなたに初めて葉巻を教えたというのは本当ですか?Barenboim: 彼が私に初の指揮者としてのコンサートを下さっただけでなく、様々な事をを教えてくれましたね。葉巻もそうですし、ヴォッカを教えてくれたのも彼ですよ。CNN: あなたのキャリアを確実にしたのはどんな出来事でしょう?Barenboim: 徐々にという感じでこれまでやってきました。　一つ一つ仕事をこなしてきたという感じです。結果としてとりわけ良かったものも有りますが、私はコンクールで優勝したわけでも無いし、一夜にして有名になったのでも無いです。一夜にして大失敗しなかったわけなので、こうしてやってきた事は今となってみれば急に大成功するよりもキャリアとしてもっと健全なものだと思います。CNN: 奥様だったジャクリーヌ・デュプレさんの影響というものはありましたか？Barenboim: 彼女は稀に見る才能でした。あれほどの天性の才能を持った人には出会いませんでした。音楽が彼女の体の隅々からほとばしっていました。彼女のお蔭で弦楽器の素晴らしさ、音の豊かさを知る事ができました。これまでとは違ったタイプのサウンドを学ぶ事ができました。私はピアノ畑なので、非常に新鮮な発見でしたね。音、いや音楽の緊迫感という意味に置いて彼女が私の新境地を開拓してくれたのです。あれほどの切迫感のある音楽家だったので楽器と完全に一体となれる稀有な存在でした。 彼女の演奏を聞くと、チェロの演奏をしているとは感じない、チェロは彼女の体の一部なのです。唖然としてしまう彼女のストレートな切迫感はチェロが彼女の一部になり、彼女がチェロの一部となることで起こったのです。　それは実にユニークなインスピレーションを与えてくれました。 CNN: どうやって時間を切り盛りされてますか？　普通のマエストロの一年はどんな感じなのでしょう?Barenboim: いつも一日の25時間目、一週間の9日目、一ヶ月の32日目、一年間の367日、368日、あるいは379日目があればいいなと思っているんですよ。非常に満ち足りた生活をしていて毎日が盛りだくさんなので時間が足りないのです。数え切れないほどの経験をしてきました、実に沢山の体験をしてきたので、もっと多くの事を学びたいと思うのですよ。だから殆どの職務を辞めたのです。現在ベルリン国立歌劇場の終身指揮者のタイトルを持っていますが、この仕事は最高なんです。楽団員と完全に一丸となって音楽が出来るのです。まるで私たちが一つの《肺》になって一緒に音楽の呼吸ができるのですよ。しかしこの仕事は全く管理職的な仕事ではありません。 別の歌劇場、ベルリンにあるドイﾁｪシュタートオーパー（国立歌劇場）の監督もしています。それだけです。私自身、もう管理職的なことからは足を洗いたいのです。多くの理由もあるのですが、残念ながらこれがシカゴ交響楽団を辞める主要な理由です。実に素晴らしいオーケストラなのですが、あまりにも非音楽的な仕事が多くてもうこれ以上やっていけないと思ったのです。（注：アメリカの音楽監督は寄付金集めやセールスの為の客寄せパンダにならなくてはいけないのです。ビジネスがまず大切で、音楽的に優れた指揮者よりも、口の上手くお金を連れてくる指揮者がディレクターの地位を獲得する事もしばしばです。）また、もちろんピアノも演奏しますし、今一番私にとって重要なウェスト－イースタン・ディヴァンオーケストラの運営です。親友だった故エドワード・サイドにとっても私にとっても最も重要なプロジェクトなのです。そして関連事業のウエストバンクでの教育プログラムも非常に大切にしている仕事です。私の信念全てを一つにしたようなプロジェクトだからなのです。（注：バレンボイム氏はパレスチナにいるイスラム系青少年音楽家たちの為に無料でピアノのマスタークラスをしたり、中東地区のアラブ系とユダヤ系の青少年によるオーケストラを創設し、音楽活動によって両者の理解を促そうとする文化的試みをされています。バレンボイム氏の親友はイスラム系の弁護士サイド氏で、彼がこの一連の動きを始めたわけですが、サイド氏の死去後、バレンボイム氏が個人の意志を継いで活動を活発に続けています。彼の行動には、イスラエル文化省を初め、イスラエル教養人から様々な批判があり『バレンボイム氏は、我々が（奨学金や援助、国家的応援等で）育てた恩を忘れただけでなくあだを何倍にもして返している』とも批判されています。）CNN:メディアで書かれているようなことを見て非常に誤解されていると思われますか?Barenboim: 初めてオーケストラと演奏をしたのは8歳の時でベルリンでした。モーツァルトの協奏曲を弾き、ブエノスアイレスの2大新聞が同時に記事を出しました。一紙は「ラ・プレンサ」でもう一つは「ラ・ナツィオン」でした。一方が私を「モーツァルト以来の神童」と書き、もう一つは「全く才能の無い少年にオーケストラと公共の場で演奏させることは間違いだ」と書きました。全く同じコンサートでこうですよ。ですから、ごく小さい頃から、音楽に関しては自分の耳を信じ、他人の判断にゆだねない事を学びました。今もその信念を守るようにしています。^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  October 20, 2006

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  タワーレコード破産と社会的価値観

  タワーレコードが消える！今日は結構良い天気なので、また生鮮市場に出かけプラム、ライム、おまけにざくろも買ってきました。帰り道の大通り交差点でびっくりです。何とタワーレコードに「閉店セール」というサインが張り出されているではありませんか。STORE CLOSINGGOING OUT OF BUSINESSEVEYRYTHING MUST GO閉店、店じまい、全て売りつくしお店のある大通りは 芸術通り(Avenue of the Arts)とも呼ばれている目抜き通りとチェスナット通りの角にあり、市庁舎が直ぐ近くにそびえている一等地です。私がフィラデルフィアの地にはじめて来た時には、タワーレコードのクラシック専門店はフィラデルフィアの原宿といっても良いサウス通りにありました。そこではクラシックラジオ番組が時折生中継されたりして、いつ行っても活気ある音楽ファンの場でした。お店のCDを隅々まで探して掘り出し物を見つけたりヨーロッパ輸入版を見つけては音色の違いを楽しんだものです。その後、約１０年ほど前、クラシック音楽が徐々に衰退する中でクラシック専門店は閉鎖され新しくできた店舗の２階に引っ越しました。１階はとても広くポップスやロックのコーナー。　２階にはクラシックの他にオペラが別コーナーとして設置され、ジャズや映画のDVDコーナも同じフロアに位置していました。５年ほど前からクラシックコーナーの品揃えが徐々に薄くなり、その分オペラのスーパースター達のCD、ビデオやDVDが立ち並ぶようになりました。クラシックコーナーの店員も常時いるわけではない状態となってしまい、雰囲気的にも寂しいものがありました。それでも中にはとても詳しい店員がいて曲目を言うだけで、「アルバンベルグカルテットが録音していてとても良いですよ。」などと教えてくれたものです。しかし、iPodやオンラインショップの台頭でついに２～３年前にクラシックコーナーは１階の一番奥に追いやられてしまいました。　風前の灯というのはこの事です。タワーレコード創業者のソロモン氏も、デジタル配信やアマゾンなどのオンラインショップ台頭、ウォールマート、ターゲットなどのメガストアでのCD販売、また音楽産業全般の不振を理由にこの８月に破産申請を余儀なくされました。１９９４年に１７．３億ドルの売り上げを記録したものの１９９７年には急降下、３．５億円の収入に減り（！！！）、１９９９年にはとうとう赤字に転落していました。ソロモン氏はオンラインショップでは得られない価値を求める顧客が絶対にいるはずだとして、８０億ドルの借金をして十数件ほどの新店舗を１９９８年から２０００年にかけてオープンしましたが、それも結局赤字を大きくするばかりとなりました。一時はトランス・ワールドというかつてサム・グッディを買収した、ショッピングモール中心のレコード店がタワーレコードを買い取リ、経営を続けるという話もありましたが、結局1100店を持つトランス・ワールド社自身も四苦八苦の状態であり、社長自ら「もはやCDを店舗で売るというモデルは商売として成り立たない。61歳の私でさえもiPodを持ってるからね。」と述べています。１９４０年代にカリフォルニア州サクラメントで父親の薬屋でレコードを売り出してから一代で大音楽産業を築いたソロモン氏も現在81歳。今回の事態に直面し社員全員に自身の決意をメールしたそうです。「太ったオペラ歌手はずっと歌ってきた…でも彼女の音程は外れていたのです。みんなこれまで有難う、本当に有難う…」と述べています。タワーレコードを買収したグレイト・アメリカンという会社は音楽とは全く関係のない資産、在庫、返品管理処理会社で、傾いた会社を買い取ってはオークションや在庫売却で物品をお金に買えることを専門にしています。つまり、タワーレコードは本当に消滅するのです。(日本のタワーレコードは別資本ですので全くの影響は受けません）ただ、オンラインショップやタワーレコードによるニュースマガジンは温存されるそうですが、現在行われている在庫処分セールが終われば従業員3000人は解雇される事になります。音楽は教会の中で神の為に奏でられるか、辻音楽士によって民衆の心を癒すものであり続けました。やがて裕福な教養のある市政者が音楽家を抱えるようになり、貴族の間にもお抱え音楽家を持つ事が流行のスタイルとなりました。やがてモーツァルトやベートーヴェンを経て、音楽の美しさと娯楽性が民衆のものともなり、世界大戦の焼け跡では疲弊した人々の心を音楽が癒すまでになりました。ドイツが現在の奇跡の復興をなしたのは、文化芸術が民衆の心を癒したからといわれています。ドイツ、ことにベルリンの旧東ドイツの方からは「大戦のあと、ドイツ国民は宗教に対し非常に懐疑的になった。宗教が何になるのか？と考えるようになった。」とおっしゃります。宗教の代わりに人々を癒したのがベルリンフィルを代表とするドイツの国家資産的な楽団の奏でる音楽でした。世の中がすっかり豊かになり、娯楽の選択肢があまりにも多くなり、また軽少短薄文化が社会を席巻し人々は僅か2分足らずの曲を聴くことが精一杯になってしまいました。子供たちにそうした音楽を歌わせ、化粧をさせたり髪の毛を染めさせて、テレビに出して設けようという親も出てきて子供タレント養成所も繁盛しているようです。僅か数ヶ月、いや数週間のトレーニングで歌えるパフォーマンスが、何十年もの無限の修行と伝統の上に成り立っているこうした芸術演奏家の100倍以上もの価値である世の中にとても悲しいものを感じます。私の僅かな望みだった「古き良きロシア」も変わってきているようです。ロシア人友人によると、「今のロシアもちょっと歌の稽古をした若い子たちがお金持ちの親にお金をばらまいてもらいテレビに出る時代になった」そうです。才能のあるクラシックの歌手もクラシックで身を立てることを諦めて、ポップスに転向するケースも多いとかです。　もはやロシアでも伝統が消えつつあります。ある日本のニュースクリップで格闘技の有名人のインタビューを見ました。アメリカの殆どのスポーツ選手もそうですが、この若い方もきちんとした日本語ができません。　こうした若者が多くの聴衆を集め巨額の富を得ているという社会システムに疑問を感じる私は少数派でしょうか？アメリカ同様にスポーツ選手が巨万の富を手に入れて情けない事にお金をつぎ込む状態に限りなく近付いてしまいました。昔から闘牛、闘鶏（東南アジアで今でも盛んです）、古代ローマのコロシアムでの格闘技は人間の非常に原始的な闘争心をあおり聴衆を保ち続け、今日まで至っています。テクノロジーの進んだ現代も、この古代の状態に戻りもう一度パトロンが伝統芸能を支え、復興するのを待たなくてはならないのでしょうか…この次は、DVDや映画産業が危機に陥る番であるとも囁かれています。＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾研究熱心な隆ちゃんのこだわりパン屋雨の日は、超お得な雨の日サービスセットを販売します。NO.1　お試しデニッシュセットビール酵母食パン入り　ベストセットパネトーネ

  October 13, 2006

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  処世術と音楽院

  今日はぐっと冷え込んできました。クラシック音楽を習い将来を夢見る学生達は音楽学校や大学の音楽学部に入学します。以前に書きましたが毎年過剰な数の卒業生が職に溢れて転職を余儀なくされるか、フリーランサーとして社会保障のない状態のまま暮らす事をいずれ強いられます。（音楽を辞めて銀行員やコンピュータープログラマーになったという話は良く聞きます。）チケットセールスや個人の寄付に頼るアメリカの音楽ビジネスのシステムではどうしてもヨーヨー・マやパールマンのようなスーパースターが広告塔として年間のスケジュールに現れなければホールやオーケストラの立場がありません。冷え切った経済状態の最中で中堅どころの演奏家もコンサートのオファーをかき集めるのに大変です。コンサートの数、規模、出演料は引き続き縮小化傾向です。ちなみに、フィラデルフィア管は運営事務所をフィラデルフィア・ポップスオーケストラと合併しました。人員削減でコストを抑えなくてはならなかったのです。また、ここ数年前から、「xxxとフレンズ」企画が増えているのは、大きなソロコンサートやオーケストラとの共演が減った演奏家たちがお互いに助け合っているからなのです。（気をつけて見ていると、音楽の世界にも政治のように派閥があることが良く判ります。派閥の共通項が「同じ事務所所属」である事が多く、こうした共同企画も実際は「フレンズ」が集まったのではなく、事務所の中で話が持ち上がったケースもあるわけです。真に親しい間柄で協賛コンサートを一緒に行うには、出演者たちがある程度の知名度や社会的地位を獲得していないとなかなか困難です。）横道に逸れましたが、演奏家過剰時代にしなければならないのは、小さなコンサートシリーズの企画、サロンコンサートの普及、コンクールではなく若い演奏家による音楽祭の推奨、学校における音楽教育の義務化、政府によるクラシック音楽のプロモーション（例えば、ショッピングモール、レストラン、テレビ・ラジオコマーシャルでモーツァルトやヴィヴァルディなどクラシック音楽を使用することを奨励する。映画にもクラシック音楽を積極的に使うように呼びかける、など）ではないかと思います。９月２２日にアメリカ人ヴァイオリニスト、ロバート・マクダッフィー氏が弦楽音楽院を創立する事を発表しました。氏は既成の音楽学校の教育には欠如しているビジネス感覚、厳しい現実で生き残れるための処世術を現役演奏家の経験を通じて伝授したいと考えたようです。確かに有名音楽学校ではレッスンや音楽関係の授業は提供されても「世の中がどの様に周っているか」「コンサートを取るには、誰と仲良くすべきなのか」「誰に挨拶回りをすべきなのか」等、肝心な処世術は授けてはくれません。殆どの場合、先輩演奏家たちも生活に必死で後輩を助けていたら自分の仕事が減る事にもなるのがこの世界、全く「生き馬の目を抜く」様な状況です。一方、裏から、あるいは斜に構えて見ると、学校を創立する事によって演奏家である「教授たち」が確実に新たなる収入源を獲得できるのも事実です。音楽大学の職を得ることも今は極めて難しい状況です。博士号が有る人が日雇いのような生活を強いられる事もあります。教授としてのポストは非常に魅力的です。健康保険や年金をカバーしてもらえる、年間を通して安定した収入が見越せる、社会的な地位も「演奏家」よりも「教授」の方が聞こえは良いでしょう。「演奏家やオーケストラ」ににお金を投資する事にはやぶさかでも「教育」に投資するのを躊躇する親はぐっと少なくなります。　これは有るオーケストラの事務局長が話していたことです。彼のオーケストラは他が赤字に苦しむ中、地元のコミュニティー音楽学校を買収し学校とオーケストラを同じ経営のテーブル上に置くことにより収入を安定させる事に成功しました。音楽学校ではオーケストラの団員が講師としてレッスンを行い、親達は喜んで機会有るごとに寄付金をしてくれるそうです。この寄付金はオーケストラの運営にも多く使われるのです。「オーケストラ存続の為に寄付して下さい。」と頼んでも無視していたお母さん層が「子供たちの将来の為に、学校の為に、そして学校で教える素晴らしい講師達の為に寄付して欲しい。」の呼びかけには直ぐに反応してくれるのです。日本のオーケストラもこの方式を取り入れてはどうなのでしょうか。以下記事です。------------------------------------------------------------ヴァイオリニスト　ロバート・マクダッフィー氏　弦楽音楽院を創立スーザン・エリオットミュージカル・アメリカ２００６年　９月２２日アトランタ発－ジョージアのメーコン市にあるマーサー大学とヴァイオリン奏者、ロバート・マクダッフィー氏は２００７年秋より弦楽演奏家の為の音楽学校を共同で創設する事を発表。最多で１２人の新入生はマーサー大学の「ロバート・マクダッフィーセンター」で勉強することになるが、選考はマクダッフィー氏と約１０人の「傑出した講師たち」によって直接なされる。講師陣にはチェロ奏者のアンドリアス・ディアス氏（兄のロベルト・ディアス氏はカーチス音楽院の新ディレクター）、セントルイス響コンサートマスターのディヴィッド・ヘイレン氏、セントポール室内楽響の主席ヴィオラ奏者のサビーナ・サッチャー氏、オレゴン響のコンサートマスターのエイミー・シュワルツ氏（彼女はこの学校を経営する為に現職を辞職する事になっている）など。マーサー大学は「USニュース」や「ワールド・リポート」の全米大学ランキングで上位１０位に入る名門で、１１の学部を擁し現在７３００人の学部学生と大学院生が学んでいる。　奇しくもマクダッフィー氏の出身地ジョージア州メーコン市に所在し、キャンパスはアトランタにもある。マクダッフィー氏は全米トップレベルの音楽院を築くことを目指している。マーサー大学には既にタウゼント音楽学部があるのだが、新しい音楽院はこれとは独立して運営されることになっているが、学生はマーサー大学で楽理やオーケストレーション等を学ぶことができ、実技は教授陣より受ける。卒業時にはマーサー大学から学位を取得することになる。「学生たちは… 既存の音楽学校では得られないバランスの取れた学究的教育を受けられ、しかも音楽実技指導はトップ音楽大学レベルという双方の利点を享受することになる。」音楽院は１２人以下（３組の弦楽四重奏ぐるーぷがつくれるように）で４学年を通じて決して２６人を超えないようにする。教授陣は既に別の仕事を持っているので、そのうち１人が必ず音楽院にいる状態にし、あとは年間に９回ずつ（一回当りの訪問は２日）音楽院に出向き、レッスン、マスタークラス、あるいはキャリア指導をするようにアレンジする予定。マクダッフィー氏の一番心がけているのが「生徒達が頼りにできる教授陣」である事だ。「我々の持っている人脈やコンタクトで、生徒たちのキャリアを助ける事ができる。大概の弦楽奏者の就職先はオーケストラであるから、この音楽院で現実社会に必要な真のトレーニングが受けられるというのは実に素晴らしい事だと思う。」 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～今日のお勧めは乾燥納豆。いつでもどこでもビタミンBが補給できます。本場　水戸のドライなっとうTVで紹介！　本場水戸　ころころ納豆120g　乾燥納豆　だるま食品山椒入り干し納豆

  September 28, 2006

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  音楽家と統計と数字に表れない恐怖

  アメリカのオーケストラ団員の賃金に関するデータがありました。ICSOM（国際交響楽団及び歌劇団団体）の資料です。「国際」といってもこのグループには５２のアメリカのみの楽団で成り立っています。この楽団は団員にフルタイムの雇用者として賃金を払っているアメリカのオーケストラすべてを含みます。数字を見て驚くのは、この業種では就職が極めて狭き門であるかという動かざる事実です。　よく耳にするのはたった一つのオーケストラの空席に２００人ぐらいの応募があるのは一般常識だということです。これがコンサートマスターや各パートの主席となると倍率はもっと激化します。また、ほんの一握りの楽団員が医師や弁護士以上の高額所得である一方、有名楽団以外の一般の楽団員は低収入に甘んじているという現実も見逃せません。　もっと深刻なのはフルタイムで雇用されてない大多数の音楽家たちがパートタイムを掛け持ちしてそれでもまだ生活苦に喘いでいるという、「数字に表れない恐ろしい現実」も背景にあることを改めて心ある人々に喚起したいと思います。パートタイマーたちには健康保険も年金の保障もありません。少し前に「Mozart in the Jangle - Sex, Drugs, and Classical music」という業界内部からの暴露本がBlair Tindall氏によって出版されました。彼女はジュリアード音楽院でトレーニングを受けニューヨークフィルでも非常勤団員として演奏もしていたれっきとした実力あるフリーランサーです。つまりパートタイムの仕事を掛け持ちして苦労を重ねて音楽を続けてきた方です。彼女自身の体験談やリサーチした統計的事実に基づき、音楽業界がロックやポップの世界と同様にセックスやドラッグ問題をはらんでおり、華やかで高潔な表向きとは全く相容れない暗い現実が存在する事が赤裸々に書かれています。実名で指揮者キース・ロックハート氏と彼女の深い関係に関しても書かれており、非常に信憑性の高い著書とされています。彼女は「音楽の世界に憧れ、プロを志す学生や、小さい子に夢を託してレッスンに通わせている親達に読んで欲しい。私の書いた現実を知った上で尚且つそれでも音楽の道に進みたいか、あるいは我が子を進ませたいかをもう一度検討してもらいたい。」と前書きに記しています。彼女自身は既にプロは止めて、フリーランスの音楽ジャーナリストとして第二の人生を確実に歩んでおり、１０年ほど前に出た「だれがクラシック音楽をだめにしたか？」を書いた著名なロンドンの音楽批評家ノーマン・レブレヒト氏からも絶賛を受けています。なお、レブレヒト氏の著書は邦訳されアマゾンで購入可能です。以下記事です。-------------------------------------近年アメリカの新聞紙上でオーケストラの賃金に関し、楽団の一握りの最高所得者の収入を引き合いに出し(米国連邦の税金申告書をオーケストラからから入手したようだ）「楽団規定の最低賃金を貰っているメンバーなど存在しない。皆高給取りだ。」と誤った記事が書かれていた。この誤解を解くために、以下のような分析表を我々は提示する。 ５２のオーケストラがICSOMに所属し、合計４２００人の音楽家が団体に含まれる。２００２-２００３年度において、アメリカの大学の音楽学部や音楽学校から１４６０１人の生徒が学位を取得し卒業した。２００３年、オーケストラの求人は１５９人であった。 ２００３-２００４シーズンのICSOM所属音楽家の「平均」最低雇用賃金は57,370ドル。その最低賃金の中の最も低い額は23,000ドル、最も高いものは104,000ドル（あくまでも「最低賃金の中の一番高かった額」）。平均賃上げは10年間で最低賃金より2.8パーセント増、20年間では5パーセント増賃上げの低いものは10年間で0.8パーセント、最高は6.8パーセント、20年間では1.3パーセント、最高は15.5パーセント コンサートマスターは重要な仕事で、最低賃金よりも高い賃金を取得している。個人の契約内容に関しては資料が無いが、オーケストラの連邦税金申告書によると次のような事実が分かっている。 ICSOMの11楽団の24人のコンサートマスターは200,000ドル以上の収入　（団体の0.6パーセント）を取得。19の楽団のうち約100人のコンサートマスターが150,000ドル以上の収入（団体の2.4パーセント）5人、またはICSOM会員の0.1パーセントにあたるコンサートマスターは300,000ドル以上の収入を取得。アメリカ労働省によると2003年5月の平均賃金は、弁護士が107,000ドル、医師が139,640ドル、フィナンシャルマネジャーが87,190ドルである。75パーセンタイル（低い方から75％でカットしたデータ、つまり低い用から75番目の人の数字）の賃金は以下の様になる。弁護士 　 　　　　　　$139,130医師　　　 　　　　　　*フィナンシャルマネジャー $106,490ICSOM 音楽家 およそ$100,000* 労働局では $145,600以上のサラリーを計算しない。これは50パーセンタイルの（つまり平均的な）医師の収入より僅か$12,260多いだけである。(注：つまり75パーセンタイルはおよそ150,000ドルという事か。）----------------------------------------------------広島から新鮮なヨーグルト、伝説のプリン、白銀ムース、アイスクリームをお届けするあせひらをご紹介。このプリンとムースのセットは大好評でした。お薦めです。ケフィアヨーグルトは大変お得な値段。送料込みのお試しセット。

  September 26, 2006

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  クラシック音楽と公共放送とトーク

  今日は短いですが、とても残念なニュースを紹介。長らく公共放送で親しまれてきた番組「パフォーマンス・トゥデイ」が終了になります。これはNHK放送から生演奏の番組が消滅した事と同じですが、そう考えると如何に悲惨な状態か理解できるかと思います。この番組では全米各地だけでなく海外からのコンサートホールや音楽祭から生の演奏録音（全くの編集無しです）を毎朝届けてきた番組で、録音では聞かれないエキサイティングな演奏やこれから出てくる若手の新鮮な演奏を聞くことができました。ディレクターが自分の耳で聞いて良いものを選んでいましたので、お金で選曲が動くことは数年前までは無かったのですが、財政難がまことしやかに囁かれてからというものこの番組も大手の事務所の宣伝番組となってしまい、真のライヴが聞かれなくなってしまいました。元を辿ればこういう訳なのです。２００１年の9月11日、いわゆるナイン・イレヴンの後にクラシック音楽への寄付金が激減しました。懐の暖かい人たちもテロに対する恐怖と、ナイン・イレヴンの後の株価急降下で投資資金が急激に目減りした為に、音楽どころではなくなってしまったのです。当然のことながら政府からの芸術文化関係の補助金は半減したようです。チェロの先生によると、現在政府の補助金は、アメリカ人（大人も子供も含めて）一人当たり年間にたった２５セントだそうです。その２５セントでさえも現政府は更に削ろうとしているようです。この時期を機に、名の通った演奏家たちもコンサートの数が減り収入に影響が出てくるようになりました。少しでも露出を多くして仕事が入るようにと、大手事務所が「パフォーマンス・トゥデイ」に話を持ちかけ、番組で自社アーティストの演奏会の宣伝や最新CDのプロモーションをするようになりました。私自身もこの頃から番組に興味が薄れてしまいましたが、それまでは新鮮な演奏が臨場感そのままに聞け、凄い才能の芽生えにも出会えるまたとない番組だったのです。以下記事です。^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^NPR（公共放送局）「パフォーマンス・トゥデイ」の製作終了2006年　9月7日　木曜日公共放送ラジオ局は「パフォーマンス・トゥデイ」の製作と配信を終了する事を発表した。この番組は最も人気のあったクラシック音楽番組で、この終了によって首都ワシントンのラジオ本局から11人のスタッフが職を失う事になる。来年の初めから「パフォーマンス・トゥデイ」や毎週放送されていたクラシック音楽番組「シンフォニーキャスト」はミネソタ州のセント・ポールにあるアメリカ公共メディア（APM)によってプロデュースされる。 この放送局は「大草原の家の友」や「経済市況」を製作している。APMは「パフォーマンス・トゥデイ」を230の提携局を通じて配信する予定。この動きはまたしてもNPR（公共放送局）や姉妹局におけるクラシック音楽の縮小の印である。　WETA-FM (90.9)を含む多くの公共ラジオ局が, 毎日放送されるクラシック音楽番組の「パフォーマンス・トゥデイ」を止めて、代わりにニュースやトーク番組を選択してきた。WETAはアーリントンに本部がある放送局であったが昨年クラシック音楽からトーク番組中心にイメージ転換した際に「パフォーマンス…」をドロップした。　WETAは土曜の午後にだけ１時間の短縮番組（本来2時間）として「パフォーマンス…」を放送し続けているが、「シンフォニーキャスト」は全く放送していない。APM（アメリカ公共メディア）の副社長サラ・ルトマン氏は、両番組とも「急激な変化」はないとして、来年からセント・ポールにあるスタジオで番組制作を始める予定。現段階で「パフォーマンス…」の司会フレッド・チャイルド氏と「シンフォニーキャスト」の司会コルヴァ・コールマン氏と話し合いを続けているが今の所何ら合意に達していないという事である。ポール　ファーリ今日は奥信濃　信州の恵み　産直便をご紹介。ふるさと奥信濃の味と香りを生産者の「まごころ」こめて直送します。こだわりの素材！黒姫高原牧場の牛乳と地鶏卵で作った“おいしい”プリン6個【先行予約】11月発送高級りんごの産地☆信州飯綱町さみずのりんご園直結！！家庭用 完熟りんご奥信濃のりんご☆完熟　千秋4k信州・中野市産カンちゃんの樹上完熟 種なしピオーネ【共同購入ご優待0919】奥信濃の自然蜂蜜（アカシア・りんご）セット信州・中野市産の巨峰完熟ふじすりおろしりんごジュースのセット

  September 25, 2006

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  EUとアメリカ商業主義と若者たち

  今日も頭が霧の中です。昨年は声が出なくなる風邪でしたが今年は鼻づまりのようです。台湾の英字新聞（タイペイ・タイムズ）の記事です。ヨーロッパのオーケストラもアメリカ同様に個人の寄付に今後資金を頼る事になるかもしれないということです。従って、芸術監督の指揮者も寄付金集めに駆り出されプログラムもスポンサーの意見に左右されやすくなり新しい作品は演奏されにくくなる懸念があります。これまでヨーロッパの楽団が前衛的な作品も手がけたのは政府、地方自治体からの強力な資金援助があり、芸術を追求するという理想の元にプログラムを組めたわけです。ユーロ圏の「憲法」上、国の赤字は国内総生産額の3パーセント以内に収めないといけない訳で、今までのように寛大にオーケストラやオペラにお金を出しにくい状況になっています。その結果現在ヨーロッパ諸国の楽団も暗澹たる思いで将来への対策を練っているようです。以下どうぞ。クラシック音楽－芸術の現状の問題か、それとも国政の問題か？"政府による資金援助ではなく革新的なプログラムこそがクラシック音楽を多様化させ若者に興味を抱かせる鍵である。"メルヴィン・クラウス（スタンフォード大学のフーヴァーインスティチュート所属）9月21日　木曜日 9月というと歌劇団や交響楽団がエクス、ザルツブルグ、タングルウッド他数え切れない夏の音楽祭から地元に戻ってくる時期である。この時期は大西洋の両側の国々にとって（アメリカとヨーロッパ）財政問題を気にしなくてはならない時期でもある。アメリカの楽団は資金調達以外はすべてヨーロッパ中心に行われている。アメリカでは、即ち税金控除の対象となる個人の寄付金とチケットセールスによって資金をまかなってきたが、ヨーロッパでは政府が直接芸術を援助する事を望んでいる。皮肉にも、アメリカの芸術関係者が「豊かで多様な芸術的な文化をもたらしたヨーロッパモデルを取り入れるべきだ」と長年訴えている一方、ヨーロッパでは逆にアメリカのように個人の寄付金やチケットセールスに今後より依存しなければならない局面を迎えている。ヨーロッパのシステムは直接政府が芸術に資金援助をしているのだが、残念な事にヨーロッパ大陸全般の経済成長が停滞し、財政赤字が膨れ上がっている現状が芸術にも暗い影を落としている。ヨーロッパの国々はユーロ圏となった為に、「財政赤字は国内総生産額の3パーセント以内」の規定に縛られて政府の芸術に対する支出が制限される事になる。こうした悲観的な将来に対するプレッシャーの為にヨーロッパの様々な芸術団体も多かれ少なかれ懸念を強めている。伝統的に ヨーロッパの社会民主主義では、お金を出せば物が手に入る社会よりも、政府が助成金を出して物やコンサートのチケットを安い値段に押さえて提供する方が、たとえ市民が行列に並ばなければいけないにしても、良いのだと考えていた。これも変わらざるを得ないようだ。アメリカのパフォーミング・アーツ関係者は主要楽団の音楽監督は今や積極的に寄付金集めに参加しコミュニティとの関係を強化する事も仕事の一部であると指摘している。同様なことをヨーロッパでも行わなければいけないのではないかという懸念が出ている。ある指揮者たちはアメリカの楽団から重要なポストへの招待があったが、こうした非芸術的活動は自己の芸術を妨げるという理由断っている。ダニエル・バレンボイムがシカゴ交響楽団を去ったのもこうした寄付金活動への参加に嫌気が差したことが理由の一部であるといわれている。(注：リッカルド・ムーティがニューリークフィル、サイモン・ラトルがフィラデルフィア・オーケストラからのオファーをそれぞれ蹴った理由もここにあるといわれています。）しかしアメリカのこれまでの経過からすると、音楽監督が寄付金活動に参加することは必ずしも彼らの芸術面に悪影響をもたらさないようである。サン・フランシスコのマイケル・ティルソン＝トーマスはその良い例で、募金集めと音楽監督としての指導力を上手く発揮してサン・フランシスコ交響楽団をアメリカのトップランキングまで持ち上げた。(注：ティルソン=トーマスはその芸能人張りの容姿でも人気抜群であり「彼を見る為ならどんなプログラムでもお金を払う」という熱心な客も多いそうです。）また、彼の成功は必ずしも個人の寄付金に頼る事が保守的なプログラムを強いるものではない事をヨーロッパサイドにも証明するものである。サン・フランシスコ響はアメリカで最も冒険的なプログラムを演奏しているのだから。聴衆に前衛的嗜好があれば個人資金と革新的プログラムは共存可能なのだ。一方、公共の資金があれば聴衆の嗜好が保守的でも冒険的なプログラムが可能になる。 ヨーロッパで演奏家たちが公共の資金を望むのは、モーツァルトやベートーヴェンだけのプログラムから聴衆を解放することが可能になるからなのだ。聴衆も前衛的な作品にも触れる機会が増えるほどその良さも理解できてくる。(注：また個人の高額寄付者が「私のひいきの指揮者のＡ、ピアニストのＢ，ヴァイオリニストのＣと歌手のＸを招待する事」といった条件付で寄付する場合もありうるのです。）しかしチケットが安くなっても若者たちにどうやってクラシック音楽をアピールするかは頭の痛い問題だ。第一に、若者たちはチケットが安くても興味のないクラシックの生演奏に行こうという気は変えない。第二に、もしもコンサートに行きたいと思ってもチケットが手に入らないかもしれないのだ。大抵の場合年間会員が良い座席を占めているためだ。政府助成金によって年間会員費が安く押さえられ、その恩恵を受けるのが同じ会員たちであり、良い座席が非会員に残っていないとしたら、安いチケットも無意味ではないか？もし、ある種のプログラムが助成金を受けたら、特定の助成金を受けたコンサートのチケットが安くなるのではないか。一番良いのは若者たちを教育を通じてコンサートに連れ出す事だ。アメリカの楽団は、学校や政府が音楽の基本教育を行い次代の聴衆を育てるだろうとは全く期待していない。ある楽団では個人資金を調達して子供たちへの音楽教育を行っている。サン・フランシスコでは、例えば、23億円の個人資金によってまかなわれる「キーピング　スコア」プログラムがあり、公共テレビ放送の番組、ラジオ番組、学校音楽プログラム、ふれあい音楽教室が実際に運営されている。こうした革新的なプログラムはヨーロッパでもアメリカの他の楽団でも可能だ。どうしたら若者たちにクラシック音楽への興味をもってもらえるか、どうしたらライヴコンサートに気軽に行ってもらえるかという問題はアメリカとヨーロッパ諸国に共通の課題だ。教育の現状が非常に憂えるべきものである事も同様である。楽団が自身の将来をしっかりと見極めて行動しなければ、若者たちはコンサートには見向きもしないだろう。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～山の幸・めぐみ　でくのぼう信州クチコミで話題！絶品の銀だらと信州のフルーツ・山の幸の専門店です！長野出身者にとって無くてはならない物がここにすべて見つかります！銀だら粕漬け、八幡屋七味唐辛子、そば、味噌、山菜、きのこ、果物、イナゴや蜂の子もありますよ。銀だらは一度試してください。子供の頃にこれが夕食に出たときは感激でした。銀だら本粕漬け　ジューシーです。こちらは送料無料の人気セット。絶対の自信です。桃の季節最後のセールです。長野ならではの山菜。一度味わうと一生忘れません。お百姓さんが作った自信作！前回は完売でした。お早めに。これこそ最も古い善光寺名物、八幡屋磯五郎の七味唐辛子。そのままご飯にかけてもサラダにも使います。

  September 24, 2006

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  デジタル通信とCDとオーケストラの将来

  今日はまだ調子が悪いのですが、元気の良いインコたちの為に野菜を買いに行きました。明日と明後日はユダヤ教の新年なので学校も休みです。ゆっくり休もうと思います。これで風邪からも解放されることを願って。フィラデルフィア・オーケストラがライヴ録音のデジタル配信を始める事になったニュースをお知らせします。CDセールスのたった５パーセント弱がクラシック音楽です。クラシックだけでなくポップの世界でもＣＤが売れなくなってきています。これはデジタル配信の普及です。映画の世界も興行収入の減少が見られますがこれもＤＶＤやレンタルの普及です。台湾の英字新聞にヨーロッパのオーケストラもアメリカ同様に政府からの補助金が将来的に減り、個人の寄付を当てにする体制になるのではないかという懸念が出ていましたがそれは明日書く事にします。フィラデルフィアの最有力紙インクアイヤーの音楽評論家ディヴィッド＝パトリック・スターンズ氏による記事です。フィラデルフィア・オーケストラはＭＰ３プレーヤーを通してライヴ録音のデジタル配信を開始する事になった。本日からフィラデルフィア・オーケストラのしゃれたロゴがあの華奢なiPodにデビューする。　オーケストラの演奏が（ファイルという）「縮小」サイズになることで聴衆を「拡大」しようという試みである。オーケストラは他では手に入らないライヴ録音が、一般ＣＤの3分の１の値段でダウンロード（www.thephiladelphiaorchestra.com)で購入できることになったのだ。ニューヨーク・フィル、ロサンジェルス　フィルやヨーロッパのオーケストラはこれまでデジタル配信を始めていたが、仲介業者を通さずにオーケストラ自ら「直接」配信する楽団はフィラデルフィアがアメリカ初であるようだ。このプロジェクトを共同開発していたNugs.netがこれまでロックグループのメタリカやフィッシュのライヴをファンに提供していた会社であるのも注目だ。「デジタル配信はクラシック音楽業界にとって大きな変化をもたらす可能性もあり、今回のフィラデルフィア・オーケストラのプロジェクトは業界の新しいモデルであろう。」とロサンジェルスのNugs.netの創始者ブラッド・サーリング氏は語る。一般にクラシック音楽の録音による収入はレコード会社、仲介業者、小売業者で分配されるのだが、Ｎｕｇｓ．ｎｅｔはたった３０パーセントを委託料として取り、残りはすべてオーケストラ側に渡す事になる、とエリザベス・ワーシャワー氏（フィラデルフィア・オーケストラ最高執行役員）は語った。直ちに配信可能になるものは、クリストフ・エッシェンバッハ指揮の２００５－２００６シーズンのベートーヴェン交響曲の録音８曲、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮のシューベルト交響曲９番（２００５年）とショスタコーヴィッチ交響曲５番（２０００年）である。一般のＭＰ３ファイルの値段は４．９９ドル；ベルリオーズの「ローマのカーニヴァル序曲」のように短いものは９９セント。オーケストラ側によると、年間１２以上の曲が新たに加えられる予定だ。将来的には現在iTunesで配信されている昔の録音の著作権も取得したい、とジェームズ・アンダーコフラー氏（オーケストラ事務局社長）は語る。配信される際の音質問題は長らく検討されており、最新のＭＰ３も残念ながらＣＤに匹敵する高品質ではない。しかし、Ｎｕｇｓ．ｎｅｔの開発によるＭＰ３ファイルは従来のファイルより情報を２倍にすることによって格段に音質を向上させた、とサーリング氏は語る。《ＦＬＡＣ》ファイルは１ドル余計にかかるがその分高品質を提供できる。サーリング氏によると、この秋の終りまでには《ＦＬＡＣ》ファイルはＣＤよりも優れた音質にまで向上するそうだ。現時点で音質の最も悪いファイルでさえもＷｅｂｃａｓｔｓのファイルよりも優れているという。オーケストラにとっては大忙しである。　丁度２４時間前にベートーヴェン交響曲９番のライヴ配信許可が出たばかりで、これがＭＰ３で９．９９ドル、ＦＬＡＣで１１．９９ドルで販売されるのだ。配信曲目は後で不定期に加えられる。オーケストラ側のプロジェクトに投じた投資が今後どう出るかは皆目見当が付かない。編集され配信可能な録音はこれまでにもあり、それを販売するサイトも既に存在する。「このプロジェクトは、お金の問題と言うよりも労働力の配分を再編成再分配する事によって可能だった。既に資本投入していた部門を強化までで新しく資金投資をしたのではない。」とエドワード・カーブロン氏（マーケッティング、ＰＲ担当副社長）。潜在的な収入がどうなるかは全く分からない。多くのクラシック音楽グループは録音はもはや収入源ではなくなり、単なるイメージ創り以上のものではない、と現状を見ている。こうしたデジタル配信はテクノロジーに苦手な高齢者層を一層遠ざけるのではないかという懸念も出ている。しかしながらＣＤが市場で主導権を失った以上ＭＰ３やＦＬＡＣファイルを取り入れることは不可欠だ。「私たちのプロジェクトはいささか世間の先取りをしている感がある。だが非常に大切な事業であり、今早急に見返りは期待していないから、じっくり行く。」とワーシャワー氏はかたる。フィラデルフィア・オーケストラのデジタル配信 www.thephiladelphiaorchestra.comＭＰ３ファイルは４．９９ドル、短い作品は９９セントＦＬＡＣファイルは１ドル余計にかかる。～～～～～～～～～～～～～～～～～自然に元気が出るエッセンシャルオイルの商品をご紹介。フェアディンカム　メリッサ　トゥルー　3％　10ml by アロマテラピーショップ夢香房 ■フローラルな基調の、あまいレモン様の香り。こころを落ちつけ、明るくします。　メリッサはレモンバームの名でも知られるハーブで、古くからからだに良い植物として親しまれてきました。メリッサとは、ギリシャ語で「ミツバチ」の意味。メリッサはミツバチが非常に好むハーブで、メリッサから採れるハチミツは本当においしいそうです。　メリッサの植物自体は珍しくありませんが、精油はごくわずかしか抽出できないため、非常に希少な精油の一つです。　メリッサのエッセンシャルオイル（精油）は、以下のようなときにおすすめです。　・こころを鎮めたいとき　・ショックをうけたとき　・パニックにおちいっているとき　・ホルモンバランスが崩れているとき　・脂っぽいお肌や頭皮に☆富良野産・深山峠・ラベンダーオイル・安心の精油100％ピュアオイル送料全国120円　ｂｙ ジャスミンのお気に入りラベンダー畑の写真で有名な北海道、富良野町のラベンダーです。こころが和らぐ香りです。やさしいおとなしめの香りは、富良野町産ならでわ。アロマオイルの保存に最適な遮光性のあるブルーのガラス瓶入り。少量注ぎやすいように1滴づつオイルが滴り落ちるよう特別設計された中蓋付き。はるまプラント レモン（芳香用エッセンシャルオイル）　5ml　ｂｙ　健康計画　楽天店 どんな落ち込んだ気分でもレモンのさわやかな香りで元気が出てきます。体調の悪い時にももちろん欠かせません。■ エッセンシャルオイル グレープフルーツ ■　ｂｙ　フォルトゥナ柑橘系の爽やかな香りがとても魅力的な精油。リフレッシュしたいときに！全身のむくみを取る作用あるので、利尿作用も脂肪を燃焼させる作用もあるので、気になる部分を集中的にマッサージすれば、ダイエット効果もある。ロバートティスランド　カモミールローマン　9ml　ｂｙ　アロマテラピーショップ夢香房心を静め安眠をもたらすカモミールです。

  September 23, 2006

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  音楽教育と脳の発達とぶどう

  音楽教育は脳の発達を促すという記事がカナダの新聞にありました。やはり音楽教育は子供にとって不可欠だという事です。教育者の皆さんに良く聞いて欲しい内容ですのでご紹介します。要は音楽のレッスンはやはり子供を賢くさせるということです。私の生徒の内、良くピアノが弾ける子３人が非常にレベルの高く選抜が厳しい学校の試験に合格しこの秋から通っています。私たちの間ではピアノの弾き方でその子供の知能がある程度見て取れるというのは一般常識です。上手な生徒の頭の回転の速さと記憶力は驚くべきものがあります。指は脳細胞が脳のエクステンション（外にはみ出たも）と考えても良いかもしれません。以下記事をご紹介します。音楽のレッスンには脳の様々なパターンの発達を促し子供の記憶力や学習能力を高める事ができるという報告です。カナダの科学者が4歳から6歳児の音楽のレッスンを一年間以上受けているグループとそうでないグループを比較した所、「音楽組」が記憶力や学習能力に於いて勝っていると結論しました。「音楽組」は一般の知的レベル（読み書きや計算）を判断できるように設定された記憶力テストで、「非音楽組」よりも成績が良かったということです。カナダのマクマスター大学によるこの調査は「脳」という雑誌で発表されました。 タカコ・フジオカ博士は音楽が認知力の発達に非常に優れている事は明らかだとしています。調査団は子供の脳が音に対する反応に於いて一年間にどれほどの発達が見られるかも調べました。それによると「音楽組」が４ヶ月以内にすでに顕著な発達が見られたということです。既存の研究では小学校中高学年の子供たちの中で「音楽組」の方が演劇レッスンを受けているグループよりもＩＱが高いという結果を出しています。調査団の主任、ローレル・トレイノー教授は、「今回の調査は音楽のトレーニングのある子達とそうでない子達の脳の反応が僅か一年の間に顕著な差を表す事を実証した初めての研究だ」としています。脳の働きの測定 調査団は１２人の子供を追跡調査しました。そのうち６人は才能教育（日本で生まれたアプローチで子供たちが楽譜を読める前に音楽を耳から聞いて楽器で弾いてみる事を奨励する）の学校に通っている子供です。その他の６人は全く音楽教育を受けていません。子供たちにヴァイオリンの音と単なる雑音（ホワイトノイズ）を聞かせたときの脳電磁波を測定しました。 すべての子供達がヴァイオリンの音に対してより強く脳が反応していました、すなわち「意味のある音」を解読しようと脳が活発に働いていたのです。すべての子供たちが時間が経つごとに脳が発達し色々な音に対する反応が早くなったそうです。 ところが集中力と判別力を見分ける調査結果を分析した所、才能教育を受けている子供たちの脳により大きな発達が見られたそうです。トレイノー教授は、この発達度合いの差は、才能教育を受けている子供たちの記憶力テストの結果がより優れているという事実と合わせて、音楽が脳の発達に非常に大きな影響を与えているという動かざる事実だとしています。「音楽教育は記憶力と集中力に関連した脳細胞の活動を促す影響を与えるのです。」タカコ・フジオカ博士はベイクレストのロトマン・リサーチ研究所に籍をおいていますが、やはりこの調査にも協力しました。「音楽は認識力の発達を促す。従って幼稚園や小学校の授業には音楽が組み込まれるべきである。」と発言しました。この調査結果はＢＢＣニュースからのものです。さて、脳細胞にはブドウ糖が欠かせません。まずはお徳用の家庭用、共同購入のぶどう。【黒岩果樹園】巨峰　家庭用　4キロ" by 信州特産品普及協会信州の特産品総合販売！共同購入　訳あり！爆安！長野県中野産　【巨峰/2kg(8～10房入り）】糖度が驚きの18～20度厳選素材・ガンコおやじの店こちらは高級感あります。大粒種無しの赤ブドウ　ｂｙ　食卓の花おとぎの国のバウムクーヘン～とても美しい色でおいしいクーヘンです。珠洲焼の里 by バウムクーヘン　おとぎの国リーヘ゛ンバームクーヘン　by バウムクーヘン　おとぎの国

  September 22, 2006

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  音楽ビジネスと発想改革

  私がかつて｢ミュージック　イン　ビジネス｣　という大学の講義の中でとても役に立った言葉があります。レクチャーをしたのはクラシックよりもジャズ畑のビジネスに通じている先生でした。｢あなたの専門楽器は何ですか？｣｢ヴァイオリンです。｣｢あなたの尊敬するヴァイオリン奏者は？｣｢イツァーク・パールマンとかズッカーマンですが。」「彼らはそんなに素晴らしいのですか？」「もちろん。」「彼らのどのようなところが好きなのですか？」I「すべてです。」「より具体的には？」「音が美しく、魅力的なスタイルを持っているということです。」「あなたより魅力的な演奏家なのですか？」「当然ですよ。」「あなたは彼らに勝てますか？」「えっ！？　どういうことですか？　彼らは私のアイドルで尊敬してるので名前を出しただけですよ。」「もう一度聞きます。あなたは彼らに勝てますか？」「勝てるわけないですよ。」「どうして？」「どうしてって、先生、彼らはプロです。私は今ヴァイオリンを習っているのですから。」「では、大学での勉強を終了したら、彼らに勝てると思いますか？」「彼らと私のいる世界は全く違います。レベルが違うのです。比べられませんよ。」「当然比べなくてはいけませんよ。彼等とあなたは何れ同じ土俵の上にいることになりまからね。」「彼らは私にとって雲の上のアイドルなんです。」「わかります。でも彼らはあなたのライヴァルでもあるのですよ。その事態が見えますか？　一度大学を出て実社会に出たら、あなたは彼らと《同業者》になる。つまり同じ分野で彼らと仕事をめぐって競合することになるのです。それを認識してください。パールマンが仕事をとったらあなたの仕事は一つ減るということなのです。」これはまさに「発想の改革」でした。確かにそうです。「彼らはプロ。上手いに決っている。何もかも正しいに決まっている。」と考えるとその時点で脳内の考察プロジェクトはストップします。しかし、自分の尊敬する演奏家を、例えば友人とか先輩の演奏として改めて聴いた場合に、客観的分析的に考えを馳せる事ができるかもしれません。偉い先生の演奏は真似られないと思うけれど、「先輩や近所のおにいさんの良いところだったら学べる」と頭の中で処理されるわけです。例えばヴァイオリンだったらヤッシャ・ハイフェッツ、ダヴィッド・オイストラフ、ピアノだったらルービンシュタインやホロヴィッツ：こうした巨匠だって隣のおにいさんが弾いていると考えたら素晴らしい点も身近なものとして捉える事ができますし、ちょっと注文も付けたくなるかもしれません。「隣のお兄さん」から学ぶ事が見えてきます。ひょっとしたら、「お兄さん」よりも自分のほうが勝っている事が見つかるかもしれませんし、どうしたら一歩「お兄さん」に近づけるのかという方向がはっきり見えるはずです。明日は子供たちの成長と危険因子に関して書こうと思います。さて、そろそろコリアンタウンに行きたくなりました。定期的にそこに行かないと「辛子明太子」「イカキムチ」が手に入らないのです。今週一杯は仕事で忙しいので来週元気があったら行こうと思います。楽天のおいしい明太子、イカキムチが手に入るお店ご紹介。上質なタラコを使用した本格派の明太子の店　うめ屋韓国食品のお店　南陽キムチ　イカキムチあります！いかキムチ　by 海なし県のさかなやさん　珍しい「ほたてキムチ」や信州の珍味もあります！イカキムチ by マルキタキムチセンター築地にある本格派韓国食品店　たこキムチもあります！ついでに私の良く行くスーパーや市場のサイトです。総合市場アメ横のような雰囲気から「掛け声」を引いたものと思ってください。Reading Terminal Marketここでは新鮮な野菜が安く手に入るのが嬉しいですし、普通アメリカのスーパーには絶対にないいわしも冷凍ですが手に入ります。お刺身用のマグロも　《１ポンド＝１０ドル　１００ｇ　約２３０円ぐらい》で手に入ります。また、ペンシルヴァニア・ダッチとして知られているアーミッシュの方々による野菜やハム、チーズ、卵、パン、パイ等の販売も行われています。いつ行ってもとても賑やかです。Pathmark広告をクリックすると大きな画像で見れます。

  September 14, 2006

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