LAUNDRY ROOM

2006/05/06(土)21:29

道東巡り8-別海河崎牧場の手作りチーズ

TRIP & TRAVEL(67)

必見!とか言っていながら、思い切り引っ張ってしまって申し訳ありません。 実は、受け狙いのつもりはなかったのですが、面目ないことに、「もっと面白く」と無意識の意図が働いたのか、歪めて記憶していた部分が前の記事にありまして。 別海が「べつかい」になった所以。。。 前に書いた部分でも、このあと訂正しますが... 「村」から「町」になった当時のワープロ事情による は、やはり、 昭和46年・・・ワープロではなく和文タイプライターだった が、正しくて、さらに、 町制施行の際、小さい(促音の)「っ」が、探せなかった のではなく、 当時の和文タイプライターの文字盤には そもそも促音の「っ・ゃ・ゅ・ょ」が無かった とのことでした。 面白話に走ってしまいましたことを深く反省して、関係者各位とお読みになったみなさんへ、つつしんでお詫び申し上げます。 ごめんなさい!! で、先日の写真で廃車然とした働く車がおいてあった場所、あれこそが旧西春別駅跡そのもので、 「~これが通称ムムム・・・ロード???」と書いた部分、やはり違っていて、そう呼ばれているのは、国道272号線(釧路~中標津間)の一部とのことです。 もう、ホント、かえすがえすも、 「ちゃんと紹介しなさい!」 という感じですねぇ。。。面目ないですm(_ _)m さて、あの時私たちが河崎牧場へ向った243号線には、「パイロット国道」という呼び名のほかに、「ミルクロード」という呼び名もあるようです。 ミルクロードという響きの良い呼び名は、どことははっきり知らなかった私でも、たいへん耳になじんだ道路名です。 動物注意の標識も、例のものの他に様々あります。牛。 鹿。鹿注意の傍には、小さくて見えにくいですが「牧場」だけではない別海の、ある側面が感じられるこういう「歓迎」看板もちょこちょこ目立ちました。 前後してしまいますが、チーズ工房を見せていただいて帰りに撮った、「河崎牧場」。 うっすら夕焼けが始まっています。 肝心の牛の写真、なぜかほとんど撮っていません。 「人より多い牛」なので、珍しくもなんともなく、いつでもどこでも撮れると思ったのが敗因で・・・その代わりにサホークのちょうど可愛い盛りの子がいたので、ついついカメラを向けてしまいました。 チクリと胸が痛むのは、私はメニューで「仔」の文字に弱くて、「仔羊の~ナンタラ」とか「仔牛の~カンタラ」を見てしまうと、もう、オーダー体制に入ってしまうので、ドナドナです。 ごめんなさいついでに、言うと、サホークのラムは、高級で、たいへん美味しい。。。 さぁ、これが、河崎さんが「ワガママで贅沢な趣味の部屋」とおっしゃるチーズ工房。事務室側から見学用のガラス越しに撮ったもので、手前の事務所も写りこんだ写真です。 牧場の仕事のかたわら、河崎さんが、「趣味で」と強調なさっているチーズ作り。 なぜなら、室内清掃や器具清浄も含めて、全てが、お一人での手作業、しかも紛れない「保存料・添加物なし」のため、量産は絶対に無理なので、ネットに紹介されたりしてもネット販売は、今のところ不可能なのです。 私が見せていただいた時に作っていらしたのは下の3種。 ストリングチーズ。おなじみ、裂けるタイプのチーズです。 下はカチョカヴァッロ類似のもので、成形直前まではストリングチーズと同じなのだそうです。焼くとたまらなく美味しいです。お餅ともたいへん合うのです、コレが!! ご存知のゴーダ系。2月始めに熟成室に入れたものを、やや早いらしいのですが、そこそこ頃合と出して切って下さいました。ミルクの香り高く、おつまみにすると、やめられません。 チーズは家庭での冷蔵庫保管も大事ですが、なるべく新鮮なうちに、食べる30分くらい前に冷蔵庫から出しておくのがいいようです。 あまり冷たいと、充分な香りが楽しめません。 下は、私たちが到着した時(上の写真によると時刻は3時)に、朝からの細かな工程ののち、ちょうど発酵までを終えていた「チーズの素」です。 絞りたての牛乳からこの形になるまでに、厳重な温度管理の下、実に細かな工程があるのですが、それらの全てをお一人でやっています。 この部屋全体が、雑菌を持ち込んではたいへんなので、特に搾乳作業後の人間は、シャワー後でなければ家族でさえ入れてはもらえない、まさに「聖域」です。 趣味とはおっしゃっても、もちろん、地元のJAに「売り物」として卸しているため、保健所の許可を得るために30分おきの温度管理その他が記録されるこのような機械も導入。 たいへん高価な機械なので、「ワガママな趣味」とご本人はおっしゃいます。 もともとは北海道の農業改良普及員だった河崎さん、生乳の有効利用などの広い視野にたった上での私財を投じた個人的な研究努力なので、敢えて「趣味」とおっしゃる姿はたいへん謙虚で、頭が下がりました。 同時にイキイキとしたご様子は、次の言葉、あまりにも安直な言葉で避けたいのですが・・・表現力がなく、お許しください・・ 眩しいほどに輝いていらっしゃいました。 熟成の進んだものをこの熟成室からひとつ取り出してくださいました。 写真でご紹介するには不向きな包丁類なので控えますが、フランスから持ち帰ったというチーズ切りで、四半分に切って、この真空包装機で包装してくださいました。 この機械も数十万円のもの。一度に処理できるのは2袋程度なのだそうで、製品になるまでの手間がよくわかります。 はい、セミハード(ゴーダタイプ)のナチュラルチーズ、製品版です。 後ろのラベルの原材料名は、「生乳、食塩」のみ。 上の、発酵機から出して熟成室に入れるまでの一連の工程も、そうそう見られるものではないため、ぜひご紹介したいのです。 でも、このひとつの記事では入らないので、出来るだけ続けて、私が寝オチしなければ、今夜中の次回に。 [生活・趣味]ランキングに登録しています ここをクリックで1票です どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m 引っ張っているわけでも勿体つけているわけでもなく、写真が多すぎて、ご紹介したいことが多すぎて、申し訳ありません! 次回のチーズ作成工程も、これまた必見です。

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