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 alpen@ Re:JAZZベーシスト 伝法諭 さんのこと(07/29) オフィスDENの電話番号を見つけることが出…
2006/11/23
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カテゴリ:BOOKS

私や我が家にとって、「良い作家」を超えた存在でした。
無類の優しさの中に秘めた激しさには、壮絶という形容も当てはめたいような面もあり、ある面では決して譲らぬ頑固さに、反発する方もまた多かった作家さんです。

ただ、そんな灰谷健次郎さんの優しさを、

混ぜ物のないホンモノの優しさ

と感じさせるだけの作品群を見ると、

どんな批判も薄汚れたものに見えてしまう、という意味で、

稀有な、純粋作家

だったと思います。

お会いしたこともない多くの優れた方の訃報に接して、無念・残念と思うことは多いのですが、瞬間で涙ぐむというのは、ここ数十年、なかったことです。

病に侵されていたことは知ってはいましたが、教育基本法の政府案があのような形で衆議院で可決されてしまった今、この時期に、灰谷健次郎さんが亡くなるというのは、あまりに辛い出来事です。
呆けた数日になってしまいそうで、怖いほど。

一昨年だったか、鎌田慧さん灰谷健次郎さんがお見えになるというだけで参加を決めた会合がありました。
その時にはすでに病気がかなり進行していらしたご様子で、その会合にも、容態が芳しくないということで、ご欠席でした。
お見舞いのファンレターを書きたいと思いながら、なんだか恥ずかしくて書かず・出さずでしたが、のちに、他の作家さんの文章ですが、一通のファンレターが作家さんにとってどれほどの励みになるかというものに触れて、書いてみようかな・・・などと思ったこともあったのに、実現させずにいました。

今回の教育基本法の件や報道が増えている「いじめ」問題・多様化する家族の問題等々に関係して、またまた灰谷さんのご著書、

「少女の器」


←(これは河出書房からのハードカバーですし、楽天さんには、文庫本としては、1999年の「角川文庫」からのものしかありませんが、私の手持ちは、すでに和解した新潮社から平成4年に出された文庫モノで、新潮文庫:「 は-8-14 」400円。こちらがオススメです。)を再読したりして、ご容態を気にかけていたのが、今思い起こすと、ちょうど今回再入院をなさった時期に符合します。

この「少女の器」には、灰谷さんが常々お考えだろうと思われる、「子ども」と呼ばれて括られてしまう、個の人間としての尊厳と崇高な精神が、描かれていると感じます。

大人と呼ばれる人々よ、
  傲慢になることなかれ!


の強いメッセージを感じます。

あの時に、なぜファンレターを書かずに済ませてしまったのかと、深い後悔に苛まれそうです。

今はただ、涙のうちに、合掌するのみ。



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よろしくお願いします。








最終更新日  2006/11/23 06:13:07 PM
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