2007/09/04(火)11:09
この際だから良かったと思おうか、嶽本野ばら逮捕
嶽本野ばら!
貴方本人がバラでもユリでもロリでもいいけれど、少女文化で生業を立てている自覚があるなら、もう少しマシな私生活をと望みたかったです。
色々許せないことが多い昨今です。
庭に毒入りアンパンを投げ入れられて、それを食べた飼い犬が死んでしまった(=殺された)という、数日前に大阪で起きた事件のニュースからのあれこれ書こうとしていたのですが、書き始めたとたんに目に飛び込んだ「嶽本野ばら、大麻不法所持で逮捕」のニュース.......
やはり捨て置けないのです、これは。
文化を語るにしては凡そ品位の無いその容貌・風体が、常に気になっていた嶽本(たけもと)野ばら。
「乙女のカリスマ」とやらの浮ついた言葉で評されるのは我慢するとしても、中原淳一に自分を重ねるような言説だけはお願いだから取り下げて欲しいと、思っていました。
っていうか、「それいゆ」に対しての「それいぬ」って、単語はどうあれ、パロディですよね?
人はダレでも、男であれ女であれ若くても老いていても、少なからずロリィタコンプレクスを有しているというのは、私の持論です。
でもこの場合の「ロリィタコンプレクス」というのは、男性の「児童性愛」としてのいわゆるロリコンとは異なった意味での「『少女というもの』にまつわる共同幻想」とでも言える類のもので、近代以降の芸能文化を語る上では外せない概念のことです。
私自身、サブカルチャーという言葉を便宜的には用いてはいますが、わざわざ「サブ」を冠してカルチャーというからには、「ほんたうの」カルチャーとの線引きって誰がどんな風にしているの?という、皮肉に充ちた棘だらけの言葉を隠し持ったりもしています。
それら様々な思いや言葉を全て包括した意味合いで「おたく」を標榜してもいるわけです。
・・・と、話がどんどんズレてゆきますが、これではとんでもないことになりそうなので、やめて.....
嶽本野ばらを支持してきた「乙女」のみなさん、
嶽本野ばらは、多くの先人の作り上げた「少女文化」のなかから、自分の目に付いて手の届く限りのものを寄せ集めてこねくり回し、ただの醜い粘土の塊にしてから、ごまかしのために安っぽいナイロンベールをかぶせて、さらにそれを見破られまいとして薄暗い照明の部屋で展示していただけ、
ということに気づいて欲しいなぁ
と、このおばさんは思っているわけですヨ。
で、嶽本野ばらの本質(正体)を知りながら、「乙女」達とは違うオトナ事情で支持してきた「業界」のみなさんには、猛省を!---と言っても空しいのですが---、ひとつ、よろしく。
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