急にイカ飯が食べたくなって
久し振りに、皮目が真っ黒の活きの良さそうなスルメイカがとても安かったので、イカ刺しにするつもりで買いました。そんな日に限って、夕飯時に急に用事ができて、その日のイカ刺しは断念。次の日になると、見事に皮の色は薄くなってしまっていて、前日の面影はありませんでした。仕方がないので大根と一緒にでも煮ようかな・・・と思った時に、あの、イカを煮た時の独特の匂いが思い出されて、その匂いからの連想で、突然、「どうしてもイカ飯が食べたい!」と思ってしまいました。でも、もち米がないので、それを買いに行っていては時間が遅くなるし、もち米はどうしても吸水時間が長く欲しいし、で、いったんはあきらめかけたのですが、食べたいとなったらどうしても食べたい!という食いしん坊根性はおさまらず、ふと思い出したのが少しばかり残っていた古代米。古代米は基本的にはうるち米だけれど、独特の噛み心地だからと、それで作ることにしました。オマケに、早く仕上げてしかもイカを柔らかく煮るのに最適な圧力鍋を使ってと。それならいっそ、さいの目大根も入れて・・・などと考えて、ネットで探したのですが大根を入れたものはなく、変わりに見つけたのが、「人参とホウレン草入りのイカ飯」でした。・・・大根入りは、イカ飯が大好きでどっさり食べたいけれど、餅米でおなかがきつくなりすぎるのを避けたいという、私の父の工夫だったのかもしれません。どちらにしても、大根を入れると微妙に味が薄くなるため、途中の味見ができない圧力鍋でイカ飯を作る時には調味料の割合はキッチリ分っていなければですし、イカは2杯しかないし、なので、「人参とホウレン草」に合いそうなシイタケも入れてそのレシピの調味料の割合で作ったのがコレ。どうしても今食べたい!と思って作ったせいか、もち米は入っていないのに、今までで最高の美味しさに感じました。私の「料理番組」(笑)を楽しみにしていてくれる一部の「函館人」と「余市人」のために、一応の材料と簡単な作り方を書いておきますね♪<圧力鍋で作る野菜入りイカ飯> 分量は、大きめのスルメイカ2杯で作るイカ飯の量【煮汁】酒:80cc、味醂:50cc、醤油:50cc、砂糖:大匙1、水:300cc生姜:2~3cmくらいのを1片、 生姜は好みで、あとから上に散らしたい時には千切り。 私はそれはしないのであとから取り出しやすいように小さめの乱切り。【イカの詰め物とイカの下ごしらえ】イカ:大振りのスルメイカ2杯は、足を引っ張りながらワタごと抜いて、 軟骨を取り除いて、水道水で中をすっかり綺麗にしておく。 (私は足は詰めません。特に厚めのスルメイカを使う時には、 ゲソを詰めるとイカと中身のバランスが悪くなるのです。)お米:半カップ強を研いで15分以上吸水させてから ザルで水を切っておく。ニンジン:5~7mm角でイカの胴の長さの7分くらいの長さで、ホウレン草:適当に(笑)(人参もホウレン草も、イカ1杯につき4~5本が適当かな?)しいたけ:乾燥椎茸ではなく生シイタケで、薄切りに【作り方】1.イカを横置きにして、野菜類を、折れに気をつけて先の方まで入れる2.米は長めのスプーンなどを使って先から入り口まで均一になるように入れる※人参と米はイカの入口側のあまり近くまで入れないように、 2cmくらいは入口から奥に入っていてその容量の7分目くらいがちょうどよい分量 イカの大きさで中身の分量は変わるので、気をつけること お米は膨らむので、詰めすぎは禁物です 特に圧力鍋を使わない時には、詰め過ぎるとコメが生煮え状態になります3.イカの入口は爪楊枝で留める。4.圧力鍋に(必ず煮汁を煮たててから)、3.のイカを並べて、 シュルシュルタイム15分のあと、火を止めて蒸らし時間5分以上。 圧力鍋を使わない時には、水の量をイカがヒタヒタになる程度にして 落とし蓋をして弱火で35分、火を止めて10分以上置く。 (普通の鍋の時は、途中、煮汁を確認して焦がさないように気をつけて!) ※どちらも、自然放置で冷ますと、味がしっかり染み込みます。5.すぐに食べる時には、煮汁をカップ1くらい小鍋に取って煮たて、 水溶きカタクリでとろみをつけたものを、切り分けた上にかけるか お皿にその汁をはって上に切り分けたものを並べる。ランキング投票はこちら クリック よろしくお願いします。