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テーマ:暮らしを楽しむ(383426)
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みなさん、お久しぶりです。割り込みブログでごめんなさい。
実は子供のころから一緒に育ってきた、姉代わりの私の従姉が一年半の闘病の後なくなり、バタバタしながらもぽっかりとどっかが抜け落ちたように、なんだか気力がなくて。 でも、ちょっとずつ復帰してきました~!! 産後ウツの時もそうだったように、気分は2度と立ち直れないようなそんな気分なんだけど、頭はちゃんといつか元気になれるって知っているから、今回も大丈夫。 さて、そんなこんなでご無沙汰していたのですが、今回はわが従姉の素敵なお葬式についてお話したいと思います。 闘病生活をしていたこともあり、また私たち5人(私たち姉妹や従姉で5人。一緒に育ってきたの)はよく死んだらどうするのか、という話を昔からしていたこともあり、いづみちゃんというこの従姉はしっかり自分のお葬式について指示をして逝ってしまいました。 これがなかなか、彼女のわがまま振りが発揮されていてとても素敵なお葬式だったんです。 まず、私たちはクリスチャン(なんと日本ではめずらしい4代目)なので、「お葬式」とは呼ばず「召天(しょうてん)記念パーティー」と呼んでくれ、とのこと。 天国に神様から呼ばれて行った記念の日だと呼べってこと。 なので、喪服禁止。 牧師先生もローブ禁止。家族&出席者は結婚式に行くときのような格好で参列するように、とのお達し。 牧師も35年間の牧師生活で初めてローブなしで、お葬式改め召天記念パーティーを執り行ったそう。 私も前夜式(お通夜です・・・)も含めロングドレスで出席しました。 お花は色とりどりで、いづみちゃんがお花が好きだったこともあり、まぁそれはお花だらけ。 大きな礼拝堂がお花の香りで満ち溢れていました。上の方はゆりの花。 下に行くにつれて、いろんな色がグラデーションで入っていて、一番下はいづみちゃんが大好きだったひまわりでいっぱいでした。 いづみちゃんが好きだった歌を何曲も歌い、参列してくださった何百人ものかたがたも、自分が大好きなドレスやお着物でいらしてくださいました。 そして、これも本人の希望で、飾ってあったお花でブーケをいっぱい作り、お友達はそれをもって帰りにおいしいケーキとお茶がいただけるお店に行って。 たぶん知らない人がみたら、豪勢な結婚式だと思ったかも。 普通のお葬式とはぜんぜん違ったけれど、素敵なお葬式でした。 教会でのお葬式はお金がかからないので、お花料(お香典です)は一切受け取らず、骨は教会の納骨堂が無料で使えるので将来はそこへ置いていただくことにしました。 毎週、みなさんが覚えて納骨堂に立ち寄って下さるので、そこがいちばんいいかな、と。 自分のお葬式を楽しみに計画をたてつつ、それでも家族との時間をもっと持ちたいと生きるために戦ったいづみちゃん。 参列してくださった人も、涙をぼろぼろと流しながらもとてもよいお葬式だったと言ってくださいました。 最後まで自分流で輝いていた従姉の「召天記念パーティー」。 私のお葬式もあんな風にしてほしいなぁ、と。 ちなみにいづみちゃんの妹や夫は、自分の時にはまぶたに目玉を書き込んでくれ。ほっぺたにしっかり頬紅を塗ってくれ。眉毛は濃くつなげてくれ。 みんながお別れに覗き込んだときに思わずわらっちゃうようにしてほしいと言っていました。 そうよね、天国に行ったら心は残していった体にはないんだから。 私のほうが長く生きることができたら、そのとおりにしてあげようと思っています。 いづみちゃんのお葬式のおかげ(?)で、私たち親族の「お葬式」観念は変わってしまったような気がします。 自分のお葬式、どんなお葬式がいいですか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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