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カテゴリ:出産日記~自宅出産しちゃうまでの日記~
学生のころ、いつも私は自分探しをしていた。
通訳になりたい!と周囲に言ってはいたものの、 自分で起業したいとか、手に職をつけたいとか、 つまりは目の前に広がる選択肢を選べずに、 「何かないかなー」と毎日迷いながら生きていた。 自分に向いている職業は?自分の情熱をかけられることって? 毎日、自問自答していた。 恥ずかしいことに、そのときの私は、 恋愛以上に、夢中になれるものがなかった。 勉強したくて選んだ大学なのに、勉強が面白いとも思えなくなっていた。 心のそこでは、こんな自分嫌だな、素敵じゃないなって思っていた。 私にとって当時の彼は魅力的な人で、彼に追いつきたい、もっと精神的に 強くなりたいと思い、彼氏の真似をしてバックパックを背負って、一人、 夏休みを丸々使って旅に出ることにした。 私は、ドイツ文学を専攻していたので、 旅の合間にドイツで語学学校に3週間入学することに決めた。 そこでは、たった一人のアジア人だったので正直言って周囲の人たちから 浮いている感じだったり、文法はクラスで一番できるのに、会話がまったく駄目だとか、 変な差別にあったりと、自分の弱点を知ることができて、 とても濃密な時間をすごすことができた。 短い間だったけど、集中して会話のトレーニングができたおかげでドイツ語運用能力が 飛躍的に伸びた。 そして、私はこんな女性になりたいと思える人物に出会った。 彼女は70歳にして私のクラスメイトだった。フィンランド出身で、元教師だった人だ。 日本では考えられない光景だった。20代と70代が同じクラスでともに勉強しているなんて! 「勉強がすきなのよ」 「ずっと学び続けたい」 私は、思った。 こんな女性になりたい、と。 そして今、あのときから約10年の月日を経て、 学び続けたい、働き続けたいと思っている女性たちを応援する側(あまり役に立っていないけど) に立つチャンスを協会から与えてもらっている。 会社で(簡単な)通訳をやっているよりも、翻訳をしているよりもずっとずっと充実感がある。 思い描いた10年後の私とは、かなり違っているけれども、 私は今、幸せだ。(子供が保育園に入って、だんな様とともに独立して働き出したらもっともっと 思い描いた自分に近づき、より一層幸せを感じるだろう、と確信している) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お久しぶりです。
今の自分が好き!って思えることは、とっても大事ですよね。 そう思うことで、さらに自分らしく、生きられるように思います。 思い描いた未来とは違っていても、今の自分のことを好きといえるような人生ならば、それはそれで、いいんじゃないかと思えるようになりました。 お互いに、楽しく、明るく笑って人生を送りたいですね。 またお会いできる日を楽しみにしています☆ (2006.11.28 01:03:33)
この日記を書いてくださったのはどなたなのでしょう。
今、私はEBS講師要請講座に通っていて、まわりは若いお母様方なのに私だけ孫がいるおばあちゃんです。 講座に通うもともとの動機は孫とサインでお話できたらなぁと言う軽い気持ちだったのですよ。 でも、皆さんの意気込みはすごいです。 楽しいので一緒にお勉強させていただいているのですが、いろいろ気にしながらやっています。 私はまだかろうじて50代なのですが、この日記の70代の方はすばらしいなぁと感動しました。 またこれからお勉強していく力がわいて来ました。 ありがとうございました。 恥を忍んで書き込みました。 (2006.11.28 07:00:35) |